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芦沢央のおすすめ小説13選|巧みな描写に心がざわめく名作ミステリー

ミステリー界で注目を集め続ける芦沢央さん。緻密な心理描写と、人間の闇を静かに描き出す作風は、多くの読者の心を捉えて離しません。

今回はそんな芦沢央さんの作品の中でも、特におすすめしたい作品をピックアップ!『嘘と隣人』が第173回直木賞候補にもなり、話題となっている芦沢央さん。未読の作品がある方はぜひチェックしてみてくださいね。


『許されようとは思いません』

超弩級のどんでん返し、5連発!!
ミステリーランキングを席巻した傑作短編集が遂に文庫化。
2019年本屋大賞ノミネート『火のないところに煙は』で話題沸騰の著者の飛躍作を読み逃しなく!
絶賛の声、声、声!
実に緊密で、サスペンスに満ちていて、どんでん返しも鮮やかだ。(共同通信)――池上冬樹
ミステリー短篇の醍醐味をたっぷり味わえる一冊(「SPRiNG」2016年9月号)――瀧井朝世
とにかく最良にして極上。(「小説新潮」2016年8月号)――村上貴史
連城三紀彦から米澤穂信『満願』へと流れた血が、さらにいまここに受け継がれた(「STORY BOX」2016年8月号)――宇田川拓也
「これでおまえも一人前だな」
入社三年目の夏、常に最下位だった営業成績を大きく上げた修哉。
上司にも褒められ、誇らしい気持ちに。
だが売上伝票を見返して全身が強張る。
本来の注文の11倍もの誤受注をしていた――。
躍進中の子役とその祖母、凄惨な運命を作品に刻む画家、
姉の逮捕に混乱する主婦、祖母の納骨のため寒村を訪れた青年。
人の心に潜む闇を巧緻なミステリーに昇華させた5編

Amazon公式紹介文より引用

全5編からなる短編集で、いわゆる“イヤミス”として評価される作品。第68回日本推理作家協会賞(短編部門)候補、第38回吉川英治文学新人賞候補、2016年「週刊文春ミステリーベスト10」第7位、2017年「このミステリーがすごい!」第5位にランクインしています。短編ですが、どんでん返しもしっかり楽しめ、重厚な読書体験ができる一冊。


『悪いものが、来ませんように』

緊迫感あふれる二人の関係から目を逸らせない。――作家 小野不由美
助産院の事務に勤めながら、紗英は自身の不妊と夫の浮気に悩んでいた。誰にも相談できない彼女の唯一の心の拠り所は、子供の頃から最も近しい存在の奈津子だった。そして育児中の奈津子も母や夫と理解し合えず、社会にもなじめず紗英を心の支えにしていた。二人の強い異常なまでの密着が恐ろしい事件を呼ぶ。紗英の夫が他殺体で見つかったのだ。これをきっかけに二人の関係は大きく変わっていく! 一気読みが止まらない、そして驚愕のラスト! 「絶対もう一度読み返したくなる!」「震えるような読後感!」と絶賛された傑作心理サスペンス!(解説:藤田香織)

Amazon公式紹介文より引用

どこか不思議な違和感を感じつつ読み進めていくと、思った通りに騙さる!読後に読み返したくなる作品です。緻密な心理描写にページをめくる手が止まらなくなりますよ。


『罪の余白』

高校のベランダから転落した加奈の死を、父親の安藤は受け止められずにいた。娘はなぜ死んだのか。自分を責める日々を送る安藤の前に現れた、加奈のクラスメートの協力で、娘の悩みを知った安藤は。

Amazon公式紹介文より引用

第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞した作品。芦沢さんのデビュー作でもあります。2015年、内野聖陽さん主演で映画化されています。女子高生の転落死をめぐって、父親が真実に迫っていくサスペンスです。緊張感のある展開で、ぐいぐい読み進められます。


『僕の神さま』

ラスト、せつなさ迫るミステリー
「知ってる? 川上さん、父親に殺されたらしいよ」僕が通う小学校で広がった、少女の死の噂話。川上さんは父親から虐待を受けていたが、協力を得られないまま転校したと聞いていた。しかも彼女の怨念が図書室の「呪いの本」にこめられたという怪談にまで発展する。日常のさまざまな謎を解決し、僕も「神さま」と尊敬する水谷くんは、噂の真相と呪いの正体に迫るが……。ラスト世界が反転する、せつないミステリー。

Amazon公式紹介文より引用

小学5年生の僕と、神さまと呼ばれているクラスメイトの水谷くんが謎を解き明かしていく連作短編ミステリー。小学生が主人公のミステリーですが、重めな部分もあり、考えさせられます。静かな余韻を楽しみたい方におすすめです。


『夜の道標』

一九九六年、横浜市内で塾経営者が殺害された。事件発生から二年、被疑者である元教え子の足取りは今もつかめていない――。殺人犯を匿う女、窓際に追いやられながら捜査を続ける刑事、そして、父親から虐待を受けている少年。それぞれの守りたいものが絡み合い、事態は思いもよらぬ展開を迎える。日本推理作家協会賞受賞作。(解説)山田詠美

Amazon公式紹介文より引用

第76回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞作品。1996年という年代、虐待、貧困、障害などテーマが重めな社会派ミステリーです。2025年秋、吉岡秀隆さん主演でテレビドラマ化されることが決定されています。


『嘘と隣人』

ミステリ・ランキング常連の注目作家による、新境地連作ミステリ。
地獄は始まる。あなたの隣の小さな悪意から……。

Amazon公式紹介文より引用

第173回直木賞候補作品。定年退職した刑事が主人公の連作短編ミステリー。身の回りで起きるちょっとした事件の根底を探り、些細な悪意、小さな嘘を見抜いていきます。日常の怖さを知りたい方におすすめの作品。


『火のないところに煙は』

この恐怖、一生モノ。
2019年本屋大賞ノミネート!
静岡書店大賞受賞!
山本周五郎賞ノミネート!
週刊文春ミステリーベスト10国内部門第5位!
このミステリーがすごい! 国内編第10位!
ミステリが読みたい! 国内篇第7位!
ミステリ×実話怪談の奇跡的融合で絶賛を浴びた注目作がついに文庫化。
「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。忘れたいと封印し続けていた痛ましい喪失は、まさにその土地で起こったのだ。私は迷いながらも、真実を知るために過去の体験を執筆するが……。謎と恐怖が絡み合い、驚愕の結末を更新しながら、直視できない真相へと疾走する。読み終えたとき、怪異はもはや、他人事ではない――。(解説・千街晶之)

Amazon公式紹介文より引用

2018年「週刊文春ミステリーベスト10」第5位、2019年「このミステリーがすごい!」第10位にランクインしています。ミステリー要素も強く、「単なる怪談では終わらない」ストーリー展開が特徴的です。


『汚れた手をそこで拭かない』

第164回直木賞候補作。
ひたひたと忍び寄る恐怖
ぬるりと変容する日常
話題沸騰の「最恐」ミステリ、待望の文庫化。
閉鎖空間に監禁された
デスゲームの参加者のような切迫感。
──彩瀬まる
平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、元不倫相手を見返したい料理研究家……
きっかけはほんの些細な秘密だった。
保身や油断、猜疑心や傲慢。
内部から毒に蝕まれ、
気がつけば取返しのつかない場所に立ち尽くしている自分に気づく。
凶器のように研ぎ澄まされた“取扱い注意”の傑作短編集。

Amazon公式紹介文より引用

第164回直木三十五賞候補、第42回吉川英治文学新人賞候補、2020年「週刊文春ミステリーベスト10」第5位、2021年「本格ミステリ・ベスト10」第14位にランクインしている本作。日常に潜む些細な秘密が崩壊を招く恐怖を描いた短編集です。登場人物の心情の移ろいが巧みに描かれ、誰もが共感してしまう感情を逆手に取った展開が魅力的です。


『バック・ステージ』

「まさか、こうきたか」幕が上がったら一気読み!注目作家の痛快ミステリ!
新入社員の松尾は忘れ物で戻った夜の会社で、先輩社員の康子がパワハラ上司の不正証拠を探す場面に遭遇。そのまま巻き込まれる形で、片棒を担がされることになる。翌日、中野の劇場では松尾たちの会社がプロモーションする人気演出家の舞台が始まろうとしていた。その周辺では息子の嘘に悩むシングルマザーやチケットを手に劇場で同級生を待つ青年、開幕直前に届いた脅迫状など、それぞれ全く無関係の事件が同時多発的に起きていたが、松尾と康子の行動によってそれらは少しずつ繋がっていく、そして……。バラバラのピースが予測不能のラストを象る。いま、最も注目される作家芦沢央の驚愕・痛快ミステリ!

Amazon公式紹介文より引用

舞台業界を舞台にした連作ミステリー。芦沢さんにしては少し珍しいタッチのドタバタ感を感じるミステリーです。キャラが立っていて、スピード感もあり、芦沢さんの作品を読みなれていない初心者さんでも読みやすい作品。


『貘の耳たぶ』

自ら産んだ子を「取り替え」た、繭子。発覚に怯えながらも、息子・航太への愛情が深まる。一方、郁絵は「取り替えられた」子と知らず、息子・璃空を愛情深く育ててきた。それぞれの子が四歳を過ぎた頃、「取り違え」が発覚。元に戻すことを拒む郁絵、沈黙を続ける繭子、そして一心に「母」を慕う幼子たち。切なすぎる「事件」の、慟哭の結末は……。

Amazon公式紹介文より引用

取り違えではなく、「取り替え」をテーマにした衝撃作。産後の不安定な心理状態、母としての葛藤、罪悪感などを描き、希望溢れる出産とはまたひと味違った側面を知ることができる作品です。いったい何が最良なのか、切なさに胸を締め付けられます。


『今だけのあの子』

その友情、いつまで?
物語は予想を裏切り、鮮やかに反転する!
「女の友情」に隠された5つの秘密
新婦とは一番の親友だと思っていたのに。大学の同じグループの女子で、
どうして私だけ結婚式に招かれないの……(「届かない招待状」)。
環境が変わると友人関係も変化する。「あの子は私の友達?」
心の裡にふと芽生えた嫉妬や違和感が積み重なり、友情は不信感へと変わった。
「女の友情」に潜む秘密が明かされたとき、驚くべき真相と人間の素顔が浮かぶ、
傑作ミステリ短篇集全五篇。

Amazon公式紹介文より引用

女性の友情をテーマにした5編のゆるくつながる連作短編集。イヤミス的な要素はありつつも、読後、どこかほっとする感覚を味わえます。ほかの芦沢さんの作品とは終わり方が少し異なる作品です。ライトなテイストの芦沢さん作品を読みたい時におすすめ。


『神の悪手』

羽生善治氏推薦!! 「棋は対話なり」を連想させる作品集です。
凪良ゆう氏悶絶!! 腹が立つほどの傑作。勝負に生きる苛烈さと、その果てにのみ生まれる光に胸が搔き毟られた。
たとえ破滅するとしても、この手を選びたい。
驚きと感動の連続!限界に挑む人々の運命の瞬間をとらえた、心揺さぶる将棋ミステリ。
26歳までにプロになれなければ退会――苛烈な競争が繰り広げられる棋士の養成機関・奨励会。 リーグ戦最終日前夜、岩城啓一の元に対局相手が訪ねてきて……
追い詰められた男が 将棋人生を賭けたアリバイ作りに挑む表題作ほか、運命に翻弄されながらも前に進もうとする人々の葛藤を、驚きの着想でミステリに昇華させた傑作短篇集。

Amazon公式紹介文より引用

将棋界を舞台にした短編集。奨励会やプロ棋士の厳しさと、挫折・野心・嫉妬といった人間ドラマが交錯します。将棋が好きな方はもちろん、将棋を知らない読者にもしっかりと伝わるように工夫された語り口も魅力のひとつです。


『いつかの人質』

盲目の少女はなぜ二度も誘拐されたのか。注目作家のサスペンス・ミステリー
宮下愛子は幼いころ、ショッピングモールで母親が目を離したわずかなすきに連れ去られる。それは偶発的に起きた事件だったが、両親の元に戻ってきた愛子は失明していた。12年後、彼女は再び何者かによって誘拐される。一体誰が? 何の目的で? 一方、人気漫画家の江間礼遠は突然失踪した妻、優奈の行方を必死に探していた。優奈は12年前に起きた事件の加害者の娘だった。長い歳月を経て再び起きた、「被害者」と「加害者」の事件。偶然か、それとも二度目の誘拐に優奈は関わっているのか。急展開する圧巻のラスト35P! 文庫化に当たり、単行本から改稿されたシーンも。大注目作家のサスペンス・ミステリー。(解説:瀧井朝世)

Amazon公式紹介文より引用

幼少時に誘拐された少女が、12年後に再度誘拐されてしまうというユニークな状況設定のミステリーです。「愛」のかたちを再度考えたくなる作品。


まとめ|芦沢央のおすすめ小説13選|巧みな描写に心がざわめく名作ミステリー

芦沢央さんは、日常に潜む違和感や人間の心理を描写するのが非常にうまい作家さんです。短編も長編もそれぞれの良さがある作品ばかり。心にずんと重くのしかかる感覚を楽しんでみてください。未読の作品があったら、ぜひ、手に取ってみてくださいね。


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