小学生の読書感想文におすすめの作品30選【低学年・1年生、2年生向け】
小学校低学年は、少しずつひとりで本を読む楽しさを知っていく時期です。読書感想文では、難しいことを書くよりも、「おもしろかった」「びっくりした」「自分だったらどうするだろう」と感じたことを、自分の言葉で伝えることが大切です。
今回は、1年生・2年生におすすめの読書感想文向け作品を30冊厳選しました。友だちや家族を描いた物語、生きものや自然について知る本、心に残る絵本など、低学年でも楽しみながら読める作品を幅広く取り上げています。気になる本はぜひ、手に取ってみてくださいね。

『大きい1年生と小さな2年生』古田 足日
からだは大きいのに泣き虫の1年生のまさやと、からだは小さくてもしっかりしている2年生のあきよ。ふたりの友情と自立の物語。
『なにかいいことあった?』ミーシャ・アーチャー|2026年度課題図書
「なにか いいこと あったかい?」おじいちゃんからそう尋ねられたダニエルは、いいことをさがしに、公園をめぐります。
さて、見つけられるでしょうか。
今まで出来なかったことが出来るようになること、からだが大きくなること、新しいいのちがうまれること……。
毎日がうれしくなるような絵本です。
『番ねずみのヤカちゃん』リチャード・ウィルバー
ある家にすむ母さんねずみと子ねずみたちは、人に気づかれないよう静かに暮らしていました。ところが末の子ねずみヤカちゃんの声の大きいこと。きっと大変なことがおこるでしょう!
『ララのまほうのことば』グレーシー・ジャン|2026年度課題図書
エズラ・ジャック・キーツ賞「イラストレータ部門」2022年受賞作
第31回いたばし国際絵本翻訳大賞「英語部門」大賞受賞作
暑い暑い夏の日。道路は湯気が出そうなくらい蒸しているし、太陽はギラギラ。
そんな中、ララはバケツを持ってどこに行くのでしょう?
フェンスを越えて、やってきたのはコンクリートに囲まれた小さな空き地。
「こんにちは、みどりのおともだち」。
ララは優しく言葉をかけて、草たちに水をやります。
いつも元気でどろんこのララにお母さんはちょっとイライラ。
とうとう「外に出かけちゃダメ!」と言われてしまいました。
ララがみどりのおともだちに思いを届けようと、心の中から呼びかけると……。
女の子と心を通わせる植物が見せてくれた不思議な力。
やさしい言葉が豊かな命を育みます。
『しっぱいにかんぱい!』宮川 ひろ|2009年度課題図書
人に言えない失敗は、だれにでもあります。達也のおねえちゃんは、小学校のリレーで、失敗をしてしまいます。朝ごはんも食べられないくらいおちこむおねえちゃん。そんなとき、おじいちゃんから電話がかかってきて…。
『たねはいのちのおわりとはじまり』鈴木 純|2026年度課題図書
植物観察家・鈴木純の植物観察絵本 第2作目のテーマは「たね」。
いのちのはじまりである「たね」を、まるで観察会に参加しているような楽しさと驚きで紹介します。
「みんな、ちがう植物だけど はじまりは、たったひとつぶのたねだったということは みんな、おんなじ」
そんな視点をもとに、 “たねの移動や芽生え”にとどまらず、
「そもそもたねって何だろう?」という根本にまで迫ります。
ヒマワリを軸に「たねからたねへ」とめぐる力強い循環を描き、
美しい写真とやさしく語りかける言葉で展開。
ユーモアをまじえた語り口は親しみやすく、
終盤の「みんな、これからなにになるのかな?」という言葉は子どもたちへのエールのように響きます。
分解やクローズアップで見せる個性的なたねの美しさも必見。
ページをめくるたびに、身近な植物から新鮮な発見が広がります。
64種類のたねや芽ばえがいっぱい!
たねの世界の奥深さとおもしろさを味わえる、魅力いっぱいの一冊です。
『まほうのじどうはんばいき』やまだ ともこ
読売童話コンテスト優秀賞受賞!
2008年発売から版を重ね、67刷・320,000部突破!!(2024年11月金の星社調べ)
絵本から読み物へ移行する時期にぴったりの幼年童話
『ライオンのくにのネズミ』さかとく み雪|2025年度課題図書
【書店員が選ぶ絵本新人賞2024大賞作品】
父親の転勤でライオンのくにに引っ越したねずみの家族。ライオンが怖くて仕方がない子ねずみだったが、あることをきっかけにライオンと対決することに。使う言葉も習慣も体の大きさも違う彼らはわかりあうことができるのか?「優しさと勇気」についての絵本としても、「国際理解教育」の教材としても読める、幅広い層に届けたい1冊。
『おしいれのぼうけん』ふるた たるひ、たばた せいいち|1975年度課題図書
お昼寝前に、ミニカーのとりっこでけんかをしたさとしとあきらは、先生に叱られておしいれに入れられてしまいます。そこで出会ったのは、地下の世界に住む恐ろしいねずみばあさんでした。 ふたりをやっつけようと、追いかけてくるねずみばあさん。でも、さとしとあきらは決してあきらめません。手をつないで走りつづけます―。
『ぼくのねこポー』岩瀬 成子|2025年度課題図書
★★第71回青少年読書感想文全国コンクールの小学校低学年の部(1、2年生)に選定★★
放課後クラブが終わった学校からの帰り道。白い家の近くでねこを見つけた。つれて帰りたいなと思ったけれど、お母さんは「だめ」っていうかもしれない。
そのとき、ぽつっとぼくの首に雨があたった。雨がふりだしたら、ねこがびしょぬれになってしまうと思って、家につれて帰った。お母さんは「すてねこなら飼ってもいいけど」といって、ねこに心当たりがないか白い家の近くにたずねにいった。でも、誰もねこのことは知らなかった。ぼくは、ねこに「ポー」という名前をつけた。
ぼくのクラスに森あつしくんという子が転校してきた。森くんと仲良くなって話していると、「家族は両親と妹と、それからねこ」といった。そして森くんは、「だけど、ねこがね、いなくなっちゃったんだよ」とつらそうな顔をした。ぼくはなんだかむねが急にドキドキしはじめた。「しんぱいだね」といったけど、どんなねこ? とは聞かなかった。どんなねこか、知りたくなかった……。
少年の心の機微を丁寧な筆致で描いた幼年童話です。
『おひさま はらっぱ』中川 李枝子
子どもたちに圧倒的な人気をもつ「いやいやえん」のコンビによる楽しい童話集。チューリップほいくえんのさちこちゃんとみつこちゃんのお話、絵本「たからさがし」のゆうじとうさぎのギックのお話やおなじみの野ねずみのぐりとぐらの大掃除のお話など、短い9編のお話が入っています。親しみやすい挿絵を見ながら読んでもらうと物語の世界がひろがります。絵本から読み物への橋渡しに最適な幼年童話です
『ともだち』リンダ・サラ|2025年度課題図書
様々な出会いがある子どもたちに手渡したい友達を受け入れるまでの心温まる物語
ぼくとエトはとっても仲良し。いつも丘の上に段ボール箱を運んで遊んでいた。
あるとき、シューがやってきていっしょに遊びたいと言った。
エトはシューと仲良くする。
ぼくは仲間外れになった気がして、2人から離れていった。
「もう丘になんか行くもんか」そう思っていたある日、エトとシューがぼくを呼びにきた。
「君に、いいもの作ったんだ」それは、巨大な段ボールの車!
2人の遊びに加わるぼく。
3人の新しい関係が始まる。
『まあちゃんのまほう』たかどの ほうこ
まあちゃんが魔法のおまじないをとなえると、なんとお母さんがたぬきになってしまいました。別のおまじないでお母さんはもとにもどりましたが、なんだかいつものお母さんとは様子がちがいます。自転車の二人乗りをしたり、台所でつまみぐいをしたり、おもちゃをちらかしたり。まあちゃんと一緒に、いつもは「いけない」と言っている遊びを、たっぷりしてくれます。ところがそこへ、もうひとりのお母さんが現れて……。
「お母さんたちをねぎらいたい。いたずらなお母さんがいてもいいじゃない」という作者の思いから生まれた、おかしなストーリーのゆかいな絵本です。さて、作者からのクイズです。?タヌキははじめ、どこにいた? ?贋物と本物のお母さんの違いは? ?贋のお母さんがやりたい放題してる時、本物のお母さんはどこで何をしていた? 本を読んで答えを探しましょう。
『ワレワレはアマガエル』松橋 利光|2025年度課題図書
カエルと聞いて思いうかぶのは?ぴょこんと目が出て、緑色のーーそう、ワレワレ、アマガエルだろう!体のしくみや、産卵からおたまじゃくし、冬眠までを、アマガエルたちの自己紹介で、楽しく見せます。
『チムとゆうかんなせんちょうさん』エドワード・アーディゾーニ
船乗りになりたくてたまらないチムは、こっそり船に乗り込み、船員として働き始めました。つらい仕事をこなしながら信頼をかちえていくチムでしたが、嵐で船は座礁してしまいます。とり残されたチムと船長が、これを最後と覚悟した時……。
「やあ、ぼうず、こっちへ こい。なくんじゃない。……なみだなんかは やくにたたんぞ」
成長することへの子どもの憧れと、それに応えようとする、まぶしいほどの大人の輝き。作者35歳の時、心をこめて5歳の息子に語った作品です。
イギリスの国民的イラストレーターであるE・アーディゾーニ。その生誕100年を記念して企画されたチムシリーズ全11巻の新装版第一弾。1963年に小社から刊行されて以来、ロングセラーを続けている同名の本を新規に原画から製版しています。
『アザラシのアニュー』あずみ虫|2024年度課題図書
さむい冬のある日。地球の北のほうにある海の氷の上で、タテゴトアザラシのあかちゃんがうまれました。おかあさんはあかちゃんに、アニューとなまえをつけました。アニューは、おかあさんのおちちをのんですくすくそだちます。ある日、おかあさんがうみにでかけると……。
アラスカに滞在して制作をする絵本作家・あずみ虫が描く、野生動物たちの物語。小さな子どもから楽しめるストーリーで、動物への興味の入り口となる絵本です。アザラシのあかちゃんが一生懸命に成長する姿を、親しみやすいイラストで描きます。巻末には、アザラシの生態を解説するページも収録。
監修協力:村田浩一(よこはま動物園ズーラシア 園長)
『おれ、よびだしになる』中川 ひろたか|2020年度課題図書
ぼくはちいさいころから相撲がすきで、いつもテレビで相撲を見てた。一番好きなのは、「おすもうさん」ではなく「よびだし」さん。誕生日に連れて行ってもらった大相撲で、よびだしさんに朝稽古に誘われて…大相撲の世界にとびこんだ少年の成長を描いた絵本。
『ごめんねでてこい』ささき みお|2024年度課題図書
大好きなおばあちゃんと、少しの間いっしょに暮らすことになったはなちゃん。
優しいおばあちゃんと過ごす時間はとても楽しかったけれど、いつもと違う生活にだんだんもやもやがたまってきて…。
「おばあちゃんなんて、きらい!」と言ってしまったはなちゃんは、「ごめんね」が言えるのでしょうか。
『セミクジラのぬけがら』如月 かずさ
なんでもあつめるのがすきな
ミッチがある日、ひろったのは
クジラのかたちをした 木のかけら。
それが、ふしぎな夏の はじまりだった。
ミッチは、花の種やきれいな石ころなど、道ばたでひろったものをコレクションしている男の子。いまはセミのぬけがらを集めています。
ある日ミッチは、クジラのかたちをした木のかけらをひろって、家に持ちかえりますが、うっかり麦茶をかけてしまいます。すると、それはちいさなちいさなクジラになったのです!
セミのぬけがらを食べて、「ミーンミン」と鳴くので、<セミクジラ>と名付け、ミッチはお父さんといっしょにそのクジラを飼いはじめます。でも、クジラはだんだん、元気が無くなってしまい……。
考えたミッチは、セミクジラのために、あるものを探すことにします。
『おちびさんじゃないよ』マヤ・マイヤーズ|2024年度課題図書
★★★第70回青少年読書感想文全国コンクール 小学校低学年の部選定★★★
テンちゃんは身体の小さな女の子。周りの皆んなが子ども扱いするけど、いろんなことができるし、知っているのです。ある日、学校にマルくんという身体の小さな男の子が転校してきました。小さなマルくんにいじめっこが近づきます。どうしよう…小さなテンちゃんはマルくんを助けようと….....
『それいけ!ぼっこくん』富安 陽子
ぼっこくんは家の守り神です。ぼっこくんのベッドは、仏壇のかねです。 まえはおじいさんと大きな家に住んでいましたが、いまは、マンションに引っ越して、ケイタたち家族と住んでいます。ぼっこくんの姿はケイタの妹のユミちゃんにしかみえません。 ぼっこくんは、まほうのたけぼうきをもっています。 ぼっこくんのしごとは、そのたけぼうきで、 ちいさな妖怪チミモーたちをおいはらうことです。大きな妖怪には必殺後光ビームを使います。 都会のマンションは明るいので、チミモーが少ないと油断していたら、いつのまにかケイタのうちはチミモーだらけ。チミモーとチミモーたちの親分を退治するためにぼっこくんは、パワーを全開します!
『ちいさなはなのものがたり しろつめくさのはなかんむり』斉藤 洋
どんな ひとにも エピソードが あるように、
どんな はなにも ものがたりが あります。
「スズランの ひびき」
「こじまの タンポポ」
「アポロンの あかい バラ」
「しろつめくさの はなかんむり」
「りゅうぐうの ハイビスカス」
あなたのこころに やさしくとどく
5つのはなの ものがたり。
『ひゃっくん』竹中 マユミ
おばあちゃんが、ゆうたろうに100円玉を、おこづかいとしてあげました。ゆうたろうがその100円玉をぎゅっとにぎりしめると、100円玉の声が聞こえるようになりました。ゆうたろうは100円玉に「ひゃっくん」と名づけ、不思議な友情が芽生えはじめます。でも、100円玉はお金。ある日、ゆうたろうは「ひゃっくん」を使ってしまいます。突然の別れ。そして「ひゃっくん」のさまざまな旅……。
この本は、少年と100円玉をめぐる絵物語。さて、ゆうたろうと「ひゃっくん」に訪れる結末とは。
『エルマーのぼうけん』ルース・スタイルス・ガネット|1964年度課題図書
年取ったのらねこからどうぶつ島に囚われているりゅうの子どもの話を聞いたエルマーは、りゅうの子どもを助ける冒険の旅に出発します。どうぶつ島ではライオン、トラ、サイなど恐ろしい動物たちが待ちうけていました。エルマーは、知恵と勇気で出発前にリュックにつめた輪ゴムやチューインガム、歯ブラシをつかって、次々と動物たちをやりこめていきます。エルマーはりゅうの子どもを助け出すことができるのでしょうか?
『まこちゃんとコトバロボ』村上 しいこ|2026年度課題図書
【小学1年生・2年生のお子さんにおすすめ!】
【第72回 (2026年) 青少年感想文全国コンクール 課題図書 小学校低学年の部】
「とうせんぼ」と「とおせんぼ」、どっちが正しいかって?
どっちでもいいよ。……まこちゃんは、おばあちゃんが、家に来るたびに買ってくるドリルに嫌気がさして、おばあちゃんが来る日に遊びに出ることにしました。
そこで迷子になっている“コトバロボ”というロボットと出会います。
コトバロボは、国語のことならなんでも教えてくれると言います。
まこちゃんは思いました。「これで楽ができる!」
ドリルも宿題もコトバロボにおまかせしたら、楽ちん、楽ちん。でも、まこちゃんはだんだん「これでいいのかな」と自分に向き合うようになり、サボる楽しさより、正直でいることや、成長できることのほうが嬉しいと気づいていきます。
「本当の学び」とは何だろう? 人気作家・村上しいこ氏が、まこちゃんの成長を通して、ユーモラスに伝えます。
『いいたいことが ありすぎます!』工藤 純子
言いたいことを我慢して「貝」になってしまう少女りん。学童のおやつ作りで、ついに本音が爆発! 自分の気持ちを声に出す勇気と、伝わったときの爽快感を生き生きと描きます。一歩踏み出したい人の背中を押す物語。
『いやいやえん』中川 李枝子
元気だけど、わがままできかんぼうの保育園児・しげるが主人公のお話集。しげるがなんでもいやだ、いやだと駄々をこねて、「いやいやえん」に連れてこられる話、しげるたちが積み木でつくった船でクジラをとりにでかける話、山のぼりで山の果物を食べすぎてしまう話、赤いバケツをもって保育園にやってきた小ぐまの話など、全部で7つのお話がはいっています。1962年に出版されて以来、多くの子どもたちを夢中にさせた童話の傑作。
『ながーい5ふん みじかい5ふん』リズ・ガートン・スキャンロン、オードリー・ヴァーニック|2020年度課題図書
歯医者さんの待合室での5分はあっという間なのに、歯を削られる5分はとても長い。同じ“5分”でも感じる長さが違うのって、ふしぎ! 身近なエピソードを通して、時間のふしぎやおもしろさに触れる絵本。
『ネッシーのおむこさん』角野 栄子
日本の北の深い森の中の湖に住むザブーは、およめさんがほしくなりました。そこでネッシーをおよめさんにしようとネス湖をめざします。ところが人間に見つかって……。人なつっこくて、ひょうきんな怪獣が登場。
『うそつきにかんぱい!』宮川 ひろ
2年生の信也は、大ばあちゃんが大好きです。でもこの頃、時々おかしなことをいう大ばあちゃん。信也を、昔戦争で亡くなった弟の信夫だというのです。困った信也は近所の植木屋のおじさんに相談にいきます。
まとめ|小学生の読書感想文におすすめの作品30選【低学年・1年生、2年生向け】
低学年の読書感想文では、立派な文章を書こうとするよりも、本を読んで心に残ったことを素直に言葉にすることが大切です。
「この場面がおもしろかった」「この子の気持ちがわかる」「自分ならこうしたい」など、感じたことをひとつずつ書いていけば、その子らしい読書感想文になります。自分に合った1冊を選び、物語や絵本の世界を楽しみながら、読書感想文に取り組んでみてくださいね。
