【講談社文庫2026夏フェア】「探偵よむーく、薦めたい」から絶対読みたいおすすめミステリー小説15選
夏の読書に、じっくり謎を追いかけるミステリー小説を選んでみませんか。
講談社文庫の2026年夏フェア「探偵よむーく、薦めたい」には、本格ミステリーからサスペンス、警察小説、どんでん返しが待つ作品まで、思わずページをめくる手が止まらなくなる一冊がそろっています。
名作として長く読み継がれてきた作品はもちろん、近年話題になった人気作まで並んでいるため、「どれから読もう?」と迷ってしまう人も多いでしょう。そこで今回は、「探偵よむーく、薦めたい」のラインナップから、ミステリー好きにぜひ読んでほしいおすすめ小説を15冊厳選しました。まだ読んでいない本があったら、ぜひ、手に取ってみてくださいね。

『紅蓮館の殺人』阿津川辰海
☆☆ミステリランキング続々ランクイン!☆☆
東大ミス研出身の25歳の挑戦状は、驚愕必至!
「2020本格ミステリ・ベスト10」(原書房)国内ランキング 第3位
「ミステリが読みたい! 2020年度版」(ハヤカワミステリマガジン)国内篇 第5位
「このミステリーがすごい! 2020年度版」(宝島社)国内編 第6位
☆☆☆
全焼まで、残り35時間。
館に山火事迫る!
殺人の真相を解き明かし、絡繰だらけの館から脱出せよ。
☆☆☆
山中に隠棲した文豪に会うため、高校の合宿を抜け出した僕と友人の葛城は、落雷による山火事に遭遇。
救助を待つうち、館に住むつばさと仲良くなる。
だが翌朝、吊り天井で圧死した彼女が発見された。
これは事故か、殺人か。
葛城は真相を推理しようとするが、住人や他の避難者は脱出を優先するべきだと語り――。
タイムリミットは35時間。
生存と真実、選ぶべきはどっちだ。
『透明人間は密室に潜む』、『蒼海館の殺人』などの著者としても有名な阿津川辰海さんの作品。第20回本格ミステリ大賞候補になった作品です。高校生の田所と葛城は、山中に暮らす文豪に会うため「紅蓮館」を訪れますが、落雷による山火事で館に取り残されます。さらに館では殺人事件が発生。全焼まで残り35時間というタイムリミットの中、脱出と謎解きの両方に挑む本格ミステリーです。
『十角館の殺人〈新装改訂版〉』綾辻行人
十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける! 1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。(講談社文庫)
すべてはここから。清冽なる新本格の源流!大学ミステリ研究会の七人が訪れた十角形の奇妙な館の建つ孤島・角島。メンバーが一人、また一人、殺されていく。「十角館」の刊行から二十年。あの衝撃を再び!
『Another』、『時計館の殺人』などの著者としても有名な綾辻行人さんの作品。映像化できないといわれた二度読み必須作品ですが、2024年にHuluで初めて実写ドラマ化されたことでも話題となりました。館シリーズの記念すべき第1作目である本作。シリーズ累計の発行部数はなんと750万部を突破している大人気ミステリーです。2023年には『タイム』誌が選ぶ「史上最高のミステリー&スリラー本」オールタイム・ベスト100にもランクインしています。新本格ミステリーを代表する名作として知られ、物語を一変させる「あの一行」でも有名な作品です。
『その可能性はすでに考えた』井上真偽
山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。唯一生き残った少女には、首を斬られた少年が自分を抱えて運ぶ不可解な記憶があった。首無し聖人伝説の如き事件の真相とは? 探偵・上苙丞(うえおろじょう)はその謎が奇蹟であることを証明しようとする。論理(ロジック)の面白さと奇蹟の存在を信じる斬新な探偵にミステリ界激賞の話題作。
第16回 本格ミステリ大賞候補
ミステリが読みたい! 2016年版(早川書房)
2016本格ミステリ・ベスト10(原書房)
このミステリーがすごい! 2016年版(宝島社)
週刊文春ミステリーベスト10 2015年(文藝春秋)
読者に勧める黄金の本格ミステリー(南雲堂)
キノベス!2016(紀伊國屋書店)
『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』、『探偵が早すぎる』、『アリアドネの声』などの著者としても有名な井上真偽さんの作品。2015年「週刊文春ミステリーベスト10」第15位、2016年「このミステリーがすごい」第14位、「本格ミステリ・ベスト10」第5位、「ミステリが読みたい!」第5位にランクインした作品です。派手なアクションではなく、言葉と推理そのもので圧倒してくる頭脳戦ミステリー。
『爆弾』呉勝浩
★★★数々の受賞歴★★★
◎第1位!『このミステリーがすごい! 2023年版』(宝島社)◎
◎第1位!『ミステリが読みたい! 2023年版』(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)国内篇◎
◎第167回直木賞候補作◎
◎各書評で大絶賛!!◎
☆☆☆
東京中に爆弾。怪物級ミステリ-!
自称・スズキタゴサク。
取調室に捕らわれた冴えない男が、
突如「十時に爆発があります」と予言した。
直後、秋葉原の廃ビルが爆発。
爆破は三度、続くと言う。
ただの“霊感”だと嘯くタゴサクに、
警視庁特殊犯係の類家は情報を引き出すべく知能戦を挑む。
炎上する東京。拡散する悪意を前に、正義は守れるか。
『白い衝動』、『マトリョーシカ・ブラッド』、『ライオン・ブルー』、『スワン』などの著者としても有名な呉勝浩さんの作品。2022年、第167回直木三十五賞候補となった作品です。2022年、「週刊文春ミステリーベスト10」第4位、2023年「このミステリーがすごい!」第1位、「ミステリが読みたい!」第1位にランクインしています。2025年、山田裕貴さん主演で映画化されています。『法廷占拠 爆弾2』が続編です。刑事との会話だけで次々と事態が動いていく、緊迫感あふれるミステリー。
『ハサミ男』殊能将之
美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。3番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作! 【2005年公開映画「ハサミ男」原作】
『美濃牛』、『鏡の中は日曜日』などの著者としても有名な殊能将之さんの作品。第13回メフィスト賞受賞作で、本作が殊能将之筆名のデビュー作です。1999年「このミステリーがすごい!」第9位ランクインしています。2005年に豊川悦司さん、麻生久美子さん主演で映画化されています。美少女を殺し、首にハサミを突き立てる連続殺人犯「ハサミ男」。次の標的を調べていたところ、その少女が自分とまったく同じ手口で殺されているのを発見します。殺人犯が模倣犯を追うという設定が印象的なミステリーです。
『新装版 殺戮にいたる病』我孫子武丸
衝撃の結末に備えよ……華麗にして大胆な叙述トリックが生み出した「二度読みミステリ」の最高峰!
犯人は愛を語り、作家は真相を騙る……。
犯人は、永遠の愛を得たいと思った――東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラー。その名は、蒲生稔! くり返される凌辱の果ての惨殺。恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈にえぐり出す。そして、読者の心臓を鷲掴みにする、衝撃の結末……叙述トリックミステリの最高到達点!
『弥勒の掌』、『人形はこたつで推理する』などの著者としても有名な我孫子武丸さんの作品。実写化不可能といわれたトリック。普通のホラー小説かと思って読むとラストの衝撃の展開に驚かされます。1993年「このミステリーがすごい!」第16位になっています。心理描写のリアルさに震える1冊。人間の暗い部分を見事に描写しています。
『くらのかみ』小野不由美
行者に祟られ、座敷童子に守られているという古い屋敷に、
後継者選びのため親族一同が集められた。
この家では子どもは生まれても育たないという。
夕食時、後継ぎの資格をもつ者のお膳に毒が入れられる。
夜中に響く読経、子らを沼に誘う人魂。
相次ぐ怪異は祟りか因縁かそれとも──。
小野不由美の隠れた名作。
『十二国記』シリーズ、『残穢』などの著者としても有名な小野不由美さんの作品。夏休みに田舎の古い屋敷へ集まった子どもたちが、奇妙な出来事と謎に遭遇する本格ミステリーです。4人で遊んでいたはずなのに、いつの間にか知らない「5人目」が混じっている。さらに親族の間では毒殺未遂まで発生します。大人が読んでも楽しめる一冊です。
『文庫版 魍魎の匣』京極夏彦
箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物――箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物(つきもの)は落とせるのか!?日本推理作家協会賞に輝いた超絶ミステリ、妖怪シリーズ第2弾。
『姑獲鳥の夏』、『絡新婦の理』などの著者としても有名な京極夏彦さんの作品。第49回日本推理作家協会賞長編部門受賞作。2007年に 堤真一さん主演で映画化、2008年にはテレビアニメ化されています。少女の失踪、連続バラバラ殺人、謎の宗教、巨大な匣型の建物。一見ばらばらに見える怪事件が少しずつつながり、京極堂こと中禅寺秋彦がすべてを解き明かしていきます。圧倒的なボリュームで描かれる百鬼夜行シリーズの代表作です。
『黒い絵』原田マハ
ついに封印を解かれたのは、著者初の「ノワール小説集」。嗜虐と背徳によって黒く塗りこめられた衝撃作!
『楽園のカンヴァス』、『暗幕のゲルニカ』などの著者としても有名な原田マハさんの作品。著者初となるノワール小説集で、「深海魚」「楽園の破片」など全6編を収録しています。アートの世界を背景に、欲望や背徳、性愛、殺意といった人間の暗い部分を描いた一冊。明るく感動的な作品とは異なる、原田マハさんのダークな一面を味わえる短編集です。
『方舟』夕木春央
極限状況での謎解きを楽しんだ読者に驚きの〈真相〉が襲いかかる。
友人と従兄と山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った家族と地下建築「方舟」で夜を過ごすことになった。翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれ、水が流入しはじめた。
いずれ「方舟」は水没する。そんな矢先に殺人が起こった。だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。タイムリミットまでおよそ1週間。
生贄には、その犯人がなるべきだ。――犯人以外の全員が、そう思った。
『十戒』、『サーカスから来た執達吏』などの著者としても有名な夕木春央さんの作品。2022年「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、MRC大賞2022受賞、2023年「このミステリーがすごい!」第4位、「このミステリーがすごい!」第2位などにランクインした作品です。山奥の地下建築に閉じ込められた9人。建物は少しずつ水没し、脱出するためには誰か一人が犠牲にならなければなりません。そんな極限状態で殺人事件が発生します。最後まで読んで初めて、本当の恐ろしさが分かる本格ミステリーです。
『スイス時計の謎』有栖川有栖
2年に一度開かれていた“同窓会(リユニオン)”の当日、メンバーの一人が殺され、被害者のはめていた腕時計が消失! いったいなぜか……。火村の示した間然するところのない推理に「犯人」が最後に明かした「動機」とは。表題作ほか謎解きの醍醐味が堪能できる超絶の全4篇。ご存じ国名シリーズ第7弾、これぞ本格だ!
『孤島パズル』、『双頭の悪魔』などの著者としても有名な有栖川有栖さんの作品。表題作は第4回本格ミステリ大賞候補作。2026年には満島真之介さん、柄本時生さん出演でHuluオリジナルドラマとして実写化されています。高校時代の同級生による同窓会の当日、メンバーの一人が殺害され、身につけていた腕時計も消失。火村英生がわずかな手がかりから犯人へ迫る表題作など、全4編を収録しています。
『改訂完全版 斜め屋敷の犯罪』島田荘司
北海道の最北端・宗谷岬に傾いて建つ館――通称「斜め屋敷」。雪降る聖夜にこの奇妙な館でパーティが開かれたが、翌日、密室状態の部屋で招待客の死体が発見された。人々が恐慌を来す中、さらに続く惨劇。御手洗潔は謎をどう解くのか!? 日本ミステリー界を変えた傑作が、大幅加筆の改訂完全版となって登場! 解説=綾辻行人
『占星術殺人事件』、『異邦の騎士』などの著者としても有名な島田荘司さんの作品。北海道・宗谷岬を見下ろす高台に建つ、斜めに傾いた奇妙な西洋館「流氷館」が舞台の本格ミステリーです。雪に閉ざされた館で、あり得ない状況の密室殺人が発生。奇怪な建物そのものを生かした大胆なトリックと、御手洗潔の推理を楽しめる館ミステリーの名作です。
『あなたが誰かを殺した』東野圭吾
「覚えておいて。彼に嘘は通用しない」
驚きを絶対保証
加賀シリーズ最新作
夏の避暑地でのバーベキューパーティ。
集うのは、別荘を持つセレブたち。
その深夜、彼らのうち五名が殺された。
間もなく犯人は大胆に出頭するが、死刑になりたいと語るだけ。
納得できない遺族は自ら真相を解き明かすべく「検証会」を開くが、
彼らのもとに謎の手紙が届く。
そこへ現れたのは、刑事・加賀だった。
『白夜行』、『容疑者Xの献身』などの著者としても有名な東野圭吾さんの作品。2023年「週刊文春ミステリーベスト10」第2位、2024年「このミステリーがすごい!」第3位、「本格ミステリ・ベスト10」第3位、「MRC大賞」第5位になった作品です。加賀恭一郎シリーズの長編ミステリー。閑静な別荘地で開かれたバーベキューパーティーの夜、住人5人が殺害されます。犯人はほどなく出頭しますが、事件にはまだ明かされていない謎が残されていました。生き残った人々が検証会を開き、休暇中の加賀恭一郎とともに事件の真相を追っていきます。
『すべてがFになる』森博嗣
密室から飛び出した死体。究極の謎解きミステリィ。
コンピュータに残されたメッセージに挑む犀川助教授とお嬢様学生・萌絵。
孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季(まがたしき)。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平(さいかわそうへい)と女子学生・西之園萌絵(にしのそのもえ)が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。
『冷たい密室と博士たち』、『スカイ・クロラ』などの著者としても有名な森博嗣さんの作品。第1回メフィスト賞受賞作で、森博嗣さんのデビュー作です。2014年には綾野剛さん、武井咲さん主演のテレビドラマで本作のエピソードが映像化され、2015年にはテレビアニメ化されています。孤島の研究所で起こる不可解な密室殺人に、犀川創平と西之園萌絵が挑む「理系ミステリー」の代表作です。
『此の世の果ての殺人』荒木あかね
第68回江戸川乱歩賞
史上最年少&満場一致受賞作!
“Z世代のアガサクリスティー”
「大新人時代」の超本命!
本格ミステリーの骨法もよく心得ている――綾辻行人
特A、もしくはA+、もしくはAA――月村了衛
二人の女性のバディ感が最高に楽しい――柴田よしき
極限状況で生きてゆくひとが、愛しくなる――新井素子
非日常を日常に落とし込む、その手捌きは実に秀逸である――京極夏彦
人類最後の連続殺人事件
絶望に満ちた世界に一筋の希望が煌めく終末ミステリー
小惑星が衝突し、地球は滅亡する。世界は混乱を極め人間は日本からほぼ消えた。小春は小さな夢を叶えるために自動車学校で教習を受け続けるが、ある日、車内に惨殺体を発見する。犯人はどうして今、罪を犯したのか。人生を諦観する少女と妄執的な正義に生きる教官の、人類最後の謎解きが始まる。第68回江戸川乱歩賞受賞作。
『ちぎれた鎖と光の切れ端』、『おむこさんは殺人鬼』などの著者としても有名な荒木あかねさんの作品。第68回江戸川乱歩賞を受賞したデビュー作です。同賞の受賞者としては史上最年少ということでも話題となりました。2022年「週刊文春ミステリーベスト10」第5位にランクインしています。少し変わった特殊設定ミステリーです。テンポ感が良く、さくさく読める作品。
まとめ
講談社文庫2026年夏フェア「探偵よむーく、薦めたい」には、謎解きの面白さを存分に味わえる本格ミステリーから、先の読めないサスペンス、人物描写まで楽しめる作品まで、幅広いミステリー小説がそろっています。普段からミステリーを読んでいる人はもちろん、「久しぶりに夢中になれる小説を読みたい」「夏休みに一気読みできる本を探している」という人にもおすすめです。気になる作品があったら、ぜひ、手に取ってみてくださいね。
公式サイト▶▶講談社文庫2026年夏フェア「探偵よむーく、薦めたい」
