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高校生のうちに読んでおきたいおすすめの本50選|進路・人間関係・将来に迷う時だからこそ出会いたい、心を広げる作品たち

高校生の時期は、勉強や部活動、友人関係、そして進路選択など、さまざまなことに悩み、考える機会が増える年代です。そんな多感な時期に出会う一冊の本が、その後の人生の価値観や考え方を大きく広げてくれることがあります。

今回はそんな高校生の時期に読んでほしいおすすめの本を厳選して50冊ご紹介!気になった本はぜひ、手にとってみてくださいね。


感動・青春・成長を描く物語

思春期の悩みや友情、家族とのつながりをテーマにした作品。


『52ヘルツのクジラたち』町田 そのこ

2021年本屋大賞第1位。待望の文庫化。
52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一匹だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。そのためこの世で一番孤独だと言われている。
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる――。
〈解説〉内田剛

Amazon公式紹介文より引用

『1リットルの涙』木藤 亜也

15歳の夏、恐ろしい病魔が少女から青春を奪った。数々の苦難が襲いかかる中、日記を書き続けることが生きる支えだった。最期まで懸命に生きた少女の言葉が綴られたベストセラー。

Amazon公式紹介文より引用

『月まで三キロ』伊与原 新

全6編を収録したこの短編集は、それぞれに多彩な魅力に富んでいて、単行本発売以来、どれも人気を集めています。いわばハズレのない短編集なのですが、とりわけ人気の高いのは「エイリアンの食堂」。
舞台はつくば市にある食堂。ここは妻を亡くした男が切り盛りする定食屋なのですが、「エイリアン」とは、そこに来る風変わりな女性客。毎晩決まった時刻に来店しては、ひとりで定食を注文する。男の一人娘の鈴花はひそかにあだ名をつけるのですが、はたしてこの女性の素顔とは。作品のごく一部をご紹介します――。
プレアさんはもとの澄まし顔に戻り、ルーペのひもを首にかけた。
「(前略)これさえあれば、わたしは、どこにいても大丈夫」
「どこにいても?」
「そう。ジャングルでも砂漠でも、工場のラインでもネオン街でも。このルーペをのぞけば、そこにわたしの本当の居場所が見える。これをもらった頃のわたしに戻れる。わたしがわたしでい続ける勇気をくれる」
毎晩ひとり、定刻に定食だけを食べて帰る「プレアさん」は、世間的には孤独な女性にみえます。でも、読み進めるうちに、「ある情熱」が彼女の芯に燃えているのがわかってくる。そして、すべてが明らかになるとき、登場人物たちはみな、今まで想像もしなかった関係性のなかに、自分を発見することになるのです。
他の5編もふくめて、人物たちの変化に心うるおう物語ばかりです。お楽しみください!

Amazon公式紹介文より引用

『また、同じ夢を見ていた』住野 よる

250万部を超える大ベストセラー青春小説「君の膵臓をたべたい」。
その著者、住野よるの第二作目が、待望の文庫化。
友達のいない少女、リストカットを繰り返す女子高生、
アバズレと罵られる女性、一人静かに余生をおくる老女。
彼女たちの“幸せ"は、どこにあるのか。
「やり直したい」ことがある、“今"がうまくいかない
全ての人たちに贈る物語。

Amazon公式紹介文より引用

『汝、星のごとく』凪良 ゆう

2人の愛と選択を通して生きる意味を問う、
この秋、必涙の感動作がここに誕生する。
135万人が涙した、15年にわたる愛と選択の物語。
あなたと生きる、その痛みごと。
風光明媚な瀬戸内の島で育った暁海(あきみ)と母の恋愛に振り回され転校してきた櫂(かい)。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人が恋に落ちるのに時間はかからなかった。ときにすれ違い、ぶつかり、成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けた著者がおくる、あまりに切ない愛の物語【2023年本屋大賞受賞作】

Amazon公式紹介文より引用

『砂漠』伊坂 幸太郎

入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決……。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれを成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。

Amazon公式紹介文より引用

『さがしもの』角田 光代

あんたがその本を見つけてくれなけりゃ、死ぬに死ねないよ。
「おばあちゃん、幽霊になってもこれが読みたかったの?」運命を変え、世界につながる小さな魔法「本」への愛にあふれた短編集。
「その本を見つけてくれなけりゃ、死ぬに死ねないよ」、病床のおばあちゃんに頼まれた一冊を求め奔走した少女の日を描く「さがしもの」。初めて売った古本と思わぬ再会を果たす「旅する本」。持ち主不明の詩集に挟まれた別れの言葉「手紙」など九つの本の物語。無限に広がる書物の宇宙で偶然出会ったことばの魔法はあなたの人生も動かし始める。『この本が、世界に存在することに』改題。

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『くちびるに歌を』中田 永一

青春小説の新たなるスタンダードが文庫化!
長崎県五島列島のある中学合唱部が物語の舞台。合唱部顧問の音楽教師・松山先生は、産休に入るため、中学時代の同級生で東京の音大に進んだ柏木に、1年間の期限付きで合唱部の指導を依頼する。
それまでは、女子合唱部員しかいなかったが、美人の柏木先生に魅せられ、男子生徒が多数入部。ほどなくして練習にまじめに打ち込まない男子部員と女子部員の対立が激化する。
一方で、柏木先生は、Nコン(NHK全国学校音楽コンクール)の課題曲「手紙~拝啓 十五の君へ~」にちなみ、十五年後の自分に向けて手紙を書くよう、部員たちに宿題を課していた。
提出は義務づけていなかったこともあってか、彼らの書いた手紙には、誰にもいえない、等身大の秘密が綴られていた--。

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『きみはポラリス』三浦しをん

どうして恋に落ちたとき、ひとはそれを恋だとちゃんと把握できるのだろう。
すべての恋愛は、普通じゃない――誰かを強く大切に思うとき放たれる、宇宙にただひとつの特別な光。最強の恋愛小説短編集。
どうして恋に落ちたとき、人はそれを恋だと分かるのだろう。三角関係、同性愛、片想い、禁断の愛……言葉でいくら定義しても、この地球上にどれひとつとして同じ関係性はない。けれど、人は生まれながらにして、恋を恋だと知っている──。誰かをとても大切に思うとき放たれる、ただひとつの特別な光。カタチに囚われずその光を見出し、感情の宇宙を限りなく広げる、最強の恋愛小説集。

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『号泣する準備はできていた』江國 香織

私はたぶん泣きだすべきだったのだ。身も心もみちたりていた恋が終わり、淋しさのあまりねじ切れてしまいそうだったのだから――。濃密な恋がそこなわれていく悲しみを描く表題作のほか、17歳のほろ苦い初デートの思い出を綴った「じゃこじゃこのビスケット」など全12篇。号泣するほどの悲しみが不意におとずれても、きっと大丈夫、切り抜けられる……。そう囁いてくれる直木賞受賞短篇集。

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『そして、バトンは渡された』瀬尾 まいこ

家族よりも大切な家族
幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。
その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない〝父〟と暮らす。
血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。
大絶賛の2019年本屋大賞受賞作。
解説・上白石萌音

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『オルタネート』加藤 シゲアキ

高校生限定のマッチングアプリが必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、3人の若者の運命が、鮮やかに加速していく――。恋とは、友情とは、家族とは、人と“繋がる”とは何か。悩み、傷つきながら、〈私たち〉が「世界との距離をつかむまで」を端正かつエモーショナルに描く。渾身の青春小説。

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現代社会・多様性・生き方を考える本

社会の中での自分、他者との違い、人生の選択を考える作品。


『名前で呼ばれたこともなかったから』寮美千子

各メディアで話題を呼んだ少年刑務所の受刑者による詩集第二弾。
彼らの心の扉が詩を通して開かれ、宝石のような言葉が溢れ出す。
彼らはみな、加害者である前に被害者であった――。貧困、育児放棄や虐待、発達障害によるいじめ、厳しすぎるしつけ。過酷な子ども時代を過ごし、犯罪に走った、走らざるを得なかった少年たち。そんな彼らの葛藤や後悔、そして心の内に秘めた思いが、作家による「物語の教室」を通して、剝き出しの言葉となりそして詩となっていく。受刑者に寄り添い、向き合ってきた作家が編んだ奇跡の詩集、待望の第二弾!

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『14歳からの社会学』宮台 真司

読み終わった時、〈社会〉は
違って見えるはず
「これからの社会をどう生きればいいのか」―子どもたちも大人も不安を抱えている。そこで「社会を分析する専門家」である著者が、この社会の「本当のこと」を伝え、いかに生きるべきか、という問題に正面から向き合った。なぜ社会に「ルール」があるのか、「恋愛」と「性」、「仕事」と「生活」、「生」と「死」等の話題を、わかりやすく語った。重松清氏、大道珠貴氏との対談と、ブックガイドを新たに附す。

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『首里の馬』高山 羽根子

問読者(トイヨミ)――それが未名子の仕事だ。沖縄の古びた郷土資料館で資料整理を手伝う傍ら、世界の果ての孤独な業務従事者に向けてオンラインで問題を読み上げる。未名子は、この仕事が好きだった。台風の夜に、迷い込んだ宮古馬(ナークー)。ひとりきりの宇宙ステーション、極地の深海、紛争地のシェルター……孤独な人々の記憶と、この島の記録が、クイズを通してつながってゆく。第163回芥川賞受賞作。

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『何者』朝井 リョウ

想像力が足りない人ほど、他人に想像力を求める。
就活対策のため、拓人は同居人の光太郎や留学帰りの瑞月、理香らと集まるようになるが――。衝撃のラストが襲いかかる戦後最年少の直木賞受賞作。
就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。

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『おカネの教室』高井 浩章


お金の物差しで見極めれば世界の仕組みが見えてくる――!
「そろばん勘定クラブ」に入部した中学生の隼人と乙女。そこに現れたのは、次々と癖の強い質問を投げかける顧問の江守先生だった。
「お金を手に入れる6つの方法」って? 正しい借金の仕方は? 投資は何のためにある? 低金利の真犯人は? 貧富の格差はなぜ広がる?
3人の対話を通してお金の生きた知識が身につく、青春経済小説!
解説:池上彰

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『この世にたやすい仕事はない』津村 記久子

「一日コラーゲンの抽出を見守るような仕事はありますかね?」ストレスに耐えかね前職を去った私のふざけた質問に、職安の相談員は、ありますとメガネをキラリと光らせる。隠しカメラを使った小説家の監視、巡回バスのニッチなアナウンス原稿づくり、そして ……。社会という宇宙で心震わすマニアックな仕事を巡りつつ自分の居場所を探す、共感と感動のお仕事小説。芸術選奨新人賞受賞。

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『思考の整理学』外山滋比古

「東大・京大で1番読まれた本」として知られ、刊行以来40年以上読み継がれる〈知のバイブル〉の増補改訂版。2009年の東京大学での特別講義を新たに収録し、文字を大きく読みやすくしました。
自分の頭で考え、アイディアを軽やかに離陸させ、思考をのびのびと飛行させる方法とは?――広い視野とシャープな論理で知られる著者が、自らの体験をもとに提示する恰好の「思考法」入門書。

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『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』岸見 一郎、古賀 史健

「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない――
【対人関係の悩み、人生の悩みを100%消し去る〝勇気〟の対話篇】
世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠とされながら、日本国内では無名に近い存在のアルフレッド・アドラー。
「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、
対人関係を改善していくための具体的な方策を提示していくアドラー心理学は、
現代の日本にこそ必要な思想だと思われます。
本書では平易かつドラマチックにアドラーの教えを伝えるため、
哲学者と青年の対話篇形式によってその思想を解き明かしていきます。
著者は日本におけるアドラー心理学の第一人者(日本アドラー心理学会顧問)で、アドラーの著作も多数翻訳している岸見一郎氏と、
臨場感あふれるインタビュー原稿を得意とするライターの古賀史健氏。
対人関係に悩み、人生に悩むすべての人に贈る、「まったくあたらしい古典」です。

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『舟を編む』三浦しをん

出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作!

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『星の子』今村夏子

林ちひろは中学3年生。
病弱だった娘を救いたい一心で、両親は「あやしい宗教」にのめり込み、その信仰が家族の形を歪めていく。
野間文芸新人賞を受賞し本屋大賞にもノミネートされた、芥川賞作家のもうひとつの代表作。
《巻末対談・小川洋子》

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『ぼくは勉強ができない』山田 詠美

でも、おまえ、女にもてないだろ。
勉強よりも、もっと素敵で大切なことがあると思うんだ。退屈な大人になんてなりたくない。17 歳の秀美くんが元気潑剌な高校生小説。
ぼくは確かに成績が悪いよ。でも、勉強よりも素敵で大切なことがいっぱいあると思うんだ――。17歳の時田秀美くんは、サッカー好きの高校生。勉強はできないが、女性にはよくもてる。ショット・バーで働く年上の桃子さんと熱愛中だ。母親と祖父は秀美に理解があるけれど、学校はどこか居心地が悪い。この窮屈さはいったい何なんだ! 凛々しくてクールな秀美くんが時には悩みつつ活躍する高校生小説。

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ファンタジー・心の冒険

現実を離れて、想像力や希望を与えてくれる物語。


『月の影 影の海 (上) 十二国記 1』小野 不由美

「お捜し申し上げました」──女子高生の陽子の許に、ケイキと名乗る男が現れ、跪く。そして海を潜り抜け、地図にない異界へと連れ去った。男とはぐれ一人彷徨(さまよ)う陽子は、出会う者に裏切られ、異形(いぎょう)の獣には襲われる。なぜ異邦(ここ)へ来たのか、戦わねばならないのか。怒濤(どとう)のごとく押し寄せる苦難を前に、故国へ帰還を誓う少女の「生」への執着が迸(ほとばし)る。シリーズ本編となる衝撃の第一作。

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『夜は短し歩けよ乙女』森見 登美彦

新時代のとびらを開く、恋愛ファンタジーの大傑作。
黒髪の乙女にひそかに想いを寄せる先輩は、京都のいたるところで彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受ける珍事件の数々、そして運命の大転回。山本周五郎賞受賞、本屋大賞2位、恋愛ファンタジーの大傑作!

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『百年の孤独』ガブリエル・ガルシア=マルケス

奇妙な寒村を開墾しながら孤独に生きる一族。その宿命を描いた、目も眩む百年の物語。
1967年にアルゼンチンのスダメリカナ社から刊行されて以来、世界の名だたる作家たちが賛辞を惜しまず、その影響下にあることを公言している世界文学屈指の名著。現在までに46の言語に翻訳され、5000万部発行されている世界的ベストセラー。「マジック・リアリズム」というキーワードとともに文学シーンに巨大な影響を与え続けている。2022年にはNETFLIXが映像化の権利獲得を発表、大きな話題を呼んた。蜃気楼の村マコンドを開墾しながら、愛なき世界を生きる孤独な一族の歴史を描いた一大サーガ。解説=筒井康隆

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『図書館の魔女』高田 大介

鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女(ソルシエール)」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声を持たないうら若き少女だった。超弩級異世界ファンタジー全四巻、ここに始まる!

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冒険・挑戦・勇気の物語

困難に立ち向かう力、未知の世界への憧れを描いた作品。


『深夜特急』沢木 耕太郎

待望の文字拡大増補新版!
この地球の大きさを体感したいーー
人を旅へと駆り立て続ける不朽の名作!
第一章 朝の光 発端
アパートの部屋を整理し、引出しの中の一円硬貨までかき集め、千五百ドルのトラベラーズ・チェックと四百ドルの現金を作ると、私は仕事をすべて放擲して旅に出た……
第二章 黄金宮殿 香港
黄金宮殿という名の奇妙な宿屋に放り込まれた私は、香港中を熱に浮かされたように歩きまわり、眺め、話し、笑い、食べ、呑んだ。香港は毎日が祭りのようだった……
第三章 賽の踊り マカオ
香港の喧噪と熱狂を離れ、息抜きにマカオに立ち寄った私は、“大小"というサイコロ博奕に魅せられていった――。やろう、とことん、飽きるか、金がなくなるまで……
対談 出発の年齢 山口文憲 沢木耕太郎
新版特別収録 あの旅をめぐるエッセイI 狐寒

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『地上に星座をつくる』石川直樹

ぼくは未だ、旅の途上にいるーー。
山形、ヒマラヤ、パリ、知床、宮古島、アラスカ……
まだ見ぬ風景を追い求めて、世界中を旅した7年間の軌跡。
エベレストの山頂を眺めながら、この瞬間は二度と経験できないんだと思った。泣きたいくらい苦しいのに、それでもまたこの空間に身を置きたいと感じた――。
旅を続けるのは、自分の身体で世界を知りたいから。ガンジスの河口でカレーを味わい、カナダの森で松の香りをかぎ、沖縄の浜辺でクジラの皮膚に触り、知床の山でヒグマの足音を聞く。未知の風景を求め、そこだけに輝く一瞬を、撮って、繫げた、かけがえのない7年間の旅の記録。

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『青年は荒野をめざす』五木 寛之

モスクワ、ヘルシンキ、パリ。ジャズとセックス、薬。20歳のジュンの冒険を求めた青春の彷徨。熱狂と頽廃の先にあるものは何か

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『坂の上の雲』司馬 遼太郎

日露戦争を勝利に導いた秋山好古・真之兄弟。俳句改革に命をかけた正岡子規。 伊予松山出身の3人を中心に、明治という時代の明暗と、近代国家誕生にかけた人々の姿を描く、不滅の国民文学。全8巻。 2009~2011年に、3年にわたり、NHKスペシャルドラマ化。秋山真之を本木雅弘、好古を阿部寛、正岡子規を香川照之が演じた。 (一)伊予松山に住む貧乏士族の秋山兄弟、竹馬の友で怖がりののぼさん(子規)。3人はやがて故郷を離れ、学問・天下を目指して東京に向かう。 (二)日清戦争が勃発。陸軍少佐・好古は騎兵を率い、海軍少尉・真之も洋上に出撃。子規は胸を病みながらも、近代短歌・俳句を確立しようとする。 (三)日清戦争から10年、巨大な軍事国家ロシアの脅威におののく日本。病の床で数々の偉業を成しとげた子規は、燃え尽きるようにして逝く。 (四)明治37年2月、日露は戦端を開いた。好古属する第2軍は、遼東半島に上陸した直後から苦戦の連続。真之も旅順港で敵艦隊に苦慮を重ねる。 (五)旅順要塞の攻撃を担当した第3軍は、おびただしい血を流しつづける。ロシアの大艦隊が東洋に向かって発航。要塞は依然として陥ちない。 (六)作戦の転換が効を奏し、旅順陥落。だが兵力の消耗は深刻だった。やがてロシアの攻勢が始まり、好古の支隊に巨大な圧力がのしかかる。 (七)とぼしい兵力をかき集めて、奉天を包囲撃滅しようと、捨て身の大攻勢に転じる日本軍。だが逆襲され、時には敗走するという苦境に陥る――。 (八)ロシアの威信をかけたバルチック艦隊が、ついに姿を現した。戦艦三笠を先頭に迎撃に向かう連合艦隊。大海戦の火蓋が切られる。感動の完結篇。

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『アルケミスト 夢を旅した少年』パウロ・コエーリョ

「ぽかぽか」(フジテレビ系、4月24日放送)にて山下智久さんが紹介!
81カ国語に翻訳。著名人も大絶賛の全世界1億部の大ベストセラー!
(Q:あなたが読んだ本のなかで、本当にもっとも素晴らしかった本は何ですか?)
「パウロ・コエーリョの『アルケミスト』です。希望に満ちていて、元気をくれるから。宝物を探して旅にでる少年の話で、旅の途中で出会ったすべての人たち、すべての局面から、少年は多くを学んでいきます。物語の最後、少年が宝物を見つけたのは、とても意外な場所。自分を信じること、自分の旅を続けることの大切さを教えてくれる本です」
――ノーベル平和賞受賞 マララ・ユスフザイ

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『塩狩峠』三浦 綾子

誠の心、勇気、努力。
大勢の乗客の命を救うため、雪の塩狩峠で自らの命を犠牲にした若き鉄道員の愛と信仰に貫かれた生涯を描き、人間存在の意味を問う。
結納のため、札幌に向った鉄道職員永野信夫の乗った列車は、塩狩峠の頂上にさしかかった時、突然客車が離れて暴走し始めた。声もなく恐怖に怯える乗客。信夫は飛びつくようにハンドブレーキに手をかけた……。明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、自らを犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、愛と信仰に貫かれた生涯を描き、生きることの意味を問う長編小説。

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SF・ミステリー・知的探究の本

時間、記憶、科学、数学、事件の謎など、知的好奇心を刺激する名作たち。


『すべてがFになる』森 博嗣

密室から飛び出した死体。究極の謎解きミステリィ。
コンピュータに残されたメッセージに挑む犀川助教授とお嬢様学生・萌絵。
孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季(まがたしき)。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平(さいかわそうへい)と女子学生・西之園萌絵(にしのそのもえ)が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。

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『十角館の殺人』綾辻 行人

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける! 1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。(講談社文庫)
すべてはここから。清冽なる新本格の源流!大学ミステリ研究会の七人が訪れた十角形の奇妙な館の建つ孤島・角島。メンバーが一人、また一人、殺されていく。「十角館」の刊行から二十年。あの衝撃を再び!

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『世界でいちばん透きとおった物語』杉井光

“電子書籍化絶対不可能”&“ネタバレ厳禁”、30万部突破。
絶対に予測不能な衝撃のラスト――あなたの見る世界は『透きとおる』。
―――【あらすじ】――― 大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。
 女癖が悪かった宮内は、妻帯者でありながら多くの女性と交際しており、そのうちの一人とは子供までつくっていた。それが僕だ。
 宮内の死後、彼の長男から僕に連絡が入る。
「親父は『世界でいちばん透きとおった物語』というタイトルの小説を死ぬ間際に書いていたらしい。遺作として出版したいが、原稿が見つからない。なにか知らないか」
 奇妙な成り行きから僕は、一度も会ったことがない父の遺稿を探すことになる。知り合いの文芸編集者・霧子さんの力も借りて、業界関係者や父の愛人たちに調べを入れていくうちに、僕は父の複雑な人物像を知っていく。
 やがて父の遺稿を狙う別の何者かの妨害も始まり、ついに僕は『世界でいちばん透きとおった物語』に隠された衝撃の真実にたどり着く――。

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『江戸川乱歩傑作選』江戸川 乱歩

読者諸君、これが日本で一番美しい犯罪小説だ。
耽美的トリック×倒錯的フェティシズムが交錯する、本格探偵小説を確立した初期傑作9編。
日本における本格探偵小説を確立したばかりではなく、恐怖小説とでも呼ぶべき芸術小説をも創り出した乱歩の初期を代表する傑作9編を収める。特異な暗号コードによる巧妙なトリックを用いた処女作「二銭銅貨」、苦痛と快楽と惨劇を描いて著者の怪奇趣味の極限を代表する「芋虫」、他に「二癈人」「D坂の殺人事件」「心理試験」「赤い部屋」「屋根裏の散歩者」「人間椅子」「鏡地獄」。

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『フェルマーの最終定理』サイモン シン

言葉にしようのない、美しい瞬間でした。
数学界最大の超難問はどうやって解かれたのか?3世紀にわたって苦闘した天才数学者たちの挫折と栄光、証明に至るまでを描く感動の人間ドラマ。
17世紀、ひとりの数学者が謎に満ちた言葉を残した。「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」以後、あまりにも有名になったこの数学界最大の超難問「フェルマーの最終定理」への挑戦が始まったが――。天才数学者ワイルズの完全証明に至る波乱のドラマを軸に、3世紀に及ぶ数学者たちの苦闘を描く、感動の数学ノンフィクション!

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『暇と退屈の倫理学』國分 功一郎

【東大・京大で1番読まれた本】2022/2023年1月~12月文庫ランキング(全国大学生協連調べ) 【累計50万部突破のロングセラー】
暇とは何か。人間はいつから退屈しているのだろうか。
答えに辿り着けない人生の問いと対峙するとき、哲学は大きな助けとなる。 著者の導きでスピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど先人たちの叡智を読み解けば、知の樹海で思索する喜びを発見するだろう。
現代の消費社会において、気晴らしと退屈が抱える問題点を鋭く指摘したベストセラー。2011年朝日出版社刊『暇と退屈の倫理学』、2015年太田出版刊『暇と退屈の倫理学 増補新版』にあとがきを加え、待望の文庫化。

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『数学ガール』結城 浩

心ときめく数学の世界をあなたに。
2002年から結城浩のWebで公開されてきた「数学ガール」。
読者からの熱いエールが本書の企画を動かしました。
本書は、三人の高校生が数学の問題に挑戦する物語。
題材は「素数」「絶対値」という基本的なものから
「フィボナッチ数列」「二項定理」、「無限級数」や「テイラー展開」、「母関数」まで多岐にわたっています。
読み物形式でありながら、取り扱う数学的内容は本格的。
数学クイズが好きな一般の方から、理系の大学生、
社会人まで幅広い読者に楽しんでもらえる数学物語です。
数式が苦手でも大丈夫。登場する高校生自身も数式で悩み、
ああでもない、こうでもないと読者と思いを共有します。
数式が追えなくても「旅の地図」と称した概念図で読者さんの理解を助けます。
《数学は、時を越える》をテーマにおいた本書は、
本格的な数学の奥深いおもしろみをすべての読者に提供するでしょう。

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『青の数学』王城 夕紀

大雪の中、彼女の上にだけ数字が降っていた。
雪の日に出会った少女は、数学オリンピックを制した天才だった――。数学に高校生活を賭す少年少女たちを描く、熱く切ない青春長編。
その数式(まほう)が、君の青春を変える。雪の日に出会った女子高生は、数学オリンピックを制した天才だった。その少女、京香凜(かなどめかりん)の問いに、栢山(かやま)は困惑する。「数学って、何?」――。若き数学者が集うネット上の決闘空間「E2」。全国トップ偕成高校の数学研究会「オイラー倶楽部」。ライバルと出会い、競う中で、栢山は香凜に対する答えを探す。ひたむきな想いを、身体に燻る熱を、数学へとぶつける少年少女たちを描く青春長編。

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文学の名作・古典を味わう

言葉の力や時代を超えたテーマに触れる古典的名著。


『灯台へ』ヴァージニア・ウルフ

映画化絶対不可能。
描かれるのはたった二日のできごと。
小説にはこんなことができるのか!
「ええ、いいですとも。あした、晴れるようならね」スコットランドの小さな島の別荘で、哲学者ラムジー氏の妻は末息子に約束した。少年は夜通し輝くあの夢の塔に行けると胸を躍らせる。そして十年の時が過ぎ、第一次大戦で一家は息子の一人を失い、再び別荘に集うーー。たった二日間のできごとだけで愛のゆるぎない力を描き出すことによって文学史を永遠に塗り替え、女性作家の地歩をも確立した英文学の傑作。

Amazon公式紹介文より引用

『羅生門・鼻』芥川 龍之介

辛辣な批評、洒脱な機知。
技巧にたけ、一作ごとに語り口を変え、趣向を凝らした短篇8作。
これぞ短篇の名手、芥川の真骨頂!
京の都が、天災や飢饉でさびれすさんでいた頃。荒れはてた羅生門に運びこまれた死人の髪の毛を、一本一本とひきぬいている老婆を目撃した男が、生きのびる道を見つける『羅生門』。
あごの下までぶらさがる、見苦しいほど立派な鼻をもつ僧侶が、何とか短くしようと悪戦苦闘する姿をユーモラスに描いて夏目漱石に絶賛された『鼻』。
ほかに『芋粥』『好色』など、“王朝もの"全8編を収録する。

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『海と毒薬』遠藤 周作

生きた人間を生きたまま殺す。
何が彼らをこのような残虐行為に駆りたてたのか? 終戦時の大学病院の生体解剖事件を小説化し、日本人の罪悪感を追求した問題作。
戦争末期の恐るべき出来事――九州の大学付属病院における米軍捕虜の生体解剖事件を小説化、著者の念頭から絶えて離れることのない問い「日本人とはいかなる人間か」を追究する。解剖に参加した者は単なる異常者だったのか? どんな倫理的真空がこのような残虐行為に駆りたてたのか? 神なき日本人の“罪の意識"の不在の無気味さを描き、今なお背筋を凍らせる問題作。

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『カラマーゾフの兄弟』ドストエフスキー

冒頭「作者の言葉」で「続けて現代編を描く」と宣言していた著者の、
すなわち未完にして最後の作品。
言うまでもなく、時代を越えて各界絶賛の累計170万部。
最近では「東大教師が新入生にすすめる本、第1位!」にも。
物欲の権化のような父フョードル・カラマーゾフの血を、それぞれ相異なりながらも色濃く引いた三人の兄弟。放蕩無頼な情熱漢ドミートリイ、冷徹な知性人イワン、敬虔な修道者で物語の主人公であるアリョーシャ。そして、フョードルの私生児と噂されるスメルジャコフ。これらの人物の交錯が作り出す愛憎の地獄図絵の中に、神と人間という根本問題を据え置いた世界文学屈指の名作。

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『壁』阿部公房

自分と他人が、もう一つ別の自分、別の他人に変容する。
カフカ以上にカフカ的なグロテスクな世界――。
ある朝、突然自分の名前を喪失してしまった男。以来彼は慣習に塗り固められた現実での存在権を失った。自らの帰属すべき場所を持たぬ彼の眼には、現実が奇怪な不条理の塊とうつる。他人との接触に支障を来たし、マネキン人形やラクダに奇妙な愛情を抱く。そして……。
独特の寓意とユーモアで、孤独な人間の実存的体験を描き、その底に価値逆転の方向を探った芥川賞受賞の野心作。

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『変身』フランツ・カフカ

平凡なサラリーマンが、ある朝、虫けらに。カフカ像を刷新する新訳と解説
「おれはどうなったんだ?」 平凡なサラリーマンのグレゴールはベッドの中で巨大な虫けらに姿を変えていた。変身の意味と理由が明かされることはなく、主人公の家族を巻き込んだ不条理な物語が展開していく――。最新のカフカ研究を踏まえた精緻でテンポよい新訳で贈る不朽の問題作。神話化されつづける作家の実像を、両親や恋人、労災保険局での仕事、ユダヤ人の出自、執筆の背景などから多面的に説き明かす、訳者解説を収録。

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『異邦人』カミュ

私ははじめて、世界の優しい無関心に、心をひらいた。
太陽の眩しさを理由にアラビア人を殺し、死刑判決を受けたのちも幸福であると確信する主人公ムルソー。不条理をテーマにした、著者の代表作。
母の死の翌日海水浴に行き、女と関係を結び、映画をみて笑いころげ、友人の女出入りに関係して人を殺害し、動機について「太陽のせい」と答える。判決は死刑であったが、自分は幸福であると確信し、処刑の日に大勢の見物人が憎悪の叫びをあげて迎えてくれることだけを望む。通常の論理的な一貫性が失われている男ムルソーを主人公に、理性や人間性の不合理を追求したカミュの代表作。

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『荒野のオオカミ』ヘルマン・ヘッセ

自分はほんとうは人間ではなくて、荒野から出てきたおおかみだということを、
心の底でいつも知っていた――。
大批判を受けたため、「絶望したものの書ではなく、信じる者の書」と著者自身が強調した一編。
文豪ヘッセの仮借ない自己告白である。
物質の過剰に陶酔している現代社会で、それと同調して市民的に生きることのできない放浪者ハリー・ハラーを“荒野のおおかみ"に擬し、自己の内部と、自己と世界との間の二重の分裂に苦悩するアウトサイダーの魂の苦しみを描く。本書は、同時に機械文明の発達に幻惑されて無反省に惰性的に生きている同時代に対する痛烈な文明批判を試みた、詩人五十歳の記念的作品である。

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『李陵・山月記』中島 敦

幼児よりの漢学の素養と、西欧文学への傾倒が結実した芸術性の高い作品群。 中国の古典に素材を仰いだ短編4作は、夭折した著者の代表作である。
人はいかなる時に、人を捨てて畜生に成り下がるのか。
中国の古典に想を得て、人間の心の深奥を描き出した「山月記」。母国に忠誠を誓う李陵、孤独な文人・司馬遷、不屈の行動人・蘇武、三者三様の苦難と運命を描く「李陵」など、三十三歳の若さでなくなるまで、わずか二編の中編と十数編の短編しか残さなかった著者の、短かった生を凝縮させたような緊張感がみなぎる名作四編を収める。用語、時代背景などについての詳細な注解および年譜を付す。

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まとめ

高校生のうちに出会った本は、そのときにすべてを理解できなくても、心のどこかに残り続け、必要な瞬間に思い出されることがあります。今回紹介した50冊は、考える力や感じる力を育て、自分自身の視野を広げてくれる作品ばかりです。気になった本はぜひ、手に取ってみてくださいね。


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