【2026年5月発売予定】ミステリー小説以外のおすすめ注目作品50選
2026年5月はミステリー小説以外にも注目・話題の作品がたくさん!その中でも特にチェックしておきたい作品を50冊厳選してピックアップしました。発売が待ち遠しいですね。好みの作品がないか、探してみてくださいね♪

『台湾、お菓子の旅』池澤 春菜
大の台湾好き作家・池澤春菜が台湾の絶品スイーツを求めて一人旅するエッセイ集。読んで、食べて楽しい1冊。台湾スイーツ案内つき。
『空き家と移住』垣谷 美雨
「何も私は芸能人やセレブが住む高級なタワーマンションを買おうっていうんじゃないのよ。庶民的な小さなマンションでいいの。その程度の物件も買えないって、この世の中はどうなってんの?」
大学受験を乗り越え、正社員として勤めている史緒里と大河。贅沢もせず真面目に暮らしているのに、都内にマンションの一つも買えないことに、史緒里は怒りとため息を抑えきれない。そんな時、都内の一等地には空き家が増えているというニュースが流れてきた。駅チカの家なのに、誰も住まずに朽ち果てていくなんて……。二人が早速、空き家の見学に行くと、近所の老婦人が話しかけてくる。隣の一軒家に一人で暮らし、日々の食事も宅配のお弁当ですませているという彼女に同情した二人は、その家の雑務をこなしたり、食事に誘うようになる。やがて彼女から、あなたちのような人に、この家を譲りたいと言われるようになり……。
一方、母が暮らしていた田舎・風穂町の実家の処分に思いを巡らせていた星野路代は、実家の売却を決め、地元で同級生が営む不動産会社を訪れる。そこで思わぬ販売価格を聞いた彼女は、夫とともに海外旅行の計画を立て始める。優雅な生活を夢見る路代だが、いつまで経っても購入者は現れず、何度となく販売価格を下げてく。同時に、ブログで田舎の良さをアピールしようと、様々な工夫を凝らしていく。そんな折、この家の購入に興味を持った史緒里と大河から連絡を受けるのだが……。
『老後の資金がありません!』の著者が描く、真面目でコミカルな現代住宅事情。
『頭を木魚に』哲夫
なぜ、こんなにも生きづらいのか――。
お笑い界の知性派・笑い飯の哲夫が、現代人が抱える自己嫌悪と社会への違和感の正体に迫る。
独自の哲学と鋭いユーモアを注ぎ込み、「僕たちは人間をやるのが下手なのではないか」という痛切な問いに挑んだ長編小説。
主人公は、組織という檻を脱ぎ捨て、ハンドルを握ることで個の静寂を手に入れたはずのタクシードライバー。
しかし、理不尽な社会の牙は、そのささやかな聖域すらも無慈悲に食い破る。
最後に待ち受けるのは、破滅か、それとも――。
『片見里足立アフェクション』小野寺 史宜
小さき人生を送る全ての人に、乾杯!
生き方がバカで男運がない姉・洋。
何でもそつないエリートな弟・央。
マチアプと合コンで、それぞれ恋人ができたはいいけれど――。
不器用な二人の“不穏な”恋の行方は?
大切な人を想い合う無骨な情緒が沁みる、長編小説。
ファミレスで、夜景の見えるバーで、八重洲の居酒屋で、結婚式場で……
それぞれの乾杯にそれぞれの人生。
惚れっぽく男性に貢ぎがちな姉・洋を、何かと心配するエリート銀行員の弟・央。商社マンの新恋人に浮かれる洋を心配する央も、合コンで出会った女性となんとなく付き合い始める。「もしかして、騙されてる?」――お互いの恋路を気にする姉弟と、生ぐさ坊主、探偵、公務員……故郷・片見里の面々が織りなす優しい世界。
『#台所のあるところ』原田 ひ香
『三千円の使いかた』の著者が贈る、
ちょっぴりほろ苦く、じんわり心に沁みこむ「暮らし」をめぐる物語。
◇◇◇
2人の子供が巣立ち、定年を迎えた夫は長年望んでいた仕事のため海外へ。広い家にひとり残された主婦は、15年前、越してきた日に購入を諦めたステンレス製の両開き大型冷蔵庫を迎え入れるべく、家電量販店を目指す。今度こそ、自分が本当に欲しい冷蔵庫を手に入れるため……。(ままならないキッチン、ままならない人生)
昔から「内藤」と「鈴木」姓の人間しか住まず、たがいに反目し合い、口すら利かない風習の島に嫁いだ女性を待ち受けていた運命は?(冷凍庫冷蔵庫合わせて五台)
食べ盛りで生意気な4人の子供を育てるシングルマザーの台所には、常に油をなみなみ張った中華鍋が鎮座している。(毎日、揚げ物)
……世代も境遇もバラバラの5人の女性たちの前には、30分の深夜ドラマ「台所のあるところ」があった。
『蜃気楼と恋人たち』水庭 れん
「この時間が永遠に続けばいいのに」もう会えないと思った日、気まぐれなまぼろしに願った。
大失恋をして東京から戻ってきた篠岡ひかるが働き始めた「魚津しんきろう博物館」には、有名な珍客がいた。
年間パスで通い詰め、蜃気楼が発生するたびに飛び出していくその人物は、なんと中学の同級生・松風春作だった。再会をきっかけに春作に惹かれるひかるだったが、同時に彼の奇妙な行動の秘密を知ることになる。
とめどない時の流れにあらがう恋と、新たに生まれるしなやかな愛。痛ましくて健気な2つの想いを描いた落涙必至の恋愛小説。
『ブティック』池井戸潤
池井戸潤、2年ぶりの最新長編(全578ページ)。 「君、銀行辞めて、どうするの?」 入行3年目、エリート街道を歩んでいた雨宮秋都は、 ある案件をきっかけに、理不尽な戦力外通告を受けてしまう。 退職を決意した秋都が見つけた、新たな希望とはーー?
『最後の晩餐』江國 香織 (著), 金原 ひとみ (著), 角田 光代 (著), 寺地 はるな (著), 原田 ひ香 (著), 藤野 千夜 (著), 井上 荒野 (著)
あなたは人生の最後に何を味わいますか?
当代の人気作家7名が究極のテーマに挑んだ、自由でぜいたくで幸福な「食」小説アンソロジー
弥生子は「最後の晩餐」について語り合う若い夫婦の会話を盗み聞きして……江國香織「コインランドリーの夜」
失恋したクズハの家に、女友だち三人は最期に食べたいものを持ち寄って……金原ひとみ「ラストサパーフォーエバー」
最後のごはんは、鰻がいいっておとうさん、言っていたのに、このままだと……角田光代「最後の鰻」
経理の小曾根さんが退職することになり、送別会を開いたが……寺地はるな「小曾根幸子の送別会」
ライターの明日香は、今は亡き遠縁の作家の「最後の晩餐」について執筆することに……原田ひ香「最後に、何を食べたの?」
還暦のゆかり、9つ上のチロルねえちゃんと62歳の笹子の最近の話題は……藤野千夜「もうひとりのねえちゃん」
〝最後の晩餐〟という店が長野にあるという。夫を亡くしたばかりの桜子は娘たちとそのお店を探すが……井上荒野「本当の話」
『陽と月』タナカ ヒロキ
吃音症のバンドマンが描く、実話をもとにした音楽小説
“才能がない者のためにバンドがあって欲しい。
上手く言葉が出ない者のために歌があって欲しい。
そのどちらもロックが昇華して欲しい。”
吃音の作詞家が、最愛の親友へ贈る、最初で最後のラブレター
『彼の空のユンカース』柊サナカ
あの人と見た桜。時を超え、わたしは曾祖母の秘密と出会った。
高校生の雅美は、亡くなった曾祖母の遺品である鏡台から、自分宛と思しき手紙と一冊の歌集を見つける。手紙に記されていたのは一首の短歌で、かつて雅美が大切な人と見た情景を彷彿とさせるものだった。冊子は作者不明の手製の歌集のようだ。なぜ曾祖母は、自分にこの手紙と歌集を残したのか? 雅美は友人の凜とともに、曾祖母の歌集の秘密を探り始めるが――。短歌を通じて人生が交錯する、切なく優しい記憶の物語。(特別収録:「ベッドひとつぶんの私たち」)
『モナリザの裏側』一色さゆり
たった一枚の絵が、私を救ってくれた――。
大好きな母親とルーヴル美術館を訪れた女性。パリ留学中に出会ったという父と母の、ある絵にまつわる秘密を知ることに。バブル期の好景気のなか、NYに出張し、ゴッホ「医師ガシェの肖像」のオークションに携わることになったシングルマザー。ムンクの「叫び」の実物を観るために、オスロへと旅立った、会社を辞めた男。名画に導かれ、自らの人生に向き合う人々をあざやかに描く、心温まる5篇の物語。
『よだれ観覧車』大石恵美
わたしはわたしを見たい。ぐるぐるほとばしる独白が、きれいごとの光景を暴く! ラッキーガールの認知戦を語る『家系図』も併録。
『ロマンス』蓮見翔
数年前の四日間だけ一緒にいた2人。同じ時間を違う理由で大切にしていて、その違いは他者に伝えようとした時に現れて、生活から生まれた創作がまた生活を変えていく。漫画とドラマと現実が交錯するコメディ作品。
『ラスト・ワルツ』小手鞠るい
恋愛小説の名手がつむぐ、4年ぶりの書き下ろし長編小説!
かつて裏切られた親友から届いた「死に際のメール」。アメリカ、京都、そしてアイスランド──。過去と向き合う、切なくも美しい赦しの旅が始まる。
ニューヨーク州の片田舎で夫と娘と穏やかに暮らす小説家・永遠子。ある夏の日、ラジオから流れてきたザ・バンドの「Tears of Rage」が、封じ込めていた記憶の扉を開けた。京都で暮らしていたときの若かりしころの恋人・凪、そしてその恋を奪った親友・弥生。ある日届いたのは、弥生からの、余命を告げる一通のメールだった。
〈人生とは儚いものです。人とは孤独な存在です。これまで、誰といっしょにいても、孤独でした〉──その言葉に誘われ、永遠子は過去と向き合う旅へと向かう。行き先は、弥生がメールに「凪はそこにいる」と書き記していた最北の地・アイスランド。人生の“最後のワルツ”を奏でるように、過去の痛みと記憶に手を伸ばし、永遠子は「語られなかった愛」と「語りたくなかった罪」と向き合う。記憶の彼方から立ち上がる、哀しくも美しい恋の物語。
『月の輪のひみつ』菓月 ももこ
小さな飛行機乗りピットは、月の輪が空にかかる夜、偶然異世界「ハロー」への扉をくぐる。そこは魔女、ドラゴン、話すキノコたちが住む不思議な国。大切な綿花が盗まれたことを知ったピットは、友と協力して犯人を追い、やがて国を揺るがす危機と向き合うことに――。焼菓子店「アチェリのおやつ」主宰の著者による、子どもから大人まで楽しめる、心温まるファンタジー小説。
『雨が降ったら』寺地はるな
子どものころ想像していた大人にはなれなかった。
でも想定外の人生は、
連続ドラマの続きを待つようでわくわくする――。
「これから先」の人生が楽しみになる、著者の最高傑作!
夫の浮気で離婚し、古いアパートで独り暮らしをする初佳、48歳。
子どもたちは独立し、収入は決して高くない。
将来に不安がないわけではないが、
自分が選んだものだけに囲まれた生活は思いのほか幸福だ。
ある日雨に降られて入った『わかば洋傘店』で、
60代すぎと思しきパンクな恰好の女性店主に、
「雨が降ったら傘をさせ」という言葉と
店名が大きく入った傘を貸してもらい――。
恋人と別れて以来、ひとりでUSJに行くことを満喫している杏子。
むかしから「誰か」のではなく自分名義の家がほしかったみつほ。
育児と家事とパートに忙殺され、
「ちゃんと幸せなはずなのに」と葛藤する苑美。
最愛の母を亡くし、心の置きどころのない美禰子。
さまざまな境遇の40代女性たちの「これから」を痛快に描き出す連作短編集。
『東京で驚いた』井上 理津子
関西出身で、『さいごの色街 飛田』など大阪の表裏を書いてきた筆者が、十数年前に移住した東京での生活の中で出会った違和感や驚きを起点に、都市の中に息づく文化や歴史を東西を比較しながら掘り下げていくルポエッセイ。
日常の中でふと目にしたものを「なんだこれは」と立ち止まって見つめ、その背景を調べ、人に話を聞き、体験しながら理解を深めていき、東京と大阪という歴史と文化をもつ巨大都市のそれぞれの多層性を浮かび上がらせる。
冒頭の章「富士塚と富士講」では、東京都内各地に点在する「富士塚」と、それを支えてきた「富士講」を取材。筆者は羽田神社で初めて富士塚に出会い、その奇妙さと同時に参拝者の多さに驚く。やがてそれが、江戸時代に富士山信仰を背景に築かれた人工の山であり、実際に登拝できない人々が富士登山と同じご利益を得るための装置であったことを知る。さらに調査を進める中で、富士講という信仰集団が江戸庶民の間に広まり、共同体として機能していた歴史や、現在も続く活動の実態に触れていく。そこには、宗教と娯楽、地域の結束が混ざり合った独特の文化があり、都市生活の中で見えにくくなった信仰の形が残されている。
筆者の関心は信仰だけにとどまらない。例えば「東京の水道水」をめぐる章では、昆布茶の味の違いという些細な体験から、水の硬度の差という科学的事実に行き着く。大阪の軟水と東京のやや硬い水は、料理や飲み物の味に微妙な違いを生み、それが地域の食文化に影響していることを明らかにしていく。こうした身近な体験から社会や歴史の構造へと視野を広げていく展開は、本書の大きな特徴である。
全体を通して浮かび上がるのは、東京という都市が単なる現代的な大都会ではなく、江戸以来の信仰や生活文化が折り重なった場所であるという姿である。同時に、大阪出身者としての視点が、東京を相対化し、大阪との違いを鮮やかに際立たせている。
日常の違和感を起点に、歴史・民俗・都市文化へと掘り下げていく本書は、東京を「知っているつもり」の読者にこそ、新たな発見をもたらす一冊である。
『タイム・アフター・タイム』吉田 修一
『国宝』の著者、待望の最新作にして、 作家デビュー30周年記念作品!
眩しい夏の初恋と、二十年後の再会――
あの日、二人は何を守り、何を手放したのか?
純粋なものに向き合ってみたいと思った。
眩しいくらい純粋なものに向き合った時、自分の心がまだちゃんと動くのか確かめてみたかった。
『タイム・アフター・タイム』は私なりの純粋なものをたくさん詰め込んだ小説です。
――吉田修一
「取り返しのつかない間違いをした。
でも、大切な人のそばからは離れなかった」
建設会社に勤める尾崎颯は、土砂降りの雨のなか、高校の同級生だった久遠愛と再会する。二人は同じプロジェクトの担当者として再び言葉を交わすようになるが、建築家のデザイン盗用疑惑によって計画は暗転。さらに尾崎の家庭にはスキャンダルが迫り、久遠もまた、癒えない心の傷を抱えていた。
揺れ始める心はやがて、二十年数前の夏へと引き戻されていく。
青く輝く海と空に歓喜したあの頃と、眩しさを見つめ返せない今――東京と長崎、現在と過去を往還しながら、痛みも後悔も優しさも、すべてを抱きしめてあたためる長編大作。
『江崎クリーニング店の娘』鈴木 るりか
ベストセラー『さよなら、田中さん』の著者が
瑞々しい文体で描き切る
涙と笑いの家族小説
嘘も、後悔も、失望も、孤独さえも、
持ち帰れる場所はきっとある――。
両親を亡くして一人で生きてきた紅美(27)。道端で財布を拾ったのを機に持ち主の藤子(58)との交流が始まる。8年前、藤子は奇しくも紅美と同い年の娘を病気で亡くしていた。紅美は次第に彼女を実の母親のように慕うが……(「帰る家」)。クリーニング店の娘・琴美に恋した小4の健太。だが両親が営む雑貨店が大手クリーニング会社の取次店になって関係が悪くなる。琴美の店は段々と客が減って商売をやめ、一家は引っ越し。15年後、二人は同窓会で再会する(「江崎クリーニング店の娘」)。何気ない一日が輝き始める、かすかな救いの全7話。
『湾』宮本輝
一生忘れられないほど、一生思い出し続ける程に、楽しくて幸せな記憶はありますか?
昭和三十四年、五粒の種を託され京都・舞鶴へ向かった少年・光太と、喘息を抱え海辺で育つ姉・皐月。昭和の漁村の営み、高度経済成長に伴う家業や相続の変化、巨大な資産の謎、そして大人になる痛みと喜び――。舞鶴湾に降り注ぐ光は、家族の記憶と人生の航路を時代を超えて照らし続ける。美しく幸福な傑作長篇小説。
『乙一デビュー30周年記念自選短編集1996-2026』乙一
乙一の真髄を味わう。
1996年のあまりにも衝撃的なデビューから
2026年の脂の乗り切った現在に至るまで。
30年間に及ぶ全作品の中から
乙一自らが選び抜いた珠玉の作品に加えて
書き下ろしの「アテンド探し」を収録した傑作選!
『走れ、無印の馬』谷川 直子
100 円の馬 VS .1億円の良血馬 !? さえない男女3人が、推し馬の仔で、金持ちオーナーの馬に挑む感動必至の競馬小説!
『ジンタルス RED AMBER』皆川 博子
皆川博子でしか描き得ない世界がここにある。
希望と物語の歓びに満ちた傑作長篇、堂々刊行!
・
19世紀ロシア。伯爵に仕えながら絵画を学ぶ農奴のミーシャ。館で「亡霊(プリーズラク)」と呼ばれている青年ステンカとの出会いから、ペテルブルクで画才と文才を磨く道が開けるが――
・
13世紀バルト。北方十字軍に故郷リヴォニアを侵略され、家族を失った少年ジンタルス。貴族の息子マクシミリアンの従者として遍歴の旅に出るが、復讐の念は彼を修羅の道へと導く。
・
圧政と戦乱――二人の青年が辿り着いた、自由とは、表現とは、生きるとは。
・
ミーシャの物語と、ミーシャが記したジンタルスの物語。
二つの物語を交錯させ、時代も国も越えて贈る、最新長篇にして最高傑作!
『ここはこどものいない国』武田 綾乃
家族を捨てた「集落育ち」×家族に憧れる「工場育ち」
常識も愛し方も全く違う。それでも、そばにいたい。
2226年、人間は工場生産され、人口を完璧に管理できるようになった日本。
愛玩赤ちゃんPB生産工場で働く美奈子は、家族育ちという出生の秘密を抱えていた。母親から生まれ、手作りの料理を食べ、集落で育った美奈子は、世間からは「自然派」と忌避される存在だった。「お母さんはどうして私を産んだの。私、生まれたくなんかなかったのに」そんな美奈子の職場に、新たに後輩がやってくる。彼女は言った。「私、妊娠してるんです」その出会いが、美奈子の人生を一変させる!
もしも工場で子どもが生産されたなら、もしも成長しないペットベイビーが存在したなら、出産という行為は他社からどう見られるのだろう?そんなふとした疑問から書き始めた小説です。(著者)
『多類婚姻譚』凪良 ゆう
一緒に生きる。わかりあえないあなたと。
一番近くにいる他人-こいびと-。どうして結婚はこんなに難しくなってしまったのだろう。
『流浪の月』『汝、星のごとく』で二度の本屋大賞を受賞した著者が描く、今そこにある愛のかたち。
セクシュアリティ/ジェンダー、金銭感覚、世代間格差、成育環境……
あらゆる価値観の対立の中で現代を生きるわたしたちの祈りと叫び。
『箱の中の羊』是枝 裕和
是枝裕和監督が描く最新映画『箱の中の羊』、家族と未来の静かな問い。
もし、また、会うことができたら――。
少し先の未来。
息子を亡くした夫婦が迎え入れたのは、
亡き息子と同じ姿、同じ声を持つ
ヒューマノイド――。
『そして父になる』(2013)でカンヌ国際映画祭審査員賞、『万引き家族』(2018)でパルムドール、『怪物』(2023)でクィア・パルム賞受賞と、世界的に高い評価を受けてきた是枝裕和監督。そんな是枝監督が、監督・脚本・編集を手がけた最新作『箱の中の羊』(2026年5月29日公開)、保存版の珠玉のシナリオブックが登場!
『カイダンドローム』阿澄思惟
これは私が体験した、本当にあったお話です。
『これは“私”が体験した、本当にあったお話です。』
謎の作家阿澄思惟が蒐集した恐怖体験談の数々。
本書は、著者が2007年から2024年までの間に行った取材および収集した資料に基づく。
現代モキュメンタリーホラーに大きな影響を与えた『忌録:document X』『禁祀:occult』の著者が贈る、実話怪談集。
『食べて、寝て、しあわせ?』伊吹 有喜/中西 智佐乃/藤野 恵美/伊藤 朱里/古内 一絵/窪 美澄 (著)
チョコミントのアイス、キャビア……楽しい時、辛い時に食すひと品とは――「食」をモチーフにした人気作家6人によるアンソロジー。
『イン・ザ・ウィンド』渥美二郎
管理主義を押しつける高校に違和感を覚えながらも「窓際教師」として穏やかに暮らすジロー。しかしコロナ禍で実家の「寿司喫茶」が経営危機に! さらに初めての水泳部顧問や両親の介護など、難題が次々と押し寄せる。奮闘しつつ自身も成長していく主人公のさわやかな姿に赤旗連載時から反響を呼んだ小説、待望の単行本化!
『めしのせ食堂』山口 恵以子|文庫
ご飯が進む「めしのせ」が主役の小説です。
東京の東、葛西の住宅街にある「めしのせ食堂エコ」はカウンター5席の小さな店。デパートを定年退職し、自宅を改造して始めた女将の自慢のメニューは羽釜で炊いたご飯と味噌汁やスープなどの汁物、そして各地から取り寄せた「ご飯のおとも」の数々。そんな店にしたのは「めしのせの伝道師」こと長船クニヒコとの出会いがあったから。長船はバイヤーとして日本中を飛び回り、各地の名産や逸品、新商品を買い付けては店へ持ってきてくれる。醤油や味噌のコク、ニンニクやキムチ、カレーの風味などは食欲をそそり、オリーブオイルやラー油に漬けたものはパスタにも合う。営業時間は夜6時から深夜12時まで。出勤前のスナックのママや仕事を終えた会社員、工事現場の作業員、アルバイトの若者たちで、連日、賑わいを見せる。今宵も女将は「めしのせ」を薦めると、なんとはなしに語り出す客の身の上話に耳を傾けるのだったーー。『山口恵以子のめしのせ食堂』(小学館)から小説を大幅に加筆して待望の文庫化。小説家・山口恵以子の大人気文庫作品『食堂のおばちゃん』『婚活食堂』『ゆうれい居酒屋』に続く「食と酒」の新シリーズが誕生。
『まくらの森の満開の下』春風亭 一之輔|文庫
高座に出るのに帯を忘れ、はたまたウ〇チで大ピンチ、人生初のWブッキングーーすべてはまくらのネタになる! 日々のつれづれ、やたら詳しい思い出、自由すぎる妄想など満載の大人気エッセイ第3弾。文庫化に際し、一之輔の3人の姉によるスペシャルトーク収載。
『川のある街』江國 香織|文庫
両親の離婚によって母親の実家近くに暮らしはじめた望子。
そのマンションの部屋からは郊外を流れる大きな川が見える。
父親との面会、新しくできた友達。
望子の目に映る景色と彼女の成長を活写した「川のある街」をはじめ、
人生の三つの〈時間〉を川の流れる三つの街を舞台に描いた著者の小説的達成。
誰もが通過する人生の、ささやかで特別な瞬間と
ありのままにある世界を鮮やかに切り取った慈愛の物語。
『ホラーの扉 八つの恐怖の物語』株式会社闇 (編集), 澤村 伊智 (著), 芦花 公園 (著), 平山 夢明 (著), 雨穴 (著), 五味 弘文 (著), 瀬名 秀明 (著), 田中 俊行 (著), 梨 (著)|文庫
ホラーはなぜ怖い? 人気作家陣のホラー作品を各ジャンルの魅力解説とともに味わう、ホラーカンパニー・株式会社闇が案内するホラーを「楽しむ」ための最恐の入門書。
各エピソードの面白さ(容赦のなさ)は言うまでもないですが、混沌としたホラージャンルを体系化する試みにやられました。この一冊で恐怖の根源が、全て理解でき(てしまい)ます。
――背筋(『近畿地方のある場所について』著者)
『本屋さんのある街で』凪良 ゆう (著), 瀬尾 まいこ (著), 坂木 司 (著), 一穂 ミチ (著), 三浦 しをん (著)|文庫
本屋さんを愛する5人の作家が、
本屋さんを描く5つの物語
幼いころに読んでもらった絵本、
はじめて自分で買った小説、
発売が待ちきれなかった雑誌、
人生を変えた一冊……。
本との出会いを心の栄養にして、
ひとは成長していきます。
そんな本を届ける最前線にいるのは、
ままならないことの多い人生に向き合いながら店を開き、
日々、お客さんを迎える街の本屋さん。
人気作家5人が書店とそこで働く人たちへの愛をこめて贈る、
珠玉のアンソロジー。
『婚活食堂15』山口 恵以子|文庫
人生の岐路に、おでんあり。料理が苦手な官僚女性と、妻の浮気で離婚したての小説家、二人の縁を取り持つものは……。“婚活パワースポット”としてのめぐみ食堂の評判を聞いた編集者の沼崎が、妻に不倫され、捨てられたばかりの作家・池辺を恵のもとに連れてくる。料理を気に入り、たびたび店を訪れるようになった池辺だが、ある日、閉店間際によろめくような足取りで来店し……。夏に食べたい冷やしおでんやスイカのガスパチョなど、冷たい新作料理も満載の、大人気グルメ&人情小説シリーズ第15弾。
『父っちゃんは大変人』北 杜夫|文庫
独立国家を樹立、遂に日本政府を敵にまわすまで!?この男、 めちゃくちゃだけど爽快、面白過ぎる! マンボウ先生驚愕の誇大ユーモア小説復刊
『リカバリー・カバヒコ』青山 美智子|文庫
その傷の痛みも、きっとまた、リカバリーできる。
2024年本屋大賞ノミネートで話題のいまいちばん読みたいヒーリング小説が待望の文庫化!
5階建ての新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの日の出公園には古くから設置されているカバのアニマルライドがあり、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説がある。人呼んで“リカバリー・カバヒコ”。アドヴァンス・ヒルに住まう人々は、それぞれの悩みをカバヒコに打ち明ける。
急な成績不振に悩む高校生、ママ友に馴染めない元アパレル店員、駅伝が嫌で嘘をついた小学生、ストレスによる不調で休職中の女性、母との関係がこじれたままの雑誌編集長……。
誰もが抱く日々の悩みにやさしく寄り添う、青山ワールドの真骨頂。心がじんわりほどける、再生の物語。
巻末に声優・大原さやか氏の解説とカバヒコの誕生秘話を収録。
『91歳5ヵ月 いま想うあの人 あのこと』岸 惠子|文庫
私に、輝きや翳りを刻んだ人生の物語
忘れ去るにはもったいない邂逅と別離、
この歳だからこそ気づいた生きることの意味……。
溢れんばかりの感慨を込めた「ラストメッセージ」
月日は容赦なく流れ、私は九十歳になってしまった。(中略)切れた息を深々と吸い、暮れなずむ夕空を眺めながら、人生晩年の一日にまた陽が沈むと、やるせない自覚をした。
「身体能力は磨り減るものなのよ。それを受け入れて、結構いい人生だったんじゃないの」
沈みゆく太陽が私にやさしく笑いかける。「褒めてくれるんだ」。めげない私も、思わず微笑みながら、入陽のぬくもりに身をゆだねた。
(「高齢者の自覚」より)
『心が雨漏りする日には【新装版】』中島らも|文庫
躁うつ病体験を、らもさんらしく綴った名著が、新たな解説版が入り復活。執筆当時の生原稿(コピー)も口絵写真に収録。サラリーマン時代に、会社に行くのがつらくなり、ある日得意先に向かっていると、歩くことができなかった……そんな体験から、躁うつ病との付き合いが始まります。精神科への通院、薬との付き合い方、日常生活や仕事との兼ね合いなどを、独特の筆致で語ります。ただただツラい体験記ではなく、なんとかもがく姿がちょっと笑えるような、でも生きる強さが湧き出てくるような、そんなエッセイ。
『紅茶とマドレーヌ キャロットケーキの愛情』野村 美月|文庫
シングルマザーの雇われ店長・姫乃が営む屋根裏ティールーム『エミリー』は、奏園女子学院の生徒たちに大人気。
高等部に通う一人娘・笑里はある日、押し花付きの手紙で中庭に呼び出されて……。
愛情のこもったキャロットケーキ、甘酸っぱいブラムリーアップルのメレンゲ、分かち合って食べるブレッド・アンド・バター・プディング、思い出のフェアリーケーキ。
家族の絆を英国菓子で繋ぐ、続々重版の大好評シリーズ第三作。
『ベター・ハーフ』鴻上 尚史|文庫
幸せになりたい、だけなのに。
恋と仕事と夢と性。
大人になるほど、思い通りにはならなくて。
ぶつかり合う4人の混線ラブストーリー。人気舞台の小説版!
『オール・ノット』柚木 麻子|文庫
友達もいない、恋人もいない、将来の希望なんてもっとない。
貧困にあえぐ苦学生の真央が出会ったのは、かつて栄華を誇った山戸家の生き残り・四葉。
「ちゃんとした人にはたった一回の失敗も許されないなんて、そんなのおかしい」
彼女に託された一つの宝石箱が、真央の人生を変えていく。
今度の柚木麻子は何か違う。
これがシスターフッドの新しい現在地!
『とりあえずウミガメのスープを仕込もう。』宮下 奈都|文庫
いろんなおいしさがあって、人生は楽しい。
大雪で一週間以上家に閉じ込められた時、むすめが焼いてくれた甘くて儚いパンケーキ。
幼い兄弟の舌をがっちりつかんだ30年前の家庭科教科書のレシピとは。
家族と、友人と分かちあい、ときにひとりで堪能するおいしいものたち。
福井から北海道への移住、本屋大賞受賞など、いくつもの転換点を迎えながら7年書き
続けてきた食の記憶を1冊に。
第6回料理レシピ本大賞特別選考委員賞受賞!
「ESSE」に連載した食エッセイ85編&小説1編。
単行本未収録の8編も収録!
「連載を始めたのは2011年。12歳、10歳、7歳だった子供たちもすっかり大人になった。15年が経って、家族のかたちも変わってきている。(中略)
この本にはおいしいものを一緒に食べる場面が何度も登場する。まごうことなきよろこびだったと思う。ささやかながらも、たしかなしあわせだった。でも、大切なのはそれだけではないことを今は知っている。おいしいものは、分けあえばおいしいけれど、分けあわなくてもちゃんとおいしい。ひとりでもおいしいのだ。」――あとがきより
『おひとりシニア、かろやかに暮らす』岸本 葉子|文庫
手放すことをためらわず、変化をおそれずに、風とおしのいい毎日を送りたい。
人生の再スタートに寄り添う、大人のためのエッセイ。
『カモナマイハウス』重松 清|文庫
空き家の数だけ家族があり、家族の数だけ事情がある――。
不動産会社で空き家のメンテナンス業に携わる孝夫。
両親の介護を終えた妻・美沙は、瀟洒な洋館で謎の婦人が執り行う「お茶会」に参加し、介護ロスを乗り越えつつあった。
しかし、空き家になっている美沙の実家が、気鋭の空間リノベーターによって遺体安置所に改装されようとしていることを知り……。
元戦隊ヒーローの息子・ケンゾー、ケンゾーを推す70代の3人娘「追っかけセブン」など、
個性豊かな面々が空き家を舞台に繰り広げる涙と笑いのドラマ、ここに開幕!
『フランスの大学生』遠藤 周作|文庫
・遠藤周作没後30年企画。
・遠藤周作の作家デビュー前、最初の本。
・1950年27歳のとき、フランス現代カトリック文学研究のためリヨン大学へ留学。結核により2年半で帰国するまでのフランスでの学生生活を綴る。
・戦後間もない頃の海外生活が、作家ならではの観察力で描き出される。
・モーリヤック、ジイドなど、文学への傾倒、四季の移ろい……、旅、文学、信仰、そして孤独な中での思索が、若々しい感受性と瑞々しい文体で綴られる。
・若い魂の海外留学体験記であり、文学者・遠藤周作の原点。
・後日談として、7年後のリヨン再訪記「七年ぶりに訪れた雪の街」を増補。
・解説は、文芸評論家・エッセイストの宮崎智之氏。
『ととはり屋敷』澤村伊智|文庫
あの家族は呪われている――。
最強の霊能者・比嘉琴子には6人の弟妹がいた。だが、生き残ったのは真琴だけ。弟の双子・龍也と虎太を襲ったキャンプ場の惨劇、その下の弟の肇が挑んだ少年野球チームの怪、末子の栞が命がけで対峙した凶悪な獣。住人不在となった比嘉家は、いつしか呪われた家として話題を集めていた。家に現れる「ととはり」という文字列と、人を襲う化け物の正体とは――。家族の歴史を紐解く、比嘉姉妹シリーズの前日譚となる短編集!
『七人怪談』加門 七海 (著), 菊地 秀行 (著), 澤村伊智 (著), 霜島 ケイ (著), 名梁 和泉 (著), 福澤 徹三 (著), 三津田 信三 (著, 編集)|文庫
屈指の名手たちが「自分が最も怖いと思う怪談」を綴る。戦慄の怪談小説集。
「これは、わたしが小学校の、高学年だった頃の話です」――少女が雑誌に投稿した、ある家族を襲った不気味な怪異の記録。悪化していく一方の父の怪我、何者かに乗っ取られ不気味な笑い声をあげる妹。そして親類たちの死。霊能者“マツシタサヤ”によって怪異は鎮められ、記録は締めくくられる。だが、この投稿を皮切りに、マツシタサヤを巡る不可解な記録が世に溢れはじめ……(澤村伊智「サヤさん」)。 同窓会をきっかけに、故郷の実家に泊まることになった「私」。すでに実家には誰も住んでおらず、何も無い家に過ぎないはずなのに、「私」以外の何者かの気配が段々と濃くなっていく。鳥籠の中で邪悪な笑みをたたえた阿弥陀如来像、座敷の蒲団の中で蠢くモノ、そして――。忌まわしい記憶とともに、何かが迫ってくる(三津田信三「何も無い家」)。ホラー界を牽引する三津田信三が、屈指のホラー小説の名手六人それぞれに相応しいテーマで「自分が最も怖いと思う怪談を」と依頼して編まれた戦慄のアンソロジー。
『ひよりやま食堂』奥乃 桜子|文庫
報われない日も、心細い夜も。のんびり”日和見”していきませんか。
絵本作家になる夢を追い掛け仕事を辞め、27歳で上京してから4年。
貯金なく気力も尽きた吉川結は、夢を諦めようとしていた。
取材がてら勤めていた児童館での非常勤も任期満了が近づき、心の拠り所はどこにもない。
これからどうすればいい? いや、今までどうしてくればよかった……?
孤独と息苦しさに押しつぶされそうになった彼女がたまたま訪れたのは、住宅街にひっそりと佇む定食屋・ひよりやま食堂だった。
”食堂の座敷わらし”を自称する少女・早苗と、翻訳家兼料理人の若き店主・深山司は、結を温かく美味しい料理で出迎える。
しかし、ひよりやま食堂には、「”座敷わらし”に認められないと常連にはなれない」という噂があって……?
どんな人生にも、「日和見」が必要な時がある。
手探りで日々を生き抜く大人たちの心を、そっと包み込む物語。
『丘の上の洋食屋オリオン 雨上がりのごちそう』沖田 円|文庫
ここは、「ただいま」が言いたくなるお店――美味しくて心温まる物語
緑豊かな丘の上に建つ洋食屋オリオン。小さな庭にはハーブと自家製野菜が生き生きと葉を茂らせ、看板猫の黒猫ネロがお出迎え。オーナー兼シェフは28歳のくるみ。病気になってしまった祖母から、この店を受け継ぎ、家族の味を守りながら、皆の居場所を作ろうと、はりきって切り盛りしている。そんなお店にやってくる常連客たちが、悩みながらも自分と向き合い、前を向いて歩いていく姿を描く、心温まる連作短編。結婚して婚約者の実家の宿を継ぐことになった女性が、新しい土地と生活に思いを馳せ、不安とともに食べるかにクリームコロッケ。メンタルの病気で会社を辞めた女性が、ネロと出会ったことをきっかけに、自分の新しい道を見つけていくぶどうのタルト。職場体験にやってきた中学二年生の女の子が、母に感謝を伝えるために一緒に食べるビーフシチュー。新しい一歩を踏み出す人々の姿を描く、全5話。
『食べると死ぬ花』芦花公園|文庫
その美しい男の正体を、決して知ろうとしてはいけない。
あなたも、戻れなくなるのだから。
最愛のひとり息子・裕也を失った桜子は、カウンセラーの久根ニコライからふしぎな壺を与えられる。美しい彼は、3つのルールさえ守れば裕也が帰ってくると言うが――。絶望した人間たちに久根が与える贈り物は、神の奇蹟か、それとも悪魔の呪いなのか。全ての謎が繋がるとき異なる世界への扉が開く。人間の欲望を抉【えぐ】り出す、極上のホラーミステリ。文庫化に際し、最終章「診断の鍵」を書下ろし収録。
まとめ|【2026年5月発売予定】ミステリー小説以外のおすすめ注目作品50選
今月も面白そうな作品が目白押し!池井戸潤さんや凪良ゆうさん、青山美智子さん、宮下奈都さん、重松清さん、澤村伊智さんなどさまざまな作品が刊行されます。気になった作品はぜひ、チェックしてみてくださいね。
