2025年のうた
八月
花を咲かせている雑草に嫉妬して引っこ抜く葉月朔日
もしかしてわたしに何か話したいことがあるなら言ってください
まったく笑えない状況だけどベルクソンの笑いを読み返す
ちょっと曇っているだけでなんとなく生きた心地とまためぐりあう
ちょっと曇っているだけで人間が人間らしく生活できる
オクタビオパスのために沈黙の叫びを詩にして表現したい
オクタビオパスのために沈黙の叫びでなにかを表現したい
窓から熱い風が吹きこんでくるじっとりと汗ばんでいる肌
こわくなり手前までゆき立ち止まるここから先は血をみる覚悟
志ん生のいる風景を手にとってゆっくりひらく八月二日