雨にまつわるおすすめ絵本30選|梅雨の日・おうち時間・読み聞かせに選びたい名作絵本
雨の日は外遊びができず、子どもとの過ごし方に迷うことがあります。そんなときに取り入れたいのが、雨をテーマにした絵本です。
雨音、傘、長靴、かえる、あじさい、虹など、雨にまつわる絵本には季節を感じられるものや、心がほっとする物語がたくさんあります。梅雨の読み聞かせはもちろん、保育園・幼稚園での季節の絵本選び、おうち時間の過ごし方にも役立ちます。今回は雨の日に読みたいおすすめ絵本を30冊ご紹介!小さな子ども向けの楽しい絵本から、少し大きくなっても味わえる名作まで、年齢やシーンに合わせて選べるようにまとめました。気になった絵本はぜひ、手に取ってみてくださいね。

『かさ』太田大八
雨の中を女の子が赤いかさをさしておとうさんをむかえにいくまでに、ドラマチックで楽しいできごとに合う。墨一色の中に赤いかさを配した絵で伝える文字のない絵本。
『雨、あめ』ピーター・スピアー
雨がふってきた。おねえちゃんとおとうとは雨具にきかえ、かさをさして外にでる。水たまりであそんだり、雨水の流れをみたり…。雨の中でいきいきと変化する、いつもとちがうせかい。すばらしい雨の一日を描いた、ことばのない絵本。●厚生省中央児童福祉審議会推薦
『あめ ぽぽぽ』ひがしなおこ・きうちたつろう
ある雨の日、ぼくはママといっしょに公園に出かけます。
ぽぽぽ、さあさあ、ぴとぴと、じゃくじゃく、きらきら…など、歌人・東直子がつむぐ、リズミカルに光る言葉の数々。
子どもも大人も心地よくなる、雨粒が語りかけてくる絵本です。
『あめかな!』U.G.サトー
暗い空から、ぽつり。あかいしずく。ぽつり。あおいしずく。おおきなあおいしずくが、びしゃっ、ぱしゃっ。そして、むらさき、ぐんじょう、エメラルドのしずくがざあざあ、ざあざあ。なないろの雨がふってきたよ。そうして雨は静かにやんで、ももいろの光がおりてきた……。
白い紙にカラーインクをたらし、紙を傾けることでインクの筋、つまり色の雨を作り出す、という独自の技法を編み出したU.G.サトー氏。雨がふりだし、やがて本ぶりとなり、それから雨があがるまでの時の流れを、象徴的に描きます。赤ちゃんの感性にダイレクトに訴えかける色彩と、耳に心地よい擬音語があいまって、発売当初から大きな反響を呼びました。きっと雨の日が待ち遠しくなる。きっと雨の日が好きになる。そんな絵本です。
『おさんぽ おさんぽ』ひろのたかこ
雨上がりに外に出かけると、景色がガラリと変わっています。葉っぱからは水滴がしたたり落ち、カタツムリやカエルは元気に歩き回ります。そこにお気に入りの長靴を履いて飛び出せば、心躍るおさんぽの始まりです。
この絵本では、視点を地面すれすれに据えて、長靴の歩く後を追ってゆきます。ですから見えるのは主人公の足もとだけ。随分と地味だとお思いですか? でもこれが、子どもたちがいつも見ている風景です。大人はすたすたと通り過ぎてしまうようなアリの巣、紫陽花、それから大きな水たまり。そのひとつひとつに立ち止まって、地面をじっと眺めます。だから子どものおさんぽは時間がかかりますね。大好きな長靴が履けるとなったらなおさらです。作者・広野多珂子さんの息子さんも、長靴が大好きでした。いつも泥んこにになって帰ってきて、長靴の中は泥水でぐっしょぐしょ。そんな息子さんがこの絵本のモデルです。
『おつかい』さとうわきこ
雨の日に、わからんちんの女の子がおつかいをたのまれました。「あしがぬれちゃう」「ふくがぬれちゃう」と大さわぎ。やっと、おつかいに出かけることになりましたが……。
『あかいかさ[新版]』ロバート・ブライト・しみずまさこ
わたしのちいさなあかいかさ。あめふがふったら、こいぬ、こねこ、にわとりに、こうさぎ…みんなが、つぎつぎにやってきて…。アメリカを代表する絵本作家が贈るロングセラー名作の新版。
『あめふりくまのこ』鶴見正夫・高見八重子
広く親しまれている「あめふりくまのこ」の歌が絵本になりました。
詩に合わせて物語のように画面を構成。詩情豊かな世界が広がります。
『どしゃぶり』おーなり由子・はたこうしろう
どしゃぶりは、雨つぶたちとしゃべったり、あそんだりできる特別なとき!たくさんの雨の音、雨つぶの、いろんな輝き。雨のにおい、水たまり、絵に耳をすますと、雨の音がきこえます。
どしゃぶりは、雨つぶたちとしゃべったり、あそんだりできる特別なとき!
たくさんの雨の音、雨つぶの、いろんな輝き。
雨のにおい、水たまり、絵に耳をすますと、
雨の音がきこえます。
『バムとケロのにちようび』島田ゆか
雨の日曜日。サッカーもすなあそびもできない。そんな日には,ちらかったへやをかたづけて,おかしを用意して,それから本を読もうと……。
『おじさんのかさ』佐野洋子
雨の日におじさんが出会った素敵なできごと
りっぱなかさがぬれるのがいやで、かさをさそうとしないおじさん。ある雨の日、子どもたちの歌をきいたおじさんは、はじめてかさを広げてみました。すると……。
厚生省中央児童福祉審議会推薦文化財/全国学校図書館協議会選定図書
/日本図書館協会選定図書
『あめのひのおるすばん』岩崎ちひろ・武市八十雄
雨の日に留守番をする幼い少女の目に、そして胸に去来する一瞬一瞬のイメージが、繊細な水彩画と簡潔なことばによって、鮮やかにとらえられている。
『ぴっちゃん ぽっちゃん』ふくだとしお・ふくだあきこ
こねこのプチュは、雨の音にさそわれて散歩にでかけます。葉っぱの裏で雨宿りするちょうちょや、かたつむりにカエル……。雨の日ならではのおともだちがたくさん登場します。みんなでおうたを歌えば、キラキラ虹がかかりました。
『ぞうくんのあめふりさんぽ』なかのひろたか
今日は雨降り。それでもぞうくんはごきげん。かばくんを散歩に誘うと、お池の中ならいいよ、と言われ、2匹は池の中を歩き出します。
ご存じ『ぞうくんのさんぽ』の続編です。1作目も2作目も、よく絵をご覧いただくとわかるのですが、この絵本には、仰々しいキャラクター絵本にありがちな、派手な表現がありません。ぞうくんたちの表情も、しぐさも、シンプルそのもの。しかしこの絵を見た子どもたちは、派手な絵を見たとき以上の躍動感、主人公たちの心の動き、を感じます。
絵本の絵は、それ自体で完成品ではありません。子どもたちが文章を耳で聞き、絵を目で見て、心の中に自分自身の想像力で作り出す絵が、「絵本の絵」なのです。
『ぞうくんのあめふりさんぽ』は、簡潔な文章とおさえた表現の絵をもとに、子どもたちが心の中に自分自身で完成させる、絵本なんですね。
『すてきなあまやどり』バレリー・ゴルバチョフ・なかがわちひろ
ざあざあぶりのにわかあめ。ブタくんは大きな木の下であまやどりしたはずなのに、なぜかびしょぬれ。どうしてかっていうとね…。あまやどりの説明をするうち、どんどんエスカレートしていくブタくんのお話にページをめくる手がとまらなくなる、「雨の絵本」決定版! 迫力の観音開きページ付き。
『あめのひ』サム・アッシャー
朝、目がさめると、雨がふっていた。ぼくは、外に行きたくてたまらない。だって、雨の中であそびたいんだ。でも、おじいちゃんは、雨がやむのを待とうって言う。雨、やまないかな…。もう、やんだかな…。ようやく雨がやんだ。さあ、おじいちゃんと手紙をポストに出しに行こう! ドアをあけると…? 雨を楽しむ気持ちをていねいに描く、ファンタジックな楽しい絵本。作者は英国で活躍する若手イラストレーター。雨の季節にぴったりの絵本。
『あめのもりのおくりもの』ふくざわゆみこ
おおきなクマさんとちいさなヤマネくんシリーズの4作目、梅雨明け間近の夏が舞台です。雷が鳴り響く大雨の日、雷が怖いクマさんが布団をかぶってふるえていると、ヤマネくんが、なないろ谷にあじさいを見に行こうと誘いにきます。クマさんが断ると、ヤマネくんは独りで出かけていきました。しばらくすると、川からあふれた水がクマさんの家の中に。ヤマネくんが向かったなないろ谷は川の上流にあります。「ヤマネくんがあぶない! 」クマさんは怖いのも忘れて走り出しました……ヤマネくんの運命はいかに!
『くすのきだんちのあめのひ』武鹿悦子・末崎茂樹
くすのきだんちはどしゃぶりの雨です。かえるが嬉しそうに外に飛び出しました。ほかの住人たちはくすのきだんちの中で楽しく過ごします。さて、どんな過ごし方をしているでしょうか?
月刊保育絵本から生まれた大人気シリーズの第7弾。
違うことを認め合う住人たちの、優しく温かい思いやりが心にしみるシリーズ。
『あめふりうさぎ』せなけいこ
大雨の日に生まれたうさぎ。この子が泣くとなぜだか雨が「ザーッ」とふりだします。ある日えんそくに行けなかったうさぎは、おともだちを思って、ひっしに泣くのをこらえていると、おともだちから素敵なおみやげが……。甘えん坊のうさぎにめばえた思いやりの心を、あたたかく描きます
『あめのひのくまちゃん』高橋和枝
雨ってすてきと思える絵本。さっきまで遊んでいた野原は、雨が降るとどうなったのかと、くまちゃんは見に行きます。そこでは…。
『あめあめふれふれ ねずみくん』なかえよしを・上野紀子
あめがふってきたので
カサをさした、ねずみくん。
ところが、なかまがつぎつぎやってきて、
「カサなんて いらないよ! 」
しょんぼりしていた
ねずみくんですが・・・・・・。
心あたたまるラストに、おもわずクスッ!
ロングセラー「ねずみくんの絵本」シリーズの、
記念すべき30巻目の絵本です。
『ふしぎなかさやさん』たなか 鮎子
雨の日、家をとびだしたレミがはいったかさやさんには、ふしぎなかさがいっぱい。あるかさを開いたとたん、大変なことがおきて……
つまんない!と思っていた雨の日におきた、ふしぎな冒険。さまざまな雨の情景をうつしこんだかさと、なぞの猫の秘密。さて、かさやさんといっしょにレミは青空をとりもどせるのでしょうか。
パリ在住の著者が描く、ふしぎでうつくしいファンタジー。
『カエルのおでかけ』高畠那生
どしゃぶりの天気に喜び勇み、ピクニックに出かけるカエル。大洪水の中、デッキに横たわり、サングラスをかけて…。今注目の絵本作家、高畠那生が、何もかもがあべこべな世界をユーモラスに描いた最新作!
『わたしのかさは そらのいろ』あまんきみこ・垂石眞子
お母さんと傘屋さんに来た女の子は、青い傘を買ってもらいました。「だって、はれた ひの そらの いろよ」と女の子。青い傘を広げると、まるで青空の下にいるようです。「わたしの かさは そらの いろ あめの なかでも いい てんき」と歌いながら歩いていくと、ねずみたちが「いーれて」と言いながら傘のなかにとびこんできました。傘の下でねずみたちは「ほんとに てんきだねえ」「はれてる、はれてる」と大喜びです。やがて大きな動物や虫や鳥、さらに人間の友だちまで「いーれて」「いーれて」「いーれて」と傘に入ってきました。気がつけば青い傘はずんずん大きくなり、みんなの頭の上に広がっています。
日常の何気ない光景が、ちょっと不思議な世界に変わるさまを、とても自然に描いた作品です。傘をさして雨の中を歩く楽しさ、雨があがったときの気持ちよさの両方が、柔らかい言葉と伸びやかな絵で描かれています。
『かえるのあまがさ』与田凖一・那須良輔
お池の雨ふり、ぴちぱたぽん……。はっぱの雨がさをさしたかえるの行列がよろこんだ。
『あめふりさんぽ』えがしら みちこ
お気に入りのかさもって、ながぐつはいて、カッパ着て、じゅんびできたよ、いってきまーす。かえるやあじさい、おたまじゃくしと女の子のかわいらしい出会いが、楽しげな雨音とともに繰り広げられます。
『はこちゃん』のみずみずしい絵で魅了した、えがしらみちこさん初の自作絵本。ちいさな女の子の雨の日を追いかけた、ちょっぴりファンタジックなお話。雨音の楽しさや、雨に濡れた景色の美しさが、透明感あふれる水彩画で表現されています。雨の季節にぜひ読んでほしい絵本です。
『かさ』松野 正子・原田 治
雨の日も大好き、かさをさせるから! 小さい子どもたちの、そんな気持ちにぴったりの絵本です。赤いかさ、黄色いかさ、青いかさ、緑のかさ、透明のかさ、紺色のかさ、黒いかさ、カラフルな大きなかさ、いろんなかさが雨の日には大活躍です。はずむ言葉と美しい色の絵で、かさをさして歩く楽しさを描きます。今度の雨の日は、この絵本を読んでから、お出かけしてみましょう。
『あめといっしょに』田仲由佳
るうちゃんが外で遊んでいると、雨が降ってきました。
「これじゃあ遊べない。雨、やまないかなぁ」
木の下で雨宿りをしていると、やってきたクマに「雨と一緒に遊べば良いんだよ」と言われました。雨と一緒に遊ぶ方法とは……?
『でんでんでんしゃ』林 木林・ひがし ちから
「おいそぎでないかたは ごじょうしゃくださーい」。
しずくが光るぽたぽた橋、蔓がすべるつるつる峠、葉の上、葉の下、あじさいトンネル……
でんでんむしの電車は、ゆっくりのんびり走っていきました。
詩心がこもった雨を楽しむ絵本。 独自の視点から多彩な作品を発表している林木林と、想像の世界を色合いと構成力で巧みに表現するひがしちから。
二人の人気絵本作家の詩心がこもった作品です。
『あめのひえんそく』まつおりかこ
今日は遠足!でも、外は雨…。がっかりするモンタにお母さんが「モンタ、遠足に行くわよ!」。お母さんは、何とも楽しい「あめのひえんそく」に連れて行ってくれたのです。
まとめ
雨にまつわる絵本は、じめじめした季節をただ退屈に感じるのではなく、音やにおい、空の変化を楽しむきっかけになります。傘をさして出かけるお話、雨上がりの虹を描いた絵本、かえるや虫たちが登場する物語など、同じ「雨」でも絵本ごとに雰囲気はさまざまです。
梅雨の読み聞かせに選ぶなら、子どもの年齢に合った長さや絵の見やすさを意識すると、最後まで親子で楽しめます。雨の日のおうち時間に、お気に入りの一冊を見つけてみてくださいね。
