中学生の読書感想文におすすめの本15選|書きやすい&読みやすい本を厳選!
中学生の読書感想文の本選びが難しいと思う方が多いようです。今回は、読書感想文を書きやすい本、そして、本にあまり触れてこなかった子どもたちでも読みやすい本を厳選してご紹介!どの本も評価の高い、名作揃いです。
読書感想文に向いている本を選ぶ際は、まず「自分の興味が持てるテーマかどうか」を確認することが大切。登場人物の感情に共感できるかどうかも重要なポイントです。読んでいて「自分だったらどう思うか」と想像できる本を選ぶと、感想文がスムーズに書けます。まずは、あらすじを確認してみましょう。
聴く読書、オーディブルで聴ける作品も多数あります。どうしても、文字を追うことが難しい場合は、聴く読書から入ってみるのもおすすめです。気になった本はぜひ、手に取ってみてくださいね。

『カラフル』森 絵都
「おめでとうございます! 抽選にあたりました! 」 生前の罪により輪廻のサイクルからはずされたぼくの魂が天使業界の抽選にあたり、 再挑戦のチャンスを得た。 自殺を図った中学三年生の少年、小林真の体にホームステイし、 自分の罪を思い出さなければならないのだ。 ガイド役の天使のプラプラによると、父親は利己的で母親は不倫しており、兄の満は無神経な意地悪男らしい。 学校に行ってみると友達がいなかったらしい真に話しかけてくるのは変なチビ女だけ。 絵を描くのが好きだった真は美術室に通いつめていた。 ぼくが真として過ごすうちに、しだいに家族やクラスメイトとの距離が変っていく。 モノクロームだった周囲のイメージが、様々な色で満ちてくるーー。 高校生が選んだ読みたい文庫ナンバー1。累計100万部突破の大人も泣ける不朽の名作青春小説。
『風に舞い上がるビニールシート』、『リズム』などの著者としても有名な森絵都さんの作品です。第46回産経児童出版文化賞を受賞した作品です。2000年に田中聖さん主演で映画化、2010年アニメ映画化、2022年長尾謙杜さん主演で『HOMESTAY (ホームステイ)』として映画化されています。そのほか、朗読劇、朗読ミュージカル、ミュージカルなどで何度も取り上げられている人気作です。思春期の子供たちに読んでもらいたい名作です。
『アルジャーノンに花束を』ダニエル・キイス (著), 小尾 芙佐 (翻訳)
32歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリイ・ゴードン。そんな彼に夢のような話が舞いこんだ。大学の先生が頭をよくしてくれるというのだ。これにとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に検査を受ける。やがて手術によりチャーリイの知能は向上していく……天才に変貌した青年が愛や憎しみ、喜びや孤独を通して知る人の心の真実とは? 全世界が涙した不朽の名作。著者キイスを追悼した訳者あとがきを付した新版
アメリカの作家ダニエル・キイスさんによるSF小説。1959年に中編小説として発表され、翌年ヒューゴー賞短編小説部門を受賞。1966年に長編小説として改作・発表され、翌年ネビュラ賞を受賞した作品です。世界各国で映画化、日本でもテレビドラマ化されています。全世界で愛されていることが納得できる最高の作品。子供のうちに一度は触れてほしい作品です。
『この夏の星を見る』辻村 深月
この物語は、あなたの宝物になる。
亜紗は茨城県立砂浦第三高校の二年生。顧問の綿引先生のもと、天文部で活動している。コロナ禍で部活動が次々と制限され、楽しみにしていた合宿も中止になる中、望遠鏡で星を捉えるスピードを競う「スターキャッチコンテスト」も今年は開催できないだろうと悩んでいた。真宙(まひろ)は渋谷区立ひばり森中学の一年生。27人しかいない新入生のうち、唯一の男子であることにショックを受け、「長引け、コロナ」と日々念じている。円華(まどか)は長崎県五島列島の旅館の娘。高校三年生で、吹奏楽部。旅館に他県からのお客が泊っていることで親友から距離を置かれ、やりきれない思いを抱えている時に、クラスメイトに天文台に誘われる――。
コロナ禍による休校や緊急事態宣言、これまで誰も経験したことのない事態の中で大人たち以上に複雑な思いを抱える中高生たち。しかしコロナ禍ならではの出会いもあった。リモート会議を駆使して、全国で繋がっていく天文部の生徒たち。スターキャッチコンテストの次に彼らが狙うのは――。
哀しさ、優しさ、あたたかさ。人間の感情のすべてがここにある。
『かがみの孤城』、『傲慢と善良』などの著者としても有名な辻村深月さんの作品。2025年7月に桜田ひよりさん主演で映画化されました。新型コロナを経験してきた子供たちだからこそ、感じられるものがある作品。
『夏の庭―The Friends』湯本香樹実
この世界には隠れているもの、見えないものがいっぱいあるんだろう。
死への興味から、生ける屍のような老人を「観察」し始めた少年たち。いつしか双方の間に、深く不思議な交流が生まれるのだが……。
町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは「観察」し始めた。生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。夏休みを迎え、ぼくらの好奇心は日ごと高まるけれど、不思議と老人は元気になっていくようだ――。いつしか少年たちの「観察」は、老人との深い交流へと姿を変え始めていたのだが……。喪われゆくものと、決して失われぬものとに触れた少年たちを描く清新な物語。
『西日の町』、『岸辺の旅』などの著者としても有名な湯本香樹実さんの作品。、日本児童文学者協会新人賞、児童文芸新人賞、ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞、ミルドレッド・バチェルダー賞を受賞。湯本さんのデビュー作です。1994年、三國連太郎さん主演で映画化、1997年、2015年に舞台化されています。子どもたちの成長と、生きることの意味が静かに語られる作品。
『青空のむこう』アレックス・シアラー (著), 金原瑞人 (翻訳)
「やり残したことがあるんだ。」
ひとりの少年が教えてくれる、生きている今を大切にしようというメッセージ。
「とにかく、ぼくは死んでここにいる」突然の事故で死んでしまった少年ハリー。
あるときハリーは青空のむこうから地上に降りてくる。やり残したことがあるから……。
死んでいるのに、あっけらかんとしてユーモアたっぷりの主人公ハリー。
そのハリーが物語を通して、「生きている今が大切なんだよ」というメッセージを私たちに伝えてくれる、読後感の爽やかな感動の一冊。
多くのファンをもつYAの名手アレックス・シアラーを日本で初めて紹介したのが本作。
多くの読者に感動を与えた69万部突破のベストセラー小説。
『13ヶ月と13週と13日と満月の夜』、『チョコレート・アンダーグラウンド』などの著者としても有名なアレックス・シアラーさんの作品。「中学生のための国語のおすすめ50冊」にも選ばれている作品です。死ぬこと、そして今、生きているということをあらためて考えたくなる一冊。
『夜のピクニック』恩田陸
繫ぎ留めておきたい、この時間を。
小さな賭けを胸に秘め、貴子は高校生活最後のイベント歩行祭にのぞむ。誰にも言えない秘密を清算するために――。永遠普遍の青春小説。
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。
『六番目の小夜子』『球形の季節』と合わせて高校三部作といわれている作品。本作が完結編にあたります。第2回本屋大賞、第26回吉川英治文学新人賞受賞作。2004年度『本の雑誌』が選ぶノンジャンルベスト10で第1位。2006年多部未華子さん主演で映画化、2016年吉川友さん主演で舞台化されています。
『かがみの孤城』辻村深月
あなたを、助けたい。
学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。
『鍵のない夢を見る』、『冷たい校舎の時は止まる』などの著者としても有名な辻村深月さんの作品。2018年の第15回本屋大賞を受賞した作品です。他にも、2018年「このミステリーがすごい!」第8位などさまざまな賞を受賞しています。2019年漫画化、2020年舞台化、2022年劇場アニメ映画化されています。ミステリー仕立てのSF作品。ラストでしっかり伏線回収され、すっきりと読み終わることができます。
『舟を編む』三浦しをん
出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作!
2012年本屋大賞受賞作品。2013年松田龍平さん主演で映画化、2016年テレビアニメ化、2024年池田エライザさん主演でテレビドラマ化されています。もともと女性ファッション雑誌『CLASSY.』に連載されていた小説です。言葉への鋭い感覚を持ちながらも、人付き合いが苦手な彼が、辞書編集という仕事を通じて成長していく姿が魅力。
『西の魔女が死んだ』梨木 香歩
二度と再び、まいの世界が元に戻ることはなかった。
学校に足が向かなくなった少女が、大好きな祖母から受けた魔女の手ほどき。何事も自分で決めるのが、魔女修行の肝心かなめで……。
中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。
『家守綺譚』、『裏庭』などの著者としても有名な梨木香歩さんの作品。本作がデビュー作です。日本児童文学者協会新人賞、新美南吉児童文学賞、第44回小学館文学賞を受賞した作品。2005年ラジオドラマ化、2008年にサチ・パーカーさん、高橋真悠さん主演で映画化されています。優しい文章が読者の心に深く響く一冊です。
『透明なルール』佐藤 いつ子
平凡な中学生・優希は、クラス替えでたまたま「1軍」のグループに入れたものの、本当の自分を隠して生きている。
成績が悪いフリをするし、オタクなところは絶対にバレたくない。クラスメイトの投稿に「いいね」をつけるかどうかも悩む。
そして家でも、ひとり親の父に生理用品を買ってと言えない・・・・・・。
「周りからどう思われるか」を気にするあまり、生きづらさを感じる優希が、不登校ぎみの転校生やマイペースなクラス委員との心の交流を通じて、
自分を縛る<透明なルール>に気づき、立ち向かっていく。
教室の雰囲気やSNSの同調圧力に息苦しさを感じる全ての人に、勇気をもたらす爽やかな物語。
『キャプテンマークと銭湯と』、『駅伝ランナー』などの著者としても有名な佐藤いつ子さんの作品です。多くの人が感じる学校での「見えないルール」。子供はもちろん、大人でも共感するポイントが多い作品です。10代へ贈る新たな文学賞「未来屋アオハル文学賞」入賞作品。2025年の中学入試で、物語文として最多の20校に採用されたことでも話題となりました。
『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈
2024年本屋大賞受賞! シリーズ累計145万部突破の超人気作!
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」幼馴染の島崎みゆきにそう宣言したのは、中学二年生の成瀬あかり。閉店を間近に控える西武百貨店に毎日通い、ローカル番組の中継に映るといいだした。さらに、お笑いコンビ・ゼゼカラでM-1に挑み、高校の入学式には坊主頭で現れ、目標は二百歳まで生きること。最高の主人公の登場に、目が離せない! 本屋大賞を受賞した圧巻の青春小説!
「ありがとう西武大津店」でさまざまな賞を受賞し、『成瀬は天下を取りにいく』でデビューした宮島未奈さん。第39回坪田譲治文学賞、2024年第21回本屋大賞受賞、ほかにもさまざまな賞を受賞しています。デビュー作ながら発売から半年で書籍、電子書籍合わせて発行部数10万部を突破する大人気作となりました。続編が『成瀬は信じた道をいく』です。
『卵の緒』瀬尾 まいこ
僕は捨て子だ。その証拠に母さんは僕にへその緒を見せてくれない。代わりに卵の殻を見せて、僕を卵で産んだなんて言う。それでも、母さんは誰よりも僕を愛してくれる。「親子」の強く確かな絆を描く表題作。家庭の事情から、二人きりで暮らすことになった異母姉弟。初めて会う二人はぎくしゃくしていたが、やがて心を触れ合わせていく(「7's blood」)。優しい気持ちになれる感動の作品集。
『そして、バトンは渡された』、『幸福な食卓』などの著者としても有名な瀬尾まいこさんの作品。第7回坊っちゃん文学大賞受賞作品。本作には『卵の緒』と『7's blood』の二つの話が収録されています。中学校教諭の傍ら執筆していたというデビュー作です。『7's blood』は漫画化されたほか、2004年に『七子と七生~姉と弟になれる日~』として蒼井優さん主演でテレビドラマ化されています。家族の絆について考えさせられる物語。
『1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記』木藤 亜也
15歳の夏、恐ろしい病魔が少女から青春を奪った。数々の苦難が襲いかかる中、日記を書き続けることが生きる支えだった。最期まで懸命に生きた少女の言葉が綴られたベストセラー。
木藤亜也さんが難病と闘った実話を記した作品。各国語に翻訳され、世界中で数百万部が読まれているといわれています。2004年に大西麻恵さん主演で映画化、2005年沢尻エリカさん主演でテレビドラマ化されています。子供目線、親目線と立場によって感想が変わってくる作品。親子で読んでもらいたい作品です。
『博士の愛した数式』小川 洋子
僕の記憶は80分しかもたない。
80分しか記憶が続かない数学者と、家政婦とその息子はしだいに心を通わせ――第1回本屋大賞に輝いた、あまりに切なく暖かい奇跡の物語。
[ぼくの記憶は80分しかもたない]博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた──記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい"家政婦。博士は“初対面"の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。第1回本屋大賞受賞。
『妊娠カレンダー』、『ブラフマンの埋葬』などの著者としても有名な小川洋子さんの作品。2004年、第1回本屋大賞受賞、第55回読売文学賞受賞しています。2005年漫画化、2006年、寺尾聰さん主演で映画化、柄本明さん主演でラジオドラマ化されています。さらに、何度も舞台化されるなど、さまざまなメディアで取り上げられた作品です。夏の文庫フェア「新潮文庫の100冊2025」にも選ばれています。
『君の膵臓をたべたい』住野よる
ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。
それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。
そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。
読後、きっとこのタイトルに涙する。デビュー作にして2016年本屋大賞・堂々の第2位、
75万部突破のベストセラー
『恋とそれとあと全部』、『か「」く「」し「」ご「」と「』 などの著者としても有名な住野よるさんの作品。住野さんのデビュー作です。略称は「キミスイ」。2016年第13回本屋大賞第2位、「キノベス! 2016」第3位などのほか、さまざまな賞を受賞した作品です。2016年、 鈴村健一さん主演でオーディオブック化、2017年浜辺美波さんと北村匠海さんのダブル主演で映画化され、大きな話題となりました。2018年アニメ映画化、2022年朗読劇化されています。一日一日を大切に生きたいと強く思えるようになる作品です。
まとめ|中学生の読書感想文におすすめの本15選|書きやすい&読みやすい本を厳選!
中学生が読書感想文を書く際には、本の選び方が非常に重要です。読みやすく、書きやすい一冊に出会うことで、読書感想文はただの宿題ではなく、豊かな学びの時間になります。気になった本はぜひ、手に取ってみてくださいね。
