
【2025年7月発売予定】ミステリー小説以外のおすすめ注目作品30選
2025年7月はミステリー小説以外にも注目・話題の作品がたくさん!その中でも特にチェックしておきたい作品を30冊厳選してピックアップしました。発売が待ち遠しいですね。好みの作品がないか、探してみてくださいね♪

『レモネードに彗星』灰谷 魚 (著)
円城塔賞受賞作を含む、少し不思議でハイパーポップな傑作短編集!
「あなたが今思ったよりも、全然すごいよ」 円城 塔(作家)
新時代の才能、発掘! 円城塔賞受賞作「レモネードに彗星」を含む 少し不思議でハイパーポップな傑作短編集!
美しい叔母とは大きな窓ごしにしか対面できない。もう15年も。私が死んでからの15年。「レモネードに彗星」/世界への軽蔑を共有することで結ばれた二人の、数奇な運命。「純粋個性批判」/触れることのできない、破滅的に美しい彼女との予測不能な愛の物語。「新しい孤独の様式」など7篇収録
「安心して。私だって千年も生きるわけじゃない」
『奇妙な家についての注意喚起』夢見里 龍 (著)
■注意■ご家族の様子に異常を感じたら、読書をやめてください。
この本は、作家である私、夢見里龍が収集した「奇妙な構造をした家の体験談」を小説の形に書きおこしたものです。発端は小説投稿サイト上のエッセイでした。「生活をするのに不便はない。欠陥住宅というわけでもない。でも、明らかに奇妙な家なんです」それは〈排水口がすべての部屋にある家〉に住む主婦の投稿でした。以来、私はネットで見つけた奇妙な家群を「ひらく家」と名づけ、親交の深かった読者のヤモリさんと考察を語らうようになりました。ネット上の記述なので、全てはフィクション。そう考えていたんです。でも、ある体験をして気づきました。これらの家は本当に存在すると。私は本書を通じてみなさんに警戒を促します。あなたは今、「ひらく家」に住んでいませんか?
『廃集落のY家』遠坂 八重 (著)
どんどん怖さが増幅していくのに、続きが気になりすぎて、ページをめくる手が止められません。
背筋が凍りながら、最後に辿り着いた真実に、驚愕必至…!
ホラーや、サスペンス、スリラーを、超越した壮絶な面白さでした!
――紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん
怪談、ホラーで私の中で最高傑作を読んでしまった。あなたも読んで恐怖におびえてください。
――くまざわ書店南千住店 鈴木康之さん
とんっっっでもなく怖かったです…。遠坂八重さんって何者ですか。
――紀伊國屋書店イトーヨーカドー木場店 宮澤紗恵子さん
発売前から大反響!恐怖、震撼、激賞の嵐。
『死んだら永遠に休めます』で話題沸騰中の著者が「恐怖」を全力で描き切った、渾身の書き下ろしホラーミステリ。
五感を震わす戦慄から抜け出せなくなる。謎が深まる怒涛の展開に一気読み必至。
『情熱』桜木 紫乃 (著)
情熱と分別のあわいに揺れるあなたへ。
40年ぶりに再会を果たした同級生のカメラマンとスタイリスト――「兎に角」
「ボケたら関係解消」が条件の70代ホストと美容師――「ひも」
遅咲き小説家と過去をあかさぬ大学教授――「情熱」
ほか、全6編。
直木賞受賞作『ホテルローヤル』、中央公論文芸賞受賞作『家族じまい』に連なる、生き惑う大人たちの物語。
『給水塔から見た虹は』窪 美澄 (著)
あなたと私は違う。だから、一緒にいよう――。
『ふがいない僕は空を見た』『夜に星を放つ』の著者が、今を生きる人々に贈る感動作。
【各界からの反響続々!】
なんて誠実な小説なのだろう。今、この時代に、この本と出会えてよかった。――武田綾乃 (作家)
白か黒かでしか断じない、この時代に絶対に有効な“あわい”の物語。――早見和真 (作家)
何度も胸が潰されそうに痛かった。彼らの日々に、どうか幾重にも虹がかかりますように。――町田そのこ (作家)
その人の涙のわけを知らない。分からない。けど私たちは何かを思うことが出来るから見つめながら目を逸らさずに、あなたの話を聞きたい。――山本奈衣瑠 (俳優)
『#東京アパート』吉田 篤弘 (著)
「部屋が人生を決めてしまうのかな?」
「それとも、人生が部屋を決めるのかね」
フランス、ドイツ、イタリア、アメリカなど各国で翻訳されたロングセラー『おやすみ、東京』。そして、新たな東京の物語が始まる。
隣の天使から届けられる悪魔のケーキ。ベランダに置かれた大きな桃。「巨大アパート」でゴム印をつくりながら物語を紡ぐ青年。世界でいちばん雷の落ちない部屋。夜な夜なカラスと話す電話回収屋――。
東京のアパートで暮らすさまざまな人びとの夢やさみしさ、ささやかな幸福と奇跡。あたたかな交感が街を照らす、愛おしくかけがえのない21の小さな灯の物語。
『天使と歌う』愛野 史香 (著)
才能のカムバック――
自分の才能にすら気づいていなかった高校生の大夢(ひろむ)が、真のチェリストになるために、世界に挑戦する!
『あの日の風を描く』で、第16回角川春樹小説賞を選考委員満場一致で受賞。
忽ち重版し、多くのメディアで取り上げられた期待の大型新人、受賞後第一作
心の琴線にふれる感動&スリリングな音楽小説、ここに誕生
高校三年生の雨宮大夢は、介護福祉士になる進路を考えていた。
近所に住むクロアチア出身の元世界的なチェリスト、ルカ・デリッチ先生を支えるためだ。
身体が不自由なデリッチは、妻の故国日本に隠棲しており、大夢は小学生の頃から、先生の『無伴奏チェロ組曲』に憧れてチェロを習っていた。
そんなある日、クロアチアから「ルカ・デリッチ国際コンクール」を新設したいという話が届く――
異例の音楽コンクールに訳ありの“敗北者”たちが集い、それぞれの想いを懸けて熾烈な戦いを繰り広げる
『アフターブルー』朝宮 夕 (著)
選考委員瞠目! 第19回小説現代長編新人賞受賞作
今村翔吾さん「執念の如き力を感じた」
塩田武士さん「朝宮さんの『業』に、私は期待している」
中島京子さん「チャレンジングな作品」
凪良ゆうさん「著者にしか書けない光と闇」
宮内悠介さん「シンプルに心を動かされた」
薬丸岳さん「一番に推した」
5人の納棺師たちは全力を尽くす。遺された人々が、最後に顔を見てお別れを言えるように。
「どんなに考えても、探しても、人が死んだ理由なんて絶対に見つからないんだよ」
納棺師、遺品整理士、生花装飾技能士……葬儀関係のプロ集団「株式会社C・F・C」。
とりわけ損傷の激しい遺体を専門に扱う「二課」は、無残な状態から生前の面影を復元するのがミッション。
事故、事件、自殺ーー二課には毎日のように遺体が運ばれてくる。入学式を明日に控え線路に正座していた少年、ゴミ屋敷で餓死した男性、幼い我が子を残して事故に遭った母親、飛び降りる瞬間を動画配信していた少女ーー
二課の納棺師たちはその手で、失われた生前のおもかげを復元していく。
愛する人が突然この世を去った時、どうすれば立ち上がれるのか。あの人はなぜ命を絶ったのか。遺された者はどう生きればいいのか。
それぞれに「喪失」を抱えた納棺師たちもまた、明日を生きる微かな光を見出していく。
『ベトベト・メモリー』芦花公園 (著)
あの「父殺し」を犯したのは、君なのか僕なのか? 完璧美少年ケイと努力優等生シンのトラウマ劇は奈落に墜ちてゆく。崖っぷちの絶望と嫉妬に縛られた、愛と幻想のブラザーフッド!
「ななな、なんなんだー、こ、こ、これは」
とんでもない妄想と現実がかくも複雑怪奇に絡み合った物語に、読み手は囚われ驚愕する。―東雅夫(文芸評論家)
「天国に行っても私とお母様を見守ってください」
今日も幻聴にうなされる――耳元で囁くのは17才のケイの声だ。十代の頃の懐かしくて香しき、そして忌まわしき記憶が、うらぶれた高校教師・真一郎の意識を支配する。殺しの記憶から怪しい宗教、非合法治療まで、マージナルな想像力で繰り広げられる世にも不思議な脳内アドベンチャー。奇才・芦花公園が鋳造する幻想とリアリティのアマルガム(合金)に、読者は金縛りにされるであろう。
『或る集落の●』矢樹 純 (著)
あの家のわらしは、膨れで死ぬぞ。
――P集落に暮らす姉を訪ねた「私」が、土地神《べら》を祀る小さな社に毎日お参りをする姉の様子がおかしいことに気づく「べらの社」。山から集落におりてくる”人ならざるもの”を描いた「うず山の猿」「がんべの兄弟」。尊い《まる》の声を聞くためだけに、幼い子供が山の社にひとり閉じ込められる奇妙な因習「まるの童子」。さらに「密室の獣」「天神がえり」「拡散にいたる病」を加えた7編からなる連作短編集。
話題の伏線回収ホラー『撮ってはいけない家』著者の最新作。
今、振り向いてはいけない。
『鳥の夢の場合』駒田 隼也 (著)
デビュー作にして、第173回芥川賞候補作! 第68回群像新人文学賞受賞作! 「おれ、死んでもうた。やから殺してくれへん?」彼の胸に耳を当てた。するとたしかに心臓が止まっていた――。シェアハウスに住まう二人と一羽の文鳥。一つ屋根の下、同居人の蓮見から初瀬にもたらされた、気軽で不穏な頼み事。夢と現、過去と現在、生と死。あちらとこちらを隔てる川を見つめながら、「わたし」が決断するまでの五十五日。
『たえまない光の足し算』日比野 コレコ (著)
第173回芥川賞候補作
若者たちの生を鮮烈な文章で描く、これが文学の未来!
「かいぶつ」と呼ばれる時計台が見下ろす公園で出会った二人の少女と一人の青年。
美容外科のポスターに啓示を受け、花を食べる“異食の道化師”薗(その)。
「みんなのひと」になりたくて、フリーハグを続ける“抱擁師”ハグ。
“プロの軟派師”としてデビューしたばかりの弘愛(ひろめぐ)。
「こんなふうだったら、かんぺきだと思う」
「なにが」
「人と人とのむすびつきがさ」
ここは帰るべき家を持たない少年少女たちの残酷な楽園
21歳の新鋭が爆発させる愛と幻想の世界!
『右園死児報告 久』真島 文吉 (著)
この報告書は安全ではない。速やかに抹消せよ。
令和■年、発見された一連の有害情報群。
編纂者は不明。
本情報群は、「右園死児報告」を補完する性質を持ち、
その構成は、怪文書、または報告書から散逸した断片的文書によって成り立っている。
この記録群は、ヒト型右園死児「三田倉九」に関連している。
――「久」とは、「九」の同義文字。
すなわち、「永久」「無限」「天」「皇帝」……
尽きることなき概念を内包する。
『堕ちた儀式の記録』斉砂 波人 (著)
これは、とある集落で行われている儀式の記録である。
これは、日本各地に点在する集落で今も密かに行われている儀式を記録したものである。
第一の記録『瀧来集落』
東北では、少女を囲み、男たちが無言で数珠を回す雨乞いの儀が行われる。儀式の後、少女は必ず失踪し、誰一人として戻ってきた者はいない。
第二の記録『高山集落』
四国では、神仏の声を聴くための禁忌の儀式「オハチヒラキ」が継承されている。霊力を強制的に開花させるこの行為は危険すぎて禁じられているが、集落では今も続けられているという。
『友達がタイムマシンを作ったので』後谷戸 隆 (著)
2600万PV突破! SNSで共感と感動の声続々の超人気短編が書籍化!
泣けて、笑えて、驚いて……物語の先の予想しない結末に話題沸騰!
2600万PVを突破し感動の渦を巻き起こした表題作はもちろんのこと、Xでバズった人気作品のほか、書き下ろし作品を加えた超短編集がついに登場!
『マザーアウトロウ』金原 ひとみ (著)
「俺らマブになろうぜ」
40歳の波那の目の前に現れたのは、上下金色でかためたアッパーな53歳の義母・張子だった。
出会ったその足で飲みからカラオケにはしご、昼休憩に美容整形、勢いで韓国へ弾丸旅行、とエネルギッシュな張子に付き合っていく。
そのうち、嫁姑を超え、同じ女性として、人間として、改名、結婚式の有無、子供を持つことから始まり、お互い夫にも息子にも話したことのない過去や心に残るわだかまりと後悔、人生の選択について語り合うようになる。
『13月のカレンダー』宇佐美 まこと (著)
勤めていたバイオ企業を辞職した侑平は、父方の祖父母がかつて住んでいた愛媛県松山市の空き家を訪れていた。両親が離婚し、祖父母が亡くなって以来疎遠だった父から連絡があり実家を売ると言う。身勝手な父に反発を覚えたが、15年ぶりにその家に足を踏み入れた侑平は、祖父の書斎の机に積み上げてあった書類の中から、十三月まである不思議なカレンダーと脳腫瘍で余命いくばくもない祖母の病状を綴った大学ノートを見つける。その中に「寿賀子、『十三月はあったのよ』という」と書かれた一文が。祖母を知る関係者と接するうちに、導かれるように広島の地へと辿り着き、自らのルーツを知ることになり……。
太平洋戦争終結から80年。愚かな戦争の記憶を継承する、至高の大河小説。
『あなたの名』小池 水音 (著)
おかあさんを《記録》したい――。母と娘のさいごの時間を描く三島賞候補作。
余命わずかな継母と、念願の出産を控えた娘。母が去り、父が去り、長年この継母をただ一人の母として生きてきた娘は、その姿をなんとかこの世にとどめようと、母の《記録》を専門の会社に依頼する。やがて継母は、心の底に沈めていた記憶を語りはじめる……。思い出すことの痛みとその豊かさ、生と死の交差をきわめて繊細な筆致で描き出す、期待の新鋭による意欲作。
『蛍たちの祈り』町田 そのこ (著)
『52ヘルツのクジラたち』本屋大賞受賞作家、町田そのこ最新作!
蛍が舞う夜――山間にある小さな町に暮らす中学生の坂邑幸恵と桐生隆之は、どうしようもない状況に追い込まれ、互いの罪を隠し合う“共犯者”となった。それから十五年後、大人になった二人が再会したことをきっかけに、二人とその周囲の人生が大きく動き出す。同僚として、友人として、家族として……ぬぐい切れぬ「罪」の記憶に翻弄されながらも、真摯に生きた人々にあたたかなまなざしを注ぐ感動の傑作長編。
『天空遊園地まほろば』浜口 倫太郎 (著)
ようこそ、天空遊園地 まほろばへ。
わたくし当園の案内人、シチカと申します。
ここは、もう二度と会えない、あなたの大切な人と「再会」できる場所。
入園される際に、一つご注意を。
当園では泣くことが禁止されております。
もし泣くと、あなたの大切なものが失われます。
くれぐれもお気をつけください……。
大好きだった父親の死後、母親と折り合いの悪い少女。
出産を控えて、辛い別れをした元恋人に会いたいと願う女性。
軽蔑していた父親にどうしても聞きたいことのあるエリートビジネスパーソン。
決別した元相方と会いたい女性お笑い芸人。
戦死した兄との約束が忘れられない90代の男性。
大切な存在との「再会」を通し、
残された人々が自分の心と向き合い、未来へ歩み出す姿を描く、
胸を震わせる5つのやさしい物語。
『エヴァーグリーン・ゲーム』石井 仁蔵 (著)|文庫
難病のため小児病棟に入院している透。夢と現実の間で揺れる名門進学校に通う晴紀。母親と折り合いの悪い全盲の少女・冴理。少年院を出たのち、アメリカにわたった天涯孤独な青年・釣崎。世界有数の頭脳スポーツ・チェスと出会い、その面白さに魅入られた4人の若者たちの人生が、64マスの盤上で、ドラマティックに交錯する――。全選考委員の絶賛を集めた、第12回ポプラ社小説新人賞受賞作!
『前の家族』青山 七恵 (著)|文庫
トラウマ級の結末!恐怖のマイホーム奇譚。
引越し後の鍵交換は、お済みです…よね?
中古マンションの購入から全ては始まった。
トラウマ級の結末が待ち受ける、芥川賞作家による恐怖のマイホーム奇譚。
三十七歳にしてマイホーム購入を思い立った小説家の猪瀬藍。気になるマンションへ内見に行くと、そこにはまだ、若い夫婦と幼い姉妹の小林一家が暮らしていた。彼らは十二年間住んだこの部屋を離れ、近くの新築一軒家に引っ越すという。
すっかり気に入った藍は購入を決意。リフォームも完了し、新生活を満喫していたある日、新居に小林姉妹が押しかけてくる。以来、食事やお泊まり会に招かれ、小林家との交流に甘美な幸福を感じる藍。だが、新居では奇妙な出来事が次々と起こり始め……。
日常を侵食していく不安と、衝撃の結末。芥川賞作家によるノンストップ・マイホーム奇譚。
『そして誰もゆとらなくなった』朝井 リョウ (著)|文庫
頑張りすぎた結婚式の余興に、10年ぶりのダンスレッスンで受けた屈辱……。
公共の場で読むのが危険なほど面白い!『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』に続く、抱腹絶倒エッセイシリーズ完結編!
文庫書き下ろしエッセイ「ホールケーキの乱、その後」「ロスト・イン・パーソナルトレーニング」も2本収録。
『記憶にありません。記憶力もありません。』土屋 賢二 (著)|文庫
本書を買ったら即、買ったことを忘れるべし!
「週刊文春」大人気エッセイシリーズ、文庫オリジナル。
歳をとって記憶力がなくなるのは、悪いことばかりではない。
タネになったことを覚えていられないから、老夫婦は喧嘩をしなくなるし、
クヨクヨすることもなくなるから、精神衛生上もよい。
何よりも、人間の生き方の根本に影響する。
過去にこだわらず、「いまという瞬間を生きろ」
人生をよりよく生きるための、あれやこれやが詰まっています。
くせになる極上ユーモア・エッセイ。
『モノクロの夏に帰る』額賀澪 (著)|文庫
戦時中のモノクロ写真をカラー化した『時をかける色彩』という写真集が刊行された。戦争を知らない二十代の書店員がそれを店頭に並べたことで、世界が少しずつ変わり始める。セクシャルマイノリティの書店員、保健室登校の女子中学生、家族に引け目を感じるテレビディレクター、アメリカと福島からの転校生たち……若い彼らを後押しする感動の青春小説。
『ピザトーストをひとりで食べる』加藤千恵 (著)|文庫
家を出ていく恋人が最後に作ってくれた肉味噌焼きそば。夫の浮気を知らず作り置きした、彼の好きな生ハムのマリネ。秘かに気になってる女友達とシェアした揚げ春巻き。婚約破棄された後、実家で食べた朝ごはんの長芋の短冊――。ままならない日々の中、どうしようもない私を支えてくれるものがある。恋愛にまつわる忘れられない食の物語+短歌集。
『朔と新』いとう みく (著)|文庫
第58回野間児童文芸賞受賞作品。
兄の朔(さく)が1年ぶりに家へと帰ってきた。朔と弟の新(あき)は、一昨年の大晦日、父親の故郷で正月を迎えるために高速バスで仙台に向かい、バスが横転する事故に巻き込まれた。朔は視力を失い、盲学校での生活を送っていたのだ。大晦日に帰省することになったのは、新が母親と衝突したことが原因だった。本来の予定より一日遅れでバスに乗ったのが、運命を変えたのだ。
中学時代、新は長距離走者として注目を浴びていたが、ランナーとしての未来を自ら閉ざし、高校に進学した後も走ることをやめた。
そんな新に、突然、朔が願いを伝える。
「伴走者になってもらいたいんだ、オレの」
激しく抵抗する新だったが、バスの事故に巻き込まれたことへの自責の念もあり、その願いを断ることはできなかった。かくして兄と弟は、1本のロープをにぎり、コースへと踏み出してゆく――。
ブラインドマラソンを舞台に、近いからこそ遠くに感じる兄弟、家族の関係を描き切った青春ストーリー。
『汝、星のごとく』凪良 ゆう (著)|文庫
第20回本屋大賞受賞作!
シリーズ累計100万部突破!
あなたと生きる、その痛みごと。
著者2度目の本屋大賞を受賞した『汝、星のごとく』が3年の時を経てついに文庫化!同じ空の下であの星を見上げよう。そして、また出会おう。あまりに切ない運命を、繊細な心理描写で描いた著者最高傑作。
風光明媚な瀬戸内の島で育った暁海(あきみ)と母の恋愛に振り回され転校してきた櫂(かい)。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人が恋に落ちるのに時間はかからなかった。ときにすれ違い、ぶつかり、成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けた著者がおくる、あまりに切ない愛の物語【2023年本屋大賞受賞作】
『青く滲んだ月の行方』青羽 悠 (著)|文庫
「ここからどうすればいい?」僕がこう思っている時、きみは。
若者の真実を描く感動共作!!
何かを「好き」と言える人を眩しく感じる隼人、
「女の子との遊びはクレーンゲームみたいなもの」と言ってみせる大地、
高校時代までは、周囲から認められて自信を持っていた和弘、
仲間が何に苦しんでいるのか分からず、寄り添えない自分に絶望するBーー
「なりたい自分」に向かってひとり藻掻く、大人未満の4人の物語。
『茜さす日に嘘を隠して』(真下みこと)と繋がる世界ーー
『フィールダー』古谷田 奈月 (著)|文庫
【第8回渡辺淳一文学賞受賞作】
矛盾だらけのめちゃくちゃな世界で、
自分だけはせめてまっすぐでありたい。
児童虐待、ルッキズム、ソシャゲ中毒、ネット炎上、猫を愛するということ……
この現実(ルビ:カオス)と向き合う覚悟はあるか?
総合出版社・立象社で社会派オピニオン小冊子を編集する橘泰介は、担当の著者・黒岩文子について、同期の週刊誌記者から不穏な報せを受ける。児童福祉の専門家でメディアへの露出も多い黒岩が、ある女児を「触った」らしいとの情報を追っているというのだ。時を同じくして橘宛てに届いたのは、黒岩本人からの長文メール。そこには、自身が疑惑を持たれるまでの経緯がつまびらかに記されていた。消息不明となった黒岩の捜索に奔走する橘を唯一癒すのが、四人一組で敵のモンスターを倒すスマホゲーム・『リンドグランド』。その仮想空間には、橘がオンライン上でしか接触したことのない、ある「かけがえのない存在」がいて……。
「かわいい」に狂っていく――。
誰かを「愛でる」行為の本質を暴く傑作長編!
『文庫版 近畿地方のある場所について』背筋 (著)|文庫
"新しい"情報をお持ちの方はご連絡ください。
私、小澤雄也は本書の編集を手掛けた人間だ。
収録されているテキストは、様々な媒体から抜粋したものであり、
その全てが「近畿地方のある場所」に関連している。
なぜこのようなものを発表するに至ったのか。
その背景には、私の極私的な事情が絡んでいる。
それをどうかあなたに語らせてほしい。
私はある人物を探している。
その人物についての情報をお持ちの方はご連絡をいただけないだろうか。
※単行本とは内容が異なります。ご了承ください。
『最後の晩ごはん さびしんぼうと大きなシュウマイ』椹野 道流 (著)|文庫
美味しい料理と優しい人々が織りなす大人気シリーズ、第21弾!
ロイドがひょんな事故から「入院」し、
海里と夏神はふたりで「ばんめし屋」を営業することに。
そんな中、海里の兄の一憲が、同僚の佐藤を連れてやって来る。
最近母を亡くしたという彼には何か事情がありそうだった。
やがてロイドが復帰した後、佐藤が再び店を訪れ、
部屋に母親らしき霊がいるかもしれない、と言う。
彼の部屋に赴いた海里とロイドが出会った霊とは……。
美味しい料理と優しい人々が織りなす大人気シリーズ、第21弾!
『らんたん』柚木麻子 (著)|文庫
この灯は、「妻」や「母」ではなく、「私」のためにある。
明治・大正・昭和の女子教育を築いた女性たちを描く大河小説!
世界中が熱狂する『BUTTER』著者の原点がここに――。
らんたんの灯を絶やさないで。それは教育という名の希望なのだから――。伊勢に生まれた河井道は、札幌で新渡戸稲造に学び、米ブリンマー大学に留学、帰国後は津田梅子が創設した女子英学塾で教えた。良妻賢母ではなく、ひとりの人間として生きるための女学校をつくろうと、道は教え子の渡辺ゆりと奔走する。明治・大正・昭和の女子教育を築いた〈魂の姉妹〉を描く、輝きに満ちた大河小説!(解説・村岡恵理)
『新装版 翼をください』原田 マハ (著)|文庫
原田文学の原点となった傑作長編。世界大戦前夜、自由と平和を求めて世界一周飛行という未曾有の大冒険へ挑んだ者たちの熱き人間ドラマ。大空に果てなき夢を描く航空ロマン。
まとめ|【2025年7月発売予定】ミステリー小説以外のおすすめ注目作品30選
今月も面白そうな作品が目白押し!朝井リョウさん、凪良ゆうさん、柚木麻子さん、原田マハさんなどさまざまな作品が刊行されます。気になった作品はぜひ、チェックしてみてくださいね。