見出し画像

猫が活躍するおすすめミステリー小説15選|猫好きが読みたいミステリー小説ガイド

猫は、ミステリー小説ととても相性のよい存在です。気まぐれで、何を考えているのかわからず、ときには人間よりも先に事件の気配に気づいているようにも見えます。

今回は、猫が探偵役として活躍する作品から、事件の鍵を握る猫、猫好きなら思わず手に取りたくなるアンソロジーまで、猫が印象的に登場するミステリー小説を厳選してご紹介!猫と謎解きの世界に浸りたいときの読書リストとしておすすめ。気になった本はぜひ、手に取ってみてくださいね。


『三毛猫ホームズの推理』赤川次郎

血を見ただけで卒倒する女性恐怖症の片山刑事が、あろうことか、女子大生殺害事件に取り組んで、女子大寮に張り込むハメとなった。第二の被害者・女子大教授が飼っていた三毛猫をひきとった片山は、このホームズが並みの猫ではないことに気がついた!――日本の小説界に旋風を巻き起こした人気シリーズの記念すべき第一作!

Amazon公式紹介文より引用

『幽霊列車』、『三姉妹探偵団』シリーズ、『セーラー服と機関銃』などの著者としても有名な赤川次郎さんの代表的シリーズ。『三毛猫ホームズ』シリーズのうちのひとつである『三毛猫ホームズの怪談』は第2回吉川英治文学新人賞を受賞した作品です。『三毛猫ホームズ』シリーズはたびたびテレビドラマ化されている人気作です。軽快な会話と読み心地のよさで、猫ミステリーの定番として長く愛されている一冊です。


『猫には推理がよく似合う』深木章子

有栖川有栖氏絶賛! 仕掛け満載の本格ミステリ。猫好きにはたまらない!
とある弁護士事務所に勤める花織は、先生に寄せられる依頼を盗み聞きしては、“おしゃべりする猫”のスコティと噂話に花を咲かせていた。ある日、愛らしく気高くちょっと生意気なスコティが、推理合戦を仕掛けてくる。「もしいま先生が殺されて、金庫の中身が盗まれたら、犯人は誰だと思う?」。金庫に入っているのは、5カラットのダイヤ、資産家の遺言書、失踪人の詫び状、12通の不渡り手形。怪しい依頼人たちを容疑者に、あれこれと妄想を膨らますふたり(1人と1匹)だったが、なぜか事件が本当に起きてしまい―。現実の事件と、謎解きに興じる“しゃべる猫”の真実は?ミステリ界注目の気鋭による、猫愛あふれる本格推理。
解説 我孫子武丸

Amazon公式紹介文より引用

『鬼畜の家』、『消えた断章』、『欺瞞の殺意』などの著者としても有名な深木章子さんの作品。おしゃべりする猫のファンタジー路線かと思いきや…。少しビターな謎解きが重なる一冊です。


『ゆきの山荘の惨劇』柴田よしき

人里離れた柚木野山荘で作家仲間の結婚披露パーティが開かれる。飼い猫の正太郎を連れてやってきた桜川ひとみだったが、土砂崩れで山荘は孤立。そして、次々と事件が! 毒死、転落死と相次ぐ不審死は事故か殺人か!? 猫探偵正太郎が幼なじみの犬サスケ、美猫のトマシーナとともに真相に迫る。人間の会話を理解する猫探偵正太郎が大活躍するシリーズ第1弾。

Amazon公式紹介文より引用

『RIKO-女神の永遠』、『聖なる黒夜』、『激流』などの著者としても有名な柴田よしきさんの作品。猫探偵・正太郎が登場するシリーズの第一作です。『柚木野山荘の惨劇』を改題した作品です。猫視点のクローズドミステリーで、ちょっと変わったミステリーを読みたいときにおすすめ。


『ポリス猫DCの事件簿』若竹七海

島に一人の駐在は、今日もてんてこまい。神奈川県の盲腸と呼ばれる葉崎半島の先、30人ほどの人間と100匹を超える猫が暮らす猫の楽園、通称、猫島。厄介ごとは次々起こるものの、対処するのは島にある派出所に勤務する七瀬晃巡査ただ一人。そして目つきの悪い巨大なドラ猫こそ、七瀬唯一の同僚、ポリス猫DC。DCの推理は今回も冴えるのか? コージーミステリの名手、若竹七海の葉崎シリーズ待望作!!

Amazon公式紹介文より引用

『ぼくのミステリな日常』、葉村晶シリーズ、『暗い越流』などで知られる若竹七海さんの作品。猫が多く暮らす島を舞台に、巡査の七瀬と相棒の猫DCがさまざまな事件に関わっていく連作ミステリーです。ゆるめのコージーミステリーが読みたいときにおすすめの一作。


『『吾輩は猫である』殺人事件』奥泉光

あの「猫」は生きていた?! 吾輩、ホームズ、ワトソン……苦沙弥先生殺害の謎を解くために猫たちの冒険が始まる。おなじみの迷亭、寒月、東風、さらには宿敵バスカビル家の狗も登場。超弩級ミステリー。

Amazon公式紹介文より引用

『石の来歴』、『神器』、『雪の階』などの著者としても有名な奥泉光さんの作品。1997年「本格ミステリベスト10」第8位にランクインしています。夏目漱石の『吾輩は猫である』の文体を模写し、猫たちが苦沙弥先生殺害の謎を追求するという物語。『吾輩は猫である』を読んでから本作を読むのがおすすめです。


『黒猫ルーイ、名探偵になる』キャロル・N・ダグラス

あらゆる裏路地に通じ
夜の街を忍び歩く緑目の黒猫探偵、現る。
愛され続けるロングセラーシリーズ
猫コージーの代表格が、ついに邦訳!
いかがわしい裏路地すらも、勝手知った自分の庭。
ラスベガスの裏社会ではちょっとした顔の黒猫ミッドナイト・ルーイは、
ひょんなことからブックフェアの会場で出版社社長の他殺体を嗅ぎつけた。
同じく死体につまずいて第一発見者となったのは、美人広報のテンプル・バー。
身体は小さいが頑張り屋の彼女を相棒(飼い主)に、黒猫探偵ルーイが犯人に迫る!
猫と本が事件の鍵を握る、コージーミステリ、シリーズ、第1弾。

Amazon公式紹介文より引用

「黒猫ルーイ」シリーズ、「アイリーン・アドラー」シリーズなどで知られるキャロル・ネルソン・ダグラスさんの作品。「黒猫ルーイ」シリーズはアメリカではロングセラーとなっている人気のコージーミステリーシリーズです。


『猫で窒息したい人に贈る25のショートミステリー』『このミステリーがすごい!』編集部・編

※猫が可哀想な目に遭う作品は、一つもございません!
猫×ミステリーの書き下ろしショートショート集!
ベランダに現れたその猫は、夫を亡くした私に大事なことを教えてくれた(岡崎琢磨「優しい人」)。
恋人は猫アレルギー? 恋と猫を天秤にかけて、彼女はどちらを選ぶのか(土屋うさぎ「然らば、恋」)。
ボンネットを叩く音が、今日は聞こえない――。猫と人に降り注ぐ優しさの物語(佐藤青南「あたたかい部屋」)。
キジトラ、シャム、ぶち、黒、白……25作品、猫まみれ! 猫×ミステリーを、窒息するまでご堪能あれ!

Amazon公式紹介文より引用

『このミステリーがすごい!』編集部によるアンソロジーで、岡崎琢磨さん、佐藤青南さんなど、ミステリー好きにはおなじみの作家も参加しています。猫をテーマにした25編を収録したショートミステリー集。猫がかわいそうな目に遭う作品がないので、猫好きでも安心して読める一作です。


『完全犯罪に猫は何匹必要か?』東川篤哉

「『招き寿司』チェーン社長・豪徳寺豊蔵が破格の金額で探偵・鵜飼杜夫に愛猫の捜索を依頼した。その直後、豊蔵は自宅のビニールハウスで殺害されてしまう。なぜか現場には巨大招き猫がおかれていて!? そこでは10年前に迷宮入りした殺人事件もおきていた! 事件の鍵を握るのは“猫”? 本格推理とユーモアの妙味が、新しいミステリーの世界に、読者を招く!

Amazon公式紹介文より引用

『密室の鍵貸します』、『謎解きはディナーのあとで』、『交換殺人には向かない夜』などの著者としても有名な東川篤哉さんの作品。烏賊川市シリーズの一作です。伏線回収が鮮やかな長編ユーモア本格ミステリー。


『書店猫ハムレットの跳躍』アリ・ブランドン

ニューヨーク、ブルックリンの書店を大叔母から相続した、三十代半ばのダーラ。堂々と書棚を徘徊し、緑色の目で冷たく客を睥睨する黒猫ハムレットが店のマスコットだ。ある日、ダーラは近所の工事現場で常連客の死体を発見してしまう。その脇には動物の足跡が。最近、夜に外を出歩いているらしいハムレットのものなのか? 名探偵猫ハムレット登場の、コージー・ミステリ第一弾。訳者あとがき=越智睦

Amazon公式紹介文より引用

「書店猫ハムレット」シリーズの著者として有名なアリ・ブランドンさんの作品。ダイアン・A・S・スタカート名義で「探偵ダ・ヴィンチ」シリーズを発表したほか、ヒストリカル・ロマンスをアレクサ・スマート、アンナ・ジェラードの名義でも発表しています。実は英語版の「書店猫ハムレット」シリーズの第2作目ですが、日本では第1作が未翻訳。日本語版での第1作となっています。


『猫吸い探偵 鎌倉かつお節店の覗き猫』悠木 シュン

謎の解決の糸口は 猫の記憶を覗く“あの”儀式。
鎌倉の人々と猫の優しい物語。
『猫を処方いたします。』著者・石田祥氏、推薦!
鰹節の芳しさと、“アレ”。――どちらも幸せな香りです。
目を閉じて、思い切り吸い込んでみたくなります。
鎌倉の片隅に佇むかつお節屋「カツヲ堂」。
夢に破れた青年・凛は、店主のおばあちゃんのもとに身を寄せていた。
ある日、近所の人に困りごとを相談され真相を探ることになったが、解決の糸口は摑めない。
そんな時、おばあちゃんから【猫吸い】の儀式を教わる。それは、猫のお腹に顔を埋めて香りを吸い込むことで、“猫が見た過去”を追体験できるというもの。
凛は猫吸いで得た情報をヒントに謎を解いていく――。
これは青年が猫に導かれれ、居場所を見つける心優しい物語。

Amazon公式紹介文より引用

『スマートクロニクル』、『スマドロ』などの著者としても有名な悠木シュンさんの作品。猫吸いで困りごとを解決していく、ちょっぴりファンタジー路線のほんわかミステリーです。


『猫鳴く森で謎解きを』楠谷佑

「エチカ、もしかして、オレのこと信じてくれてんの?」
全寮制男子校・霧森学院高等部二年の兎川雛太(とがわ・ひなた)と鷹宮絵愛(たかみや・えちか)はルームメイト。
夏休みに二人はボランティア部部長の亜蓮(あれん)に誘われ、”猫と会えるキャンプ場”と呼ばれる南本キャンプ場に1泊2日のボランティアに行くことになった。
県内の有名進学校である英央大学附属高校とつぐみ野女子高校からも参加しており、高校生たち計10人でボランティアを行うという。全員が初対面かと思いきや、不穏な人間関係が見え隠れしていた。
そして、キャンプ2日目、一人の生徒が何者かに殺害された――。
状況から犯人は内部犯である。第一発見者となった雛太は容疑者としてみんなから疑われてしまう。エチカは雛太の容疑を晴らすため、“消去法推理”で犯人を絞り、謎を解き明かす――。
冴えわたるロジックと熱い友情。ミステリ界期待の新進気鋭の若手作家が送る、長編本格ミステリ!

Amazon公式紹介文より引用

『案山子の村の殺人』、『ルームメイトと謎解きを』などの著者としても有名な楠谷佑さんの作品。エチカ&ヒナシリーズの第2作目です。テンポよく本格的なフーダニットミステリーを読みたい時におすすめ。


『猫が死体を連れてきた』シャーロット・マクラウド

カツラが告げる事件の開幕!
農業大学の町が舞台の、明るく楽しいシリーズ第4弾。
身を切るような秋風がたちはじめたバラクラヴァ。新たな騒動の始まりを告げたのは、シャンディ教授の家政婦ミセス・ローマックスの飼い猫、エドモンドがくわえてきたかつらだった。持ち主にしてローマックス家の下宿人でもあるアングレー名誉教授に返却すべくさがしに出かけると、当の本人は博物館(になる予定のクラブハウス)の裏手で冷たくなっていた。第一発見者になったミセス・ローマックスの要請で駆けつけたシャンディ教授が少し調べただけで、不審な点がいくつも見つかり……?/解説=澤木喬

Amazon公式紹介文より引用

「ピーター・シャンディ」シリーズ、「セーラ・ケリング&マックス・ビターソーン」シリーズなどの「著者としても有名なシャーロット・マクラウドさんの作品。「シャンディ教授」シリーズの第4弾です。明るく楽しい雰囲気で進むライトミステリー。


『黒猫とショコラトリーの名探偵』高里 椎奈

名探偵に憧れる青年×圧倒的推理力を持つ天才科学者の新作【猫】ミステリ!
ショコラトリーの2階に事務所を構える私立探偵、志貴恵大(しきけいた)。
憧れて探偵になったものの依頼は飼い猫捜しばかり。そんな時、事務所の大家から瀬橋大学情報科学科の知人を訪ねるよう頼まれる。
研究室に向かうと、そこには金銅色の瞳の艶やかな黒猫と大学教授らしき男、新家明(にいのみあきら)がいた。
恵大が探偵だと知った明は猫捜しの話を聞き、おもむろに自分が作った生成AIを起動。そして、一連の猫の失踪は、偶然ではなく犯罪であると言い出して――?
古典ミステリファン必読! 探偵好きに読んで欲しい新ミステリ登場!

Amazon公式紹介文より引用

『銀の檻を溶かして』、「うちの執事が言うことには」シリーズなどの著者として有名な高里椎奈さんの作品。「黒猫とショコラトリーの名探偵」シリーズの第1作目です。新米探偵×自作の生成AIを駆使する大学生
に黒猫6(ロク)がバディで活躍するライトミステリー。猫ミステリーをさくさく読みたい時におすすめの作品です。


『黒猫の小夜曲』知念 実希人

黒毛艶やかな猫として、死神クロは地上に降り立った。町に漂う地縛霊らを救うのだ。記憶喪失の魂、遺した妻に寄り添う夫の魂、殺人犯を追いながら死んだ刑事の魂。クロは地縛霊となった彼らの生前の未練を解消すべく奮闘するが、数々の死の背景に、とある製薬会社が影を落としていることに気づいて――。迷える人間たちを癒し導く、感動のハートフル・ミステリー。

Amazon公式紹介文より引用

「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ、『優しい死神の飼い方』、『祈りのカルテ』、『となりのナースエイド』などの著者としても有名な知念実希人さんの作品。「優しい死神」シリーズの第2作目。前作を読んでいなくても話は分かりますが、読んでいるとより楽しめます。


『漱石先生の事件簿 猫の巻』柳広司

「だって君、書生だろ?」 柳広司×夏目漱石 傑作パスティーシュ!
柳広司×夏目漱石
傑作パスティーシュ!(文体模写)
探偵小説好きの僕はひょんなことから先生の家に書生として住み込むことになった。
先生は癇癪持ちで、世間知らず。書生の扱いときたら猫以下だ。
家には先生以上の“超変人”が集まり、次々に奇妙奇天烈な事件が舞い込んでくる。
後始末をするのは、なぜかいつも僕の仕事だ。
先生曰く、
「だって君、書生だろ?」。
『吾輩は猫である』の物語世界がミステリーとしてよみがえる。
ユーモアあふれる“日常の謎”連作集!
<解説・田中芳樹>

Amazon公式紹介文より引用

『ジョーカー・ゲーム』、『贋作「坊っちゃん」殺人事件』などの著者としても有名な柳広司さんの作品。夏目漱石の『吾輩は猫である』の世界を、ミステリーとして再構成した連作集です。先生の家に住み込む書生の視点から、奇妙な事件や日常の謎が描かれていきます。文学作品の雰囲気と探偵小説の面白さが重なった一冊。


まとめ

猫が活躍するミステリー小説には、さまざまなタイプがあります。かわいらしい猫に癒されたいときは、コージーミステリーや短編集を。しっかり謎解きを楽しみたいときは、本格ミステリー寄りの作品を選ぶのがおすすめ。気になる作品があったら、ぜひ、手に取ってみてくださいね。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集