ハロウィンに読みたい!「魔女」がタイトルに入るミステリーおすすめ小説12選
ハロウィンの夜にぴったりなのは、魔法ではなく「謎」に満ちた物語。今回は、理知的な女性像や、
人間の業を暴く謎が描かれる、「魔女」がタイトルに入る名作ミステリーを厳選しました。この秋、あなたの心を静かに揺さぶる魔女たちの物語を、ハロウィンの灯りのもとでじっくり味わってみませんか。
気になった作品はぜひ、手に取ってみてくださいね。

『ラプラスの魔女』東野 圭吾
遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きた。検証に赴いた地球化学研究者・青江は、双方の現場で謎の娘・円華を目撃する――。東野圭吾が小説の常識をくつがえして挑んだ、空想科学ミステリ!
『容疑者Xの献身』、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』などの著者としても有名な東野圭吾さんの作品。東野さんの作家デビュー30周年記念作品として刊行された作品です。2018年に櫻井翔さん主演で映画化されています。「ラプラスの魔女シリーズ」の第1作目です。SF×ミステリーの面白さを堪能できます。
『魔女と過ごした七日間』東野 圭吾
その夏、信じられないことばかり起きた。「ラプラスの魔女」シリーズ!
AIによる監視システムが強化された日本。
指名手配犯捜しのスペシャリストだった元刑事が殺された。
「あたしなりに推理する。その気があるなら、ついてきて」
不思議な女性・円華に導かれ、父を亡くした少年の冒険が始まる。
少年の冒険×警察ミステリ×空想科学
記念すべき著作100作目、圧巻の傑作誕生!
こちらも東野さんの作品。「ラプラスの魔女シリーズ」の第3作目です。ちなみに『魔力の胎動』が第2作目にあたり、魔女が題名につきません。東野さんの通算100作目の作品にあたることもで有名です。AIに依存していく社会を垣間見られる作品です。
『魔女は甦る』中山 七里
元薬物研究員が勤務地の近くで肉と骨の姿で発見された。埼玉県警の槇畑は捜査を開始。だが会社は2ヶ月前に閉鎖され、社員も行方が知れない。同時に嬰児誘拐と、繁華街での日本刀による無差別殺人が起こった。真面目な研究員は何故、無残な姿に成り果てたのか。それぞれの事件は繋がりを見せながら、恐怖と驚愕のラストへなだれ込んでいく……。
『さよならドビュッシー』、『連続殺人鬼カエル男』などの著者としても有名な中山七里さんの作品。この作品で第6回「このミステリーがすごい!大賞」に応募するも落選してしまい、2009年に『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!大賞」を受賞してデビューしたという逸話があります。本作は落選ながら高い評価を受け、コンテストから4年後に出版されることになりました。
『魔女の檻』ジェローム・ルブリ
雪が降ったのなら、
あんたたちみんな、
もうすぐ死ぬよ。
呪いの村に連続する怪死。
この村の秘密は、絶対に見抜けない。
その村を見おろす山からは、かつて魔女とされた女たちが突き落とされて死んだ――。
現在、村は実業家ティオンヴィル氏によって所有され、平穏を保っていた。だが、新たに赴任した警察署長ジュリアンは、この村は何かおかしいと疑いはじめる。
実在しない作家について執拗に図書館に訊ねる老人。
子供が騒いで寝られないと苦情をよこすバス運転手。
2年前に羊を殺戮し、直後に怪死を遂げた羊飼い。
そしてこの村には、ありとあらゆる場所に監視カメラがあるのだ……。
エスカレートしてゆく怪事、死んでゆく村人たち。ジュリアンと部下たちの奔走もむなしく、雪の降る夜に恐怖はクライマックスを迎える!
『魔王の島』で日本のミステリ通を驚愕させた鬼才が、ふたたび放つショッキングな真相。果たしてこの村に隠された秘密とは――?
2023年の「このミステリーがすごい!」海外編第10位にランクインした『魔王の島』の作者としても有名なジェローム・ルブリさんの作品。ホラー×ミステリーのスピード感がある作品が読みたい時におすすめの一作。
『凶眼の魔女』吉田 恭教
目を背けたくなるほど悍おぞましい幽霊画。
その「作者を探してほしい」という依頼をうけた探偵の槙野康平は島根県へ向かう。
作者・秋田と会えたが、なぜか怒りを買い追い返されてしまう。
それから一年後、秋田は神奈川県で自殺。
疑問を持った槙野は調査に乗り出すが、連続猟奇殺人事件に巻き込まれ……
恐怖の本格ミステリー!
『変若水』、『朝焼けの彼方へ 背暦の使者』などの著者としても有名な吉田恭教さんの作品。漁師と小説家というユニークな経歴を持つことでも話題の方です。『可視みえる』を改題・改稿した作品です。「槇野・東條シリーズ」の第1作目。
『魔女推理―嘘つき魔女が6度死ぬ―』三田誠
「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」著者が贈る、魔法×青春×ミステリー!
春。満開の桜の樹の下で、僕は「彼女」に再会した。檻杖くのり。久城という街に住まう、美しくも謎に満ちた存在。「魔女」と称される彼女の周囲では常に事件が起こり……。記憶を失った少女。川で溺れた子ども。教会で起きた不審死。不可思議な謎の原因は「魔法」なのか。あるいはそれは「噓」なのか。くのりと僕、二人の高校生の等身大の青春を描く魔法×ミステリー、ここに開幕。
『レンタルマギカ』、『ロード・エルメロイII世の事件簿』などの著者としても有名な三田誠さんの作品。魔法×青春ミステリー。ラノベのような軽やかさがあるのでさらっと読みたい時におすすめの一冊です。
『魔女の館の殺人』三日市零
この謎から、脱出せよ。
山奥の洋館で始まった
〈脱出ゲーム〉という名の怪奇殺人――
理系×文系の大学生コンビが挑む
リアル謎解きミステリー!
進藤理人は理学部に通う大学二年生。ルームメイトの柏木詩文とは、性格こそ正反対ながら「謎解き」という共通の趣味があり馬が合う。ある日二人は山奥の洋館で催される脱出ゲームに参加することに。だがその最中、何者かの焼死体が館内で見つかった。戦慄のなか、やがて次の犠牲者が……。館を出られる条件は唯ひとつ、九つの謎を解くこと――「殺人(マーダー)」×「謎解き(リドル)」の読者参加型ミステリー!
コロナ禍で在宅勤務になり、はじめての小説で16万字を書き上げたということでも話題となった三日市零さん。『復讐は合法的に』などの「復讐シリーズ」でも有名な作家さんです。本作は第9回ほんタメ文学賞たくみ部門大賞を受賞した作品。リアルな脱出ゲームの感覚を味わえます。
『魔女』樋口 有介
大学を卒業したものの、知人のガーデニングプランナーの手伝いをする日々、そんな広也の日常が激変したのは元恋人の衝撃的な死が原因だった。二年前の学生時代になんとなく付き合い始め、数ヶ月でなんとなく別れただけの千秋が、生きたまま何者かに焼かれてしまうなんて。テレビ局に勤める姉の頼みから広也は事件を調べる中、自分の知る彼女の姿とはまったく異なる証言にただ困惑するしかなかった……。青春ミステリの名作が、大幅改稿で登場。
『ぼくと、ぼくらの夏』、『枯葉色グッドバイ』などの著者としても有名な樋口有介さんの作品です。元恋人の人となりを解き明かしていく、ハードボイルド系青春ミステリー。
『あの魔女を殺せ』市川哲也
館×密室×魔術
カルト的な人気を博す、三姉妹人形師
創作の館での新作発表の夜、
連続殺人がはじまる――
鮎川哲也賞作家が満を持して放つ、衝撃の長編ミステリ
グロテスクな生(いき)人形の作り手として、賛辞を集める常世三姉妹。彼女たちの人形にはまるで人の魂が宿っているかのような迫力があり、世界中の好事家を魅了していたが、一方でその人形作りについて黒い噂が囁かれていた。三姉妹の新作発表の場に立ち会うことになったフリーライター・麻生真哉は、六歳の娘とともに群馬の山中にある館に向かう。ところが新作人形の発表の夜、三姉妹の長女が殺害される。現場はほぼ密室。館も孤立状態となり、残された姉妹は、館中を捜索し始めるが――。ある魔術を受け継ぐ一族を巡る驚愕の事件を巧みに描いた、鮎川賞作家の最新作。
『名探偵の証明』、『放課後の名探偵』などの著者としても有名な市川哲也さんの作品。館×密室という王道展開に魔術という特殊設定が加わった長編ミステリーです。衝撃のラストまで一気読みさせるスピード感のある作品。
『魔女の原罪』五十嵐律人
法律が絶対視される学校生活、魔女の影に怯える大人、血を抜き取られた少女の変死体。
一連の事件の真相と共に、街に隠された秘密が浮かび上がる。
僕(宏哉)と杏梨は、週に3回クリニックで人工透析治療を受けなければならない。そうしないと生命を維持できないからだ。ベッドを並べて透析を受ける時間は暇で、ぼくらは学校の噂話をして時間を潰す。
僕らの通う鏡沢高校には校則がない。ただし、入学式のときに生徒手帳とともに分厚い六法を受け取る。校内のいたるところには監視カメラが設置されてもいる。
髪色も服装も自由だし、タピオカミルクティーを持ち込んだって誰にも何も言われない。すべてが個人の自由だけれども、〝法律〟だけは犯してはいけないのだ。
一見奇妙に見えるかもしれないが、僕らにとってはいたって普通のことだ。しかし、ある変死事件をきっかけに、鏡沢高校、そして僕らが住む街の秘密が暴かれていく――。
『法廷遊戯』が映画化され注目を集める現役弁護士作家の特殊設定リーガルミステリー。
『法廷遊戯』、『幻告』などの著者としても有名な五十嵐律人さんの作品。2024年の「このミステリーがすごい!」第19位にランクインされた作品です。現役の弁護士さんでもある五十嵐さん。被害者や加害者、遺された家族についても考えさせる物語に仕上げています。
『魔女裁判の弁護人』君野 新汰
裁判にかけられた少女を救うため
魔女の不在を証明せよ!
(あらすじ)
16世紀の神聖ローマ帝国。法学の元大学教授のローゼンは旅の道中、ある村で魔女裁判に遭遇する。
水車小屋の管理人を魔術で殺したとして告発されていたのは少女・アン。法学者としてアンを審問し、その無罪を信じたローゼンは、村の領主に申し出て事件の捜査を始めるが――。
魔女の存在が信じられていた社会を舞台に、法学者の青年が論理的に魔女裁判に挑むリーガルミステリー!
第23回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として本作でデビューした君野新汰さん。精神科医でもある作家さんです。16世紀神聖ローマ帝国を舞台に、圧倒的に不利である魔女裁判に挑む青年の物語。大どんでん返しでラストまで気を抜けません。
『永劫館超連続殺人事件 魔女はXと死ぬことにした』南海遊
第25回本格ミステリ大賞 小説部門ノミネート
2025本格ミステリ・ベスト10(原書房)
このミステリーがすごい!2025年版(宝島社)
ミステリが読みたい!2025年版(早川書房)
オールランクイン!
『館』x『密室』x『タイムループ』の三重奏(トリプル)本格ミステリ。
「私の目を、最後まで見つめていて」
そう告げた『道連れの魔女』リリィがヒースクリフの瞳を見ながら絶命すると、二人は1日前に戻っていた。
母の危篤を知った没落貴族ブラッドベリ家の長男・ヒースクリフは、3年ぶりに生家・永劫館(えいごうかん)に急ぎ帰るが母の死に目には会えず、葬儀と遺言状の公開を取り仕切ることとなった。
葬儀の参加者は11名。ヒースクリフ、最愛の妹、叔父、従兄弟、執事長、料理人、メイド、牧師、母の親友、名探偵、そして魔女。
大嵐により陸の孤島(クローズド・サークル)と化した永劫館で起こる、最愛の妹の密室殺人と魔女の連続殺人。そして魔女の『死に戻り』で繰り返されるこの超連続殺人事件の謎と真犯人を、ヒースクリフは解き明かすことができるのかーー
『館』x『密室』x『タイムループ』の三重奏(トリプル)本格ミステリ。
『傭兵と小説家』、『パンドラブレイン 亜魂島殺人(格)事件』などの著者としても有名な南海遊さんの作品。2025年「このミステリーがすごい!」第12位、「本格ミステリ・ベスト10」第5位、「ミステリが読みたい!」第11位にランクイン。第25回本格ミステリ大賞(小説部門)候補になった作品です。館×密室という王道展開にタイムリープを掛け合わせたSFテイストの本格ミステリー作品。
まとめ|ハロウィンに読みたい!「魔女」がタイトルに入るミステリーおすすめ小説12選
ハロウィンに読むなら、幻想的な恐怖ではなく、理性と感情のせめぎ合いが生む魔女たちのミステリーこそおすすめ!謎と知性、そして静かな狂気が交錯する作品が、きっとあなたの夜を忘れられない読書時間に変えてくれるでしょう。気になった本はぜひ、手に取ってみてくださいね。
