ほっこり心が温まる小説おすすめ15選!癒されたい時、感動したい時に読みたい珠玉の作品
仕事や日常の忙しさに疲れたとき、心を癒してくれる物語に出会いたいと思うことがありますよね。今回は、思わず笑顔になったり、涙したりする、15冊の心温まる小説をご紹介します。
それぞれの作品には、心をホッとさせてくれるエピソードや、人生の新しい視点を与えてくれる魅力が詰まっています。お気に入りの一冊を見つけて、癒しの読書時間を楽しんでくださいね。

『阪急電車』有川 浩
隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車―人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。
『図書館戦争』、『三匹のおっさん』、『空飛ぶ広報室』など人気作が多い有川浩さんの心温まる全16話の短編集です。2008年にラジオドラマ化、漫画化、2011年に中谷美紀さん主演で映画化されています。
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』東野圭吾
東野作品史上、もっとも泣ける感動作! 世界累計1300万部突破!
あらゆる悩み相談に乗る不思議な雑貨店。そこに集う、人生最大の岐路に立った人たち。過去と現在を超えて温かな手紙交換がはじまる……張り巡らされた伏線が奇跡のように繋がり合う、心ふるわす物語。
『容疑者Xの献身』、『流星の絆』などで有名な東野圭吾さんの長編小説。第7回中央公論文芸賞受賞作品です。2013年と2016年、2017年に舞台化。2017年には山田涼介さん主演で映画化、2020年にはミュージカル化されました。
時間と空間を超えた人々のつながりを描いた感動的な一冊。クライマックスでは伏線が見事に回収され、涙を誘う展開が待っています。
『ツバキ文具店』小川糸
鎌倉で小さな文具店を営むかたわら、手紙の代書を請け負う鳩子。今日も風変わりな依頼が舞い込みます。友人への絶縁状、借金のお断り、天国からの手紙……。身近だからこそ伝えられない依頼者の心に寄り添ううち、仲違いしたまま逝ってしまった祖母への想いに気づいていく。大切な人への想い、「ツバキ文具店」があなたに代わってお届けします。
『食堂かたつむり』、『つるかめ助産院』などの著者としても有名な小川糸さん。本作は2017年本屋大賞第4位にランクインした大人気のハートフルストーリーです。2017年ラジオドラマ化、多部未華子さん主演でテレビドラマ化しています。続編は『キラキラ共和国』です。
代書屋としての仕事を通じて、主人公が亡き祖母との絆を深め、人々に寄り添う姿が心に響きます。読了後、思わず手紙を書きたくなる、そんな一冊です。
『木曜日にはココアを』青山美智子
わたしたちは、知らないうちに誰かを救っている――。
川沿いを散歩する、卵焼きを作る、ココアを頼む、ネイルを落とし忘れる……。
わたしたちが起こしたなにげない出来事が繋がっていき、最後はひとりの命を救う。
小さな喫茶店「マーブル・カフェ」の一杯のココアから始まる12編の連作短編集。
読み終わった後、あなたの心も救われるやさしい物語です。
インスタフォロワー数200万人のミニチュア写真家・田中達也氏がカバーを手がけています。
本作がデビュー作の青山美智子さん。第1回未来屋小説大賞で入賞している作品です。開成中学など多くの入試問題で出題されている作品でもあります。
カフェを舞台にした12編の連作短編集。一杯のココアをきっかけに始まる物語が、少しずつ人々をつなぎます。心地よい読後感が魅力です。
『大事なことほど小声でささやく』森沢明夫
身長2メートル超のマッチョなオカマ・ゴンママ。昼はジムで体を鍛え、夜はジム仲間が通うスナックを営む。名物は悩みに合わせた特別なカクテル。励ましの言葉を添えることも忘れない。いつもは明るいゴンママだが、突如独りで生きる不安に襲われる。その時、ゴンママを救ったのは、過去に人を励ました際の自分の言葉だった。笑って泣ける人情小説。
『虹の岬の喫茶店』を代表作に、ノンフィクション、絵本などさまざまな作品を手掛ける森沢明夫さんの笑いと涙が詰まった連作短編集です。2022年に後藤剛範さん主演で映画化されています。
個性的なキャラクターたちが織りなす物語は、読む人の心を癒してくれます。人間関係に疲れた時に、ぜひ手に取ってみてください。
『かもめ食堂』群ようこ
ヘルシンキの街角にある「かもめ食堂」。日本人女性のサチエが店主をつとめるその食堂の看板メニューは、彼女が心をこめて握る「おにぎり」。けれどもお客といえば、日本おたくの青年トンミひとり。ある日そこへ、訳あり気な日本人女性、ミドリとマサコがやってきて、店を手伝うことになり…。普通だけどおかしな人々が織り成す、幸福な物語。
2006年に小林聡美さん、片桐はいりさん、もたいまさこさん主演で映画化され、大変話題となった本作。北欧フィンランドのヘルシンキで小さな食堂を営む女性が主人公です。異国の地で奮闘しながらも、人々との触れ合いを通じて自身の居場所を見つけていく物語です。
美味しそうな料理描写や温かな人間関係が癒しを与え、日常にほっこり感をもたらしてくれます。
『虹の岬の喫茶店』森沢明夫
小さな岬の先端にある喫茶店。そこには美味しいコーヒーと、お客さんの人生に寄り添う音楽を選曲してくれるおばあさんがいた。彼女は一人で店を切り盛りしながら、時折海を眺め何かを待ち続けていた。その店に引き寄せられるように集まる、心に傷を抱えた人々――彼らの人生は、その店との出逢いで、変化し始める。疲れた心に寄り添う、癒し小説。
千葉県鋸南町の明鐘岬に実在する喫茶店をモチーフに執筆された作品。2012年にラジオドラマ化、2014年に吉永小百合さん主演で映画化されました。訪れた人々の人生を変える不思議な喫茶店が舞台。カウンター越しに交わされる心温まる会話や、思いがけない出会いが描かれます。
読み進めるごとに、目に見えない大切なものに気付かされる、心が洗われるような作品です。
『ギフト』原田マハ
もやもやとした気持ちを抱いて私は旅に出る(「この風がやんだら」)。大学時代の親友の結婚式へ向かう特別な近道(「コスモス畑を横切って」)。海外留学の前夜、桜並木の下を父親と歩く(「そのひとひらを」)。エニシダの枝に飾られた、彼からのメッセージ(「花、ひとつぶ」)。
希代のストーリーテラーが、慌ただしい日常の中に潜む小さな幸せを描き出す、心温まる20の物語(ギフト)。
母と娘の切ない絆を描いた短編「ながれぼし」を併録。
『楽園のカンヴァス』の著者としても有名な原田マハさんの贈り物をテーマにした連作短編集。ひとつひとつの話がとても短いのに、印象的。まるで詩集のような物語です。挿絵も美しく、さらりと心を温めたいときにおすすめです。
『舟を編む』三浦しをん
出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作!
『まほろ駅前多田便利軒』、『風が強く吹いている』などの著者としても有名な三浦しをんさん。本作はもともと雑誌『CLASSY.』に連載されていた小説です。2012年、本屋大賞を受賞しています。2013年には松田龍平さん主演で映画化されています。2016年にテレビアニメ化、2024年に池田エライザさん主演でテレビドラマ化されています。
地味とも思える仕事の中に、登場人物たちの人生が凝縮されています。ユーモアと感動が絶妙に織り交ぜられ、読後感も爽やかな一冊です。
『ファミレス』重松清
料理は、優しさなんだ。誰かのためにつくる時が、一番うまくなるんだ。
何気ない日常を軽快なコメディータッチで描きながら、現代人ひとりひとりの真の意味での自立と共生のあり方を見通す力強い作品です。
街なみも日常のくらしも、家族のかたちも変わる。だからこそ、変わらないものが生きる支えになる。手間ひまをかけるから美味しい。料理も、人生も。「これから」を生きるすべての人たちへ―おかしくて切なくて滋味に富む、震災以降の物語。一年ぶりの長編小説!
『ビタミンF』、『定年ゴジラ』などの著者としても有名な重松清さんの長編小説です。2017年に『恋妻家宮本』として阿部寛さん主演で映画化されました。作中、たくさんのレシピが登場し、ちょっぴりお腹がすく作品です。
『お探し物は図書室まで』青山美智子
2021年本屋大賞第2位!!
「お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?」
仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。
自分が本当に「探している物」に気がつき、明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。
『木曜日にはココアを』の著者でもある青山美智子さん。本作は2021年本屋大賞第2位を獲得しています。また本作が米「TIME」誌で「2023年の必読書100冊」に選ばれ、唯一の日本人作家として選出されたことでも話題となりました。
『猫のお告げは樹の下で』青山美智子
『木曜日にはココアを』で第1回宮崎本大賞を受賞した青山美智子の2作目が待望の文庫化。
失恋のショックから立ち直れないミハルは、ふと立ち寄った神社で、お尻に星のマークがついた猫――ミクジから「ニシムキ」と書かれたタラヨウの葉っぱを授かり、「西向き」のマンションを買った少し苦手なおばの家を訪れるが……。中学生の娘と仲良くなりたい父親。なりたいものが分からない大学生……。なんでもない言葉をきっかけに、思い悩む人たちの世界がガラッと変わっていく――。 お告げの意味に気づいたとき、ふわっと心があたたかくなる。7つのやさしい物語です。インスタフォロワー数250万人超のミニチュア写真家・田中達也氏がカバーを手がけています。
こちらも青山美智子さんの作品。第13回天竜文学賞を受賞しています。猫がもたらす不思議な出来事と、7人の登場人物たちが前向きになる姿が描かれています。優しい気持ちになれる一冊。
『昨夜のカレー、明日のパン』木皿泉
夫を亡くした嫁と義父は共に暮らし、その死を受け入れていく。本屋大賞第2位、ドラマ化の感動作。書き下ろし短編収録!
脚本家の木皿泉さんの小説家としてのデビュー作。第27回山本周五郎賞候補作、第11回本屋大賞で2位を獲得しています。2014年に仲里依紗さん主演でテレビドラマ化しています。少し変わった設定ですが、いつの間にか心にすうっとなじむ不思議な物語。
『西の魔女が死んだ』梨木香歩
二度と再び、まいの世界が元に戻ることはなかった。
学校に足が向かなくなった少女が、大好きな祖母から受けた魔女の手ほどき。何事も自分で決めるのが、魔女修行の肝心かなめで……。
中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。
本作がデビュー作の梨木香歩さん。本作で日本児童文学者協会新人賞、新美南吉児童文学賞、第44回小学館文学賞を受賞しています。2005年ラジオドラマ化、2008年にサチ・パーカーさん、高橋真悠さん主演で映画化されています。
優しい文章が読者の心に深く響く一冊です。
『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ
家族よりも大切な家族
幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。
その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない〝父〟と暮らす。
血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。
大絶賛の2019年本屋大賞受賞作。
解説・上白石萌音
本作は累計発行部数130万部をこえる大人気のハートフルストーリー。2019年に本屋大賞を受賞、紀伊國屋書店・キノベス!2019大賞を受賞。第31回山本周五郎賞で候補にもなりました。2021年永野芽郁さん主演で映画化されています。誰かを愛すること、愛されることについて深く考えたくなります。
まとめ|ほっこり心が温まる小説おすすめ15選!癒されたい時、感動したい時に読みたい珠玉の作品
心が温まる小説は、日常の疲れを癒し、心に安らぎをもたらしてくれます。
今回ご紹介した15冊は、どれも人と人のつながりや、小さな奇跡が描かれた珠玉の作品ばかりです。
例えば、『阪急電車』では日常の中に潜む温かさに気づき、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』では時空を超えた感動のストーリーに心を打たれるでしょう。
また、『ツバキ文具店』や『木曜日にはココアを』では、登場人物たちの優しさに触れることができます。
どの本も、読後に心がほっこり温かくなること間違いなし!ぜひ、手に取ってみてくださいね。
