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2010年以降の日本推理作家協会賞受賞のおすすめミステリー小説20選|どれを読んでも傑作ぞろい!

「日本推理作家協会」が主催するミステリの文学賞、日本推理作家協会賞。「長編および連作短編集部門」「短編部門」「評論・研究部門」の三つの部門から成る文学賞で、毎年、その年に発表された推理小説の中で最も優れたものが選ばれています。推協賞とも呼ばれています。

今回は、2010年以降に「長編および連作短編集部門」の部門で受賞した作品の中から特におすすめの小説を20冊厳選してご紹介!ぜひ、次の一冊として手に取ってみてくださいね。


【第78回】『崑崙奴』古泉迦十

第17回メフィスト賞『火蛾』で鮮烈なデビューを飾った幻の作家・古泉迦十による24年ぶりの本格ミステリ超大作が、ここに降臨!
大唐帝国の帝都・長安で生ずる、奇怪な連続殺人。
屍体は腹を十文字に切り裂かれ、臓腑が抜き去られていた。
犯人は屍体の心肝を啖(く)っているのではーー。
崑崙奴ーー奴隷でありながら神仙譚の仙者を連想させる異相の童子により、捜査線は何時しか道教思想の深奥へと導かれ、目眩めく夢幻の如き真実が顕現するーー!

Amazon公式紹介文より引用

『火蛾』でデビューした後、24年ぶりのミステリー超大作として話題となった古泉迦十さんの作品。唐の長安を舞台にした連続殺人事件。しっかりと作りこまれた世界観にぐいぐい引き込まれていく作品です。


【第77回】『地雷グリコ』青崎有吾

ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説!
射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。
平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説、全5篇。

Amazon公式紹介文より引用

『体育館の殺人』、『ノッキンオン・ロックドドア』などの著者としても有名な青崎有吾さんの頭脳バトルミステリー。「ミステリが読みたい! 」「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「2025本格ミステリ・ベスト10」の4大ミステリランキングの1位を独占したことでも話題となった作品です。ほかにも、「第37回山本周五郎賞」、「第77回日本推理作家協会賞」、「第24回本格ミステリ大賞」、「第7回飯田賞」を受賞、「2023年SRの会ミステリーベスト10」1位にランクインしています。5つの連作短編の心理戦を楽しめます。


【第76回】『君のクイズ』小川哲

クイズ番組の決勝で、僕の対戦相手は1文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たす。彼はなぜ正答できたのか? 推理作家協会賞受賞&本屋大賞6位、圧巻のエンターテインメント。文庫化に際し短編小説「僕のクイズ」を収録! 解説は田村正資氏。

Amazon公式紹介文より引用

『ゲームの王国』、『地図と拳』などの著者としても有名な小川哲さんのエンターテイメントミステリー。2024年「このミステリーがすごい!」第7位にランクインしています。クイズを題材にしたミステリーで、殺人とはまたひと味違った緊迫感を味わえる作品です。


【第76回】『夜の道標』芦沢央

一九九六年、横浜市内で塾経営者が殺害された。事件発生から二年、被疑者である元教え子の足取りは今もつかめていない――。殺人犯を匿う女、窓際に追いやられながら捜査を続ける刑事、そして、父親から虐待を受けている少年。それぞれの守りたいものが絡み合い、事態は思いもよらぬ展開を迎える。日本推理作家協会賞受賞作。

Amazon公式紹介文より引用

『許されようとは思いません』、『汚れた手をそこで拭かない』などの著者としても有名な芦沢央さんの本格社会派ミステリー。2022年「週刊文春ミステリーベスト10」第12位にランクインした作品です。2025年秋に吉岡秀隆さん主演でテレビドラマ化される予定。


【第75回】『大鞠家殺人事件』芦辺拓

昭和18年、大阪・船場。
陸軍少将の娘は商家の長男に嫁いだ。
吊るされた男、池に突き立った日本刀、酒樽の死体。
一族を襲う惨劇は衝撃の終幕を迎える――
正統派本格の歴史に新たな頁を加える傑作
第75回日本推理作家協会賞/第22回本格ミステリ大賞 受賞作
大阪の商人文化の中心地として栄華を極めた船場。戦下の昭和18年、婦人化粧品販売で富を築いた大鞠家の長男に嫁いだ陸軍少将の娘、中久世美禰子。だが夫は軍医として出征し、一癖も二癖もある大鞠家の人々のなかに彼女は単身残される。やがて当主の死を皮切りに、相次ぐ惨劇が一族を襲うが……本格推理の真髄を突く、第75回日本推理作家協会賞、第22回本格ミステリ大賞受賞作。

Amazon公式紹介文より引用

『殺人喜劇の13人』、『グラン・ギニョール城』などの著者としても有名な芦辺拓さんの作品。第22回本格ミステリ大賞(小説部門)受賞作品です。2022年「本格ミステリ・ベスト10」第6位、2023年「このミステリーがすごい!」第8位にランクインしています。戦争中の大阪船場を舞台に、緻密な伏線を楽しめる本格ミステリー。


【第74回】『インビジブル』坂上泉

★大藪賞&推協賞ダブル受賞!
一気読み必至の警察小説がついに文庫化
昭和29年、大阪城付近で政治家秘書が
頭に麻袋を被せられた刺殺体となって見つかった。
大阪市警視庁が騒然とするなか、
中卒の若手・新城は初めての殺人事件捜査に意気込むが、
上層部の思惑で、国警から出向してきた
帝大卒のエリート・守屋と組むことに。
全てが正反対のふたりは衝突を繰り返しながら、
戦後大阪に広がる巨大な闇に迫る。
果たして、執念の捜査の果てに
彼らが行き着いた〝真実〟とは――。

Amazon公式紹介文より引用

『へぼ侍』などの著者としても有名な坂上泉さんの作品。第164回直木三十五賞候補、第23回大藪春彦賞受賞作品です。戦後の大阪が舞台の警察小説。昭和29年という敗戦の色が残る時代背景を丁寧に描写しています。


【第74回】『蟬かえる』櫻田智也

【第74回日本推理作家協会賞&第21回本格ミステリ大賞受賞】
読み終わるとため息が漏れ、
また読むことができてよかったと思う。
いつまでも読み継がれる本というのは
そういうものだろう。――法月綸太郎(解説より)
全国各地を旅する昆虫好きの心優しい青年・エリ沢泉(えりさわせん。「エリ」は「魚」偏に「入」)。彼が解く事件の真相は、いつだって人間の悲しみや愛おしさを秘めていた──。16年前、災害ボランティアの青年が目撃したのは、行方不明の少女の幽霊だったのか? エリ沢が意外な真相を語る表題作など5編を収録。注目の若手実力派が贈る、第74回日本推理作家協会賞と第21回本格ミステリ大賞を受賞した、連作ミステリ第2弾。

Amazon公式紹介文より引用

『六色の蛹』、『サーチライトと誘蛾灯』などの著者としても有名な櫻田智也さんのミステリー小説。2020年「週刊文春ミステリーベスト10」第10位、2021年「本格ミステリ・ベスト10」第2位にランクインしています。


【第73回】『スワン』呉勝浩

銃撃テロを生き延びた五人。彼らは何を隠しているのか、何を恐れているのか
ショッピングモール「スワン」で無差別銃撃事件が発生した。死傷者40名に迫る大惨事を生き延びた高校生のいずみは、同じ事件の被害者で同級生の小梢から、保身のために人質を見捨てたことを暴露される。被害者から一転して非難の的になったいずみのもとに、ある日一通の招待状が届いた。5人の事件関係者が集められた「お茶会」の目的は、残された謎の解明だというが……。文学賞2冠を果たした、慟哭必至のミステリ。

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『道徳の時間』、『白い衝動』、『爆弾』などの著者としても有名な呉勝浩さんの作品。第162回直木三十五賞候補、第41回吉川英治文学新人賞受賞した作品です。無差別銃撃事件のその後を描いた社会派ミステリー。現代社会の問題を考えさせられる点も多い作品です。


【第72回】『凍てつく太陽』葉真中顕

昭和二十年、終戦間際の北海道・室蘭。逼迫した戦況を一変させるという陸軍の軍事機密をめぐり、軍需工場の関係者が次々と毒殺される。アイヌ出身の特高刑事・日崎八尋は「拷問王」の異名を持つ先輩刑事の三影らとともに捜査に加わるが、事件の背後で暗躍する者たちに翻弄されていく――。真の「国賊」は誰なのか? かつてない「戦中」警察小説!

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『ロスト・ケア』の著者としても有名な葉真中顕さんの警察小説。第21回大藪春彦賞受賞した作品です。2019年、芦名星さん主演でテレビドラマ化、2021年漫画化されています。2018年「週刊文春ミステリーベスト10」第9位、2019年「このミステリーがすごい!」第9位にランクインした作品。終戦直前の北海道を舞台に、民族問題を絡めたスピード感のある展開にページを繰る手が止まらなくなります。


【第71回】『いくさの底』古処誠二

第71回「毎日出版文化賞」「日本推理作家協会賞」(長編部門)W受賞作!
「そうです。賀川少尉を殺したのはわたしです」第二次世界大戦のビルマ北部。日本軍警備隊が駐屯することになったある山村で、一人の将校が殺害される。村人には死因を伏せたまま、連隊本部から副官が派遣され事態収拾が始まるが、第2の殺人が起きてしまう。通訳を務める日本人商社員、依井の視点から描かれる正体不明の殺人者と協力者とは? 第71回「毎日出版文化賞」「日本推理作家協会賞」(長編部門)W受賞作! 「戦場」という閉鎖空間の山村を舞台に、重厚繊細に描かれた戦争ミステリの名作!

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『UNKNOWN』、『未完成』などの著者としても有名な古処誠二さんの作品。自衛官出身の作家さんです。第71回「毎日出版文化賞」「日本推理作家協会賞」(長編部門)W受賞したことでも話題となりました。戦争小説×ミステリーで、240ページほどのコンパクトな作品ながら、重厚感もたっぷり!


【第70回】『愚者の毒』宇佐美まこと

一九八五年、上野の職安で出会った葉子と希美。互いに後ろ暗い過去を秘めながら、友情を深めてゆく。しかし、希美の紹介で葉子が家政婦として働き出した旧家の主の不審死をきっかけに、過去の因縁が二人に襲いかかる。全ての始まりは一九六五年、筑豊の廃坑集落で仕組まれた、陰惨な殺しだった…。絶望が招いた罪と転落。そして、裁きの形とは?衝撃の傑作!

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『展望塔のラプンツェル』、『羊は安らかに草を食み』などの著者としても有名な宇佐美まことさんのミステリー。負の連鎖が続く展開に胸が痛くなります。ページ数は多くないにもかかわらず、伏線もしっかり張られています。怒涛の展開で一気読みさせられます。


【第69回】『孤狼の血』柚月裕子

常識外れのマル暴刑事と極道の、プライドを賭けた戦い。作家、マスコミほか多くの賞賛を集めた、圧巻の警察小説。
昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが……。正義とは何か、信じられるのは誰か。日岡は本当の試練に立ち向かっていく――。

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『盤上の向日葵』、『臨床真理』、『教誨』などの著者としても有名な柚月裕子さんの長編警察小説。全3作の第1作目です。2018年に役所広司さん主演で映画化されています。「正義」について改めて考えさせられる一冊。


【第68回】『イノセント・デイズ』早見和真

正義は一つじゃないかもしれないけど、真実は一つしかないはずです
放火殺人で死刑を宣告された田中幸乃。彼女が抱え続けた、あまりにも哀しい真実――極限の孤独を描き抜いた慟哭の長篇ミステリー。
田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪により、彼女は死刑を宣告された。凶行の背景に何があったのか。産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人など彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がるマスコミ報道の虚妄、そしてあまりにも哀しい真実。幼なじみの弁護士は再審を求めて奔走するが、彼女は……筆舌に尽くせぬ孤独を描き抜いた慟哭の長篇ミステリー。

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『アルプス席の母』、『ザ・ロイヤルファミリー』などの著者としても有名な早見和真さんの作品。2018年、妻夫木聡さん主演でテレビドラマ化されています。死刑囚の女性を取り巻く世界、テレビや新聞が報じる事件の向こう側とはどんなものなのか……。重い社会派ミステリーです。


【第68回】『土漠の花』月村了衛

ソマリアの国境付近で活動する陸上自衛隊第一空挺団の精鋭達。そこに命を狙われている女性が駆け込んだ時、自衛官達の命を賭けた戦闘が始まった。一人の女性を守ることは自分達の誇りを取り戻すことでもあった。極限状況での男達の確執と友情。次々と試練が降りかかる中、生きて帰ることはできるか? 一気読み必至の日本推理作家協会賞受賞作!

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『機龍警察 暗黒市場』、『コルトM1851残月』、『東京輪舞』などの著者としても有名な月村了衛さんの作品です。第12回本屋大賞5位、2014年度「週刊文春ミステリーベスト10」第15位、2015年「このミステリーがすごい!」第6位にランクイン。2021年、漫画化されています。息つく暇のないアクションシーンにハラハラさせられます。


【第67回】『金色機械』恒川光太郎

江戸時代のこと――。
とある川沿いの一大遊郭地帯の創業者の熊悟朗は、人が自分に対して殺意があるかどうかを見分ける能力を持っていた。ある日、熊悟朗の元に遙香という若い女性が訪れる。
遙香は手で触れるだけで生物を殺められる能力を持ち、医師である父親とともに死を願う老人を安楽死させていた。遙香はある日自分が「カワタロウ」と呼ばれ蔑まれた小豆島の流民であり、両親が無残に殺されてしまったために拾われたことを知らされる。遙香はそのことを教えてきた男を殺し故郷を出奔、その後「金色様」と呼ばれる存在に出会った。遙香は「金色様」の導きで捕縛柔術に優れた同心・柴本厳信と出会い、両親を殺した人間の探索を乞う。厳信と遙香は結婚する。その後遙香は夫の厳信が「鬼御殿」の探索に出たまま戻らないので、熊悟朗の伝手で自分を「鬼御殿」に送り込んでほしいと頼み込んだ――。
次第次第に明らかになる因縁の繋がり。そして人々から崇められてきた絶対的な存在の「金色様」とは……? 著者独自の世界観と描写で人間の善と悪に迫る渾身の力作。第67回日本推理作家協会賞(長編賞)受賞作。

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『夜市』、『草祭』などの著者としても有名な恒川光太郎さんの作品。第35回吉川英治文学新人賞候補になった作品です。時代小説×ファンタジーといったテイストで、世界観に惹きこまれ、ぐいぐい読めてしまいますよ。


【第66回】『百年法』(上)(下) 山田宗樹

不老不死が実現した日本。しかし、法律により百年後に死ななければならない――西暦2048年。百年の生と引き替えに、不老処置を受けた人々の100年目の死の強制が目前に迫っていた。その時人々の選択は――!?

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『直線の死角』、『嫌われ松子の一生』などの著者としても有名な山田宗樹さんの作品です。第3回山田風太郎賞候補、第10回本屋大賞第9位、第26回山本周五郎賞候補にもなっています。生きること、死ぬことについて改めて考えてみたくなる一冊。


【第65回】『ジェノサイド』高野和明

2012年版「このミス」1位! 超弩級エンタテインメント!!
イラクで戦うアメリカ人傭兵と日本で薬学を専攻する大学院生。二人の運命が交錯する時、全世界を舞台にした大冒険の幕が開く。アメリカの情報機関が察知した人類絶滅の危機とは何か。一気読み必至の超弩級エンタメ!

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『13階段』、 『踏切の幽霊』などの著者としても有名な高野和明さんのSFミステリー。第2回山田風太郎賞受賞、2012年「このミステリーがすごい!」第1位、2011年「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、第33回吉川英治文学新人賞候補、第145回直木三十五賞候補となった作品です。戦争の悲惨さ、人間の残虐性など重いテーマに触れつつ、スピード感のある展開で一気読みさせられる壮大な物語。


【第64回】『折れた竜骨』米澤穂信

私にとって『折れた竜骨』と『黒牢城』は、同じ根から生じた兄弟作です。
この小説を書けてよかったと、時が経つほどに思います。――米澤穂信
第64回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門受賞
ロンドンから出帆し、北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。その領主を父に持つアミーナは、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。ファルクはアミーナの父に、御身は恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われている、と告げた……。いま最も注目を集める俊英が渾身の力で放ち絶賛を浴びた、魔術と剣と謎解きの巨編!

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『氷菓』、『インシテミル』、『満願』などの著者としても有名な米澤穂信さんのミステリー×ファンタジーという異色作。第11回本格ミステリ大賞(小説部門)候補、第24回山本周五郎賞候補になった作品です。剣と魔法の世界観の中で、しっかりとした ミステリー要素も楽しめるのがポイント。推理小説好きな人にぴったりの一冊です。


【第64回】『隻眼の少女』麻耶雄嵩

自殺する場所を求め寒村の温泉宿を訪れた大学生の種田静馬は、村の伝説の地で起こった少女の首切り事件に遭遇する。被害者は古から村を支配するスガル様の後継者で、九年後に起こると予言される大難事に備えるべく修行をしていた。犯人の罠により殺人犯と疑われた静馬を見事な推理で救った水干姿の十八歳の隻眼の少女の名は御陵みかげ。名探偵であった亡き母、御陵みかげの遺児で、母の名を継ぐべく、元刑事の父の手ほどきで各地で探偵としての修養を積んでいた最中だった。静馬は助手見習いとして、みかげと共に被害者の琴折屋敷へ向かうが、そこでは第二第三の殺人が待ち受けていた。三つ児の三姉妹、そして父を失いながらも難事件を解決したみかげ。だが、18年後に同じ現場で18年前を再現するような悪夢が……。絶品の超絶本格ミステリー。第64回日本推理作家協会賞、第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞。

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『さよなら神様』の著者でもある麻耶雄嵩さんの多重解決ミステリー。第64回日本推理作家協会賞、第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞したことでも話題となりました。ちなみに麻耶雄嵩さんは2022年から本格ミステリ作家クラブ会長を務めています。閉鎖的な村で起こる連続殺人事件をホラーテイストで絶品ミステリーに仕上げています。


【第63回】『乱反射』貫井徳郎

幼い命を死に追いやった、裁けぬ殺人とは?
街路樹伐採の反対運動を起こす主婦、職務怠慢なアルバイト医、
救急外来の常習者、飼犬の糞を放置する定年退職者……
小市民たちのエゴイズムが交錯した果てに、悲劇は起こる。
残された新聞記者の父親が辿り着いた真相は、
法では裁けない「罪」の連鎖だった!
モラルなき現代を暴き出す、
日本推理作家協会賞受賞作、待望の文庫化!

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『慟哭』、『後悔と真実の色』、『プリズム』などの著者としても有名な貫井徳郎さんの社会派ミステリー。第141回直木三十五賞候補にもなっています。2018年、妻夫木聡さん、井上真央さん主演でテレビドラマ化されています。物語はマイナス44章から始まり、事故発生当日が「0」、その後が第1章に続くというユニークな構成。小さな負の連鎖が生み出した悲劇を見て、自分の日頃の行いを考えさせられるかもしれません。


まとめ|2010年以降の日本推理作家協会賞受賞のおすすめミステリー小説20選|どれを読んでも傑作ぞろい!

日本推理作家協会が主催する文学賞だけに、選ばれた作品が傑作ぞろいなのも納得ですよね。有名な作品が多いですが、まだ読んだことのない作品があったら、ぜひ、手に取ってみてくださいね。


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