2026/03/22
【4/2(木) 締切】食と健康・環境保全 農薬
アラクロールに係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての意見・情報の募集についてhttps://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=095260160&Mode=0
意見提出先 https://form.cao.go.jp/shokuhin/opinion-1561.html
〇解説
今回の案件でも「発がん性試験において、雌雄ラットで腺胃及び鼻腔における腫瘍、雄ラットで甲状腺における腫瘍の発生増加が認められたが、遺伝毒性試験、メカニズム試験等の結果から、腫瘍の発生メカニズムは遺伝毒性によるものではなく、評価に当たり閾値を設定することが可能であると考えられた。」ということで、発がん性はあるが、「薄けりゃ大丈夫でしょう」ということです。
〇概要
●評価資料(114ページ)
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/download?seqNo=0000308845
要 約
酸アミド系除草剤である「アラクロール」(CAS No. 15972-60-8)について、各種資料を用いて食品健康影響評価を実施した。第 3 版の改訂に当たっては、農薬取締法に基づく再評価に係る評価要請がなされており、リスク管理機関から、急性毒性試験(経口投与、ラット)及び復帰突然変異試験の成績、文献報告書等が新たに提出された。
評価に用いた試験成績は、植物代謝(だいず、とうもろこし等)、作物残留、家畜代謝(ヤギ及びニワトリ)、畜産物残留、動物体内動態(ラット、マウス及びサル)、亜急性毒性(マウス及びイヌ)、慢性毒性(イヌ)、慢性毒性/発がん性併合(ラット)、発がん性(マウス)、3世代繁殖(ラット)、発生毒性(ラット及びウサギ)、遺伝毒性等である。
各種毒性試験結果から、アラクロール投与による主な影響は、肝臓(脂肪化等)、眼(網膜変性等)、鼻腔(炎症)、腺胃(粘膜萎縮)及び甲状腺(ろ胞上皮嚢胞)に認められた。繁殖能に対する影響、催奇形性及び生体において問題となる遺伝毒性は認められなかった。
発がん性試験において、雌雄ラットで腺胃及び鼻腔における腫瘍、雄ラットで甲状腺における腫瘍の発生増加が認められたが、遺伝毒性試験、メカニズム試験等の結果から、腫瘍の発生メカニズムは遺伝毒性によるものではなく、評価に当たり閾値を設定することが可能であると考えられた。
疫学研究について、アラクロールの食品を通じた摂取に係る健康影響への懸念を示す知見はなかった。
各種試験結果から、農産物、畜産物及び魚介類中のばく露評価対象物質をアラクロール(親化合物のみ)と設定した。
各試験で得られた無毒性量のうち最小値は、イヌを用いた1年間慢性毒性試験の1 mg/kg 体重/日であったことから、これを根拠として、安全係数 100 で除した 0.01 mg/kg 体重/日を許容一日摂取量(ADI)と設定した。
また、アラクロールの単回経口投与等により生ずる可能性のある毒性影響に対する無毒性量又は最小毒性量のうち最小値は、ラットを用いた発生毒性試験の 150 mg/kg 体重/日であったことから、これを根拠として、安全係数 100 で除した 1.5 mg/kg 体重を急性参照用量(ARfD)と設定した。
Ⅰ.評価対象農薬の概要
1.用途 除草剤
2.有効成分の一般名 和名:アラクロール
8.開発の経緯
アラクロールは、米国モンサント・カンパニーによって開発された酸アミド系除草剤であり、超長鎖脂肪酸の合成阻害作用により、成長部位での正常な細胞分裂を阻害することによって植物を枯死させると考えられている。
日本においては、1970 年に初めて農薬登録が取得された。海外では米国等で登録が取得されている。
難易度分類(数字が低いほどコメントしやすい&すべきもの)
| 総合 | 14 並み |
| 難易度 | 2 ★★☆ |
| 生活影響度 | 2 ★★☆ |
| 分量 | 2 ★★☆ |
| 専門性 | 2 ★★☆ |
| 理科系知識 | 2 ★★☆ |
| 下調要否 | 2 ★★☆ |
| 法令読込要否 | 2 ★★☆ |
#080402 01.食品(内閣府、厚労省、農水省、環境省) ②農薬


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