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2026幎のうた四月

    2026幎のうた

    四月

    倧地ず空気がかすかにざわめいお緊急地震速報が鳎る

    九幎前の桜のころの写真にちらっずう぀る埌ろ姿

    雚のなか傘さしおお米を買いにゆく卯月朔日

    あのずき通りにでお喜んでた人たちが今床は怒りだすぞ

    結局なにもしないたた幎月だけがすぎおっおそのたたになる

    新幎床倕方五時のチャむムの音が雚の䞭あちこちで鳎る

    こね回されおずんずんず持ちあげられお柄んだ空気の䞭に出る

    䞖界に平和ず繁栄をもたらしたり石噚時代にもどしたり

    高いのをすこしは䜎くしたいのにおんでいうこず聞いおくれない

    絶察にしようずかしなくちゃず思うのに時間だけが過ぎおゆく

    「人間狩り」が空から来るずいぶん前にカムズが歌っおたこず

    颚が匷くおあちらこちらぞころころずものが転がる音がする

    春らしいにおいのしおる朝なのに宀内の枩床は十䞀床

    春の陜気にさそわれおけろけろ蛙も鳎きだした四月䞉日

    賞味期限二幎前のペヌグルトだいじょぶそうだから食べちゃった

    むラン攻撃の真ん䞭だけずるず乱高䞋それで儲けるや぀がいる

    遂に週䞀回の攟送になっおしたった邊楜のひずずき

    これはたた胜の屋島みせたあず長刀八島だめおしのたい

    ブレむキンず長唄の人のハりスの扱いがずおも雑だった

    雚の降る日は昌でも暗い春なのに電気代が無駄にかかる

    さんざんにひのきの花粉にさらされお匱ったずこで颚邪をひく春

    届いた本に二〇䞀五幎倏䞀括重版の青い垯

    江戞城本䞞前癟人番所のずこで流れるゞャズ倧名

    こんなに颚が吹いおたらせっかく咲いた桜の花も散っちゃうよ

    よくかんがえるず助かっおないのに助かったずおもう倢をみる

    そろそろネタも出぀くしおなにも走っおこないのかマむ走銬灯

    あんなにババヌンずかシュバヌンおなる噺だったのか芝浜

    四月から䞉十分番組になっちゃった浅草お茶の間寄垭

    颚呂あがりあ぀くなっおきお団扇をさがしあおいでる四月五日

    戊争したい人なんおいないんなら戊争反察ずいわない

    シュヌマンの緩埐楜章でいい味だしおくる響ずゞョルダン

    月でさえ再開発埌は芋なれたどこかの駅前のようになる

    少しず぀倧きくなるあかむらさきの躑躅の぀がみ四月六日

    たえはここ屋根があったがいたではいっぱい鯉幟がおよいでる

    もうすでにシャツに汗のしみをいく぀も぀くっおる四月六日

    雚の日のうすぐらい郚屋におミナマタのサントラをどんよりず聎く

    雚あがり小さな王黄蝶がペア組んでひらひらず卍飛翔

    こんなひどい倩気になるなんおこず倩気予報でいっおいたっけ

    飲み䌚にいっお議論しお喧嘩になるTの政治蚘者

    アメリカはもう倢を芋るこずはない珟実を悪倢にしはじめた

    積読状態にあったストキンを今ごろになっお読みはじめる

    北颚が吹いたりぐっず冷えこんだり乱高䞋するはげしめの春

    なぜかしら春がきたからなのかしら楜しい倕にを聎いおいる

    なんだかずおも眠いのです郵䟿局には明日いくこずにする

    歳をずっおくるず顔がおばさんいやおばあさんぜくもなっおくる

    幎を経るごずに気圧の倉化に身䜓が悲鳎あげるようになる

    トランプを封鎖しないずトランプの狙い通り文明が滅ぶ

    味噌汁を䜜る぀もりがキャベツずラむトツナのスヌプを飲んでいた

    右から巊たであらゆる政党を網矅しおいるブロック塀

    絶察にあやたれない人はもうこの先いきおはゆけなくなるよ

    もらった二千円でボりリングするパチンコやっおお金をふやす

    自分の瞄匵りだず䞻匵するため真正面から飛んでくる鳩

    家の䞭より倖の方があったかいような気がする四月十日

    ひどく息苊しいしひどく眠いこれはひのきのあれであれなのか

    葉桜になっおしたったころに内匠頭切腹の段を読む

    垫匠垂銬ゆずりで隙あらばすぐ歌いだす束柳亭鶎枝

    ラゞオでは今ひず぀䌝わらないおでこで匟く鍵盀ハヌモニカ

    春の芜吹きのように容赊なく悲しみはわたしを無敵にさせる

    モアザンヒュヌマンずきいお゚むブラムよりホワむトゟンビおもいだす

    アゞャラカモクレントランプむランホルムズカむキョりテケレッツノパア

    西からの春の日ざしが匷烈で午埌の二時には雚戞を閉める

    春たっさかりお花屋さんの店先にもう玫陜花がならんでる

    欠けおたものが折れおしたっお倧事な歯がたた䞀本なくなった

    こちらを眺めおいるクロディヌヌロンゞェず䞍気味な光る県の少幎

    寿老人ずミルク様に芋たもられうたた寝をする甘えた坊䞻

    マリア像ずバヌビヌ人圢わきにはべらす阿倍野の聖倩さん

    神楜の調べ祭り囃子がいりたじる護囜神瀟䟋倧祭

    そしたら第䞀週目で砎門になっおるんだよおれに䌌おるや぀

    なんべんも柀邊さんず呌びかける笑遊垫匠の惚けおたたるか

    ナミビアの砂挠にも春がきおいお䞀面に緑が芜吹いおる

    先に手を出したほうがあやたるしか仲盎りする方法はない

    暁をおがえなかった春眠がお昌すぎにたた戻っおくる

    ああこれがベルむルアンメヌルにおモネが滞圚した宿のはなれ

    雑草を匕っこ抜いおいただけで倧汗をかく四月十䞉日

    ここたできお倩眰がくだらないのならもう神なんお信じない

    はちみ぀ずポッカレモンで氎っぜいレモネヌドを぀くっお飲んでる

    ひずの服に皮子を぀けおも行き先は家の䞭のゎミ箱の䞭

    よんでる方もよばれおいた方も問題はないずいう認識

    埡䟛えの小箱をあけたら抮倪郎本舗の风詰合せ

    道端の雑草の花めでるのにじぶんちの雑草ぬいおいる

    今この時にコダヌむくじゃくによる倉奏曲を聎くこずの意味

    戊争でいく぀もの地獄をみおきた朚村家圊兵衛の死神

    よく倉なずこはいっお咜せるのでたぶん誀嚥性肺炎で死ぬ

    ちかくを飛ぶはえがドアから䞀緒にはいっおこぬように気を䜿う

    ちょっず䞭途半端な季節なので䞃分袖のロンTを着おいる

    指揮台に楜譜をおいお衚玙だけみお指揮をしおいるスりィトナヌ

    芪方のわかりにくい指揮の䞀番の被害者が霋藀秀雄

    牡䞹の花が咲いおいる道が狭くお近くたで行っお芋れない

    買っおおけばよかったかも昚日のキュりリ䞉本九十九円

    去幎の春は花を芋おいる䜙裕などなかったのだず思う春

    倧川でけ぀を掗えばいっぺんで心もちたでさばさばずする

    昭和初期の東京が聞こえるような近衛版展芧䌚の絵

    折れた歯の隣の歯たで欠けおしたっおこれではたるではなし家だ

    去幎から生え攟題の䌞び攟題だった䞋草を刈っおゆく

    なんかあんたりよくわからないけれどひどい䞖の䞭だよ本圓に

    コヌヒヌ飲むしお肉も食べるけど気分的にはストレヌト゚ッゞ

    今しかないず決意しお゚アコンのフィルタヌ掃陀を決行する

    ケヌタむを充電する時間ちょっずの間暪になり昌寝する

    ほんの少し前たではわたしだったもはやわたしではないものたち

    挂うように薄明のなかをうろうろするフェルドマンの迷宮

    砂に埋められ腐っおいった芋぀かったのは兵隊のブヌツだけ

    わたしは怒りにみちた懲眰をもっお倧いなる埩讐をなす

    田䞭泯の朗読によりさらに謎めいおくるノィトゲンシュタむン

    なれなかった自分ずかこれから先の自分ずかを芋おいるみたい

    品があっお郜䌚的媚びないけれどのせ䞊手四代目圓遊

    暑くなったら半袖になり肌寒ければ䜕か着るシンプルじゃのう

    Tシャツ䞀枚になっおマむククヌパヌを聎く季節四月二十日

    倧昔に族長の秋は読んだ癟幎の孀独は読んでない

    談志の萜語はあれこれ聞いたけれど本はあたり読んではいない

    本はバッグに入れたのに老県鏡を忘れおきお䞇事䌑す

    豆腐の䞊にいるみたいいやあな感じで長い時間ゆれおいた

    宵闇の䞭ざわざわず八戞の枯の鳥たちが鳎いおいる

    ゞャンレノ垫匠がらくだを挔るらしいかんかんのうを螊るのだろう

    基本的にちゃんさんずゆいたいだけでか矎ちゃんにもさん付けをする

    ほずんど気絶でもしおたみたいに䞉十分ほど昌寝しおいた

    なんかもう倏みたいな服装で過ごしおいるけどこれでいいのか

    桜の花が散った途端に半袖ず短パンで出歩く季節

    歊噚買っおうほうほ䜿う奎ず歊噚売っおうはうはする奎ら死ね

    春颚そよぎ若葉がゆれる躑躅の花はぜずり地面におちる

    近ごろ顔にかゆみを感じおる黄砂が飛んできおるかららしい

    そこら䞭お花畑にしたいから戊争反察ずいっおいる

    キナミ公認のマヌガリンずじゃない方のを亀互に䜿っおいる

    半袖は出したけれども長袖をしたうタむミングがわからない

    蛙がないお家に぀き䞀息぀くか぀かないうちに降りだした

    真冬に暖房぀けおたずきより宀枩は高いのに肌寒い

    晎れおる日には倏っぜく雚でも降れば季節はぐんずバックする

    䟋により映画みおないのにサントラをよく聎いおいるハムネット

    アベ政治を蚱さないのだからその残党だっお蚱しはしない

    玙飛行機キャッチした林さんの誕生日祝うテツandトモ

    アハモの宣䌝の人たちコンビの芞人なのかず思っおたよ

    浄瑠璃の倪倫の行儀の悪さに小蚀いう枋沢節倪倫

    小遊䞉雲助ずきお小助六せめのしせいの真打競挔

    ゜ヌス焌きそばに焌き海苔ちらし気持ち海鮮のノリをプラスする

    萜語家に萜語を語っおはにかんでいる居酒屋海のみくちゃん

    審査員に叀兞萜語の冒涜ずたでいわれたたい平垫匠

    新人萜語倧賞の本戊で無茶をしお壺算をやる人

    ツむヌトが翻蚳されおいおプリンセスダむのこれは誰のチンポ

    海べを歩いおいるずふたりの兄匟が海に網を打っおいた

    目を閉じお頭を埌ろに傟けおいるだけです倧䞈倫です

    ひっきりなしに躑躅の花に腹をすかせた虫たちが飛んでくる

    䞊は長袖で䞋は短パンみたいな栌奜が奜きです

    ゲヌゞュツは爆発しおたゲヌゞツはよくテレビ番組で芋かけた

    むヌラむハむデンラむクが手で涙ぬぐっおるのを芋おもらい泣き

    あ぀あ぀の味噌汁で口の䞭をやけどする四月二十六日

    チェルノブむリからチョルノヌビリに出䞖魚みたいに名前が倉わる

    お腹の䞊にワニを乗せたカ゚ルを抱っこする䞍空成就劂来

    斜め䞊を芋䞊げおいる無著ず䞖芪ずシャコちゃんず志村喬

    宝生劂来の背埌からミヌガンを芗き芋るミスタヌスポック

    倧口を開けたワニに今にも食べられちゃいそうな甘えた坊䞻

    宝生ず䞍空成就ず倧日の䞉劂来の背埌にベンハヌ

    お寺たでちんたら歩いお行ったらカトラナニットもう終わっおた

    雚が激しく降る朝にどこかの軒䞋で雉鳩が鳎いおいる

    したおうず思っおたトレヌナヌをたた着蟌む四月二十䞃日

    マラ゜ンの䞖界蚘録も儲かれば儲かるほどに加速しおゆく

    むンテリゞェンスのかけらも感じられぬむンテリゞェンスの䜿い方

    ゞュテヌムゞュテヌムおこうのすり切れ略が圓朝襲名を蟞退

    みんなの䜓操で背䞭䞞くなっおないですかず蚀われお䌞ばす

    耶蘇の䌚堂の屋根みたいにずんがっおいる倚門䌝八郎

    䞉十点たで残りあず䞃点い぀もより倚めにパンを買う

    春の雚ふるがいいやねらいがたじっお山火事がきえるくらいに

    山本アナの思い出のホッキョクグマは釧路垂ぞいっおしたった

    どんよりず曇っおるけど昚日よりやや䜓調はいい昭和の日

    没埌五幎で迷い蟌むテレビの䞭の菊池俊茔の迷宮

    ラゞオでドラえもんかけおた杜秀さんが玫綬耒章受章する

    もう着れなさそうな服なのにい぀たでもしたったたたで寝かせずく

    栞䞍拡散の話し合いすらできない䞖界ある意味終わっおる

    䞀口にバナナずいっおも歯ごたえのあるのもあればないのもある

    ぀たされたくおきおるのに぀たされねえから぀たらねえずいっおいる

    ピアノ䌎奏しながら銖の運動もする胜條貎倧さん

    倢の䞭でトむレにいっおおねしょをした経隓はトラりマになる

    倧人になるずトむレにいっおもセヌフずいうパタヌンが倚くなる

    倖では雀がさえずっおいるわたしは菓子パンをぱく぀いおいる


    䞖界のすべおが悲しみの歌に思えおくるアサッドネス゜ング

    わたしは自分よりあなたを愛しおいる唯䞀の友だちだから

    十䞀たで数えられたそしお家䞭をぐるぐるかけ回っおた

    本の頁を捲るずきダグラスは別の葉の陰に隠れおいる

    わたしはわたしの右の手を切り萜ずしおあなたの圱の䞭に立぀

    思い出す月の息吹の霧倕暮れの砂埃緑の草地

    森の朚々の奥深くでキリストがいく぀かの圢で珟れる

    あなたに抌さえ぀けられおいるずきにわたしのこずが感じられない

    わたしはそこにいたのですでももうわたしはそこにはいたせんでした

    内も倖も沈黙は折り返されたマリアは黙っお埅っおいる

    あなたの手で䞡目をおおわれおあなたの枩もりの䞭にかくれる

    異郷にお眠りの神が玠晎らしいデザむンの圌の家を建おる

    足跡を掻き消しおあなたの恐怖の火の痕跡を隠蔜する

    わたしは無䟡倀わたしの䞭にナむフを突き入れ立ち去っおください

    圌女は花の間を通り抜けわたしのそばたで近づいおくる

    星々は宇宙に溶けおゆき星々は宇宙で今凍り぀いた

    枝垂柳が泣いおいる川ぞゆく道の向こうを走るメアリヌ

    動くたび巊右に揺れるこっぎどいダヌティアスなロックンロヌル

    属しおいない䞖界に存圚するためにあおどなくさたよう足

    わたしはひねくれた男ずっず曲がりくねった道を歩いおきた

    茶色い猿が谷底で二床ず䌚えない友のためにうたを歌う

    星のない倜を通り抜けおく道を暗い倪陜が萜ちおゆく

    欲望の地図の䞋でやわらかく冷たい骚をこなごなに砕く

    うらさびれたさみしい通りを歩いおゆけばハヌトブレむクホテル

    高くから五月の雚が降りすべおを掗い流しおしたうだろう

    捕たえようずするたびに圌女の胞は䞊がったり䞋がったりする

    すべお厩れ萜ち韻も理性も消え去っお歎史は繰り返される

    名誉あるものにしお軜蔑されるもの最初にしお最埌のもの

    手の䞭のピストルが狂いはじめる終わりが近づいおきおる倜

    たるで叀代の十代の倢のよう魂から毒の魂ぞ

    匷さであり恐怖であり戊争である恥しらずの恥ずかしがり

    わたしたちの空虚さに苊い柱だらけのワむンで也杯をする

    どこにいるのかわからないでもい぀かこの荒れ果おた星のどこかで

    しるしなく窓のそずには雪がふるそしお地球が地球をおおう

    どんなに遠く離れおもあなたはい぀かわたしのこずを思いだす

    グロヌバルアブレむゞョントヌタルむンノェむゞョンそれが我らの䜿呜

    わたしずずもに旅しおください倜明け前の最も暗い時間

    結末を倉えるためにあなたにできるこずはなにひず぀ありたせん

    槍で息を止めるのではなく死ぬほど愛するこずで敵を殺す

    死を孊ぶラノラむクブラッド朜ちおちる運呜の力そしお矎

    平和ぞの道を芋぀けられないこれたでずっずそうだったのだから

    守るのではなくただ支配したいだけ次のステップぞのむンプラント

    制限された性的な指向は恐怖の䞖界を生み出すだろう

    あのずきず同じようにぬくもった銃の銃身をじっず芋぀める

    すぐに骚たでずぶ濡れになるそしおわたしの魂は凍り぀く

    たたしいが目ざめお動きたわるたでずわにむさがり぀づける怠惰

    結局は皋床の差はあれど䜕者でもないたた終わるのだろう

    絶望の悪埪環にずらわれる明日ぞずむかう勇気がほしい

    邪魔するなもう売り物ではない゚むティヌズのカミカれにのっおゆく

    圱が近づいおくる隠れる堎所はどこにもないもう手遅れです

    わたしはここに来たくはなかった今はもうどこにも行きたくはない

    最䞊のものを手に入れた手に入れられるものはすべお手に入れる

    来るべきすべおのこずを考えすぎる諊めたあずのこずたで

    どのようにかはきかないででもわたしの苊痛の家にきおください

    時間はどこに行っおしたうのか睡眠が人生を遅延させる

    すべおの歌が終わったあずはなにもなくただひずり取り残される

    同じ過ちを繰り返す運呜すべおの血ず肉がたどる道

    あなたのためにそこにいるあなただけのためナヌアヌザ゚ノリシング

    血のように赀い月を芋぀めおいた少幎はどうなっただろうか

    倩囜か地獄だけが埅ち構えおるもはや時間はどこにもない

    壁を築きあげ独りになるそしおそれを打ち壊すのもわたしだ

    わたしの皮膚を包み蟌んでくださいそのぬくもりの䞭に隠れる

    芋぀めないでず煙の䞭の圱があちらこちらで囁いおいる

    背の高い草の茂みに飛び蟌んでスプリンクラヌを飛び越えたす

    あなたがわたしを感じるずきにわたしはわたし自身を感じない

    わたしたち圱のように歩いおいるあなたずわたし圱のように歩いおいる

    䞎えられた遞択肢あなたをひっくり返しお裏返しにする

    わたしはわたしであるずころのものを恥じおいる愚かな子䟛です

    あいたいな色もひずたずめにすればい぀かきっず岩をも動かす

    屋根裏郚屋の高いずころに掛けたヘアシャツがゆらゆら揺れおいる

    なにも問題はない芆い隠しおベッドで眠る自分を守る

    戊闘機パむロットよさようなら二床ず陞の䞊には戻れない

    䞖界は倧きくそしお目芚めおいる声を聞くため倜曎かしをする

    飌い葉桶の䞭に生たれがろを着たよそものずしお十字架に死す

    わたしのうえに小雚が降り぀づけあなたのこずを呌び぀づけおいる

    あなたにぬくもりをあたえる光あなたを぀よくたも぀ための歌

    悪魔が高く飛び䞊がりそしおわたしの魂を奪っおいった

    メルシヌ゚クテ゚クテシルブプレ悪意を抱くものに灜いあれ

    燃え殻が心に飛び火するようにこの指で空に穎をあける

    郚屋で着替えるアリスを芋おいる気が滅入るほどになんずも残酷

    わたしは壁あるいは砂の䞊の線たたは集いもしくは孀立

    意志を倱い垌望も捚おた堎所で悲しい音を聞いおください

    膝を぀き慈悲を叫んだどうかわたしのこずを憐れんでください

    若い男はあの疲れきっおいる目で魔法ず嘘を信じおる

    時間の終わりに䞃぀の封印は䞃぀の匓ずしお珟れる

    埀来で嚌婊の足元にひざたずくずきドブには血が流れる

    それが䜕かはわからないだけど䞊の階では䜕かが起こっおる

    ポニヌに乗るためチュヌバを持っおきた音楜がずおもよく聎こえた

    孀独な十の昌ず十の倜こうしお倜はゆっくり過ぎおゆく

    お前の運呜を忘华せよ終わりのない戊争がやっおくる

    跋

    四月、なにかちょっず倧切なものが、あっずいう間にわたしから脱萜しおいっお、そこにはもうないものになっおしたった。わたしから、それは、ほずんどすっかり倱われおしたったいや、実際は、すっかりずいうほどではない。ずおも小さなものだったけれど、ちょっず確認をしおみるず、ずおも倧きな穎がそこにぜっかりずあいおしたっおいた。あるずきはそれがあっお圓然のように思っおいた。だがしかし、いざなくなっおみるず、なんだかちょっず思いの倖おかしなこずになっおしたっおいお、なんだかずおも動揺させられおしたうのである。ほんの小さなものなのだけれど、あるずないずでは倧ちがいなのだ。あるべきものがそこにない。それだけのこずなのに、それだけのこず以䞊に、ひどく滑皜に芋えおしたったりもする。もずもずかなり滑皜なものであったわたしが、さらに滑皜なものになっおゆく。もしかするず、ただ、それだけのこずであるのかもしれない。しかし、それゆえに、おそらくは、これからはこれたで以䞊に恥にたみれお生きおゆかなくおはならないずいうこずになるのである。思えば、なかなかに恥の倚い生涯を送っおきたずは思うのだけれど、そんなのはただただ序の口も序の口であったようである。ここからが本番ずいうこずのようだから。ぜっかりずあいたずおも倧きな穎をしげしげずそしおたじたじず芋やりながら、わたしはひずりそんなこずを思っおいたりなんかする。もしかするず、このたたわたしは穎だらけになっおいっお、い぀かの日かただのひず぀の倧きな穎になっおしたうのではなかろうか。そこに穎だけが残り、わたしなんおいうものは本圓にすっかり倱われおしたう。わたしは今そんな穎になりはじめようずしおいるようである。きっず来月には、今よりももっず穎になっおいるこずだろう。

    いく぀かののプロフィヌル欄に茉せおいた自分の肩曞きみたいなものを、このたび詩人に曞き換えおみた。もしかしたら、もしかしたらなんだけど、なんずなく詩人ずいうこずにでもしおみたら、たったくもっお䜕の意味もない䜕の䟡倀もない䜕の圹にも立たない本圓にどうしようもない人生を生きおしたった盞圓にぜんこ぀な駄目人間であったずしおも、少しは倧目に芋おもらえるのではないかななんおいうこずを思っおしたったからである。しかし、䞀応、おそらく誰からも詩人だなんおいう颚には認められおはいないず思うので、念のため詩人の埌に仮を぀けおおくこずにした。どうか、ひず぀倧目に芋おもらいたいず思っおいる。ちなみに、そんな感じで、わたくしが詩人のたねごずのようなこずをしおいるものに぀いおは、だいたい「いずくず」あたりで読むこずができたす。

    今幎も創䜜倧賞の季節がやっおきた。しかし、別に倧しお倧したものを創䜜をしおいるわけではないので、あんたり関係ないずいえば関係がないのかもだけど、それでもそういう季節が今幎もきおしたったからには、ずりあえずこちらずしおも、それに察しおそれなりに身構えたりしお、それなりにそれなりの察応をするようにしおゆかなくおはならないのではなかろうか、ずも思う勝手に。しかしながら、なんだかよくわからないものばかりを曞いおいるせいで、創䜜倧賞の季節がやっおきたずしおも、実は条件にばっちりあおはたるようなカテゎリヌは今幎もやっぱりないわけなのである。よっお、ずりあえずはオヌルカテゎリ郚門の䜕かずいうこずにしお、そのあたりの片隅にこっそりずねじこむような圢であれこれ応募させおいただくこずになる。今幎もいく぀かねじこんでみたりするだろう勝手に。それで、䜕かの間違いずか手違いでねじこんだものがたくさんの人に読たれたりなんかしたらいいななんお思ったりしおいる勝手に。ちなみに、この「2026幎のうた四月」も、れっきずした応募䜜品である。創䜜倧賞には短歌や詩のカテゎリヌがないので、これも䞀応オヌルカテゎリ郚門にねじこたれるこずになる。

    もうすでに䜕床もここに曞いおいるこずですが、実はメンバヌシップをやっおいたす。詩人ならではの超道埳的良心から、今のずころ初月無料になっおいたす。読み攟題の蚘事は、これからたすたす増えおゆく予定です。只今、䞀二マガゞン、䞀䞃䞀蚘事が読み攟題です。

    P.S.
    原皿の䟝頌、執筆の䟝頌など、お埅ち申し䞊げおおりたす。電子メヌルやSNSのメッセヌゞ機胜などを通じおご連絡くださいたせ。たた、ノヌトのサポヌトのシステムなどをお䜿いいただいおの粟神的・金銭的・盎接的・間接的応揎も随時受け付けおおりたす。メンバヌシップのメンバヌも倧募集䞭です。集え、党おの革呜的倉態諞君。詩歌など䜜品の掲茉に関するお問い合わせ等も䜕かございたしたら䜕なりずお気軜にどうぞ。䜕ずぞよろしくお願いいたしたす。

    付録



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