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馬がテーマの小説おすすめ20選|人と馬が紡ぐ感動を描いた名作たち

馬は古くから人とともに生き、移動手段や労働力としてだけでなく、文化や物語の中でも重要な存在として描かれてきました。小説の世界においても、馬は単なる動物としてではなく、友情や忠誠心、喪失、再生といった人間の感情を映し出す象徴として登場します。

今回は、午年にちなんで「馬」をテーマにした小説の中から、物語性や読後の余韻に優れた作品を20作品厳選してご紹介!気になる作品があったら、ぜひ、手に取ってみてくださいね。


『ロイヤルファミリー』早見和真

山本周五郎賞&JRA賞馬事文化賞受賞!
子は、親を超えられるのか。奇跡の勝利は叶うのか。
馬主とその家族の20年を描く圧巻のエンターテインメント!
お前に一つだけ伝えておく。絶対に俺を裏切るな——。父を亡くし、空虚な心を持て余した税理士の栗須栄治はビギナーズラックで当てた馬券を縁に、人材派遣会社「ロイヤルヒューマン」のワンマン社長・山王耕造の秘書として働くことに。競馬に熱中し、〈ロイヤル〉の名を冠した馬の勝利を求める山王と共に有馬記念を目指し……。馬主とその家族の20年間を描く圧巻のエンターテインメント長編!

Amazon公式紹介文より引用

『黄金旅程』馳 星周

直木賞受賞第一作。
装蹄師の平野敬は北海道の浦河で養老牧場を営んでいる。牧場は幼馴染の和泉亮介の両親が所有していたものだったが、騎手だった亮介が覚せい剤所持で刑務所に入ったこともあり譲り受けた。敬が注目するのは栗木牧場生産の尾花栗毛馬・エゴンウレア。以前装蹄したことがあり、その筋肉に触れた瞬間、超一流の資質を秘めた馬だと確信していた。だが気性が荒く、プライドも高い馬で調教に手を焼いていて、今まで勝ち鞍がない。その馬主と競馬場で会った際、レースで突然馬が興奮するという不自然な現象に遭遇する。また、敬は出所して無職だった亮介に、本来の力を取り戻すべくエゴンの乗り役になるよう勧める。その後、レースでの不自然な現象は厩務員の一人が犬笛を使って八百長に加担していたことが判明。敬は裏で糸を引くヤクザの尾行を始めるが気付かれ、拉致され殺されそうになるも、一命を取り留める。様々なトラブルが起こる中、エゴンが出馬するレースの日も近づき、亮介による最後の調教も終わった。エゴンに人生を託した人々の想いは、二勝馬脱却への奇跡を呼び起こせるのか――。

Amazon公式紹介文より引用

『焦茶色のパステル』岡嶋 二人

ミステリー界の至宝はここから誕生した。二人で一人の作家、岡島二人のデビュー作にして江戸川乱歩賞受賞作。東北の牧場で牧場長と競馬評論家・大友隆一が殺され、サラブレッドの母子、モンパレットとパステルが銃撃された。隆一の妻である香苗は競馬の知識は一切持っていなかったが、夫の死に疑問を抱き、次々と怪事件に襲われる。一連の事件の裏には、競馬界を揺るがす恐るべき秘密が隠されていた。

Amazon公式紹介文より引用

『風の向こうへ駆け抜けろ』古内一絵

爽涙!スポーツ小説の大傑作、待望の文庫版を電子化!
 芦原瑞穂(18歳)は地方競馬界にデビューした、数少ない女性騎手。敬愛する亡き父親への思慕から競馬界に身を投じた。だが、彼女の受け皿となったのは今にもつぶれそうな「藻屑の漂流先」と揶揄される寂れた弱小厩舎。そこにいる調教師、厩務員たちは皆それぞれが心に傷を抱え、人生をあきらめきったポンコツ集団だった。
 弱小厩舎のため強い競走馬も持てず、さらなる嫌がらせを受け、困っていた矢先に出合った一頭の馬。虐待により心身共にボロボロだったこの馬も懸命な介護と歩み寄りにより、生まれ変わったかのような素晴らしい競走馬に変貌を遂げる。当初は廃業寸前だった厩舎も、瑞穂の真摯な努力と純粋な心、情熱から、徐々に皆の心は一つとなり、ついには夢のまた夢である狭き門、中央競馬の桜花賞を目指すまでになる。が、その行く手には様々な試練が待ち受ける。温かな絆でつながった彼らの運命は…?
 偏見、セクハラ、虐待、裏切り、老い…。様々な理由から心に傷を抱え、人生をあきらめかけている人間達の起死回生ストーリー。人は何歳からでも成長できる、そして人生はやり直せる。すべての方々に読んでいただきたい、人生への応援歌となる1冊です。

Amazon公式紹介文より引用

『私の馬』川村元気

『世界から猫が消えたなら』『四月になれば彼女は』の川村元気 3 年ぶりの長篇小説!
あの瞳に射抜かれて、私は一億円盗んだ――。
言葉があふれる世界で言葉のない愛を生きる。感動の疾走エンタテインメント!
共に駆けるだけで、目と目を合わせるだけで、私たちはわかり合える。造船所で事務員として働く瀬戸口優子は、通勤途中の国道で、馬運車から逃げ出した元競走馬と運命的な出会いを果たす。「彼」の名はストラーダ。街のはずれにある乗馬クラブで「彼」に跨った優子は、誰よりも「彼」と心を通わせる感覚を味わい、その馬にのめり込んでいく。ストラーダの栄光の復活のため、優子は持てるものすべてを「彼」に注ぎ込むが、いつしか禁じられた一線を越え……。 言葉が氾濫する現代の本質を問い、わかりあえない人間たちの魂の悲喜劇を炙り出す、圧倒的な長編小説。

Amazon公式紹介文より引用

『七年目の脅迫』岡嶋二人

中央競馬会に脅迫状が届いた。「10月2日、中山第10レースの1番の馬を勝たせよ。この要求を受け入れなかった場合には……」最初に2億円のサラブレッドが、治療法のない伝貧(馬伝染性貧血)の犠牲になった。密命を帯びた中央競馬会保安課員・八坂心太郎が北海道へ飛ぶ。『焦茶色のパステル』に続いて刊行された「競馬三部作」の二作目。そうとはいえ、トリックもネタもまったく別なのが素晴らしいところ。もちろん競馬を一切知らない読者もOKというのは三作品とも共通する。

Amazon公式紹介文より引用

『あした天気にしておくれ』岡嶋二人

なぜか江戸川乱歩賞を落選した、競馬界を舞台にしたミステリの最高傑作。北海道で3億2千万円のサラブレッド「セシア」が盗まれた。脅迫状が届き、「我々はセシアを誘拐した」で始まる文面は、身代金として2億円を要求してきていた。衆人環視のなかで、思いもかけぬ見事な方法で大金が奪われる。犯人たちの「裏の意図」とは。そして、「裏の裏」の出来事が!『焦茶色のパステル』の前年に江戸川乱歩賞に応募、刊行はデビューの翌年1983年に刊行となった。

Amazon公式紹介文より引用

『優駿』宮本 輝

生れる仔馬が牡馬でありますように。風の申し子のように速く、嵐みたいに烈しく、名馬の天命をたずさえて生れますように……。若者の祈りに応(こた)えて、北海道の小さな牧場に、一頭のサラブレッドが誕生した。オラシオン(祈り)と名づけられた仔馬は、緑と光の原野のなかで育ち、順調に競走馬への道を歩みはじめるが、それと共に、登場人物ひとりひとりの宿命的な劇(ドラマ)が、幕を開けた――。

Amazon公式紹介文より引用

『神馬/湖-竹西寛子精選作品集』竹西寛子

多感な少女の心の揺らぎを繊細な筆致で描いた「神馬」をはじめ、「兵隊宿」(川端賞)「蘭」など短篇小説十三篇。古典文学へ、広島の原爆体験へと思索を誘う「愛するという言葉」「時の縄」など随想八篇。自選短篇集に国語教科書で親しまれた作品を併せた決定版作品集。

Amazon公式紹介文より引用

『本命』ディック・フランシス

〔競馬シリーズ〕濃霧をついて、蹄鉄のぶつかりあう音が響く。本命馬アドミラル号はただ一頭先頭を切り、最後の障害を飛越すべく態勢を整えていた。完璧な跳躍。宙に舞い、落ちた。騎手ビルは死んだ。事故なのか?  ビルの親友アラン・ヨークはその疑いに抗し切れず、事件の謎に挑んでいった!

Amazon公式紹介文より引用

『ノン・サラブレッド』島田 明宏

柏木集保氏推薦
サラブレッド種という純血種の矛盾、現代につながる血統のミステリー。この著者にしか書けない快作だ!
悲運の名馬をめぐる競馬史大河ロマン いきなり文庫!
明治時代の名馬ミラ。血統書がなく、その子孫は非サラブレッド=サラ系と分類された。1970年代、厩務員の大谷はサラ系の名馬ミラの子孫を担当する。その馬は彼や周囲の思いを背負い活躍し始める。舞台は現代に移り、競馬記者小林のもとに、ミラの血統書の存在をほのめかす電話が……。一枚の血統書が競馬の歴史を根底から変えるのか。人々の夢を乗せた「もし」の結末は。壮大なる競馬史ミステリー。

Amazon公式紹介文より引用

『天翔る』村山由佳

札幌に住む看護婦の貴子は、学校に行けなくなった11歳の少女、まりもと知り合う。自分が通う牧場(ランチ)にまりもを誘うが、そこで待っていたのは、風変わりな牧場主と、エンデュランスという乗馬耐久競技だった。馬をいたわりながら、野山にめぐらされたルートをたどり、長距離を翔けぬける。競技に魅せられた者たちだけが見ることのできる世界とは? それぞれに喪失感を抱えた男女たちが生きることに向き合っていく感動作。

Amazon公式紹介文より引用

『ロスト・イン・ザ・ターフ』馳 星周

競馬はロマンだ! 競馬を愛してやまない著者が贈る夢の物語。
亡き兄が遺した競馬バーを営む倉本葵。ある日、大井競馬場で芦毛の9歳の牡馬・ウララペツを見かけるなり一目惚れする。ウララペツは名馬として名高いメジロマックイーンの最後の産駒だった。
だがほどなく、戦績の振るわないウララペツは引退することに。このままでは、ウララペツは食肉にされる……。葵はウララペツを買い取って馬主となり、種牡馬にしようと決意する。ところが次から次へと難題がーー。
葵、メジロマックイーンの血筋を残したいと熱望する常連客やウララペツの元馬主など、馬をこよなく愛する男女が奮闘しつつ、恋のさや当てにも興ずるラブコメディー。

Amazon公式紹介文より引用

『フェスタ』馳星周

北海道浦河町で生産牧場を営む三上収、三上徹の親子。
パリ・ロンシャン競馬場で開催される世界最高峰の「凱旋門賞」の舞台で力を発揮できるのは、ステイゴールドの血統に違いない――と確信していた。
そう結論づけた収はその産駒であり、かつて凱旋門賞で二着となったナカヤマフェスタの種付けを続けていた。そうして収が自信を持って作り出した仔馬は、調教師・児玉健司の目に留まり、将来の可能性を信じた馬主の小森達之助に引き取られることに。
二歳となりカムナビと名付けられたかつての仔馬は、美浦の児玉厩舎に引き取られ、その気性の荒さから厩務員である小田島雅彦らに手を焼かせていた。
一進一退しながらも着々と結果を残していくカムナビ。
目指すは、日本競馬界の悲願である凱旋門賞制覇。
生産者、厩務員、調教師、馬主、ジョッキー……ホースマンたちの夢を一頭の競走馬に懸けた熱き物語。

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『騎手の誇り』本城 雅人

父の死の真相を知るために、騎手になった……。感涙必至の傑作ミステリー。
12年前、勝利目前の落馬事故により、命を失った騎手・小山忍。その息子の和輝 は、父の死の真相を知るために、騎手になった。弱小の厩舎ながら勝利を重ねた和輝は、ついに父の兄弟子だったトップ騎手の平賀剛のいる厩舎に移ることになる。平賀は父の事故に関わっているのではないか――。新人競馬記者の津川仁美と共に事故の真相を追う和輝は、平賀のある秘密に気づくが……。衝撃の結末が感動を呼ぶ、著者渾身の長篇小説。

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『馬疫』茜 灯里

2024年、東京五輪の連続開催を控える日本で「新型馬インフルエンザ」が発生。馬が暴れ、ヒトを襲う「狂騒型」のウイルスだった。五輪は開催できるのか、その先に現れる、もう一つのウイルスとは――。第24回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

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『SRO8 名前のない馬たち』富樫倫太郎

その嘶きは、不吉な予告――
関東近県で、乗馬クラブや観光牧場のオーナーの死が相次ぐ。 いずれも死因に不審な点は見られないものの、 SRO室長・山根新九郎は奇妙な符合を見出す。 人間の死と同時に、必ず馬が一頭逝っているのだ。 独自捜査を始めたSROの面々は、やがて北海道のある牧場にたどり着く……。 彼らは、馬たちのダイイング・メッセージを読み解けるのか!? そして、最凶キラー・近藤房子の調教ゲームも新たな段階に。

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『銀色のステイヤー』河崎 秋子

一頭の馬が、 私たちの人生を輝かせる。『ともぐい』の直木賞作家最新作!
非凡な力を秘めながらも気性難を抱える競走馬・シルバーファーンが、
騎手、馬主、調教師、調教助手、牧場スタッフ、取り巻く人々の運命を変えていく。
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北海道・日高の競走馬生産牧場で、「幻の三冠馬」と呼ばれた父馬・シダロングランの血を引いて産まれたシルバーファーン。
牧場長の菊地俊二は、ファーンの身体能力に期待をかけつつも、性格の難しさに課題を感じていた。この馬が最も懐いている牧場従業員のアヤが問題児であることも、悩みの種である。
馬主となったのは、広瀬という競馬には詳しくない夫人。茨城県・美浦にある厩舎を擁する二本松調教師とともに牧場を見学に訪れ、ファーンの購入を決めた。不安を覚える調教助手の鉄子(本名:大橋姫菜)に、二本松は担当を任せることを告げる。
ファーンは、俊二の兄である菊地俊基騎手とのタッグで、手のかかるヤンチャ坊主ではあるものの順調に戦績を重ねていくが、あるレースで事故が起こり……。
手に汗握る競走展開、人と馬の絆。
わずか数分のレース時間には、全てが詰まっている。
「――それでいいよ。最高だ、お前。」
一頭の馬がこんなにも、人生を豊かにしてくれる。
『ともぐい』で第170回直木賞を受賞した著者による、感動の馬物語!

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『飛越(ジャンプ)』馳星周

落馬事故以来荒んだ日々を送る元花形騎手の円谷翔吾は、ある日、娘の願いを聞く。「ルプスデイに勝って」。比類なき強さで障害競馬界の絶対王者の座に君臨するサラブレッド、ルプスデイ。円谷はセンスを見出した馬、キアーロディルーナと困難な戦いに挑む。一方、ルプスデイの主戦騎手の森山翔吾は、再起をかける男の姿を静観する。だが、王者には老いの影が迫っていた。二頭の競走馬とふたりの翔吾。譲れない勝負の行方は!?

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『ブリーダーズ・ロマン』島田 明宏

すべては三沢の地からはじまった――。
知られざる偉人 廣澤安任
競馬を愛した寺山修司
彼らの魂は一頭の競走馬に託される。
競馬記者の小林は、異色な経歴の競走馬トナミローザに興味を持つ。
取材を進めるうち、日本で初の民間洋式牧場が青森の三沢にあった事実や、歴史の狭間に埋もれた偉人の存在を知る。
さらに、敬愛する寺山修司との意外なリンクも。
競馬黎明期からの血統を継ぐトナミローザ、その陣営の真の狙いも次第に明らかに。
時を経て連なる人の想いは海をも越えていた。
史実に基づき、日本競馬の未来を照らす物語。

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まとめ|馬がテーマの小説おすすめ20選|人と馬が紡ぐ感動と物語──友情・冒険・再生を描いた名作たち

馬が登場する小説には、人間と動物との深い関係性や、時代や土地を超えて受け継がれる思いが丁寧に描かれた作品が数多くあります。力強さや美しさだけでなく、儚さや優しさを感じさせてくれる点も、馬をテーマにした物語の魅力です。気になった本はぜひ、手に取ってみてくださいね。


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