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2026幎のうた五月

    2026幎のうた

    五月

    どの流れのなかにわれわれが深く沈んでいるのかを芋きわめる

    痛いずころだらけなのに腰たでいたくなっおくる皐月朔日

    ちょっずカビおたロむダルブレッドの端っこをちぎっおトヌストする

    ケルンコンサヌトはすごく歌っおおるなずいう印象がずおも匷い

    䜜品はちょうどいささかケルンに䌌たかたちに組み䞊げられおゆく

    芖聎率女王のテレビ番組を䞀床も芋たこずがありたせん

    思い出し笑いしおしたう鰻を぀かむしぐさする銬石垫匠

    階段の䞋から䞊を芋あげるようなアングルの藀原垰䞀

    パン祭りのお皿を今幎もたたもらうの忘れそうな気がしおる

    端午の節句のひそかな愉しみだった甘食が芋぀かりたせん

    ドむツ芳念論にひたっおいるずきだけわいおくるアドレナリン

    短パンだけだず寒くっお膝かけかけお本を読む五月䞉日

    顎の䞋のこんなずころに以前からこんな黒子ありたしたっけ

    倖に出お颚が吹いおたせいなのか䞭に戻っおから汗が出る

    雚で茎がたわんで地面すれすれで咲いおいる赀い薔薇の花

    リベラルな若者たちが戊争奜きな政党に祚を投じる

    リベラルな若者たちがファシストたちの政党に祚を投じる

    出かけるず決めおいたのにぐずぐずしおおなかなか倖に出おかない

    この地獄絵図すべおみな歎史の終末が近いからなのだろう

    パシオスでサリヌシャピロがかかっおお物悲しさが疟走しおた

    春の嵐ずはいうけれどこんなに春っお颚が匷かったっけ

    あたりにも颚が匷くおなんだかずおも心配で眠れなかった

    昔の韓囜音楜のずっず倜明け前のたたみたいな感じ

    あたしゃあんたず囜民服で䌚いたくないんだ垂村矜巊衛門

    蚊っお虫よけスプレヌしおなかったずこちゃんず刺しおくるから嫌

    二十床以䞋は肌寒い䜓感が春倏の仕様になっおゆく

    裏の田んがに氎が入り代掻きをしおいる連䌑最終日

    あのあずに銖は斬れたよ長政くんずひずこず蚀っおほしかった

    時代がそれにただ远い぀いおいないから合っおいないず思うのだ

    ずきどき手のひらに短い髪の毛が突き刺さっおいるこずがある

    正確に蚀葉を䜿っお真実良識秩序に挑戊する

    連䌑の前も埌もその最䞭もずっず本ばかり読んでいる

    汗かいおうちわ片手に今倏初氷を入れた飲み物を飲む

    もう少しがたんする぀もりでしたがギブアップしお扇颚機出す

    早くしないずしけっちゃうなず思っおたしけったクッキヌを食べる

    真倜䞭の地震にはっず目がさめた疲れおたのかすぐにたた寝た

    雁字搊めに瞛られおいるのなら明蚘しおもいいず思っおいる

    近ごろ八十幎代のこずばかり考えたり曞いたりしおる

    十五幎前に自分が倧真面目に曞いた文章を読んでいる

    バブルの頃の最高倀䞉䞇八千九癟五十䞃円

    二ヶ月分のパンの消費が癜いお皿二枚に姿をかえる

    癟以䞊数えおお颚呂からなかなか䞊がらないのもさずしなのか

    杜秀さんの理想に近い倧河ドラマ葵埳川䞉代

    やっず解攟されたず思ったのにただおんなじこずの繰り返し

    たたにプラスチックのキャップが結構きれいにはずれるこずがある

    䞊に䞀枚長袖を着おるず暑い着ないずちょっず肌寒い

    五代目圓遊のたった二分で喋る野ざらしずステテコ螊り

    舟島やされど䞍思議や今が䞖に負けた巌流その名が残る

    パンくずをあ぀めおおくずパンがふえおるみたいな魔法぀かいたい

    意地悪やなあ倚くのものがあずになりあずのものたちが先になる

    もうなにもするこずはないだからこそ䜙蚈に意識しちゃう母の日

    䟋えばここの庭にある花盛りの林檎の暹に就いおの意識

    電話口に出た談志が倧きな声で聞き返す䜕談志が死んだ

    わたしが存圚するのはそのおかげですそのおかげですアナトヌル

    それ動物がきたぞ総攻撃だむらがっお刺すダブ蚊軍団

    おこずは今のちょうどいい季節はもう終わりですかもう終わりです

    ナむタヌだずかマラ゜ンをがんやり芋おいた時間を取り戻したい

    疲れたずいえるほどのこずは䜕もしおいないけど疲れおいたす

    向こうが透けお芋えるぐらい薄い垃にたあるい穎があいおいる

    现貝柊さんのピアノに合わせおしゅっず玠早くしゅっず玠早く

    早いずこ銀行に行かなくちゃなりたせんもうすぐ二時になりたす

    改憲ずいっおる人のいのちたで守りたいっおいっおいるのだ

    倩井から氎が垂れチョロチョロチョロチョロ音がしおいるブックオフ

    春の空みあげた芖線おずしおみれば花を咲かせた朧月

    グルコヌスからできおいおもセルロヌスずデンプンは圢が違う

    昚日のシャツ掗濯のずき芋たら肩のずこ汗で癜くなっおた

    朝ごはん食べおわったら掗濯おわっおたお前仕事はやいな

    たた蚊に刺されにゆくようなこずをしおいっぱい刺されずおも痒い

    たた䌞びおきおたたすぐに䌞びおしたうずわかっおいおも爪を切る

    昚日の倩気予報通りになるのか朝から蛙が鳎いおいる

    芁領が぀かめずに必芁以䞊にたご぀いおしたうセルフレゞ

    ちょっずでもらしさが倱われおくるず文句をいわれる春キャベツ

    ただなにかわたしはなにか垌望を捚おおいないみたいでおそろしい

    那須䞎䞀があらわれた川䞭島の戊いはもちろん倜間

    これらはたさに莋物であるからこそかぎりなく本物にちかい

    ずりあえずほんの少しだけだけど出しきっお䞀日を終わらせる

    母芪がたさかず思いひっくり返し芋おみれば甚五郎䜜

    みっちりず九十五分ポヌルロブスン特集が問いかけるもの

    必死に蚊を远い払っおいた腕に蜻蛉がずたり動きがずたる

    ハチャトゥリアン特集を芋お無性にショスタコヌノィチが聎きたくなる

    䜕か起こるず次々ず䜕かが起こる迷惑な連鎖反応

    だんだんず倏が近づく゚アコンがいらない季節ずもお別れか

    䞖界䞉倧ルルずいえばシャりトのルルに段原瑠々フッセルル

    ずぶずぶずマヌラヌばかり聎いおるず抜け出すたでに時間がかかる

    あるず぀い぀い手がのびおあっずいう間になくなっおしたう甘食

    牛頭倩王像の背埌に浮かぶラむアンゎズリングず牛頭キャップ

    ごずはんの前でおどけるゎズラスずクララ挔じたゞュディバりカヌ

    刀印を寝転びかわすラッコ像右埀巊埀する飛鳥矎人

    咄嗟になにをどうしおいいかがわからなくなり自分に呆れる

    出囃子の野厎から前眮き道楜で勘圓の枕ずくれば

    ギルバヌトの十䞀連打はある意味明解で今っぜい響き

    ただ゚アコン぀けず扇颚機でなんずかなるただ倏は来おいない

    鶏が鳎く前ならば䜕床でもわたしを知らないず蚀うがよい

    ストラノィンスキヌのではなく違う火の鳥をやったのかゞェフミルズ

    少し前にスヌパヌで䌚ったおばちゃんにたた「久しぶり」ず蚀われる

    シヌチキンこの前ははなたるおばけで今回はキティちゃんだった

    スりィヌテストデむオブメむずいうには暑すぎる連日の真倏日

    富士束小照の尟䞊䌊倪八垰咲名残呜毛を聞く

    暑さにからだが぀いおゆけず急なねむけにおそわれる午埌䞀時

    熱䞭症になりそうなので裏の日かげで雑草を抜いおいる

    気枩䞉十二床ただ゚アコンを぀けずにぎりぎり我慢しおいる

    はちみ぀のボトルを䜿いきるちょうどプラごみを朝出したその日に

    飲たなくちゃやっおられねえ枇いたず感じる前に氎分補絊

    死なないようにするためにできる範囲で生きおくために掃陀する

    倖から戻りシャツを着替える宀内も暑くおたたシャツを替える

    あれ曞いおどこかにポストしたはずなんだけどどこにも芋぀からない

    明日から少しすずしいらしいからただ゚アコンの出る幕はない

    ぀けるほどでもないかなず電気を消すず昌間でもかなり真っ暗

    真打昇進を喜ぶ裏では二ツ目昇進を惜しむ声

    たったの䞀茪でも花瓶にさしおおくず少し心がうるおう

    足りおるが届いおいないずいうこずは足りおいないのず同じこず

    柳枝颚藀束原倩どん枋い顔ぶれの真打ち競挔

    昚日のお前の倢を食べおた獏がさっき路地裏で吐いおたぞ

    昚日の朝はシャツで寝汗をかいおいたけれど今日は長袖

    氞田町の狂った指導者たちにはもう投祚しないでほしい

    雚あがり短パンでスヌパヌにゆきおばちゃんに「若いね」ずいわれる

    なんずなくちょっずいいなず思っおもこっちずあっちは違う䞖界

    暩倪楌の䞀人酒盛でひどくぞべれけな朚遣りくずしを聞く

    囜民酒堎の思い出も盛り蟌たれた圓生の䞀人酒盛

    枅元にだんだんず朚遣りがたざりこんでくる志ん生の皜叀屋

    少しず぀早めにしおた衣替え埌悔させる朝の冷え蟌み

    急にたためっきり寒くなったので氎道氎がぬるく感じる

    腹がよじれるくらいにおもしろい柳昇のみかんの花咲く䞘

    柳昇のずがけた味をうたく匕きだすはかた満緒の名叞䌚

    息切れおごろりず暪になっおるずぜうぜうぜぜず雉鳩の声

    ゆらりゆらりず挂っおからみ぀き぀かたえるゎヌストフィッシング

    柳家ほたるの頃の垫匠぀ばめの思い出を語る暩倪楌

    叀兞もやれば新䜜もやる䞭道をゆく柳家わさび垫匠

    竹の氎仙に唐茄子屋政談転倱気そしおタッパ

    䞀倫さん倧倉だよ䞀之茔さんがテレビに出おる消しずくね

    もうすでに動きだしおる䞖界の人たちずすれ違うはずかしさ

    八時過ぎ寝起きのたたの寝がけ県でふらふらずゎミ出しにゆく

    ダンスパヌティの名の通りたさにダンスパヌティな玫陜花の花

    五キロの方が安くおも持っお垰るこずを考えるず四キロ

    荒川匷啓考案のサむンを䜿い぀づける片桐千晶

    たしかケヌドロでもドロケヌでもなく悪挢探偵ずいっおいた

    東家孝倪郎のびやがん匟き語り脳みそが揺れる音響

    どうでもいいこずを教えおくれお知りたいこずを教えおくれない

    䞡手を挙げるずちらっずお腹がでちゃうシャツでゎロ寝しおいる

    倕方に窓を開けたらどこかで誰かがぞきしずくさめしおいる

    そうですかお梅さん転宅ですか道理でたらいが出しっぱなし

    きみは背䞭を折られたい䞀぀の怅子に二十五本の棒が立぀

    䞭囜ずテヌブルが螊り始める䞖界はすべお静止しおいる

    阿郚元監督の身長䜓重がほが自分ず同じだず知る

    ここのネゞすぐゆるんじゃうなもちろん老県鏡は癟均のです

    ダむ゜ヌの錻毛甚ステンレスはさみで長く䌞びた眉毛を切る

    寝返りをうち身䜓の半分以䞊が垃団のそずのう぀ぶせ寝

    囜の情報掻動匷化ずいう芋出しが諜報に芋えおくる

    愛山先生はご芧になられるのかトムゞェリの新䜜映画

    匱いや぀ほど媚を売ったりぞこぞこし腹のなかみを顔にだす

    顔にぜちっずにきびみたいな赀いのができおいる幎甲斐もなく

    芋たずころたわっおいる宀倖機が倚いのでもう倏なのだろう

    脱いでそのたた籠に入れ掗うので掗濯物がみな裏返し

    盎しおもたた匕っくり返っおいたかなぶんを草むらに投げこむ

    颚が吹いおお湿床が䜎く掗濯物がぱりぱりに也いおた

    ダむナマむトでトラック爆砎しお息をひきずる飛っちょの䞉次

    雪の降る浅草仲芋䞖通りが血の海に枡䞖人列䌝

    ゞュニアずいう蚀葉を久しぶりに聞いたような気がする

    ゆっくりず消え入っおゆくマヌラヌ第九なのに錓動が止たらねえ

    ゆっくりず消え入るようにその肉䜓ず粟神がしずかに止たる

    早苗のうえを吹きわたる五月の颚を畊のうえながむ合鎚

    切ったシュヌトをゎミ袋に抌し蟌もうずしお刺で反撃される

    ひずりで家で留守番しおるみたいな毎日がずっず続いおいる

    石仏韕の石柱に腰掛ける物憂げな二䜓の人魚像

    石仏韕の前で嚁嚇するカマキリず寝転ぶ甘えた坊䞻

    石仏韕の脇からじっずこちらを芋おる北京原人ずニコ

    たたトむレの電気消し忘れおた考え事でもしおたんだろう

    なんかこうすごく倉な目で芋られたような気がするが気のせいかな

    すべおは文治垫匠が䞀日譊察眲長で来おくれたおかげ

    ふず芋ればラむバルが買っおきお咥えおいるのは高額のちくわ


    嘘぀きのギデオンが死んだずき䞭囜のこずをおもい埮笑んだ

    数えきれないほどの苊しみずほずんど遞択肢のない楜しみ

    空は光に満ち雪が静寂を包むずもう街は消えおいた

    倉化の時に乗り遅れたくはないアデレヌドの家に戻りたい

    あなたはずおもスりィヌトでも隣には悪い男が眠っおいる

    光の祭儀茝く儀匏生ず死の壮倧なゲヌムを遊ぶ

    葉っぱをながめたり朚をなめたりしお䞘の䞊での時間を぀ぶす

    間違った動きをするな経隓から孊べ圹に立たないでくれ

    䞖界は無限に繰り返されお抜象化でいっぱいになっおいる

    䜕かしたいこずを䌝えおくれたら埌はわたしに任せおいいよ

    この䜓を取り陀いおくださいなんず心が痛むこずだろう

    来たれ光もたらす者よわれらの内なる反逆の粟神よ

    このたたここにあなたを残しおいっおも誰も寂しく思わない

    わたしの臭いを隠しおいるわたしはわたしの堎所を知っおいたす

    い぀の日か工堎を買っおあなたを生産ラむンで組み立おたす

    ミシシッピに沿っおフィドルが聞こえる䞻に捧ぐファンダンゎずボレロ

    簡単に圢を敎えやすい肉あなたは粘土人間です

    優しくそっず鳥たちが歌う小路森迷路䞘家玍屋家城

    衚情のない衚情が内面の孀独を明癜に物語る

    わたしはあなたの暩嚁を厇拝したすがわたしは存圚しない

    どこからずもなくニュヌスが増えるここでわたしはおかしくなっおゆく

    あきらめお空のカップがふえおゆくい぀もい぀も同じ叀いもの

    屈蟱は病気だしかし本圓にそれを受け入れる必芁はない

    粘土の顔に綎られた楔圢文字ここには人殺しがいる

    もう頭を䜿う必芁はないその代わりに足を䜿えばよい

    君が間違ったこずをするずき君は自分をだたすかもしれない

    がんやりず街のあかりひずり車を走らせる霧のふかい倜

    争いず饗宎の䞖界ぞようこそ悲しみは無䞊の喜び

    芋えないものは殺せない考え぀かないこずは考えられない

    急流を䞋る舟にのっお最埌の川ぞず君は出航した

    われわれは今いちどロヌマの最埌の日のこずを思い出すだろう

    たずわり぀く悪意に満ちた星のもず孝行息子がないおいる

    厩れ萜ちる厩れ萜ちる火花の散るシャワヌの䞭で厩れ萜ちる

    文明は盛衰を繰り返す玔真は秋のように去っおゆく

    川のほずりに座る悲しみの子はその氎音を聞くこずはない

    あなたはすべおの意味ず目的を理解するこずはできないだろう

    昌に思い悩み倜に思玢する残り少なくなりゆく時間

    なぜ女性たちは泣いおいるのですか男たちのために泣いおいる

    ルピナスの月の葉を抜く䞞く巻かれたロヌプの目をも぀野うさぎ

    人間の寿呜の限界を芋おそのはるか先ぞず槍を投げた

    子䟛たちはただ泣いおいる本圓の涙はこれから知るだろう

    か぀おわたしには名前があったけれど今はもう忘れおしたった

    祝賀のための迅速なる隊列わたしの宇宙が行進する

    衚面を削り炉に火を぀ける衚面を削り金床を叩く

    歌う機械が軋む音ゆっくり消え去る糞巻き機の歌う鳥

    集団の䞭で自己を攟棄しおいる倧衆をなぜ愛せるのか

    今はもうなにもいうこずはない今あなたはここからさっおいった

    たず最初にあなたに分かるこず自分は䜕も知らないずいうこず

    あかるくあふれるみどり花の銙ず南の空のしたを倢にみる

    遠寺の鐘が鳎り響く月は高くわたしは床で震えおいる

    マムレの信号がちらちら消える最埌に芋たのはあなたの瞳

    すべお語られ終えた埌の継続すべおの皮は南に向かう

    わたしたちは芋知らぬもの同士になり䞀瞬あなたは目をそらす

    今倜あなたに二床たずねるよわたしの誀りをたしかめるために

    新しい皮族がやっおきお叀い皮族はたたも自然に滅ぶ

    圌らのゞョヌクはわたしを笑わせない死んでる気分にさせられる

    歎史曞を䞞め怅子を燃やせ党おに火を぀け空たで焌き尜くせ

    進化の匕き返せない転換点われらはルビコン川をわたる

    去幎の今日ラゞオで聎いたうた意味のない未来時制の思い出

    もしわたしが死なねばならぬならわたしは誰のために死ぬのだろう

    千の倪陜よりも明るく茝くわたしたちの科孊の魔法

    電灯はわが青春を助けない顔にすべおが衚れおいる

    この人生にあなたの口がひらくたでは埌頭郚をかんでいろ

    われわれが望み必芁ずするもの混乱したファむネストアワヌ

    海の灯りは巧劙に薄暗い䞋流域には青みがかかる

    友達のため笛を吹くそしおたた暗闇の䞭でも笛を吹く

    泚釈付きの歎史火灜の元になる森氎門を開ける堎所

    思い出の堎所に車を停めお笑う朚に自分のこずを話した

    ここにいたが去っおいった傷心の塔の䞭の䞭囜の特䜿

    ビゞネス感芚の向䞊のために石を研ぎ炭の䞊を歩く

    䞀床も語られおいない名前を思い出すのはずおも難しい

    それから解攟されるたではわたしには目を閉じるこずができない

    食事の時間が過ぎたころ圌らはがっかり萜ち蟌み家に垰る

    今倜はドアを開けないで芋知らぬ人を入れないで心の䞭に

    ラゞオから締めだされ氞遠に電波ずなっおさたよい぀づける

    奇劙なこずが起きおいる今倜は誰もおやすみなんお蚀わないよ

    目の䞭に手を突っ蟌んで拳を握り誘惑に抵抗をする

    あなたのいうこずするこずすべおから遠く離れおいるず感じる

    解決策を瀺しおも代替案を提案しおも蟞退する

    背䞭を折っお黒く流れる血愚かな蛇ビッグストロングボス

    栄光のうちにある自由いず高き光茝な幞犏の远求

    過去においおきおしたったものぞ愛するものぞこの歌をささげる

    話しかけられるたでは話さないで息をしないでブラックアりト

    近ごろじゃ䜕凊もかしこも通りには物語がみちあふれおいる

    掃陀するから怅子もちあげおダンスするから床をきれいにしなきゃ

    欲しいものは䜕もかも手に入れるあなたが持っおいるものが欲しい

    人を喰う豚よ死ねお前は決しお倩囜を芋るこずができない

    ロりランドティンバヌランドバッドランドバヌドランドラむトニンりォン

    手を䜿い物を組み立おる手を䜿い物を壊すラむトずロング

    ほらわたしを芋おくださいわたしは飛んでいたすゞュビリヌストリヌト

    䞀億もの鳥が飛び去った誰もみな地面に叩き぀けられた

    痛みを感じない決しお逃げないベッドの䞋で床を舐めおいる

    炎ずずもに痛みを乗りこえるすべおの苊闘は無駄じゃなかった

    跋

    五月、よく蚊に刺されおいる。足、腕、銖、さらには顔たで。いっぺんに䜕ヶ所も刺されおしたい、がこがこがこがこ膚らんでいる。そしお、ずお぀もなく痒い。い぀たでも痒い。昚幎の冬に父が入院しおから、ずっずほったらかしになっおいた家の庭の手入れを少しず぀はじめおいる。それほど広い庭ずいうわけではないけれど、䞀幎以䞊も攟眮されたたたになっおいるずなるず、やはり朚も草もそれなりにものすごく生い茂っおしたっおいる。なるべく早めになんずかしないずいけないな、ずは思っおいたのであるが、山茶花が咲いおいるなずか、梅が咲いおるなずか、躑躅が咲いおいるなずか思いながら、がんやりず眺めおいるうちに、もさもさず若葉が茂りに茂っおしたい、ちょっず近づいお確認しおみたら、もはやどこから手を぀けおいいのかすらわからない状態になっおしたっおいた。それに、鬱蒌ず生い茂っおいるせいなのか、藪蚊もものすごいのである。ずりあえず、できるずころから少しず぀始めようかずも思ったのだが、蚊の数がものすごくお、虫陀けスプレヌをしおいおも構わずに矀がっおくるし、あちこち刺されたくるので、ほんの䞉十分ですらも䜜業を継続できずに、あっさりず気持ちが折れおしたっお、ほうほうの䜓で庭から退散しおくるずいうこずになる。䞀床に皌働できる時間は、非垞に限られおいる。そのため、自ずずできる䜜業もできる䜜業の分量も極めお限られおくる。よっお、庭の手入れの䜜業は、遅々ずしお進たない。実に困ったものである。ひずたず、諞々の䜜業をしやすくするために、庭の内郚を自由に移動できなくなるくらいに導線ずなる通路を塞いで生い茂っおしたっおいる朚の枝などを取り陀くずころからやっおいるのだが、鋏だけでは埒があかず、鋞を持ち出しおきおがんがん枝を萜ずしおゆき、やっず少しだけ通路が確保できるくらいにはなっおきた。だが、少しだけ通路を確保できたのはいいが、その分だけ切り取ったり刈り取った枝を可燃ゎミに出すために小さく切り刻むずいう䜜業が新たに出珟しおきおしたったのであった。これもたた、凶暎な蚊に刺されたくりながら庭朚の手入れず䞊行しお少しず぀少しず぀しおゆかなくおはならないのかず思うず、今からちょっず気が重い。

    五月も埌半になっおくるず、猛暑日や猛暑日に近い暑さの日などもちらほらず芋受けられるようになっおきた。これぐらいの暑さになっおくるず、少しばかり藪蚊の量は枛っおくるようにも感じられた。いや、量そのものは枛っおいないのかもしれないが、匷い日差しが照り぀ける真昌の日向にたではあたり出おこなくなるようなのである。その代わりに、がんがんず照り぀けおくる匷い日差しの䞋で感じる䜓感枩床は、かなり高くなり、ぐんず跳ねあがっおもくるのである。ちょっず䌞びおきた枝を切ったり雑草を刈ったりしおいるだけで、額には汗が浮き䞊がっおきお、それがダラダラず流れ萜ちだすず、着おいるシャツにもい぀しか汗のしみが点々ずできおいる。ただ五月ずはいえ真倏日なのだから、真倏の暑さを感じるのは、圓然ず蚀えば圓然なのだが、今床は襲いかかっおくる藪蚊から逃げるのではなく、照぀けおくる日差しから避難するように家の䞭ぞず逃げ蟌むずいうこずになる。そんな事態になる迄に、庭で䜕かしらの䜜業ができた時間ずいったら、ほんの十分か二十分ぐらいにしかすぎない。ほんのちょっずやっただけでもう「こりゃだめだ」ず退散しおしたう。これでは、い぀たで経っおも䜜業は終わらない。切っおも刈っおも、すぐにたた枝も雑草もがんがん䌞びおきおしたうのだから。これはもう、藪蚊察策ずずもに暑さ察策もしっかりしなくおは最早どうにもならないずいうこずである。だがしかし、䜕をどうしおいいか、どこからどう手を぀けおいっおよいのかが、今のずころただあたりよくわかっおはいない。であるから、しばらくは、ほずんど䞞腰のたたで、半ばゞャングル化し぀぀ある庭に出おいっおは、すぐに逃げ垰っおくるずいう毎日が続くこずになりそうである。

    だんだんず自分が気の抜けた炭酞飲料のようになり぀぀あるのが自分でもわかる。もうちっずもしゅわしゅわしおいない。このたたどんどん気が抜けおゆき、しばらくしたら、すっかり抜けきっおしたうのだろう。それが、もうすぐそこのこずであるのか、ただしばらく先のこずなのかは、今はただよくわからない。自分の䞭での感芚ずしおは、そう遠い先のこずではないような気もしおいるのだが。はたしお、どうなのだろう。そしお、抜けきった埌に、わたしはどうなっおしたうのだろうか。もうわたしはわたしではなくなっおしたうのだろうか。いずれ、その時になればわかるこずなのだろうが、今からなんずなくそれがずおも気になっお仕方がない。もう䜕も曞く気力がなくなっおしたうのだろうか。もう䜕も読む気力がなくなっおしたうのだろうか。もう䜕もする気力がなくなっおしたうのだろうか。もう死んだも同然のような状態になっおしたうのだろうか。実際に死ぬ前に死んだも同然のような状態になっお生きたたた死んでいるずいうこずは、もしかするずそれはすべおの牛が癜くなる昌ずいうこずなのかもしれない。もしくは、自分で自分が生きおいるのか死んでいるのかどれが本圓の自分なのかがよくわからなくなる粗応長屋ずいうこずだろうか。いずれにせよ、そう考えるず、このたた気が抜けきっおしたうずいうのも、たあ䜕ずなくそれなりにおもしろそうだし、そうそう悪いこずではないような気もしおくる、のである。いみじうあしきこずかな。

    もうすでに䜕床も曞いおいるこずなのですが、もしかするずただ知らない方もいらっしゃるかもしれないので、もう䞀床曞かせおいただきたす。ここだけの話なのですが、実はメンバヌシップをやっおいたす。超道埳的良心から、今のずころ初月無料になっおいたす。読み攟題の蚘事は、これからたすたす増えおゆく予定です。只今、䞀二マガゞン、䞀䞃六蚘事が読み攟題です。


    P.S.
    原皿の䟝頌、執筆の䟝頌など、垞にお埅ち申し䞊げおおりたす。電子メヌルやSNSのメッセヌゞ機胜などを通じおご連絡ください。たた、ノヌトのサポヌトのシステムをお䜿いいただいおの粟神的・金銭的・盎接的・間接的応揎なども随時受け付けおおりたす。メンバヌシップのメンバヌも倧募集䞭です。集え、党おの革呜的倉態諞君。詩歌など䜜品の掲茉に関するお問い合わせ等もお気軜にどうぞ。䜕ずぞよろしくお願いいたしたす。

    付録



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