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雨にまつわるミステリー小説おすすめ10選|雨の日に読みたい、静かな余韻が響くミステリー小説

雨の日は、ミステリー小説の世界に入り込むのにぴったりの時間です。窓を打つ雨音、濡れた街、閉ざされた館、じめじめとした季節の不穏な空気。雨は物語の背景になるだけでなく、事件の印象や登場人物の心情をより深く際立たせてくれます。

今回は、タイトルや物語に、雨が印象的に関わるミステリー小説を厳選してご紹介!しっとりとした余韻が残る作品から、本格ミステリー、青春ミステリー、警察小説、ホラーミステリーまで幅広く選びました。気になった本はぜひ手に取ってみてくださいね。


『死神の精度』伊坂幸太郎

好きなものは音楽、嫌いなものは渋滞。彼が仕事をすると必ず雨が降る――。クールで真面目な死神・千葉は、人間の世界に溶け込み、七日間の調査で対象者の「死」に可否の判断を下す。自分の運命を知らない人々と旅行をしたり、窮地に陥ったり。死神と人の奇妙なかけあいが癖になる傑作短編集。著者の特別インタビューも収録!
【新装版にあたり加筆修正をしています。】

Amazon公式紹介文より引用

『重力ピエロ』、『アヒルと鴨のコインロッカー』、『ゴールデンスランバー』などの著者としても有名な伊坂幸太郎さんの代表作のひとつ。第57回日本推理作家協会賞短編部門を受賞、第134回直木三十五賞候補、2006年本屋大賞第3位、2005年「週刊文春ミステリーベスト10」第4位、2006年「このミステリーがすごい!」第12位にランクインした作品です。2006年ラジオドラマ化、2008年に金城武さん主演で映画化されています。軽やかな会話と不思議な設定の奥に、人生の終わりをめぐるやさしいまなざしがある一冊です。


『龍神の雨』道尾秀介

添木田蓮と楓は事故で母を失い、継父と三人で暮らしている。溝田辰也と圭介の兄弟は、母に続いて父を亡くし、継母とささやかな生活を送る。蓮は継父の殺害計画を立てた。あの男は、妹を酷い目に合わせたから。――そして、死は訪れた。降り続く雨が、四人の運命を浸してゆく。彼らのもとに暖かな光が射す日は到来するのか? あなたの胸に永劫に刻まれるミステリ。大藪春彦賞受賞作。

Amazon公式紹介文より引用

『向日葵の咲かない夏』、『シャドウ』、『カラスの親指』などの著者としても有名な道尾秀介さんの作品。第12回大藪春彦賞受賞、第31回吉川英治文学新人賞候補、2009年「週刊文春ミステリーベスト10」第8位、2010年「このミステリーがすごい!」第9位にランクインした作品です。雨がもたらす閉塞感と、家族の痛みが強く残るミステリーです。


『さよなら妖精』米澤穂信

1991年4月。雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。遠い国からはるばるおれたちの街にやって来た少女、マーヤ。彼女と過ごす、謎に満ちた日常。そして彼女が帰国した後、おれたちの最大の謎解きが始まる。謎を解く鍵は記憶のなかに――。忘れ難い余韻をもたらす、出会いと祈りの物語。『犬はどこだ』の著者の代表作となった、清新な力作。解説=鷹城宏

Amazon公式紹介文より引用

『氷菓』に始まる〈古典部〉シリーズ、『満願』、『黒牢城』などの著者としても有名な米澤穂信さんの初期作品。青春小説の澄んだ空気と、ミステリーとしての静かな緊張感が重なった一冊です。日常の謎から始まり、最後には遠い国の歴史や祈りが胸に迫ります。


『地下街の雨』宮部みゆき

都会の孤独。通り過ぎてしまう愛。でも希望は捨てない。きっとまた輝きの季節はくるのだから…。大都会の片隅で夢を信じて生きる人びとを描く、愛と幻想の作品集。(解説・室井 滋)

Amazon公式紹介文より引用

『火車』、『理由』、『模倣犯』などの著者としても有名な宮部みゆきさんの作品。社会派ミステリーの重厚さだけでなく、人の心の揺れを丁寧にすくい取る宮部作品らしさが味わえます。短編で読みやすく、雨の日に少しずつ読み進めたい一冊です。


『蒼海館の殺人』阿津川辰海

館が沈めば、探偵も、犯人も、全員死ぬ
濁流押し寄せる館の連続殺人。
雨が止むころ、僕らは生きているのか。
☆☆☆
2019年『紅蓮館の殺人』(講談社タイガ)がスマッシュヒットを記録し、
2020年『透明人間は密室に潜む』(光文社)が続々ランクインの26歳による最高傑作!
↓
☆「2021本格ミステリ・ベスト10」(原書房)国内ランキング 第1位
☆「このミステリーがすごい! 2021年度版」(宝島社)国内編 第2位
☆「週刊文春ミステリーベスト10」(文藝春秋)第2位
☆「ミステリが読みたい! 2021年度版」(ハヤカワミステリマガジン)国内篇 第3位
☆☆☆
学校に来なくなった「名探偵」の葛城に会うため、僕はY村の青海館を訪れた。
政治家の父と学者の母、弁護士にモデル。
名士ばかりの葛城の家族に明るく歓待され夜を迎えるが、
激しい雨が降り続くなか、連続殺人の幕が上がる。
刻々とせまる洪水、増える死体、過去に囚われたままの名探偵、それでも――夜は明ける。
新鋭の最高到達地点はここに、精美にして極上の本格ミステリ。

Amazon公式紹介文より引用

『紅蓮館の殺人』、『透明人間は密室に潜む』、『入れ子細工の夜』などの著者としても知られる阿津川辰海さんの作品。第22回本格ミステリ大賞(小説部門)候補、2021年「週刊文春ミステリーベスト10」第8位、2022年「このミステリーがすごい!」第5位、「本格ミステリ・ベスト10」第2位にランクインした作品です。大雨によって孤立した館で、殺人事件が起こる本格ミステリー。〈館四重奏〉シリーズの一作で、前作『紅蓮館の殺人』に続き、災害と本格ミステリーを組み合わせた構成が印象的です。長めの作品ですが、謎解きの密度が高く、館ものが好きな方におすすめです。


『梅雨物語』貴志祐介

謎を解くたびに、絶望は深まる。貴志祐介が描くホラーミステリの極北 。
自ら命を絶った青年が残したという1冊の句集。元教師の俳人・作田慮男は、かつての教え子から依頼を受け、俳句の解釈を進める。沖縄の情景を描いた句を読み解いていくうち、恐るべき秘密が浮かび上がってくる(「皐月闇」)。遊廓で蝶のような花魁たちと遊ぶ夢を見る男の末路、広い庭を埋め尽くす色とりどりのキノコがもたらす幻覚。静かに忍び寄る恐怖と緻密な謎解きが読者を圧倒する3編を収録。著者真骨頂のホラーミステリ。

Amazon公式紹介文より引用

『黒い家』、『青の炎』、『新世界より』、『悪の教典』などの著者としても有名な貴志祐介さんの作品。ホラー、ミステリー、SFを横断してきた作家ならではの緊張感があります。怖さだけでなく、人の心に潜む罪や欲望まで描かれているため、読後にざらりとした余韻が残ります。


『教室に雨は降らない』伊岡瞬

家庭と学校の闇を照らす、希望の連作ミステリー!
森島巧は公立小学校で音楽の臨時講師として働く23歳。音楽家の親の影響で音大を卒業するも、流されるように教員の道に進んでしまう。腰掛け気分で働いていた森島だが、学校で起こる予想外のトラブルに巻き込まれていく。モンスターペアレント、いじめ、無気力教師、学級崩壊。子どもたちのSOSサインを見抜き、手探りで解決していく中で、彼が見つけた真実とは? 曇りがちな私たちの心を晴れやかにする、希望の連作ミステリー。

Amazon公式紹介文より引用

『代償』、『悪寒』、『もしも俺たちが天使なら』などの著者としても知られる伊岡瞬さんの作品。学校を舞台にしていますが、単なる青春小説ではなく、大人の無力さや子どものSOSにも目を向けた物語です。重いテーマを扱いながら、読み終えたあとに希望が残る一冊です。


『雨に殺せば』黒川博行

大阪府警捜査一課“黒マメ”コンビが謎を解く! 直木賞作家の傑作ミステリ
大阪府警捜査一課 “黒マメ”コンビの元に事件の報せが舞い込んだ。現金輸送車襲撃事件について事情聴取した銀行員が、飛び降り自殺したという。銀行員2名が射殺され約1億1千万円が奪われた襲撃事件と、死亡した銀行員の関係は? ふたりはやがて真相に近づいていくが、新たな犠牲者が出てしまい――。

Amazon公式紹介文より引用

『疫病神』シリーズ、『破門』、『後妻業』などの著者としても有名な黒川博行さんの作品。第2回サントリーミステリー大賞佳作受賞作品です。黒川作品らしい関西弁の会話や刑事たちの掛け合いも魅力で、派手さよりも捜査小説の面白さをじっくり味わえる一冊です。


『事件当夜は雨』ヒラリー・ウォー

土砂降りの雨の夜、果樹園主を訪れたその男は「おまえには50ドルの貸しがある」と言い放つや、銃を発砲した! 霧の中を手探りするように手がかりを求めるフェローズ署長。試行錯誤の末に彼が見いだした、犯人の恐るべき正体とは? 警察の捜査活動を緻密に描きつつ、本格推理の醍醐味を満喫させる、巨匠ウォーの代表作。

Amazon公式紹介文より引用

『失踪当時の服装は』、『この町の誰かが』、『冷えきった週末』などで知られるヒラリー・ウォーの作品。警察小説の名手として知られ、現実味のある捜査過程を描く作風が特徴です。古典的な味わいのあるミステリーを読みたい方におすすめの一冊です。


『私雨邸の殺人に関する各人の視点』渡辺優

嵐で別荘に閉じ込められた訳ありの11人。持ち主の資産家老人が密室で殺された。
ミステリ好き大学生、雑誌編集者、無職金髪のチャラ男、自殺に失敗した謎の青年など、たまたま集ったはずなのに、メンバーに意外な関係性があった。だが、事件を解決するはずの名探偵が……いない。
一体誰が事件を解決してくれるのか? 読み出すと止まらない新感覚ミステリ!

Amazon公式紹介文より引用

『女王様の電話番』、『自由なサメと人間たちの夢』、『カラスは言った』などの著者としても有名な渡辺優さんの作品。クローズドサークルものの王道を踏まえながら、探偵役がいない状況そのものを物語の仕掛けにしています。館ものが好きな方はもちろん、少し変わった構成のミステリーを読みたい方にも向いています。


まとめ

雨にまつわるミステリー小説は、事件の不穏さや登場人物の心の揺れをより印象的に見せてくれます。雨音の中で静かに進む物語、嵐によって閉ざされた館、梅雨の湿度をまとった恐怖、雨女の探偵が登場するユニークな作品まで、同じ「雨」でも味わいはさまざまです。気になる作品があれば、ぜひ雨の日の読書リストに加えてみてくださいね。


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