
「このミステリーがすごい!2026年版」絶対読みたい上位ランキング作品
毎年話題になる「このミステリーがすごい!」ランキング。2026年版に選出された作品も面白いものばかりです!今回は絶対に読んでおきたい国内、海外の上位5作品をご紹介。この機会にぜひ、手にとってみてくださいね。

【国内編1位】『失われた貌』櫻田智也
「このミステリーがすごい! 2026年版」(宝島社)国内編1位!
「週刊文春ミステリーベスト10 2025」(週刊文春2025年12月11日号)国内部門1位!
「ミステリが読みたい! 2026年版」(ハヤカワミステリマガジン2026年1月号) 国内篇1位!
周到に張られた伏線 閃きを導く手がかり
最後に裏返る真実 本を閉じた後に意味合いを変えるタイトル
ミステリに求めるすべてがここにある
これぞ、至高!
山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた死体が発見された。不審者の目撃情報があるにもかかわらず、警察の対応が不十分だという投書がなされた直後、上層部がピリピリしている最中の出来事だった。
事件報道後、生活安全課に一人の小学生男子が訪れ、死体は「自分のお父さんかもしれない」と言う。彼の父親は十年前に失踪し、失踪宣告を受けていた。
間を置かず新たな殺人事件の発生が判明し、それを切っ掛けに最初の死体の身元も判明。それは、男の子の父親ではなかった。顔を潰された死体は前科のある探偵で、依頼人の弱みを握っては脅迫を繰り返し、恨みを買っていた男だった。
無関係に見えた出来事が絡み合い、現在と過去を飲み込んで、事件は思いがけない方向へ膨らみ始める。
『蝉かえる』で日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞をW受賞した新鋭の書き下ろし最新刊は、初の長編にして、警察もの!
『蟬かえる』、『六色の蛹』などの著者としても有名な櫻田智也さんの作品。第16回山田風太郎賞候補、第14回山中賞受賞、「このミステリーがすごい! 2026年版」国内編1位、「週刊文春ミステリーベスト10 2025」国内部門1位、「ミステリが読みたい! 2026年版」国内篇1位と大変話題となった作品です。王道ミステリーの名作となる一作。
【国内編2位】『夜と霧の誘拐』笠井潔
『哲学者の密室』の“悲劇”再び
矢吹駆シリーズ最新作!
間違われた誘拐
連鎖する誘拐
前人未到、永久不滅の誘拐ミステリ
1978年の秋、矢吹駆とナディアは“三重密室事件”の記憶を持つダッソー家での晩餐会に招待され、アイヒマン裁判の傍聴記で知られるユダヤ人女性哲学者と議論する。
晩餐会の夜、運転手の娘・サラがダッソー家の一人娘・ソフィーと間違えて誘拐される。さらに身代金の運搬役に指名されたのはナディアだった。
同夜、カトリック系私立校の聖ジュヌヴィエーヴ学院で女性学院長の射殺体が発見された。
「誘拐」と「殺人」。混迷する二つの事件を繋ぐ驚愕の真実を矢吹駆が射抜く。
『バイバイ、エンジェル』、『煉獄の時』などの著者としても有名な笠井潔さんの作品。矢吹さんのデビュー作『バイバイ、エンジェル』から登場する矢吹駆を主人公とする「矢吹駆シリーズ」の最新作です。哲学の雰囲気漂う誘拐ミステリー。
【国内編3位】『禁忌の子』山口未桜
救急医・武田の元に搬送されてきた自身と瓜二つの溺死体。
彼はなぜ死んだのか、なぜ同じ顔をしているのか。
「俺たち」は誰なんだ。
現役医師が描く医療×本格ミステリ
第34回鮎川哲也賞、満場一致の受賞作
救急医・武田の元に搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。彼はなぜ死んだのか、そして自身との関係は何なのか、武田は旧友で医師の城崎と共に調査を始める。しかし鍵を握る人物に会おうとした矢先、相手が密室内で死体となって発見されてしまう。自らのルーツを辿った先にある、思いもよらぬ真相とは――。過去と現在が交錯する、医療×本格ミステリ! 第三十四回鮎川哲也賞受賞作。
本作で第34回鮎川哲也賞を受賞した山口未桜さん。本作がデビュー作で、現役医師であることも話題となりました。2024年、「週刊文春ミステリーベスト10」第4位、2025年の本屋大賞で第4位、「ミステリが読みたい!」2026年版第2位にランクインした息の長い作品です。
自分と瓜二つの死体と邂逅する救急科医師、武田航と旧友の消化器内科医師、城崎響介は二人が謎に迫っていくミステリーです。医療に関する描写がとてもリアル。考えさせられることの多い作品でもあります。
【国内編4位】『百年の時効』伏尾美紀
刑事たちの昭和は終わらない。
真犯人が見つかる、その日まで。
1974年に起きた一家惨殺事件。
未解決のまま50年――。
アパートで見つかった、一体の死体によって事件の針は再び動き出す。
嵐の夜、夫婦とその娘が殺された。現場には四人の実行犯がいたとされるが、捕まったのは、たった一人。策略、テロ、宗教問題……警察は犯人グループを追い詰めながらも、罠や時代的な要因に阻まれて、決定的な証拠を掴み切れずにいた。50年後、この事件の容疑者の一人が、変死体で発見される。
現場に臨場した藤森菜摘は、半世紀にも及ぶ捜査資料を託されることに。上層部から許された捜査期間は一年。真相解明に足りない最後の一ピースとは何か? 刑事たちの矜持を賭けた、最終捜査の行方は――。
感動、スリル、どんでん返し……。エンタメの妙味が全て詰まった、超ド級の警察サスペンス
第67回江戸川乱歩賞受賞作『北緯43度のコールドケース』でデビューした伏尾美紀さんの作品。昭和に起きた一家惨殺事件をめぐり、平成、令和へとつながる捜査の物語です。重厚感のある展開、キャラの立つ登場人物たちと読みごたえのある一作。
【国内編5位】『まぐさ桶の犬』若竹七海
ミステリ作家やミステリファンに熱い支持を受ける“葉村晶”が帰ってきた──!
タフで不運すぎる女探偵・葉村晶。
吉祥寺のミステリ専門書店〈MURDER BEAR BOOKSHOP〉でアルバイトとして働きながら、〈白熊探偵社〉のただ一人の調査員として働いている。
「さよならの手口」(2014年4位)、「静かな炎天」(2016年2位)、「錆びた滑車」(2019年3位)、「不穏な眠り」(2021年10位)と「このミス」上位常連の人気シリーズ、5年ぶりの書き下ろし長編が文庫で登場です。
「鼻からポタポタと血を垂らしながら考えた。いったいどこのどいつだ、わたしを殺そうとしているのは……。
心当たりは、ありすぎるほどあった」(本文より)
葉村晶も五十代に突入し、老眼に悩まされるお年頃。
魁皇学園の元理事長でミステリのエッセイストとしても名を馳せた乾巌、通称カンゲン先生に、<秘密厳守>で「稲本和子」という女性の行方を捜してほしいと頼まれた晶。
彼女の一人娘は学園の理事だったが、本屋で万引きしたとして留置中に急死していた……。
高級別荘地の<介護と学園地区構想>など、さまざまな思惑が絡み合い、
やがて誰もが予想のしない結末へ!
「静かな炎天」は「このミス」2位、「読書芸人」のカズレーザーさんや、のんさんも絶賛、2020年には、NHK総合で「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~」として連続ドラマ化もされています。
クールでドライでシニカルで、唯一無二の強烈な魅力を放つ葉村晶が、緑の古い小型車“毒ガエル”を駆って真実に迫ります。
『悪いうさぎ』、『錆びた滑車』などの著者としても有名な若竹七海さんの作品。「女探偵・葉村晶シリーズ」の最新作。テレビドラマ『ハムラアキラ〜世界で最も不運な探偵〜』としてNHKでも放送された人気シリーズで、孤高の女探偵をハードボイルドタッチで描いています。
【海外編1位】『私立探偵マニー・ムーン』リチャード・デミング
『このミステリーがすごい! 2026年版』(海外編)第1位!!
正統派ハードボイルドにして本格謎解き。
1940年代にすでにハイブリッド型私立探偵小説が誕生していた――。
弁護士ランダルから仕事の依頼で事務所に呼び出されたムーンは、待合室で長く待たされていた。応接室からは弁護士の声が聴こえるも、入ってこいとの合図はない。痺れをきらして応接室のドアへと突入するムーン。そこにはデスクに腰かけたままナイフを突き立てられたランダルの死体がのこされ、殺害犯は廊下へ続くドアから逃亡したものと思われたが……「フアレスのナイフ」をはじめ、義足の私立探偵マニー・ムーンの名推理全7篇を収録した連作中篇集。《ブラック・マスク》誌などで活躍し、のちにエラリー・クイーン名義のオリジナル作品も手がけた名手による、至宝の〝本格推理私立探偵小説〟ここに甦る!
『クランシー・ロス無頼控』などの著者としても有名なリチャード・デミングさんの作品。スピード感のある展開のハードボイルドミステリーです。
【海外編2位】『マーブル館殺人事件』アンソニー・ホロヴィッツ
『カササギ殺人事件』『ヨルガオ殺人事件』に続くシリーズ第3弾!
〈アティカス・ピュント〉シリーズの新作を巡る謎。
トップレベルの犯人当てミステリ!
ギリシアでの生活に区切りをつけ、ロンドンに帰ってきたわたし、スーザン・ライランド。フリーランスの編集者として働いていたところ、予想だにしない仕事が舞いこんできた。若手作家が名探偵〈アティカス・ピュント〉シリーズを書き継ぐことになり、その編集を依頼されたのだ。途中までの原稿を読んだわたしは、作者が新作に自分の家族関係を反映しているのを感じる。ということはこの作品のように、現実世界でも不審な死が存在したのか? 『カササギ殺人事件』『ヨルガオ殺人事件』に続く傑作登場!
『カササギ殺人事件』、『メインテーマは殺人』、『死はすぐそばに』などの著者としても有名なアンソニー・ホロヴィッツさんの作品。 『カササギ殺人事件』『ヨルガオ殺人事件』に続くシリーズ第3弾です。本作は2025年「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、「ミステリが読みたい!」2026年版第3位、「本格ミステリ・ベスト10」2026年版第1位など、ミステリーランキング上位に入る話題作。
【海外編3位】『ハウスメイド』フリーダ・マクファデン
全米200万部突破
恐怖と驚きに包まれる衝撃の一冊
前科持ちのミリーが手に入れた、裕福な家庭でのハウスメイドの仕事。だが、この家は何かがおかしい。不可解な言動を繰り返す妻ニーナと、生意気な娘セシリア。夫のアンドリューはなぜ結婚生活を続けていられるのだろうか? ミリーは屋根裏部屋を与えられ、生活を始める。しかし、この部屋には……。そして、家族にまつわる真相が明かされるや、それまでに目にしたものすべてがひっくり返る。恐怖と衝撃のエンタメ小説。
●ミステリが読みたい! 第1位(ハヤカワミステリマガジン2026年1月号 海外篇)
●週刊文春ミステリーベスト10 2025海外部門 第3位(週刊文春2025年12月11日号)
●このミステリーがすごい! 第3位(2026年 宝島社 海外編)
フリーダ・マクファデンさんは脳外科医として働きながら2013年に自費出版の小説でデビューを果たしたという異例の経歴を持つ作家です。本作は全米で200万部を達成、アメリカでは2025年に映画化された大人気作です。登場人物はたった5人で、海外作品としては非常に読みやすい作品。2025年12月には続編も発売されています。
【海外編4位】『罪の水際』ウィリアム・ショー
ケント州の海岸線に渦巻く複雑な人間模様と惨殺事件——。
CWA最優秀長篇賞最終ノミネート作品!
心的外傷後ストレス障害で休職中の女性刑事アレックスがランチタイムに遭遇したのは、花嫁ふたりの同性婚パーティ。そこへ山刀を隠し持った中年女性が乱入し、片方の花嫁に向かって「人殺し!」と叫ぶ騒動を引き起こす。中年女性は、一方の花嫁の元夫が7年前に行方不明になり妻に殺されたのではないかと疑う、母親だった。アレックスの介入によって事なきを得たが、これは複雑に入り組んだ悲劇のたんなる発端に過ぎなかった……。ケント州の海沿いの町ダンジェネスを舞台に、7年前の行方不明事件、夫婦惨殺事件、町民を巻き込んだ大規模な投資詐欺、そして意外な犯人像と意外な結末。‶イングランドの砂漠〟と呼ばれる町を舞台に複雑な人間ドラマを紡ぎだす、CWA(英国推理作家協会)最優秀長篇賞(ゴールド・ダガー)最終候補作品。
ニューヨーク・タイムズなどでジャーナリストとしても活躍するウィリアム・ショーさんの作品。英国推理作家協会(CWA)ヒストリカル・ダガーおよびゴールド・ダガーの候補などにも挙がっている作家さんです。複雑に絡み合う人間関係、盛りだくさんの設定などでぐいぐい引き込むミステリー。
【海外編5位】『夜明けまでに誰かが』ホリー・ジャクソン
閉じこめられた6人。
生き残るには、
この中の「誰かが抱える秘密」
を暴かなければ――
『自由研究には向かない殺人』の著者が贈る、
極限状況下の傑作サスペンス!
高校生のレッドは友人3人、お目付け役の大学生2人とキャンピングカーで旅行に出かけていた。だが人里離れた場所で何者かに狙撃され、車に閉じこめられてしまう。午前零時、狙撃者から連絡が。その人物は6人のうちの誰かが秘密を抱えている、命が惜しければそれを明かせと要求してきた。制限時間は──夜明けまで。『自由研究には向かない殺人』の著者が贈る究極のサスペンス!
『自由研究には向かない殺人』、『優等生は探偵に向かない』、『卒業生には向かない真実』の三部作の著者としても有名なホリー・ジャクソンさんの作品。生き残りを賭けたサバイバル青春ミステリーです。
まとめ
「このミステリーがすごい!」ランキングの上位作品は読んでおいて間違いない作品ばかり。ミステリー好きならチェックしておきたいですよね。気になった作品はぜひ、手にとってみてくださいね。