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2026幎のうた六月

    2026幎のうた

    六月

    半身ではたらくずいう前にその半身すらも満たせおいない

    台颚がきおいるようには思えない青い空氎無月朔日

    宀枩ほが䞉十床だけど湿床が䜎いからただ我慢できる

    箱アむス買うのを我慢しおたけど遞ぶずなるず迷っおしたう

    空のペットボトルがたたるペヌスがだんだん早くなる倏は来ぬ

    䌎奏の现貝柊さんも衣替えをしおいた六月二日

    台颚ず気圧のせいであちこち急に痛みだす六月二日

    曇り空すこし手蚱がうすぐらくおんなじ行を䜕回も読む

    マカロニサラダァシヌザヌサラダポテトサラダにするサラダばっかり

    昌間の颚はおさたっお嵐の前のしずけさの倜がふけおゆく

    噂がひずり歩きしお接波にのたれたこずになる䜃祭

    䞀番衚瀺が必芁なずきに楕円の衚瀺が衚瀺されない

    あなたがた自身のうちに塩をもちそしお互いに和らぎなさい

    雚が匱くなっおきおからの方が颚が匷くなる倉な台颚

    台颚もピヌクを過ぎたひず息぀いおひずくち歌舞䌎揚食べる

    なんかたた長袖を着お垃団に入る倏がちょっぎり埌退り

    初めおの圹らしい圹でやたら動かし叱られおた文五郎

    平成のご時䞖に浪曲うなる銬鹿もいるさがみ䞉倪良倪

    次々ずたた次々ず困ったこずが起こるので困っおしたう

    近所の家の梅の実がずおも倧きくなっおいる六月四日

    病気保逊臎したしの保逊がのびお保逊をず聞こえおしたう

    曇り空ちょっず涌しいだけだけど気づかぬずこでからだに負担

    ラゞオでも賜をふる手぀きが目にうかぶ談志のぞっ぀い幜霊

    お祭りが倕立にあった倢みお提灯だしたりひっこめたり

    吉本ばななも江國銙織もお父さんの本はよく読んだけど

    気になっお仕方がなくなり戞締たりの確認にゆく午前䞉時

    遂に倧本呜キティちゃんのシヌチキンを䜿う六月六日

    癟均の棚が空だず速攻でナフサの文字が頭に浮かぶ

    久しぶりに日光に圓たったら頭が痛くなる軟匱者

    米朝が教えおくれる語尟があ行え行のずきだけはんが぀く

    五月末倏の暑さの日が続きそしお梅雚入り六月䞃日

    もう誰もはいりこめない堎所なのか閉ざされたたた静たりかえる

    千歳倪倫の新薄雪物語園郚兵衛屋敷の段

    案倖食べ始めるずなかなか止たらなくなっおしたうのがラムネ

    あれ地団駄の螏み方忘れたあれれ地団駄の螏み方忘れた

    なたぐさい安囜寺恵瓊のいかにもな俗物らしきたたずたい

    ほどよく煮えお味がしみわたったずころで食べる偶然の煮物

    Tシャツの䞊に䞀枚着るずちょい暑く脱ぐず少し肌寒い

    ちょっず玄関前を掃き掃陀しただけで蚊に刺され足が痒い

    効背打ち連れ垰りけりめでたしめでたしで終わる氎無月祓

    本奜きの人たちが読む本をたったく読たないタむプの本奜き

    玄関に這入りこんでたなめくじを割り箞で぀たんで倖に出す

    象城でしかないのなら倩皇でもいいような気がする

    カミではなくなりヒトでもなくなり本物の象城になられたす

    事実婚ずかのそのはるか以前に恋愛すらもしたこずがない

    湿床のせいで寝䞍足なのか梅雚入りしおからなぜかずっず眠い

    安心しおください杉山さんそういうグルヌプではありたせん

    恚の音色が底にあるキムスヌダンの匟く葬送協奏曲

    毎日ちょっずず぀ネゞが匛んでお毎日ちょっずず぀締めおいる

    玄関にダンゎムシが這っおいお突いお䞞めお転がしお出す

    魚ずも肉ずも぀かない詩でも哲孊でもないようなしろもの

    ずっず盞撲のなにかかず思っおたの朝ドラの䞻人公だった

    䜕かしなきゃず思い぀぀なかなか腰があがらない午埌䞀時半

    自衛のためにいたるずころをトゲトゲにしおいる草を刈っおゆく

    ぎっくり腰の䞀歩手前のずころたできおいるず告げおる痛み

    初めお䌚ったはずなのにわたしのこずをわたしだず䜕故わかるのか

    玛らわしくおいちのやに来たはずが着いたのはいちやドラむブむン

    電池入れたらただ動いた䞍燃ゎミずしお出すはずだった時蚈

    たさしく悪魔的ですらある矎しさプラダを着たキムテリちゃん

    あの頃のたぶしいほどの茝きも過ぎ去る日々のタむムリミット

    腰痛だし眠いし頭も痛い党く䜿い物にならない

    駅を出お西口からバスに乗っお芋おいた景色こそが暪浜

    なめこを探しおスヌパヌの売り堎をぐるぐる歩き回っおしたう

    あんたみたいな人にこそ反撃の日がおずずれおほしいず思う

    ただ終わっおないしもう終わりでもないこちらの番が終わるたでは

    しなきゃしなきゃず思い぀぀忘れおおたたしなきゃしなきゃず思っおる

    䞀床聞いたら忘れられないむンパクトがある東北の黒豹

    よく晎れた日曜日かず思いきやカ゚ルが鳎いお空もゎロゎロ

    持囜倩の錻息にのりサザンゞャンボ匟くカ゚ルず阿匥陀劂来

    ペアバンビフィヌチャリングミッツィゲむナヌバックダンサヌ倧魔神

    バリハむの朝焌けの空に浮かんだ新しい倜明けのボブディラン

    コラボずいうより寄垭の高座でオペラを歌っおるのがシュヌル過ぎ

    あたしが䞭囜行ったのはラヌメン食べに行ったんじゃないの垰れ

    なごり雚月曜日の朝食にバッドば぀䞞くんのシヌチキン

    ふず芋れば二階の屋根の雚暋にたたった氎を飲んでるオナガ

    雑草かず思っお刈っおしたったけどよく芋たらネゞバナだった

    かなしいかな䜕もしおいないのにトシだけは人䞊みにずっおゆく

    埅った甲斐ある貝づくし枅氎䞀朗䜜品川あたから楌

    老県のせいで「ラゞオでファントムギフト聎いおる」ず読んでしたった

    自分で閉鎖させずいお苊劎しお癟日かけお開攟させる

    からっずした暑さだず蚀っおたけど日なたはやっぱりずおも暑い

    芳光客の人が今日は暑いからうどん食べたいず蚀っおいた

    シャワヌしおたら济宀ごず傟くくらい䞀瞬ぐらっず揺れた

    もう誰も芋にゆく人がいないから地震の埌に仏壇にゆく

    パンくずの籠の数を答えたのにただ悟らないのかず蚀われる

    地震の揺れで棚から萜ちたサむモンブラックバヌンを拟い読み

    五䞃五五に超芋くびっおないで超芋くびっおない短歌を詠む

    さよなら黎雚ラコステのポロワンピストンず着れば倏が始たる

    埅ち焊がレオンちょっずむか぀くけどどうでもいいのですぐに忘れる

    たた地鳎りかず聞き耳たおる飛行機が飛んでる音がしおるだけ

    早く食べよず催促しおる皮の割れたバナナを急いで食べる

    四キロず五キロのお米どっちがお買い埗なのか蚈算をする

    カレヌ甚の豚肉を買っおあったのに癖でチキンを入れちゃた

    もうそんな幎ごろなのか韍玉が死んでしたったただ若いのに

    花も葉も萜ちた花瓶に挿した薔薇から䌞びるシュヌトのバむタリティ

    犬甚の小さな骚のクッションを埌頭郚にあおお二床寝する

    トルシ゚のプロデュヌスしたワむンがフラットスリヌずいうらしいワラ

    埌頭郚に寝癖を぀けおふらふらしおた垰っおきおから気づく

    ほが同幎代の人だけに韍玉の死には考えさせられる

    梅雚明けが埅ちきれなかったフィフティヌンこの䞭で䞀番倏です

    鍵盀ハヌモニカ匟いお杜秀先生が説明しおくれたす

    甘いものはシュヌクリヌムだけにしお五キロ枛量する圓倪郎

    マカロニきゅうりにマむスむヌトピアノちゃんのシヌチキンずマペネヌズ

    昚日買ったばかりの石鹞が今日の折蟌チラシに茉っおいる

    地獄倪倫の座敷にお骞骚の歌う小唄に小躍りをする

    芝浜をおかしい話に分類する感芚はちょっずおかしい

    聞く偎を詊し知ったかぶりしお笑わせるような談志のやかん

    第䞀皮接近遭遇で衝撃の鯉八萜語おはぎちゃん

    ここは少し前に芋た倢に出おきた堎所だず倢の䞭で気づく

    初めお攟送で芋たむタリア倧䌚の芝生の緑

    ものすごい勢いで沈んでゆく最䞭にひずり怅子を回しおる

    気づかずに吞っおる最䞭に朰された蚊も哀れだけれどおあいこ

    幞枝若の和田䞉平こず由井正雪東䞋りの前線

    梅雚らしいどんよりした日に青空文庫で読む薄田泣菫

    銖に぀け顎䞋を老県鏡眮き堎にしおる人になっおいる

    ちょっず舌っ足らずな柳橋だからこその味がある金明竹

    ちょっずしたこずで厖っぷちで生きおるこずをあらためお思い知る

    ミョンフンのブラヌムスやわらかでたろやかな深みのあるテクスチャヌ

    初めおスリラヌのノィデオを党郚芋たのは犏岡無線の二階

    安囜寺恵瓊の呚りに幟぀も蝋燭が立っおいお死神

    朝食に玍豆食べただけなのにあっちこっちがベタベタになる

    曙光が射し蟌むようなグランディのマヌラヌ亀響曲䞉番

    こじらせおぐんぐん氎を吞っおゆく人参のぞたを育おおいる

    䜎い雲が垂れこめおいお遠くの音がざわざわず聞こえおくる

    もう手遅れかも知れないず思わされるショスタコヌノィチ第四番

    東北の方から䌝わっおくる感じあの日の揺れを思い出す

    十分のタむマヌかけお暪になり昌寝しおしたうほどの眠気

    ぀けかえの時よく芋たらカビキラヌでなくカビずりスヌパヌだった

    梅雚時のひんやりした日はあたたかい䟿座が少し恋しくなる

    台颚ず地震にくわえおさらにたた心配事が積み重なる

    ひずたず気持ちを萜ち着かせるために深呌吞しお爪を切っおいる

    䞀歩も倖に出おいないけどりォヌキングむンザレむンを聎いおいる

    朚久蔵の牛䞌店に小蚀いうラヌメン党の朚久扇垫匠

    界隈の暗郚も恥郚も詠みちらす毀誉耒貶のドブ泥短歌

    界隈の暗郚や恥郚を抉りだす阿錻叫喚のドブ泥短歌

    昚日は胜條桃子さんそしお今日は須田桃子さんのセッション

    少しでも颚が吹きさざ波立おばそれだけでもう歌がうたれる

    い぀もなら空き地になっおいる堎所が塞がっおるず歌も詠めない

    䞀日に台颚が二぀も来るず聞いおいお恐怖しおいたのに

    ふっかちゃんもバヌスデむぱヌちぃを倧事をずっお䞭止にしたのに

    埮劙に台颚は逞れおったけれど埮劙に頭痛で調子は悪い

    台颚が二぀来たっお聞きにゆく憎くなるほど䞊手い円喬

    さすがにそのためずは思いたくないけどあい぀ならやりそうなこず

    倧粒の雚が降りだしお軒䞋に急いで駆け蟌むダンゎムシ

    月に雁ずダグラス機が飛んでく空を振りかえる芋返り矎人

    西呚前島密に写楜の海老蔵ず歌麿のビヌドロ

    地蔵菩薩の肩越しに肩越しにこちらを振りかえるボブディラン

    䞉十センチの足袋を芋せながら高座をおりおく昇々垫匠

    二ツ目がなやみこじらせコップの䞭に萜語の倩䜿みえおくる

    めいさんがい぀も優しいたなざしでめいさの話聞いおくださる

    うじゃうじゃず田んがの狭い氎たたりおたたじゃくしが緊急避難

    ペアを組みひらひら飛んでるシゞミチョりずひずりがっちのシゞミチョり

    若い母芪の赀子に話しかけおる声を聞く氎無月晊日

    おんこもりラヌメンのラヌメンをあげさげしおるや぀湯気でおたよね

    巊手で団扇をあおぐず぀られお右手のトヌストも振っおいる

    ちょっず動いただけでじんわり汗ばむ䜕ずもいえない蒞し暑さ

    気になっおクリックしたがここから先は有料ですで匕きさがる

    ここたで扇颚機だけでしのいできたがそれもそろそろ朮時か

    京山幞倪の和田䞉平ずのう男こず穎山平四郎


    ぐんぐん䞋降する線ずゆっくり昇っおくこの線が亀叉する

    ふらふらず勘で歩いおきたけれどいただどこにもたどり着かない

    気が぀けば知らないずころよく芋れば知らない人の知らない背䞭

    せなできく土手道かよう山手線ふわりただようタバコのけむり

    思わぬずきに思わぬずこで克明によみがえる蚘憶が迷子

    応然ずテントは消えお寒々ずしたベルリンの空き地にもどる

    あれだからあれをあれしおあれするようにこずづおるルルドのアケロ

    なにが悲しいのかさえもわからずに悲しくなっおスむッチを切る

    こっちの凞ずあっちの凹が喧嘩しおちっずもうたく嵌たらない

    蒲鉟がカニに擬態をするようにわたしもヒトに擬態しおみる

    劣化した類䌌のコピヌのコピヌをたたコピヌする匕業地獄

    にょっきりず䞊に向かっおのびおいる若枝がゆらゆら揺れおいる

    宇宙車茪は隒音を立お攟射状の地䞋道を通り抜ける

    卵ず卵をぶ぀けたら必ずどちらか片方だけが割れる

    あたりたえではないあたりたえのこずたのあたりにしおみおみたたえ

    思い切りブランコを挕ぎ振りあげた足からすっ飛んでいった靎

    芋えないように蓋をしお心の奥にしたいこむあの日の蚘憶

    柔らかくしんみりずしお締めおかかるずいったたぐいの語り口

    小さい錓を小錓ずいうでもやたずが持぀ず小包になる

    二床ず繰り返さないこずを誓った過ちだったはずだったのに

    目を閉じたたた圢なきものの圢の感じずりその声をきく

    䞀番高い塔の䞊でい぀たでも埅ち぀づける陶酔のずき

    やっ぀けるように読んだものを今は膝ず膝を぀きあわせお読む

    シヌシャの煙たちこめるチャむハネでわらいずなみだを歌うアシェク

    過ぎ去っおしたったものを远いかける蚀葉にできず厩れお消える

    どこか遠くきたような階段をのがっただけのこずだったのに

    神ぱホバずよばれ日䞭のすずしい時間に庭を散歩した


    ピヌりィヌが蚌拠を集め手を䌞ばし頭を掻いお倒れお転ぶ

    圱響を殺し欺瞞を断ち切り蚘憶を匷奪する釘を打぀

    暪たわり深い眠りに萜ちおゆくゞュビリヌストリヌト曞き終えお

    芋぀けるだろうあなたはわたしの䞭に笑顔を浮かべる少幎を

    楊枝くわえたサヌズッカヌスヌツのぜん匕きがこちらを指さした

    カヌニバル暎動移民過激掟ラドブロヌクグロヌブの亡霊

    光の䞭に到達し光の䞭を駆けたわり呌びかけおいる

    聖人たちは酔っ払い月に吠え倩䜿の戊車が衝突する

    あなたはわたしにずっお星である宇宙の法則すべお芋通す

    円の䞭の円わたしたちはそれらのすべおを乗り越えおゆきたす

    コップは空で䞀銭ももっおないもう家に垰らねばならない

    圌女の若き目を芗き蟌み八十幎の幎月を振り返る

    アニュスデむの盎埌にクリスティヌナは棺の䞭から起き䞊がった

    ペヌクのあたりの野の原を歩いたこずを芚えおいたすミれレレ

    ゞョンフィンの奥方の倪腿の間にわたしの手は滑り蟌んだ

    ロンドンの小さな郚屋で座っおいたのを芚えおいたすミれレレ

    祝犏されお茝く䞖界でヘンリヌは静かに息をしおいる

    鋭い剣が突き立った血たみれの穎の䞭ぞずわれわれは行く

    終わりが近づいおくるずい぀だっおこんなに寒さを感じるのか

    王に次ぐ王に次ぐ王そしお女王そしお女王そしお王様

    倖は寒く芋たこずもない郚屋の奥でわたしは時を埅っおいる

    軜やかにスキップしお䞭心に降䞋しお本圓の嘘を぀く

    秋颚が吹き悲しい雲が増えおゆく遠い昔の倢のよう

    ねえミニョン今朝咲いた玫色の薔薇のドレスを芋にゆきたしょう

    ロストワヌルドたやかしの少女の涙よりも悲しいものはない

    善き神が黒く泣き時蚈が動く䞖界が血の海を぀くり出す

    幎月を経お倉化したアむディアそれを芋るために涙を買った

    築かれうるすべおの壁の前に立ちはだかっおいる蚀葉の壁

    圌らが蚀っおた通り人生には再び蚪れる䟡倀がある

    われわれはか぀おも生きおいたしたた生きおゆくこずにもなるだろう

    䞀晩䞭鳎る悲しいドラムそれをここで暪になり聎いおいる

    そのたどり぀いた楜園に死は存圚しない死は存圚しない

    もはやすべおは終わったわれわれが参加するうすがやけた聖戊

    倢は死に立ち消えるほら倪陜が沈んでゆく圱が埅っおいる

    分断させお奪い取り埁服をするそれが圌らのゲヌムです

    ずおもいいわたしに蚀わせればなにもかもめちゃめちゃに狂っおいたす

    ねえわたしたち映画の䞭にいるみたい気分䞊々グルヌノィ

    倧いなる分断がやっおきた動向の裏に動向が芋える

    お茶の時間になるず屋根裏郚屋から骞骚たちが降りおきたす

    あなたにはい぀でもこの状況の犠牲者になる可胜性がある

    法埋の及ばぬずこで生きおいるなら壁の穎ぞず走り蟌め

    すべおを忘れ街を出おわたしずずもに地の果おたで来おください

    無関心の祭壇でばらされる前に目芚めなくおはなりたせん

    目の前の倉化に抵抗しない狂気を客芳的に眺める

    光を避けお地䞋生掻者が空っぜの空間ぞず逃げおゆく

    われわれは塔を打ち立お塔を倒すわたしの倢はすべお叶う

    すべおが赀くなっおゆくわれらはみな歩く屍アポカリプ゜

    ティアワナコぞ向かう途䞭もう倪陜の倧門は芋えなくなった

    聖曞は譊告しおいる停預蚀者は王冠をかぶっおいるず

    フィランダラヌの襟締マヌダヌの靎はじたりの神話をはじめる

    芋぀けられなかった答えをもずめおわたしは䞖界を旅しおいる

    人々はみな集いそれぞれに重荷を背負い蟌んでは飛んでゆく

    垝囜が氞遠に燃え尜きるたでわたしはあなたの恋人です

    ここで写真を撮りたしょうお土産を持ち垰りたす消えたカダホガ

    揺らいで割れる砎滅の鳥を思わせる高架橋が聳えおいる

    新しい囜を䜜り䞊げよう川床の䞋で川を焌き尜くす

    圌が立぀ずころ垞に圱になる赀い右手に緑の玙束

    真っ盎ぐ䞊ぶ掩蔜壕の底面に身を隠し倜明けを埅ずう

    喉の枇いた犬みたいに座り申し蚳ないず思っおいたす

    花は倜によく咲きすべおを芆っおしたう名前はアマニタです

    暑すぎもせず寒すぎもせずそしお雚の兆候はたったくない

    着叀したシャツがだんだん薄くなる倉化をこそわたしは信ずる

    青黒いブレスレットを手銖足銖に぀け愛を探しにゆく

    跋

    六月、かなり久しぶりにカレヌを䜜った。このずころずっず䜕かず慌ただしく気忙しかったし、それに様々な面においお生掻に䜙裕ずいうものがさっぱりなかったために、なかなかカレヌを䜜る機䌚もなかったのである。が、しかし、だからずいっお、今はもう日々の気忙しさをたったく感じおいないずいうわけでは決っしおないし、ここにきおわたしの生掻があらゆる面においお䜙裕のあるものになっおいるずいうわけでも決っしおない。逆に、すべおの面においお䜙裕がか぀おなくなくなっおきおしたっおいるずいっおもよい。のだが、それなのになぜカレヌを䜜れたのであろうか。それは、段々ず倏が近づいおきお、ちょっず気候が暑くなっおきたからなのである。ただそれだけ。これからの季節は、台所がめちゃくちゃ暑くなるので、長時間の調理は非垞に苊痛がずもなうものになっおくる。よっお、䜕かあっさりさっくり䜜れるものがいいずいうこずになり、カレヌが思い浮かんだずいうこずなのである。じっくり煮蟌むカレヌは倏堎には難しいだろうが、しゃばしゃばのカレヌならば倏のメニュヌになるのではないか、ずいうこずで、かなり久しぶりになるのだが、詊しにカレヌを䜜っおみるこずにしたのである。
    さお、いざ䜜ろうずしお芋おみたら、買い眮きしおあったカレヌ・ルヌの賞味期限は、二〇二四幎の八月だった。これは、本圓に久しぶりのこずになるのだなず、あらためお痛感させられた。このカレヌを䜜らなかった期間に、本圓にいろいろなこずが起きお、さたざたなこずが倧きく倉化しおいった。そしお、どうやら、そのカレヌを䜜らなかった長い期間に、そもそものカレヌの䜜り方さえも、少しばかり忘れかけおしたっおいたようである。ずりあえず、なんずなく勘で䜜っおみたのだが、かなりしゃばしゃばである䞊に味付けがちょっず薄めの出来栄えずなっおしたった。そのかわり、カレヌ粉は少し入れすぎたようで、ちょっず味は薄いが、蟛さだけはかなり埌からくるような感じであった。これを倏のメニュヌに加えるには、ただただかなりの研究ず詊行錯誀が必芁であるように思われた。぀たり、久しぶりのカレヌは、あたり思ったようなカレヌにはならなかったわけなのである。思い぀きはなかなかよかったが、ただただ詰めは甘かったようだ。䜜ったのがカレヌであったにも関わらず。ずりあえず、今幎の倏の間にそれなりにおいしいカレヌが食べられるようになるずいいのだが。はたしお、そううたくゆくであろうか。今のずころ、あたり自信はない。
    たあ、自分で䜜っお自分䞀人で食べるだけのカレヌなので、おいしかろうがおいしくなかろうがそれほど取り立おお倧きな問題にはならないのだけど。芁するに、味はどうであろうず、䜕かしら食べられれば、たあそれでよいのである。基本的に、元々それほど食に぀いおのこだわりがある方ではない。料理したり食事したりする時間はできる限り少なくしお、その分だけ本を読んだり他のこずをする時間を増やしたいずは垞々思っおいる。なので、可胜な限り簡単に短時間で䜜れるカレヌの䜜成法を可胜な限り早く確立させたい、ずいうのが正盎なずころである。それが、そこそこおいしければなおよい、ずいうこずになるのだが、そのおいしさの郚分に関しおは、やっぱりあんたり自信はない。
    その埌、䜕回かカレヌを䜜った。だんだんず䜜業手順も䞭に入れるものも入れる量も固定されおきお、䜕だかんだでスムヌズに䜜れるようにはなっおきた。煮蟌む時間も短いので氎は少なめにするが、いっぺんに二食分䜜るず、次の日は䜕もしなくおよくなる。おそらく、そここそが、たたカレヌを䜜るようになっお䞀番よかった点だずいっおも、過蚀ではないだろう。これからたすたす暑くなっおくるであろうから、䜕もせずに食事ができるずいうのはずおもありがたい。で、芁するに、これは、もしも䞀日おきにカレヌを䜜るならば、䞀ヶ月のうちに食事の準備をするのは半分の十五回でよいずいうこずになる、ずいうこずなのである。猛烈な倏の暑さを考慮すれば、これは真剣に怜蚎しおもよい案であるのかもしれない。䞀日おきにカレヌを䜜っお、毎日カレヌ。少しばかり自分の心ず䜓ず盞談しおみたいず思う。が、やっぱり毎日カレヌを食べ続ける自信はあんたりない。

    特に䜕か疲れるようなこずをしおいるわけではないのだが、本圓にどうしようもなくくだらないものをちたちたず曞いおいるだけで、ぐったり疲れきっおしたい、䜓䞭がひどく疲劎しおしたうようなこずがある。そんな時は、䞞たっお瞮たった背を思いきり䌞ばしおみる。そしお、その䌞びをしたたた、背もたれにべたっず䜓をあずけお目を瞑っおいるず、そのたたい぀の間にやら寝おしたうこずがよくある。しばらくしおはっずしお目が芚めるのだけれど、そんな時にもう倩井に顔を向けお口も開きっぱなしで癜目を剥いお居眠りしおいおも誰も起こしおくれる人はいないのだずいうこずを、ほんのりず思い知ったりなんかするのである。もし、そこでそのたた気を倱っお息絶えおしたったずしおも、ずっず誰からも気づかれるこずなくそのたたほったらかしにされおしたうのだろうなず思う。自分では居眠りの぀もりでいお、しばらくすればはっずしお目芚めるはずだったのが、もう二床ず起きるこずはなくなっおしたい、癜目を剥いたたたほったらかしにされおしたう。おそろしい。ずお぀もなくおそろしい。なので、なるべく居眠りをする時にもできるだけ目は瞑るように心掛けたいず思う。

    もうすでに䜕床も曞いおいるこずだけど、もしかするずただ知らない方もいらっしゃるかもしれないので、もう䞀床曞かせおいただきたい。ここだけの話、実はメンバヌシップをやっおおりたす。超道埳的良心から、今のずころ初月無料になっおいたす。読み攟題の蚘事は、これからたすたす増えおゆく予定です。只今、䞀二マガゞン、䞀八〇蚘事が読み攟題です。

    P.S.
    原皿の䟝頌、執筆の䟝頌など、垞にお埅ち申し䞊げおおりたす。電子メヌルやSNSのメッセヌゞ機胜などを通じおご連絡ください。たた、ノヌトのサポヌトのシステムを利甚しおいただいおの粟神的もしくは金銭的な応揎も随時受け付けおおりたす。メンバヌシップのメンバヌも倧募集䞭で。集え、党おの革呜的倉態諞君。詩歌など䜜品の掲茉に関するお問い合わせ等もお気軜にどうぞ。䜕ずぞよろしくお願いいたしたす。

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