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【10/23(金) 締切】食と健康・環境保全 水道水農薬基準

「水道水中における農薬類の目標値等見直し(案)」に関する御意見の募集について
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=195260058&Mode=0

ベノミル(殺菌剤)の基準が緩くなるのは納得いきませんが・・・

〇概要
1 改正趣旨
○ 水道法(昭和32年法律第177号)第4条第1項の規定により、水道により供給される水は、同項各号に掲げる要件(水質基準)を備えるものでなければならないとされている。
○ 「水質基準に関する省令の制定及び水道法施行規則の一部改正等について」(平成15年10月10日付け健発第1010004号厚生労働省健康局長通知。以下「局長通知」という。)においては、水質基準とは別に、将来にわたり水道水の安全性の確保等に万全を期する見地から、水質基準に係る検査に準じて、体系的・組織的な監視によってその検出状況を把握し、水道水質管理上留意すべき項目として、「水質管理目標設定項目」を定めている。
○ 局長通知では、 「水質管理目標設定項目」の1項目として「農薬類」を定めており、検査を行う農薬については、各水道事業者等がその地域の状況を勘案して適切に選定することとしているが、検出状況や使用量などを勘案し、浄水で検出される可能性の高い農薬については、局長通知の別添2で、農薬の名称や各農薬の目標値等を示している。
○ 今般、内閣府食品安全委員会による食品健康影響評価の結果に基づき、局長通知の別添2について、所要の改正を行うことを検討している。

2 改正概要
○ 「チオファネートメチル」の目標値を、「0.3mg/L」から「0.2mg/L」に改める。
○ 「ベノミル」の目標値を、「0.02mg/L」から「0.07mg/L」に改める。

○ 別添2注11を、「ベノミルの濃度は、メチル—2—ベンツイミダゾールカルバメート(MBC)として測定し、ベノミルに換算して算出すること。なお、チオファネートメチル分解物由来のメチル—2—ベンツイミダゾールカルバメート(MBC)が含まれる可能性がある。」と改める。

3 適用期日等
○ 通知日:令和9年3月下旬(予定)
○ 適用日:令和9年4月1日

4 参考
○ 「水質基準に関する省令の制定及び水道法施行規則の一部改正等について」(平成15年10月10日付け健発第1010004号厚生労働省健康局長通知)
https://www.env.go.jp/content/000390768.pdf (本文)
https://www.env.go.jp/content/000390769.pdf (別添1及び別添2)
○ 令和8年度第1回水質基準逐次改正検討会(令和8年8月19日開催)の資料1「水質基準等の見直しについて」
https://www.env.go.jp/council/water_supply/kentoukai/kijun/kijun_r08_1.html

○ 「水質管理目標設定項目」である「農薬類」とその目標値に関する補足
「水質管理目標設定項目」は、一般環境中で検出されている物質や、今後水道水中で検出される可能性がある物質等について、水道水質管理上留意すべき物質として定めているものである。同項目の一つである「農薬類」については、水道原水中に存在していた農薬が、水道水中に残ってしまう場合などを考慮して「目標値」を設定している。
「目標値」とは、目標とする濃度ではなく、これを超えないことが望ましい濃度のことであり、水道水中ではなるべく低い濃度であることが望ましいとする考え方である。水質管理の目安であり、水道水を作る過程で農薬を入れるという趣旨ではない。

難易度分類(数字が低いほどコメントしやすい&すべきもの)
総合13 並み
難易度2 ★★☆
生活影響度2 ★★☆
分量1 ★☆☆
専門性2 ★★☆
理科系知識2 ★★☆
下調要否2 ★★☆
法令読込要否2 ★★☆


#081033 01.食品(内閣府、厚労省、農水省、環境省) �C水質

【10/8(木) 締切】食と健康・環境保全 組換え添加物

JPAN013株を利用して生産されたα-ガラクトシダーゼに係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての意見・情報の募集について
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=095260830&Mode=0

〇解説
組換え添加物の件、これ以外に2件出ています。
・H-ELP株を利用して生産されたα-アミラーゼに係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての意見・情報の募集について
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=095260820&Mode=0
・Escherichia coli K-12 DH1 MDO MAP1001h株を利用して生産された2’-フコシルラクトースに係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての意見・情報の募集について
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=095260810&Mode=0

〇概要
●JPAN013 株を利用して生産された α-ガラクトシダーゼ評価書(19ページ)
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/download?seqNo=0000320492
要 約
「JPAN013株を利用して生産されたα-ガラクトシダーゼ」について、食品健康影響評価を実施した。
本添加物は、Aspergillus niger BO-1 株を宿主として、A. niger BO-1株に由来するα-ガラクトシダーゼ遺伝子を導入して作製した JPAN013 株を利用して生産されたα-ガラクトシダーゼ aglC である。本添加物は、糖類の非還元末端のα-D-ガラクトシド結合を加水分解する酵素であり、植物性食品の製造工程で添加され、ガラクトオリゴ糖等を分解して単糖や二糖を生成することを目的として使用される。
「遺伝子組換え微生物を利用して製造された添加物に関する食品健康影響評価指針」(平成16年3月25日食品安全委員会決定)に基づき、導入遺伝子の供与体、導入される塩基配列が明らかであること等の導入遺伝子の安全性、挿入遺伝子から産生されるタンパク質の毒性及びアレルギー誘発性等について確認した結果、従来の添加物と比較して新たに安全性を損なうおそれのある要因は認められなかった。
以上のことから、「JPAN013株を利用して生産されたα-ガラクトシダーゼ」については、人の健康を損なうおそれはないと判断した。
Ⅰ.評価対象添加物の概要
(申請内容)
名称 : JPAN013株を利用して生産されたα-ガラクトシダーゼ
用途 : 植物性発酵乳の製造においてガラクトオリゴ糖等を単糖や二糖に分解する加工助剤
申請者 : ノボザイムズ ジャパン株式会社
開発者 : Novonesis A/S(デンマーク)

本添加物は、Aspergillus niger BO-1 株を宿主として、A. niger BO-1株に由来するα-ガラクトシダーゼ遺伝子を導入することにより作製された JPAN013 株を利用して生産されたα-ガラクトシダーゼである。本添加物は、糖類の非還元末端のα-D-ガラクトシド結合を加水分解する酵素であり、植物性食品の製造工程で添加され、ガラクトオリゴ糖等を分解して単糖や二糖を生成することを目的として使用される。

第5.遺伝子組換え添加物に関する事項
1.諸外国における認可、食用等に関する事項
aglC は、米国において、FDA における GRAS(Substances Generally Recognized as Safe)の自己認証済みであり、2024年以降販売されている。

●H-ELP 株を利用して生産された α‐アミラーゼ評価書(16ページ)
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/download?seqNo=0000320490
要 約
「H-ELP 株を利用して生産されたα-アミラーゼ」について、食品健康影響評価を実施した。
本添加物は、B. licheniformis BRA7 株を宿主として、タンパク質工学的手法を用いて設計されたα-アミラーゼをコードする遺伝子を導入して作製したH-ELP株を利用して生産されたα-アミラーゼである。本添加物は、デンプンのα-1,4グリコシド結合を加水分解し、デキストリンやオリゴ糖を生成する酵素であり、穀物デンプン原料の加水分解のため、水を加えてスラリー化する工程及びその後の液化工程で添加され、醸造アルコール(酒類用醸造アルコール)の製造を目的として使用される。
「遺伝子組換え微生物を利用して製造された添加物に関する食品健康影響評価指針」(平成16年3月25日食品安全委員会決定)に基づき、導入される塩基配列が明らかであること等の導入遺伝子の安全性、導入遺伝子から産生されるタンパク質の毒性、アレルギー誘発性等について確認した結果、従来の添加物と比較して新たに安全性を損なうおそれのある要因は認められなかった。
以上のことから、「H-ELP 株を利用して生産されたα-アミラーゼ」については、人の健康を損なうおそれはないと判断
した。

Ⅰ.評価対象添加物の概要
(申請内容)
名称 : H-ELP株を利用して生産されたα-アミラーゼ
用途 : 穀物デンプンを原料とする醸造アルコール(酒類用醸造アルコール)の製造
申請者 : ダニスコジャパン株式会社
開発者 : DANISCO US, INC(米国)

本添加物は、Bacillus licheniformis BRA7 株を宿主として、タンパク質工学的手法を用いて設計されたα-アミラーゼをコードする遺伝子を導入して作製したH-ELP株を利用して生産されたα-アミラーゼである。本添加物は、デンプンのα1,4 グリコシド結合を加水分解し、デキストリンやオリゴ糖を生成する酵素であり、穀物デンプン原料の加水分解のため、水を加えてスラリー化する工程及びその後の液化工程で添加され、醸造アルコール(酒類用醸造アルコール)の製造を目的として使用される。

第5.遺伝子組換え添加物に関する事項
1.諸外国における認可、食用等に関する事項
H-ELPは、デンマークにおいて承認されている。

●Escherichia coli K-12 DH1 MDO MAP1001h株を利用して生産された 2’-フコシルラクトース評価書(6ページ)
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/download?seqNo=0000320486
要 約
「Escherichia coli K-12 DH1 MDO MAP1001h株を利用して生産された2’-フコシルラクトース」について、食品健康影響評価を実施した。
本食品は、E. coli K-12株の派生株を宿主として、2’-フコシルラクトースの生合成に関与する遺伝子等の導入を行って作製されたE. coli K-12 DH1 MDO MAP1001h株を利用して生産された2’-フコシルラクトースである。
本食品は、製造工程において、生産菌及び製造工程で産出される副生成物が除去され、晶析により結晶として高度に精製されている。また、従来食品の2’-フコシルラクトースと比較して、既存の非有効成分の含有量が安全上問題となる程度にまでは有意に増加しておらず、かつ、有害性が示唆される新たな非有効成分も含有していないと考えられる。
本食品については「遺伝子組換え微生物を利用して製造された添加物のうち、アミノ酸等の最終産物が高度に精製された非タンパク質性添加物の安全性確認の考え方」(「遺伝子組換え微生物を利用して製造された添加物に関する食品健康影響評価指針」(平成16年3月25日食品安全委員会決定)別添)を準用して評価を行った結果、改めて「遺伝子組換え食品(微生物)の安全性評価基準」(平成20年6月26日食品安全委員会決定)による評価を行う必要はないと判断した。また、比較対象とした従来食品は、海外において主に乳児用調製粉乳の成分としてヒト(主に乳幼児)に摂食されており、当該製品による健康被害等は確認されていないことから、使用形態が現行と同等である場合に限り、比較対象とした従来食品と同等の安全性が確認された。
ただし、本評価は「Escherichia coli K-12 DH1 MDO MAP1001h株を利用して生産された2’-フコシルラクトース」のリスクが従来食品に比して増加しないことを確認したものであり、本食品に関するリスク管理措置を講じる際には、リスク管理機関において事業者に対し、設定した製品規格の適合遵守に加え、消費者の健康被害事例の収集等について、指導を徹底することが必要である。

Ⅰ.評価対象食品の概要
(申請内容)
名称 : Escherichia coli K-12 DH1 MDO MAP1001h 株を利用して生産された2’-フコシルラクトース
用途 : 栄養補助食品
申請者 : DSM株式会社
開発者 : Glycom A/S(デンマーク)

本食品は、Escherichia coli K-12株の派生株を宿主として、2’-フコシルラクトースの生合成に関与する遺伝子等の導入を行って作製されたE. coli K-12 DH1 MDO MAP1001h株を利用して生産された2’-フコシルラクトースである。
E. coli K-12 DH1 MDO MAP1001h株の宿主の親株であるE. coli K-12株は、有害な影響を及ぼす毒素の産生性や病原性は知られておらず、また、国立感染症研究所病原体等安全管理規程におけるバイオセーフティレベル2及び3に分類されておらず、多くの食品用・医療用のアミノ酸及び生理活性物質の工業生産に使用されている。
なお、E. coli K-12 DH1 MDO MAP1001h株の作製に用いられた挿入DNA及びその遺伝子産物、作製工程等は明らかにされている。

難易度分類(数字が低いほどコメントしやすい&すべきもの)
総合15 並み
難易度2 ★★☆
生活影響度2 ★★☆
分量2 ★★☆
専門性3 ★★★
理科系知識2 ★★☆
下調要否2 ★★☆
法令読込要否2 ★★☆


#081016 01.食品(内閣府、厚労省、農水省、環境省) �B遺伝子組換え・ゲノム編集

【10/8(木) 締切】食と健康・環境保全 農薬

メタミトロンに係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての意見・情報の募集について
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=095260850&Mode=0

〇解説
農薬、もう1件出ています。
いずれも除草剤です。
・ブロマシルに係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての意見・情報の募集について
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=095260840&Mode=0

〇概要
●メタミトロン評価資料(103ページ)
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/download?seqNo=0000320496
要 約
トリアジノン系除草剤である「メタミトロン」(CAS No. 41394-05-2)について、各種資料を用いて食品健康影響評価を実施した。今回、農薬取締法に基づく再評価に係る評価要請がなされている。
評価に用いた試験成績は、植物代謝(てんさい及びりんご)、作物残留、家畜代謝(ヤギ)、動物体内動態(ラット)、亜急性毒性(ラット、マウス及びイヌ)、慢性毒性(イヌ)、慢性毒性/発がん性併合(ラット)、発がん性(マウス)、亜急性神経毒性(ラット)、繁殖毒性(ラット)、発生毒性(ラット及びウサギ)、遺伝毒性等である。
各種毒性試験結果から、メタミトロン投与による影響は、主に体重(増加抑制)、肝臓(重量増加、単細胞壊死等)、胆嚢(粘膜上皮過形成等:イヌ)に認められた。発がん性、神経毒性、生体において問題となる遺伝毒性は認められなかった。 ラットを用いた2世代繁殖試験②において、着床数減少等が認められた。
ウサギを用いた発生毒性試験②において、胸骨分節非対称の発生頻度増加が認められた。ラットでは催奇形性は認められなかった。
各種試験結果から、農産物中のばく露評価対象物質をメタミトロン及び代謝物M-1 と設定した。
各試験で得られた無毒性量及び最小毒性量のうち最小値は、ラットを用いた2世代繁殖試験①及び②の無毒性量 3.9 mg/kg 体重/日であったことから、これを根拠として、安全係数100で除した0.039 mg/kg体重/日を許容一日摂取量(ADI)と設定した。
また、メタミトロンの単回経口投与等により生ずる可能性のある毒性影響に対する無毒性量及び最小毒性量のうち最小値は、ラットを用いた一般薬理試験の無毒性量10 mg/kg体重であったことから、これを根拠として、安全係数100で除した0.1 mg/kg 体重を急性参照用量(ARfD)と設定した。

開発の経緯
メタミトロンは、ドイツバイエル社により開発されたトリアジノン系除草剤であり、植物体に吸収された後に葉緑体に移行し、光合成のヒル反応における光化学系Ⅱを阻害することにより除草効果を示すものと考えられている。海外では、米国、欧州等で登録されている。
日本では、2002年に初回農薬登録され、現在はアダマ・ジャパン株式会社に承継されている。また、ポジティブリスト制度導入に伴う暫定基準が設定されている。

●ブロマシル評価資料(47ページ)
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/download?seqNo=0000320494
要 約
ウラシル系除草剤である「ブロマシル」(CAS No.314-40-9)について、各種資料を用いて食品健康影響評価を実施した。第2版の改訂に当たっては、農薬取締法に基づく再評価に係る評価要請がなされており、リスク管理機関から、土壌残留試験、作物残留試験(温州みかん及びパイナップル)、亜急性毒性試験(ラット)等の成績、公表文献報告書等が新たに提出された。
評価に用いた試験成績は、植物代謝(オレンジ及びパイナップル)、作物残留、動物体内動態(ラット)、亜急性毒性(ラット)、慢性毒性(イヌ)、慢性毒性/発がん性併合(ラット)、発がん性(マウス)、2世代繁殖(ラット)、発生毒性(ラット及びウサギ)、遺伝毒性等である。
各種毒性試験結果から、ブロマシルの投与による影響は、主に体重(増加抑制)、肝臓(単細胞壊死等:マウス、重量増加、肝細胞肥大等)及び精巣(精巣萎縮、精母細胞壊死等:マウス)に認められた。繁殖能に対する影響、催奇形性及び生体において問題となる遺伝毒性は認められなかった。
マウスを用いた発がん性試験において、肝細胞腺腫及び癌の合計の発生頻度が増加したが、腫瘍の発生機序は遺伝毒性メカニズムによるものとは考え難く、評価に当たり閾値を設定することは可能と考えられた。
各種試験結果から、農産物中のばく露評価対象物質をブロマシル(親化合物のみ)と設定した。
各試験で得られた無毒性量及び最小毒性量のうち最小値は、ラットを用いた2年間慢性毒性/発がん性併合試験の無毒性量1.96 mg/kg体重/日であったことから、これを根拠として、安全係数 100 で除した 0.019 mg/kg 体重/日を許容一日摂取量(ADI)と設定した。
また、ブロマシルの単回経口投与等により生じる可能性のある毒性影響に対する無毒性量及び最小毒性量のうち最小値は、ラットを用いた発生毒性試験で得られた無毒性量20 mg/kg体重/日であったことから、これを根拠として、安全係数100で除した0.2 mg/kg体重を急性参照用量(ARfD)と設定した。

開発の経緯
ブロマシルはデュポン社(米国)により開発されたウラシル系の除草剤であり、光合成のヒル反応を阻害し、枯死に至らしめる。
日本では、1965 年4月に初回農薬登録されており、海外では、米国、カナダ、北中南米諸国等で農薬登録がなされている。

難易度分類(数字が低いほどコメントしやすい&すべきもの)
総合15 並み
難易度2 ★★☆
生活影響度2 ★★☆
分量3 ★★★
専門性2 ★★☆
理科系知識2 ★★☆
下調要否2 ★★☆
法令読込要否2 ★★☆


#081015 01.食品(内閣府、厚労省、農水省、環境省) ②農薬

【9/24(木) 締切】食と健康・環境保全 農薬

イプトリアゾピリドに係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての意見・情報の募集について
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=095260780&Mode=0
〇解説
農薬関連で、他に2件出ています。
・イマザモックスアンモニウム塩に係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての意見・情報の募集について【除草剤】
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=095260790&Mode=0
・クロルマジノンに係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての意見・情報の募集について【ホルモン剤】
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=095260800&Mode=0
〇概要
●評価資料(75ページ)
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/download?seqNo=0000319867
要 約
アゾールカルボキサミド骨格を有する除草剤である「イプトリアゾピリド」(CAS No. 1994348-72-9)について、各種資料を用いて食品健康影響評価を実施した。
評価に用いた試験成績は、植物代謝(水稲)、作物残留、家畜代謝(ヤギ及びニワトリ)、畜産物残留、動物体内動態(ラット)、亜急性毒性(ラット及びイヌ)、慢性毒性/発がん性併合(ラット)、発がん性(マウス)、急性神経毒性(ラット)、亜急性神経毒性(ラット)、2世代繁殖(ラット)、発生毒性(ラット及びウサギ)、遺伝毒性等である。
各種毒性試験結果から、イプトリアゾピリド投与による影響は、主に体重(増加抑制:ラット及びマウス)、眼(角膜炎、角膜びらん等:ラット)、甲状腺(ろ胞細胞腺腫等:ラット)、腎臓(慢性進行性腎症等:ラット及びマウス)及び胆のう(結石:マウス)に認められた。神経毒性、繁殖能に対する影響、催奇形性及び遺伝毒性は認められなかった。
発がん性試験において、ラットで甲状腺腫瘍の発生頻度の増加が認められたが、遺伝毒性試験が全て陰性であったことから、腫瘍の発生機序は遺伝毒性メカニズムとは考え難く、評価に当たり閾値を設定することは可能であると考えられた。
各種試験結果から、農産物及び畜産物中のばく露評価対象物質をイプトリアゾピリド(親化合物のみ)と設定した。
各試験で得られた無毒性量及び最小毒性量のうち最小値はラットを用いた 2 年間慢性毒性/発がん性併合試験の無毒性量0.193 mg/kg体重/日であったことから、これを根拠として安全係数100で除した0.0019 mg/kg 体重/日を許容一日摂取量(ADI)と設定した。
また、イプトリアゾピリドの単回経口投与等により生ずる可能性のある毒性影響に対する無毒性量及び最小毒性量のうち最小値は、ラットを用いた発生毒性試験の無毒性量10 mg/kg体重/日であり、認められた所見は母動物に毒性影響が認められない用量における骨格変異(第14過剰肋骨及び20胸腰椎)の増加であったことから、妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対する急性参照用量(ARfD)は、これを根拠として、安全係数100で除した 0.1 mg/kg 体重と設定した。
一般の集団に対しては、イプトリアゾピリドの単回経口投与等により生ずる可能性のある毒性影響に対する無毒性量及び最小毒性量のうち最小値は、ラットを用いた90日間亜急性毒性試験①の無毒性量 755 mg/kg 体重/日であり、カットオフ値(500 mg/kg 体重)以上であることから、ARfDは設定する必要がないと判断した。

Ⅰ.評価対象農薬の概要
1.用途 除草剤
2.有効成分の一般名 和名:イプトリアゾピリド
8.開発の経緯
イプトリアゾピリドは、日産化学株式会社によって開発されたアゾールカルボキサミド骨格を有する除草剤であり、主にイネ科雑草に対する除草効果を有する。作用機構は、4-ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(4-HPPDase)活性阻害による除草効果が考えられている。
諸外国ではブラジルにおいて申請されている。
今回、農薬取締法に基づく農薬登録申請(新規:稲)及び畜産物への基準値設定の要請がなされている。


難易度分類(数字が低いほどコメントしやすい&すべきもの)
総合15 並み
難易度2 ★★☆
生活影響度2 ★★☆
分量3 ★★★
専門性2 ★★☆
理科系知識2 ★★☆
下調要否2 ★★☆
法令読込要否2 ★★☆


#80944 01.食品(内閣府、厚労省、農水省、環境省) ②農薬

【9/18(金) 締切】食と健康・環境保全 農薬

「食品、添加物等の規格基準の一部を改正する告示(案)」(農薬等(イミダクロプリド等5品目)の残留基準の改正)に関する御意見の募集について
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=235110033&Mode=0

〇解説
〇概要
●評価資料(282ページ)
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/download?seqNo=0000319580
1.イミダクロプリド
① 背景
農水省から 再評価の連絡
適用拡大申請に伴う基準値設定依頼
企業等から 輸入食品対応のための基準設定要請
食品安全委員会が 内閣総理大臣の依頼で食品健康影響評価(ADI・ARfD)を実施
➡ 複数の行政的要因が重なり、基準値見直しが必要になった成分。
② 概要(用途・作用・動物用医薬品)
分類:農薬+動物用医薬品
用途:殺虫剤/寄生虫駆除剤
作用機序:ニコチン性アセチルコリン受容体に結合し神経伝達を遮断
動物用医薬品としての使用
ペットのノミ・シラミ
畜鶏舎のイエバエ(国内承認品は動物体に直接適用しない)
海外ではサケジラミ駆除薬浴剤として承認(国内未承認)
➡ 農薬としても動物用医薬品としても広く使われる成分。
③ ADI(許容一日摂取量)
ADI:0.057 mg/kg体重/日
根拠:慢性毒性/発がん性併合試験(ラット、2年、混餌)
NOAEL:5.7 mg/kg体重/日
安全係数:100
発がん性:認められないと評価
➡ 長期毒性の観点では比較的高いNOAELを持つ。
④ ARfD(急性参照用量)
ARfD:0.077 mg/kg体重
根拠:亜急性毒性試験(イヌ、90日、混餌)
NOAEL:7.7 mg/kg体重/日
安全係数:100
➡ 急性毒性は比較的低めで、急性参照用量はADIより高い。
⑤ 諸外国の状況
JMPR(国際評価)
2001年に ADI・ARfD設定
国際基準:りんご、バナナ等

各国の基準値設定状況
米国:りんご、かんきつ類
カナダ:にんじん、ラズベリー
EU:かんきつ類、ぶどう
豪州:りんご、かんきつ類
NZ:ぶどう、レタス
JECFA(国際食品規格)
2024年に ADI・ARfD設定
国際基準:全ての魚類

➡ 世界的に広く基準値が設定されており、輸入食品対応の必要性が高い。
⑥ 暴露評価
● 長期暴露(EDI/ADI%)
国民全体(1歳以上):20.0%
幼小児(1~6歳):33.7%
妊婦:15.3%
高齢者(65歳以上):23.1%
➡ いずれもADIの範囲内(=安全域内)。 ただし幼小児が最も高く、約34%と相対的に高い。

2.クロロタロニル
① 背景
クロロタロニルの残留基準見直しは、以下の 2つの要因によって必要になった。
● 暫定基準の見直し
ポジティブリスト制度導入時に設定された「暫定基準」の妥当性を再検証
厚生労働大臣 → 食品安全委員会へ食品健康影響評価を依頼
食品安全委員会が毒性評価を実施
● 適用拡大申請に伴う基準値設定依頼
新しい作物で使えるようにするため、メーカー等が適用拡大申請
農水省が基準値設定依頼を提出
● 新たな毒性知見はなし
既存の食品健康影響評価に影響する新知見は提出されていない
既存評価を踏襲する方針
➡ 暫定基準の見直し+適用拡大申請が主因。毒性評価は既存の結果を踏襲。
② 概要(用途・作用)
● 品目名
クロロタロニル(Chlorothalonil)
● 分類
農薬
● 用途
殺菌剤
(クロロニトリル/フタロニトリル類)
● 作用機序
多作用点接触活性
多作用点阻害剤として作用すると考えられている
➡ 多作用点型の殺菌剤で、耐性リスクが比較的低いタイプ。
③ ADI(許容一日摂取量)
● クロロタロニル本体
ADI:0.018 mg/kg体重/日

根拠:発がん性試験(マウス、2年、混餌)
NOAEL:1.86 mg/kg体重/日
安全係数:100
腫瘍(前胃乳頭腫・扁平上皮癌、腎尿細管腺腫・腺癌)が増加
ただし 遺伝毒性によるものではないと判断 → 閾値設定は可能

● 代謝物 I
ADI:0.0083 mg/kg体重/日

根拠:慢性毒性試験(イヌ、1年、混餌)
NOAEL:0.83 mg/kg体重/日
安全係数:100
➡ 代謝物 I の方が NOAELが低く、ADIも本体より厳しい。
④ ARfD(急性参照用量)
● クロロタロニル本体
ARfD:0.6 mg/kg体重

根拠:単回経口投与毒性試験+腎臓の病理組織学的評価
動物種:ラット
NOAEL:60 mg/kg体重
安全係数:100
● 代謝物 I
ARfD:0.025 mg/kg体重

根拠:発生毒性試験(ウサギ、妊娠6〜18日、強制経口)
NOAEL:2.5 mg/kg体重
安全係数:100
➡ 急性毒性でも代謝物 I の方が厳しい(ARfDが本体の約1/24)。
⑤ 諸外国の状況
● JMPR(国際評価)
2009年に ADI・ARfD設定
国際基準:大豆、ばれいしょ等

● 各国の基準値設定状況
米国:ばれいしょ、カリフラワー
カナダ:キャベツ、たまねぎ
EU:小麦、リンゴ
豪州:だいこん、ぶどう
NZ:レタス、ネクタリン

➡ 世界的に広く基準値が設定されている殺菌剤。
⑥ 暴露評価
● 長期暴露(EDI/ADI%)
区分:クロロタロニル本体:代謝物 I
国民全体(1歳以上):39.5%:5.6%
幼小児(1〜6歳):78.5%:17.9%
妊婦:36.5%:6.4%
高齢者(65歳以上):46.4%:5.3%
➡ 本体の暴露が代謝物より圧倒的に高い。 特に幼小児は 78.5% と高く、ADIの約8割に達する。

3.トルフェンピラド
① 背景
トルフェンピラドの残留基準見直しは 1つの要因が中心。
● 適用拡大申請に伴う基準値設定依頼
農薬取締法に基づき、メーカー等が新しい作物での使用を申請
これを受けて農水省が基準値設定依頼を提出
本部会で審議し、前回審議からの変更点を整理
● 新たな毒性・代謝の知見はなし
今回の申請では毒性・代謝に関する新しいデータは提出されていない
既存の食品健康影響評価に影響なし
審議後、内閣総理大臣 → 食品安全委員会へ食品健康影響評価の要請予定
➡ 適用拡大が唯一の理由。毒性評価は既存の結果をそのまま使用。
② 概要(用途・分類)
● 品目名
トルフェンピラド(Tolfenpyrad)
● 分類
農薬(殺虫・殺ダニ剤)

③ ADI(許容一日摂取量)
ADI:0.0056 mg/kg体重/日
食品安全委員会の既存評価を踏襲
今回の審議では新たな毒性データなし
➡ ADIは比較的低く、毒性はやや強めの部類。
④ ARfD(急性参照用量)
ARfD:0.01 mg/kg体重
食品安全委員会の既存評価を踏襲
今回の審議では新たな毒性データなし
➡ 急性毒性も比較的強い。ADIの約2倍の値。
⑤ 諸外国の状況
● 国際基準(2021年)
たまねぎ
ばれいしょ
畜産物等

● 各国の基準値設定状況
米国:かんきつ類、たまねぎ
カナダ:かんきつ類、たまねぎ
豪州:たまねぎ、オレンジ

EU・NZ:本文では「変更なし(添付資料1)」と記載
➡ 国際的には、たまねぎ・ばれいしょ・かんきつ類で広く基準値が設定されている。
⑥ 暴露評価(資料本文の数値のみ)
● 長期暴露(EDI/ADI%)
国民全体(1歳以上) 28.8%
幼小児(1〜6歳) 58.6%
妊婦 22.8%
高齢者(65歳以上) 36.9%
➡ 幼小児が最も高く、約59%に達する。 ただし全てADIの範囲内で安全域。

4.ピリフルキナゾン
① 背景
ピリフルキナゾンの残留基準見直しは、 農薬取締法に基づく適用拡大申請が提出されたことが唯一の理由。
新しい作物で使えるようにするため、メーカー等が申請
農水省が基準値設定依頼を提出
本部会で審議し、前回審議からの変更点を整理
今回の申請では 毒性・代謝の新しい知見は提出されていない
既存の食品健康影響評価に影響なし
審議後、内閣総理大臣から食品安全委員会へ食品健康影響評価を要請予定
→ 適用拡大が唯一の理由で、毒性評価は既存の結果をそのまま使う。
② 概要
品目名:ピリフルキナゾン(Pyrifluquinazon)
分類:農薬(殺虫剤)
用途:殺虫剤として使用
→ 殺虫剤として使われる農薬で、今回の審議は適用拡大に伴う基準値見直し。
③ ADI(許容一日摂取量)
食品安全委員会の既存評価を踏襲。
ADI:0.005 mg/kg体重/日
→ ADIはかなり低く、毒性は強めの部類。

④ ARfD(急性参照用量)
ピリフルキナゾンは 一般集団と妊婦で ARfD が異なる点が最大の特徴。
一般集団の ARfD:1 mg/kg体重
妊婦・妊娠の可能性がある女性の ARfD:0.05 mg/kg体重
→ 妊婦の急性参照用量は一般集団の 1/20。 妊娠関連毒性が評価上重要な成分。
⑤ 諸外国の状況
国際状況は「変更なし」
カナダは2022年にばれいしょ、りんご等に基準値設定
→ 国際的には一部の国で基準値設定が進んでいる段階。
⑥ 暴露評価(長期暴露)
国民全体(1歳以上)は約30%
幼小児(1〜6歳)は約62%で最も高い
妊婦は約27%
高齢者(65歳以上)は約34%
→ 全てADIの範囲内だが、幼小児の暴露が最も高い。

5.ボスカリド
① 背景
ボスカリドの残留基準見直しは、 農薬取締法に基づく適用拡大申請が提出されたことが理由。
新しい作物で使えるようにするため、メーカー等が申請
農水省が基準値設定依頼を提出
食品安全委員会が内閣総理大臣の依頼で食品健康影響評価を実施
その結果を踏まえて本部会で審議し、基準値案を取りまとめた
→ 適用拡大が主因で、毒性評価は食品安全委員会の既存評価を踏襲。
② 概要
品目名:ボスカリド(Boscalid)
分類:農薬
用途:殺菌剤
作用機序:
アミド系殺菌剤
ミトコンドリア内膜の「コハク酸脱水素酵素(複合体Ⅱ)」の電子伝達を阻害
これにより殺菌作用を示す
→ 作用点が明確な殺菌剤で、耐性管理にも使われるタイプ。
③ ADI(許容一日摂取量)
食品安全委員会の評価結果。
ADI:0.044 mg/kg体重/日
根拠:慢性毒性試験(ラット、2年、混餌)
無毒性量(NOAEL):4.4 mg/kg体重/日
安全係数:100
→ ADIは比較的高めで、毒性は中程度。
④ ARfD(急性参照用量)
ARfD:3 mg/kg体重
根拠:発生毒性試験(ウサギ、妊娠7〜28日、経口)
無毒性量(NOAEL):300 mg/kg体重
安全係数:100
→ 急性毒性は低く、ARfDはかなり高い(=急性毒性が弱い)。
⑤ 諸外国の状況
JMPR(2006年):ADI設定、ARfDは「設定の必要なし」
国際基準:大豆、ばれいしょ等
各国の基準値設定状況:
米国:しょうが、西洋なし
カナダ:穀類、あぶらな科野菜
EU:大豆、ぶどう
豪州:たまねぎ、きゅうり
ニュージーランド:りんご、キウィー
→ 国際的に広く基準値が設定されている殺菌剤。
⑥ 暴露評価(長期暴露)
文章でまとめるね。
国民全体(1歳以上)は約38%
幼小児(1〜6歳)は約74%で最も高い
妊婦は約34%
高齢者(65歳以上)は約44%
→ 全てADIの範囲内だが、幼小児の暴露が突出して高い。

★5農薬比較
1️⃣ 基準値見直しの理由の違い
● イミダクロプリド
再評価通知、適用拡大、輸入食品対応、食品安全委員会の評価など 複数の行政的要因が重なった成分。
● クロロタロニル
ポジティブリスト制度時の 暫定基準の見直し+適用拡大。 暫定基準の再検証が大きな理由。
● トルフェンピラド
適用拡大のみ。 毒性・代謝の新知見なし。
● ピリフルキナゾン
適用拡大のみ。 毒性・代謝の新知見なし。
● ボスカリド
適用拡大+食品安全委員会の評価結果の反映。
➡ イミダクロプリドとクロロタロニルは理由が複数。 他3成分は「適用拡大」が中心。
2️⃣ 毒性(ADI)の強さの違い
文章で比較するとこうなる:
最も毒性が強い(ADIが最も低い) → ピリフルキナゾン(0.005) → トルフェンピラド(0.0056)
中程度 → クロロタロニル(0.018) → クロロタロニル代謝物I(0.0083)
比較的毒性が弱い(ADIが高い) → ボスカリド(0.044) → イミダクロプリド(0.057)
➡ 殺虫剤は毒性が強く、殺菌剤は毒性が弱い傾向が資料上明確。
3️⃣ 急性毒性(ARfD)の特徴
文章で比較すると:
急性毒性が最も強い(ARfDが最も低い) → ピリフルキナゾン(妊婦:0.05) → トルフェンピラド(0.01)
中程度 → クロロタロニル代謝物I(0.025) → クロロタロニル本体(0.6)
急性毒性が弱い(ARfDが高い) → ボスカリド(3) → イミダクロプリド(0.077)
➡ ピリフルキナゾンは妊婦の急性毒性が極端に厳しい。 ボスカリドは急性毒性が非常に弱い。
4️⃣ 暴露評価(EDI/ADI)の比較(文章のみ)
どの成分も 幼小児が最も高いという共通点がある。
文章で比較すると:
最も暴露が高い成分(幼小児) → クロロタロニル(78.5%) → ボスカリド(74.1%)
中程度 → ピリフルキナゾン(61.9%) → トルフェンピラド(58.6%)
比較的低い → イミダクロプリド(33.7%)
➡ 殺菌剤(クロロタロニル・ボスカリド)は暴露が高い。 殺虫剤は中程度。イミダクロプリドは最も低い。
5️⃣ 国際整合性の違い
国際基準が広く整備されている成分 → イミダクロプリド(多くの国+魚類国際基準) → クロロタロニル(多国で設定) → ボスカリド(多国で設定)
国際整備が進行中の成分 → トルフェンピラド(国際基準はあるが限定的) → ピリフルキナゾン(カナダのみ新規設定)
➡ 殺菌剤は国際整合性が進んでいる。 ピリフルキナゾンは国際整備が遅い。

●新基準値案(22ページ)
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/download?seqNo=0000319579
① イミダクロプリド(殺虫剤)
傾向:ほぼ全面的に引き下げ。最も「下げ」が多い成分。
イミダクロプリドは毒性指標(ADI・ARfD)が比較的低く、安全域が狭い。そのため、国際的な評価に合わせて多くの作物で基準値が引き下げられた。
代表的な下げ:
米:1 → 0.08(大幅)
大麦・ライ麦・とうもろこし:0.04〜0.05 → 0.02
大豆・小豆・えんどう・そら豆:3 → 2
ばれいしょ・さといも・かんしょ:0.4 → 0.3
トマト:2 → 0.9
なす:2 → 1
かぼちゃ:1 → 0.6
しろうり:1 → 0.1
ベリー類(ラズベリー・ブルーベリー等):4 → 3
上げはごく少数: はくさい・キャベツ・芽キャベツ(0.5 → 2)
👉 総括:最も“下げ”が多い成分。広範囲で数値が縮小。

② クロロタロニル(殺菌剤)
傾向:穀類・果実は下げ、豆類・いも類・動物性は上げ。二極化が最も強い成分。
代謝物の毒性評価が入り、食品群によって方向性が大きく分かれた。
代表的な下げ:
米・小麦・大麦・ライ麦:0.1 → 0.01(大幅)
日本なし:0.5 → 0.2
マルメロ:1 → 0.5
いちご:8 → 5
あんず・すもも:25 → 2〜1
代表的な上げ:
大豆・小豆・えんどう・そら豆:0.2 → 1
らっかせい:0.05 → 0.1
ばれいしょ・さといも・かんしょ:0.2 → 0.3
やまいも:0.01 → 0.3
バナナ:0.2 → 15
キウイ(果皮):15 → 50
パパイヤ:15 → 20
牛・豚の筋肉:0.02 → 0.07
牛・豚の肝臓:0.03 → 0.2
👉 総括:食品群によって“強い下げ”と“強い上げ”がはっきり分かれる成分。

③ トルフェンピラド(殺虫・殺ダニ剤)
傾向:植物性は下げ中心、動物性は新規設定で形式上すべて上げ。
→ 基準値の変動は毒性評価と整合的 (作物ごとの残留実態に合わせた微調整が中心)
代表的な下げ:
かぶ根:0.2 → 0.1
はくさい:1 → 0.9
キャベツ:0.3 → 0.2
にら:9 → 6
きゅうり:0.7 → 0.6
柑橘類(レモン・グレープフルーツ・ライム):3 → 2
もも:10 → 5
ネクタリン:5 → 3
代表的な上げ:
たまねぎ:0.02 → 0.09
その他なす科:0.2 → 0.5
すいか(果皮含む):0.6 → 0.7
動物性(牛・豚・鶏の筋肉・脂肪・臓器):0.01 → 0.01〜0.4(新規設定で上げ扱い)
👉 総括:植物性は下げ、動物性は“設定が付いたことで上げ”。

④ ピリフルキナゾン(殺虫剤)
傾向:ほぼ引き下げ。一部果実と蜂蜜だけ上げ。
妊婦の急性毒性が厳しく評価され、果実類中心に下げが多い。
代表的な下げ:
小豆・えんどう・そら豆:0.05 → 0.01
レモン・オレンジ・ライム:1 → 0.7
日本なし・西洋なし:0.7 → 0.5
いちご:1 → 0.7
ぶどう:3 → 2
その他スパイス:5 → 3
代表的な上げ:
ブルーベリー:0.01 → 0.5
はちみつ:0.01 → 0.05
👉 総括:ほぼ下げ、一部の果実・蜂蜜だけ上げ。

⑤ ボスカリド(殺菌剤)
傾向:据置が多いが、葉菜・ベリー・動物性・果皮付き果実で強い上げ。
急性毒性が弱いため、用途拡大に伴い上げが目立つ。
代表的な上げ:
レタス:40 → 60
しょうが:0.05 → 2(大幅)
ベリー類:10 → 15
牛・豚の筋肉:0.2 → 0.7
すいか(果皮含む):新規設定 3
メロン類果皮:新規設定 6
まくわうり果皮:新規設定 6
代表的な下げ:
びわ:3 → 2(少数)

難易度分類(数字が低いほどコメントしやすい&すべきもの)
総合17 難
難易度2 ★★☆
生活影響度2 ★★☆
分量3 ★★★
専門性3 ★★★
理科系知識3 ★★★
下調要否2 ★★☆
法令読込要否2 ★★☆


#080932 01.食品(内閣府、厚労省、農水省、環境省) �A農薬

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平成平成

Author:平成平成

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5:ここに書かれた解説やコメント例は、参考例です。強制するものではありません。
 慣れるまでは参考にしていただいていいですが、そのうち見なくてもご自分の言葉でご意見が出せるようになります。


平成平成プロフィール
・昭和38(1963)年生まれ
・岡山の田舎町(兼業農家)で育つ
・高校卒業後上京。S台予備校、大学の経済学部を経て某製造メーカーに入社
・2年目より当時の大蔵省に2年間出向
・20代終盤にはロンドンに2年間滞在
・40歳を機に外資系医薬メーカーに転職
・その後3度目の転職(内資系)を経て現在に至る

パブコメとの出会い
・2018年の運転免許証の西暦表示案件で初めてコメント送付。意見が反映されることを経験し、「今後もコメント出し続ける」ことを決意。年間百件以上、コメント送付。
・仲間のサポートにより、ブログ立ち上げ。
・当初は「自分一人だけでも出し続ける」という感じだったが、コメントの輪を拡げるべく、ブログ内容を鋭意改善中。

なぜこのブログをやってるか
・個々人の意見を行政や政府に気楽に出せる手段がパブコメです(パブコメ以外にも、首相官邸、衆参両議院でも意見受付しています)。
・SNSや飲み会で愚痴っているだけでは何も変わりません。
・ましてや「どうせ、なるようにしかならないから、何もしない」という態度は、その筋の思惑通りで、「家畜化」への道まっしぐらです。
・このままでは日本は本当にダメになってしまいます。行動あるのみ!

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