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小学生・中学生が活躍するミステリー小説15選|大人がハマる本格・サスペンスの名作

ミステリー小説では、刑事や探偵、大人の名推理が物語を動かす作品が多くあります。しかし、小学生や中学生が事件の中心に立ち、自分たちの力で真相を追っていく作品にも、忘れがたい名作が少なくありません。

子どもならではの視点が思わぬ手がかりにつながったり、大人が見過ごした違和感から事件の核心へ近づいたりする展開は、大人の探偵が主人公の作品とは違った面白さがあります。

この記事では、小学生・中学生が活躍するミステリー小説の中から、大人が読んでも楽しめる本格ミステリーやサスペンスご紹介!気になった作品はぜひ手に取ってみてくださいね。


『ステップファザー・ステップ』宮部みゆき

こんな時代だからこそ家族小説(ホームコメディ)を読みませんか?
疑似父子が挑む7つの事件。
読めば読むほど優しい気持ちになれる
傑作ハートウォーミング・ミステリー!
講談社文庫創刊50周年新装版
仕事中に屋根から落ちてしまった泥棒の俺。
大ケガした俺を助けてくれたのはその家に住む中学生の双子の兄弟だ。
ところが二人に弱みを握られた俺は、家出中の両親に代わって父親となるハメに。
家庭生活を始めた俺らを襲う七つの事件。三人で謎解きを始めたが……。
魅力的な謎とユーモアあふれた会話が彩る大傑作!

Amazon公式紹介文より引用

『火車』、『理由』、『ソロモンの偽証』などの著者としても有名な宮部みゆきさんの作品。2012年に上川隆也さん主演でテレビドラマ化されています。プロの泥棒である「俺」が、ひょんなことから中学生の双子の父親代わりになる連作ミステリーです。血のつながらない三人が、ご近所で起きる事件に巻き込まれながら少しずつ家族のようになっていく展開も見どころ。ユーモアと謎解きを一緒に楽しめる作品です。


『先生と僕』坂木司

僕の先生は中学生! ひょんなことから大学のミス研に入った恐がりな僕は、家庭教師の生徒である隼人くんから古今東西のミステリー作品の講義を受けることに。出かけた先で遭遇する様々な「日常の謎」を2人で解決していくミステリー連作集。

Amazon公式紹介文より引用

『青空の卵』、『和菓子のアン』、『切れない糸』などの著者としても有名な坂木司さんの作品。怖いものが苦手なのに大学のミステリー研究会に入ってしまった大学生と、家庭教師先の中学生・隼人がコンビを組む連作ミステリーです。なぜか事件に遭遇する大学生に対し、冷静な中学生が「先生」のように謎解きを教えてくれる関係がユニーク。殺人事件ではなく、身近に潜む不思議を解き明かしていきます。


『虹果て村の秘密』有栖川有栖

推理作家になるという夢を持つ12歳の秀介(しゅうすけ)は、同級生の優希(ゆうき)と虹果て村で夏休みを過ごす。「夜に虹が出たら人が死ぬ」という村の言い伝え通りに、男性が密室状態の自宅で殺害される。折しも土砂崩れのため犯人と共に村に閉じこめられた二人は知恵を振り絞り謎に挑む! 本格ミステリの名手による珠玉の推理。

Amazon公式紹介文より引用

『月光ゲーム』、『孤島パズル』、『双頭の悪魔』などの著者としても有名な有栖川有栖さんの作品。推理作家を夢見る12歳の秀介と、刑事になりたい同級生の優希が、夏休みに訪れた虹果て村で密室殺人事件に遭遇します。「夜に虹が出たら人が死ぬ」という不吉な言い伝え、土砂崩れによって閉ざされた村、密室状態の現場と、本格ミステリーらしい仕掛けが詰まった作品です。


『魔王城殺人事件』歌野晶午

星野台小五年一組の佐藤翔太たちは、探偵クラブ「51分署捜査一課」を結成する。二学期最初の活動は、町はずれに建つ洋館”デオドロス城“のガサ入れ。潜入直後、突然ゾンビ女(?)が現れ、庭の小屋の中で消失する。後日、再潜入した翔太らは、今度は小屋の中で死体を発見する。
本格ミステリの楽しさ満載の一冊。

Amazon公式紹介文より引用

『葉桜の季節に君を想うということ』、『世界の終わり、あるいは始まり』などの著者としても有名な歌野晶午さんの作品。小学5年生の翔太たちが結成した探偵クラブ「51分署捜査一課」が、町外れに建つ不気味な屋敷「デオドロス城」の謎に挑みます。怪奇現象を思わせる出来事が次々と発生。子どもたちが活躍する冒険物語の楽しさと、本格ミステリーの謎解きを味わえる作品です。


『女王はかえらない』降田天

2015年第13回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作、ついに文庫化です!
片田舎の小学校に、東京から美しい転校生・エリカがやってきた。
エリカは、クラスの“女王"として君臨していたマキの座を脅かすようになり、
クラスメイトを巻き込んで、教室内で激しい権力闘争を引き起こす。
スクール・カーストのバランスは崩れ、物語は背筋も凍る、まさかの展開に――。
二度読み必至! 伏線の張りめぐらされた学園ミステリー。

Amazon公式紹介文より引用

『偽りの春』、『少女マクベス』などの著者としても有名な降田天さんの作品。第13回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した作品です。子ども同士のスクールカーストや嫉妬を描きながら、後半にはミステリーらしい仕掛けも待つ学園ミステリーです。


『我らが隣人の犯罪』宮部みゆき

僕は三田村誠。中学1年。父と母そして妹の智子の4人家族だ。僕たちは念願のタウンハウスに引越したのだが、隣家の女性が室内で飼っているスピッツ・ミリーの鳴き声に終日悩まされることになった。僕と智子は、家によく遊びに来る毅彦おじさんと組み、ミリーを“誘拐"したのだが…。
オール讀物推理小説新人賞を受賞した表題作以下「この子誰の子」「サボテンの花」「祝・殺人」「気分は自殺志願」の計5篇を収録。
わたしは、これを読んで、ミステリという建物の中に、まったく新しい部屋が開かれたような気がした。子供が主人公だから、子供の視点で生き生きと書かれているから――などという意味ではない。それは全体から感じ取れる輝き、というしかない。(北村薫「解説」より)

Amazon公式紹介文より引用

『火車』、『理由』、『模倣犯』などの著者としても有名な宮部みゆきさんの作品。表題作「我らが隣人の犯罪」は第26回オール讀物推理小説新人賞を受賞した、宮部みゆきさんのデビュー作です。隣家の犬の鳴き声に悩まされた少年と妹が、知り合いのおじさんと犬の誘拐を計画する表題作をはじめ、全5編を収録。身近な出来事から始まる謎と、人間味のある登場人物が魅力のミステリー短編集です。


『さよなら神様』麻耶雄嵩

本格ミステリ大賞受賞のほか、ミステリーランキングでも軒並み上位入賞!
「犯人は〇〇だよ」。クラスメイトの鈴木太郎の情報は絶対に正しい。やつは神様なのだから。神様の残酷なご託宣を覆すべく、久遠小探偵団は事件の操作に乗り出すが・・・・・・。衝撃的な展開と後味の悪さでミステリ界を震撼させ、本格ミステリ大賞に輝いた超話題作。他の追随を許さぬ超絶推理の頂点がここに!

Amazon公式紹介文より引用

『隻眼の少女』、『神様ゲーム』などの著者としても有名な麻耶雄嵩さんの作品。第15回本格ミステリ大賞を受賞、 第27回「このミステリーがすごい!」第2位にランクインした作品です。クラスメイトの鈴木太郎は、自らを「神様」と名乗り、事件の犯人を最初から知っている少年。神様が告げた犯人を前提に、久遠小探偵団のメンバーが「なぜその人物が犯人なのか」を推理していくというユニークな連作ミステリーです。『神様ゲーム』の続編にあたる作品なので、あわせて読むのもおすすめです。


『向日葵の咲かない夏』道尾秀介

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。

Amazon公式紹介文より引用

『カラスの親指』、『月と蟹』、『N』などの著者としても有名な道尾秀介さんの作品。第6回本格ミステリ大賞候補作。2007年「本格ミステリ・ベスト10」第7位にランクインしています。ミステリー×SF×ホラーといった不思議な世界観の作品です。不穏な空気感が好きな方に特におすすめの作品。


『シャドウ』道尾秀介

父とのささやかな幸せを願う小学校五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは? 今最も注目される俊英が放つ、巧緻に描かれた傑作、待望の文庫化! 第七回本格ミステリ大賞受賞作。

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『カラスの親指』、『向日葵の咲かない夏』、『月と蟹』などの著者としても有名な道尾秀介さんの作品。第7回本格ミステリ大賞小説部門を受賞、 第19回「このミステリーがすごい!」第3位にランクインしています。母を病気で亡くした小学5年生の凰介は、父と二人で新しい生活を始めますが、幼なじみの母親の自殺をきっかけに周囲で不幸な出来事が続きます。子どもの視点で描かれる家族の秘密と、最後に明らかになる真実が印象的な本格ミステリーです。


『月の炎』板倉俊之

急転直下の展開に感涙必至! 異才芸人が贈るハートウォーミング・ミステリーの極致。異変は、皆既日食から始まった――驚異の現象に沸いた小学5年生の弦太たち。だが、その日から小学校周辺で謎の連続放火事件が発生する。消防士の父が殉職した過去を背負い、友人と共に“真犯人”を追う弦太。少年たちの前で「真実」は二転三転して、やがて言葉を失う「真相」が明るみに。コントの名手が物語の才を開花させた快作!

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『蟻地獄』、『トリガー―国家認定殺人者―』などの著者としても有名な板倉俊之さんの作品。皆既日食を見た小学5年生の弦太たちの周辺で、クラスメイトの家や学校の兎小屋などを狙った放火事件が相次ぎます。消防士だった父を亡くしている弦太は、友人たちと犯人捜しを開始。少年たちの冒険と謎解きだけでなく、父と子の物語も描かれた青春ミステリーです。


『Another』綾辻行人

名手・綾辻行人の新たな代表作となった長編本格ホラー。
夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。同級生で不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、謎はいっそう深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木が凄惨な死を遂げた! この”世界”ではいったい何が起きているのか!?

Amazon公式紹介文より引用

『十角館の殺人』、『時計館の殺人』などの著者としても有名な綾辻行人さんの作品。2012年にテレビアニメ化され、同年には山﨑賢人さん、橋本愛さん主演で映画化されています。夜見山北中学3年3組へ転校してきた榊原恒一は、クラス全体が何かに怯えていることに気づきます。さらに、なぜかクラスメイトから存在しないかのように扱われる少女・見崎鳴と出会い、やがて不可解な死の連鎖に巻き込まれていく学園ホラーミステリーです。


『雷龍楼の殺人』新名智

「完全なる密室」の謎を解け。横溝賞作家による衝撃不可避の本格ミステリ!
富山県の沖合に浮かぶ油夜島。この島にある外狩家の屋敷「雷龍楼」では2年前、密室で4人が命を落とす変死事件が起こった。事件で両親を失った中学生の外狩霞は、東京にいるいとこ・穂継の家へ身を寄せていたが、下校途中、何者かに誘拐される。霞に誘拐犯は、彼女を解放する条件となる「あるもの」を手に入れるため穂継が雷龍楼へ向かったと告げる。しかし穂継が到着した夜、殺人事件が発生。その状況は2年前と同じ密室状態で、穂継は殺人の疑いをかけられる。穂継が逮捕されると目的のものが手に入らないばかりか、警察に計画を知られてしまう。穂継の疑いを晴らしたければ協力しろ、と誘拐犯に迫られた霞は、「完全なる密室」の謎解きに挑む。

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『虚魚』、『あさとほ』、『きみはサイコロを振らない』などの著者としても有名な新名智さんの作品。下校中に何者かに誘拐された中学生・外狩霞は、いとこの穂継が孤島に建つ屋敷「雷龍楼」で殺人事件に巻き込まれたと知らされます。孤島、奇妙な屋敷、密室、予想外のラストと、本格ミステリーらしい要素が詰まった作品です。


『少女には向かない完全犯罪』方丈貴恵

「教えて?復讐のやり方を」
一人ぼっちの少女が頼ったのは、あと7日で消滅する幽霊。
伏線、伏線また伏線!
2年連続本格ミステリ大賞ノミネート作家による
終着点が心震わせる本格ミステリ
☆☆☆
なにもできない二人が、
逃げ、考え、罠にかける!
頭脳戦の楽しみに満ちた爽快な復讐譚!
黒羽烏由宇は、ビルから墜落し死につつあった。
臨死体験のさなか、あと七日で消滅する幽霊となった彼は、
両親を殺された少女・音葉に出会う。
彼女は、出会い頭に彼に斧を叩き込んで、言う。
「確かに、幽霊も子供も一人じゃ何もできないよ。
でも、私たちが力を合わせれば、大人の誰にもできないことがやれると思わない?」
天井に足跡の残る殺人、閉じ込められた第一発見者、犯人はこの町にいる。

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『アミュレット・ホテル』、『孤島の来訪者』、『名探偵に甘美なる死を』などの著者としても有名な方丈貴恵さんの作品。2024年「週刊文春ミステリーベスト10」第9位、2025年「このミステリーがすごい!」第4位、「本格ミステリ・ベスト10」第7位になった作品。どんでん返し、ライトな読み口でぐいぐい読み進められる一冊。特殊な設定を生かした謎と伏線、頭脳戦を楽しめる本格ミステリーです。


『ぼくのメジャースプーン』辻村深月

「書き終えるまで決めていたのはただ一つ、<逃げない>ということ。――私の自信作です」――辻村深月
ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった――。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に1度だけ。これはぼくの闘いだ。

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『かがみの孤城』、『ツナグ』などの著者としても有名な辻村深月さんの作品。第60回「日本推理作家協会賞」の候補になった作品です。小学4年生の「ぼく」は、人の心に働きかける不思議な力を持っています。大切な友達を救うため、「ぼく」は犯人にどんな罰を与えるべきなのかを考え始めます。正義や罪、復讐について子どもの視点から問いかける、重くも心に残る物語です。


『ガラスの城壁』神永学

父がネット犯罪に巻き込まれて逮捕された。真犯人を捕まえるため、悠馬は友人の暁斗と調べ始めるが――。真相にたどり着けるのか!?

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『心霊探偵八雲』シリーズ、『怪盗探偵山猫』シリーズなどの著者としても有名な神永学さんの作品。中学2年生の悠馬は、父親がネット犯罪に巻き込まれて逮捕されたことをきっかけに、学校でいじめを受けるようになります。父の無実が明らかになっても状況は変わらず、唯一の理解者は転校生の暁斗だけ。二人は父を陥れた真犯人を突き止めるため、事件を調べ始めます。友情と少年の成長を描きながら、ネット犯罪の謎を追う青春ミステリーです。


まとめ|小学生・中学生が活躍するミステリー小説15選|大人がハマる本格・サスペンスの名作

小学生・中学生が活躍するミステリーには、子どもが探偵役となって事件を解決する作品だけでなく、身近で起きた不可解な出来事を追う物語や、大人たちを巻き込む重大事件の真相に迫る作品もあります。

登場人物が子どもだからといって、内容まで子ども向けとは限りません。本格的な推理を楽しめる作品、ぞっとするような真相が待つ作品、人間の心理や家族の問題まで深く描いた作品など、大人だからこそ読み応えを感じられるミステリーも豊富です。気になる本があったら、ぜひ、手に取ってみてくださいね。


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