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2026幎のうた䞉月

    2026幎のうた

    䞉月

    うっすらず霞たなびくような空さもあらばあれ匥生朔日

    日なたでは汗ばむほどの陜気でも北の海ではクリオネが舞う

    東宝名人䌚をやっおる劇堎前を歩く玉䞉郎

    無意識でやっおいるから埌でたた確認にゆき二床手間になる

    パンダ䞍圚の恐ろしさではなくおパンダさん䞍圚の恐ろしさ

    すぐ家に垰ろうず蚀い倢の䞭でも憶病颚を吹かしおた

    正月の残りの逅で雑煮を぀くる肌寒い曇倩の朝

    䞉月も二十八日たでは同じならびのカレンダヌ

    働いお働いお働いお働いお働いおたいりたすう奥女䞭桐島

    時蔵さんお䞉茪もけなげでよかったが尟䞊も仁に合っおいる

    ほんずうはうれしいこずのはずなのになんで䞍安にさせられるのか

    気づかぬうちにむヌノのラックスをすっかり聎き終えおしたっおいた

    自分で自分に蚀い聞かせおも自分が自分に聞く耳もたない

    人間がどれだけ長く時間をかけお築いおも䞀瞬でパヌ

    雚降りの肌寒い午埌もう鳥たちの鳎く声も聞こえない

    急にたた寒くなったりするせいで血圧の倀も乱高䞋

    䞉月の雚が降っおる寒い日などはぎっくり腰になりやすい

    倢に出おくる父芪は癜髪頭ではなくおなぜかただ若い

    斎堎でお経をあげおもらったら死んでた人が生きかえる倢

    たた時政の圌十郞たいぞんいそがしいずころ倧儀であった

    北颚が぀よく吹き぀け梅の朚の花もほずんど散っおしたった

    境内のハトをカラスがおっぱらうチリやホコリやカフンたう春

    ものすごくやばいトヌクンだしちゃったりなんかしちゃったりなんかしお

    なせるずきしずかないから気が぀けば埌悔ばかりあちこちに立぀

    メタルな早苗のドラムよりもパンクなはるみがギタヌで匟くダムド

    眠たいし頭がんやり錻むずむず自分の顔じゃないみたい

    はじけるようなわかくみずみずしい小柀ずN響のロヌマの束

    気がおもくずっず埌回しにしおいた最埌のひず぀を片づけた

    ようやくひず぀片づいたそばから次の心配事がやっおくる

    やらなくちゃならないこずがあるはずなのに萜語手垖を読んでいる

    螊ったり歌ったり食べたり寝たりを繰り返しおいたすそれだけ

    柳家は着物の䞈もスヌツの䞈でもなんでも短めに着る

    高校を卒業したずきどんな気持ちだったのか思い出せない

    お花屋さんの店先はもうすでに春満開でいろどり豊か

    来週なにかするこずあったかななんにもないような気がしおきた

    居䞊んだ舎利北像のその暪顔に志ん生の俀をみる

    阿匥陀劂来の膝元ですやすやず居眠りをする甘えた坊䞻

    阿匥陀劂来ず阿閊劂来の間にひょいず顔だす䞀䌑さん

    志村喬の勘兵衛ずナルブリンナヌのクリスの舎利北頭

    ポニヌブリオンさんに甘えたくっお気を惹こうずするワニフロヌト

    北颚が匷くおも四十雀は元気に鳎いお飛びたわっおいる

    あるなんらかのそんなふうにではなくおそんなふうにそのものなのだ

    珟実にこれから起きるこずを読んでいるようなドむツ鎮魂歌

    あらためお女性初に぀いおいろいろずかんがえる䞉月八日

    䜜り眮きのコヌヒヌをぬるめにチンしお飲んでいる䞉月八日

    やわらかにぐるり黄色いミモザの花にかこたれた朝日の題字

    秀吉が信長に倧工調べのあれを蚀ったのじわじわきおる

    うたた寝から目ざめるだけでドラマになるプラダを着たキムテリちゃん

    颚邪をひいたのか花粉のせいなのかしらないけれど頭がいたい

    なにいっおんだ千䞡ぜっちで祝いの酒が飲めるかっおんだよ

    朚遣りを入れおお祭りマンボで盛り䞊げる垂銬垫匠の片棒

    圌岞の王囜にブックレットを入れおいたのは吉岡里垆ちゃん

    䞀難去っおたた䞀難のその䞀難がたた去っおいったずこ

    安堵しおうどんすすっおいるけれど次の難事はたたすぐにくる

    十幎前の今日もどんより曇った寒い日だったのを憶えおる

    山茶花も梅もほずんど散ったけど朚瓜だけはただあかあかず咲く

    倜になり冷え蟌んできお寒いのでたた履くホカロンを履いおいる

    おだたきの花のかおりがお花屋さんの店先に䞉月十日

    明け方にトむレに起きお凍えおる匥生の春にたた氷点䞋

    ああたたしおも五癟円のお買い物刞をどぶに捚おおしたった

    どこのどい぀だお店から逃げ出した番頭が今はドむツにいる

    灰野さんの金獅子賞受賞を垂の広報でも䌝えおほしい

    眠くなりごろんず暪になっおたら窓がかすかにかたかたず鳎る

    怍え蟌みのかげぞんぎな堎所でも毎幎かならず芜をだす氎仙

    あくびをならう方もならう方ならおせえる方もおせえる方だ

    桂萬光襲名をプロデュヌサヌに止められる

    疲れ目で涙が出おるのか悲しくお泣いおいるのかわからない

    北颚ず春の日差しがせめぎあう゜メむペシノの぀がみの前で

    ふきんできゅきゅっず拭いたおがんを冷蔵庫あけしたおうずしおいた

    結局たた䞍思議な半䞖玀を取りだしおきお読み返しおいる

    負けた村井がにっこり笑い勝った姿が泣いおいる恋暊

    骚董店で芋぀けたフヌルズメむトのバックナンバヌあさる倢

    曇る日は真冬のように寒くなるフリヌスを着おぬくもる匥生

    集団で入り江に远い蟌みサバ持をするガラパゎスのアシカたち

    朝起きおいく぀か短歌詠むうちにあっずいう間に倕方になる

    先にお客に蚀われおチャオは僕のものだずキレる鯉八垫匠

    意味もなく幎霢を実は䞀歳サバ読んでいる笑遊垫匠

    法隆寺金堂で邪鬌を螏み぀ける四倩王の名称を曞け

    内藀ルネのプリティ人魚像ずガブっずコブダむのヌむグルミ

    グビラを乗せお海底およぐアシカずボンドの氎䞭スクヌタヌ

    むワシの矀れを芗き蟌む倧囜䞻ずニコル゜ンずキャシヌベむツ

    窓越しの空が黄色い昌なのに日ざしよわたり倕方になる

    どこどこで䞀番読たれた本なんお䞀番読む気がしなくなる

    いっぺんに十冊以䞊読んでいる思考の敎理しないたた読む

    拝啓ドナルドトランプわれわれをマガ戊争にたきこたないで

    数字が悪くなっおおも慣れっこになっおしたっおただああたたか

    なんかもうよくわからんが䞉月ももう折り返し地点が近い

    熟すたで埅っおいられずただ少しかたいバナナにかじり぀いおる

    癜く平らな海氷のうえペンギンも南極の海をただよう

    ようやく春になりかけおいるのに花粉でだるいし頭がいたい

    さびしさでうごけなくなる新人バニヌぎょん吉ず桂うさ䞞

    そよそよず吹く颚にかすかに揺れる薄黄色の氎仙の぀がみ

    老県鏡の小さなネゞを締めるのに老県鏡をかけおいる

    小さなネゞを締めるのに初めお䜿うずおも小さなドラむバヌ

    脱ぐずきにロンの襟銖のずころの穎に錻が匕っ掛かった

    銖のあたり日焌けしたのか赀くなっおいる䞉月十六日

    逌で぀り立掟な小屋にはいりこみ怒ったコロに腕を咬たれる

    ずうに時期をすぎおる山茶花にただ朝の食事をしにくる目癜

    昚日たで぀がみだった氎仙がぱっずひらいお花を咲かせおる

    冷たいコヌヒヌをぐびぐび喉にながしこむ䞉月十䞃日

    がずおもコンパクトでちっこくおかわいらしいものに芋えた

    小痎楜を埅ちながらメタドキュメンタリヌ萜語のラゞオしんやばん

    食べおるうちにあ぀くなりうどんの぀ゆを最埌たで残さずに飲めずに終わる

    ひくいずころを自衛隊機がゆっくりずずんでゆくなんか気になる

    どうしたらいいのかわからなくおも八割は癟均でかたが぀く

    気づいたらい぀の間にか綿棒が残り䞀本だけになっおいた

    春だからなのかしらねあっちでもこっちでも雉鳩がないおいる

    䞍噚甚でバナナを房からきれいにもぎ取るこずもうたくできない

    圱も圢もなくなった束の間のうたた寝でみたうたかたの倢

    握手したラリゞャニさんの手がめちゃくちゃ柔らかかったず秌堎蚘者

    切ったばかりのぎざぎざしおる爪の先に服が぀っかかっおくる

    北颚が吹いおいお気枩二十床に届かず䞉月十九日

    たわりから芞協のほうが向いおるよずいわれるタブ玔先生

    あんた倧統領するたたじゃないねお前にそれをいわれたくない

    雚が降ったりなんかしお曇倩の春らしさのない春分の日

    パトカヌのサむレンの音を救急車のサむレンが远いかけおゆく

    い぀かたた南郚さんがおしゃべりする声を聞きたいな埅っおいたす

    チャッキヌずみうじゅんずワニが芋たもるタヌキの剥補のティヌショット

    ゎルフコヌスにそっず眮かれた火焔型土噚ずのっそり立぀ゞャミラ

    䞇治の石仏の埌背に暹朚の霊をやどす千手芳音

    豹柄の杉本圩をながめ぀぀「パリ静子」ずしずかに呟く

    ほかに遞択肢がないのだから仕方がないさオッチョルスガオプタ

    最近は瞁起の悪いゞョンレノンず呌ばれおるタブ玔先生

    スヌパヌの焌き芋機に盎行する連䌑䞭の女の子たち

    四月からもマむ走銬灯が぀づくようなのでちょっず安心した

    この春から新しく音楜教宀に通うこずドレミ新芏

    カラダンのブラヌムスやっぱりいいなず思う䞉月二十二日

    螊っおんじゃなくお螊らされおいるんだろ呆れおものも蚀えない

    タむムマシヌン号が䞭䞖にいおもあんたり違和感はない

    電線にずたっおちゅぎぎちゃぎぎず雀が囀る䞉月の朝

    フッセルがようやくノ゚シスノ゚マに぀いお語りはじめるずこあたり

    芞の䞖界では䞃代遡っお数えおも先祖は䞃人

    梅ミンツ五粒䞀気に口に入れちょっずリッチな気分味わう

    米石油぀ぎ぀ぎず備蓄を攟出しいのちを぀なぐ綱枡り

    取り返しの぀かないこずが起きるのが五日間ほど延期された

    しきりにたずえ話を持ち出すけれどどれもこれもみな的倖れ

    川べりを歩いおいるずほんのりず桜の花の花の銙りが

    老人ホヌムのお庭から春のうららの隅田川ずうたう声

    ハヌバヌマスがいなくなっおも生掻䞖界の哲孊は死なない

    かじり぀くずさくっずリンゎかじった時みたいな音がするバナナ

    雚が降る日差しがなくお気枩も䞋がるやる気がすべお倱せおゆく

    小さなカフェの䞀宀にサブロヌずアナりンスする矎声が響く

    近ごろずっず䞍安になるこずばかりでずおも䞍安になっおいる

    西歊のすき間の道を抜けお宇田川町にレコヌドを買いにゆく

    雚に濡れおるアスファルトのうえにがずりず萜ちおる真っ赀な怿

    昚日からずっずしずしず雚もよう気圧のせいか䜓調䞍良

    䞡手にものを持ったたた次にするこず芋倱いぐるぐる回る

    食い逃げで捕たりかけおた人間囜宝らしからぬ゚ピ゜ヌド

    あれなんかちょっず倉だなず思うずき倧抵なにか忘れおいる

    雚のおもみでたわむ茎ふかぶかずおじぎしおいる氎仙の花

    出かけようず思っおいたのにぐずぐずしおいおただ出かけおいない

    お墓参りをしおものすごくあるいた二時間黙々ずあるいた

    指先でスクロヌルするその先の地獄以䞊の地獄の景色

    雪に埋もれた鵜の浜人魚通の前の人魚像ずむルカ像

    くやしいけれど幞せよ奥村チペずゎムヘビの巻き぀くカ゚ル

    けっきょく南極倧冒険のアザラシずペンギンずゞャネットリン

    あっかんべヌをするミナミゟりアザラシの顔の䞋から顔を出す

    倪陜の塔ず゚レキングずリチャヌドラりンドトゥリヌが聳え立぀

    うっすらず緑の線状オヌロラが出る空のしたにブリ小僧

    ふかぶかずおじぎしおいた氎仙が四十五床に頭をあげる

    䟿座の裏偎ず排氎口を掃陀する䞉月二十九日

    手動でコヌヒヌ豆を挜く劎働の報酬ずしお食べるバナナ

    次の牛乳を早く買いすぎお開けるずきには賞味期限切れ

    枩床蚈を芋おいたずきちょうど十九床から二十床に倉わった

    寒い冬が終わっお薄着になるからかたずは痛みが腰にくる

    蜜蜂が䞀生かけお花の蜜を集めおもスプヌン䞀杯

    スヌパヌの出入り口で同玚生のお母さんに挚拶をする

    出たたた目づたりかよ人々が困れば困るほど儲かる仕組み

    リヌダヌを぀ぶせ王様はいらないず歌っおた歌を思い出す

    寺山修叞がいっおいるこずわかるかなあわかんねえだろうなあ

    魯山人のかたどよりも蜀山人のかたどの方がみおみたい

    頭に寝癖぀けたたた寝がけ県にサンダル履きでゎミを出す

    なんずもいえないむントロのピアノの思ったよりも䞍穏な響き

    䜕か目に芋えないものが飛んできおいるのか咳が止たらなくなる

    ちょうど頭䞊を䜎気圧が通過する頭痛がしおきお暪になる

    さっき着た長袖の袖口をびちゃびちゃにしおもう也かしおいる

    少幎に足利矩昭になりたいず思わせる䌊䞹十䞉


    金色の雚が倩から降っお黒い涙ずなり地衚に萜ちる

    ゆっくりず奪い取られお最終的には完党に倉身する

    もはや女の子ず男の子の区別が぀かなくなったデッドゞョヌ

    生意気じゃないや぀はぶちのめすわれらクロヌリヌマスの䜿者だから

    孀独な暗い郚屋の䞭すべおが残酷なたでに珟実だった

    倪陜だけではもはや足らない遠い村の鐘の音が呌んでいる

    クリストファヌには秘密がある圌は地獄の悪魔ず契玄した

    この手の䞭の砂の粒こそが䞀千億の感動の瞬間

    友達なんおいないから墓堎に行っお釣りをしおいるハムレット

    家畜化は䞀倜にしお倱せ道を取り戻しお楜しみがはじたる

    氞遠なんおものは決しおないからあるのはただこの瞬間だけ

    もう月の明かりを信じない別の倢も別の堎所も信じない

    冬がくる嵐をおそれお人はふたたびすべおを動きださせる

    このたたしいがあなたの心にぬくもりを䞎える火ずなるように

    今や誰もが勝者であるなぜなら今や誰もが眪人だから

    愚行の子わたしが笑いはじめるず道化垫たちは立ち去っおゆく

    緋色の街の奥深く䞖界の最埌の真珠に願いを蟌めお

    あゝマリア街路はすべお戊堎ずなりすべおの川は干䞊がった

    倪陜が茝き照らしだす閃光ず炎の饗宎ぞの道

    心の䞭の家に火を぀けよう忌々しい䞖界のすべおに火を぀けよう

    ハニヌの秘密の袋にたたゎミが入っおるゞャンクダヌドキング

    そしおわれらはかれらが芋たこずもないようなダンスを螊るのです

    心が䜕かにずらえられ魂ず感芚ずがばらばらになる

    わたしをわたしから远い出しおしたうそれが䜕なのか知りたいんだ

    䜕かが倉わりはじめおる未来を手にし氞遠のダンスを螊る

    新しい心を受け取る準備が今のわたしにはできおいたす

    あの曲もラゞオもたるで聞こえない耳の近くで壊れる䞖界

    今わたしたちはあなたのために泣くあなたの慈悲をもずめ泣きたす

    芋えないのでわからないもし䞍芪切に芋えたら蚱しおください

    だがそれはただの倢でしかなかった芚醒時のすべおのささやき

    できるだけ䜎くなりそこぞゆきわたしはあなたに祈りをささげる

    どこにいったのケヌブルホヌグひず蚀さよならを蚀いたかったのに

    ワむルドヘノンの近くで内郚に生きおるでもただ十分じゃない

    あなたの䞭にあるものは䜕ひず぀珟実に存圚しおいない

    わたしは棒で圌を぀぀き぀づける圌の皮膚はめちゃくちゃ分厚い

    手を぀なぐ茝くしあわせなひず陜気に茝くしあわせなひず

    我が人生で生たれおきたこずがわたしの唯䞀の埌悔です

    建物がすべお厩れおく心の䞭であなたが囁くように

    嵐は匷たり朚々を揺さぶりわたしたちの恐怖を吹き飛ばした

    なぜならば愛しおるからこれをあげるどうか恐れないでください

    荒れ狂う海の打ち寄せる波あなたのゞブラルタルの岩になる

    これは今たで芋た䞭でも最も悲しい倕暮れかもしれない

    冷たい死の倧地ぞず真実の愛ずずもにわたしを連れおっお

    野蛮な自由かくされおきたオルタナティノなラむフスタむルの倢

    これが必芁なのに手に入れるこずができたものはばかげおるもの

    われらの苊しみの肉䜓はもはやこれ以䞊苊しむこずはない

    倜遅くベッドに暪たわり日々の糧のための祈りをささげる

    醜い意地悪そうな顔をしお座っおる蜂蜜の䞭の蝿

    泥氎がすべおのものを倉えおゆくもはやここに戻るこずはない

    人生が倉わりはじめるただしそれは停りの高揚感です

    特に倜あなたが去ったあずの倜二床ず寂しくなるこずはない

    冬の日が目の前に突然やっおきお心の䞭に閉じこもる

    空䞭で煙が蛇に倉わる気を぀けお聖域はどこにもない

    鳥たちが歌をうたいに君のドアたで党速力で飛んでくる

    黒くお長いノェヌルをかぶったあなたがわたしの墓をおずずれる

    高局ビルが子午線を遮らなくなるアむオヌンに叩きこめ

    倜の暗闇の䞭で暪たわりもう䞀床わたしは生たれ倉わる

    生たれおくるのが二癟幎遅すぎたし二癟幎早すぎたした

    短剣を振りかざしお嚁匵っおいる君はたた倱敗するだろう

    垂長の家垂圹所倧きな赀い家みな芋えるアむオワの倢

    たたしおも日曜日の道化垫になっおドアの埌ろで泣いおいる

    ひず぀ず぀石を積みあげながら歌を奏でお聖なる茪を回す

    これを䜕かの圢で瀺せたならば知らないふりはもうできたせん

    ハンマヌで金床を叩いおいたすどうかわたしを远い出さないで

    倱望なんおもう気にしたせん遠くのほうでただ埅っおいるだけ

    目にう぀るのはあなたのこころ目をずじればそばにあなたを感じる

    こんなにも高鳎るわたしの心これが本物なのか知りたいの

    りィアヌコヌリングアりトむントランゞットラゞオフリヌペヌロッパ

    物事がどう悪化するのかどう連鎖しおゆくのか芋せたかった

    愛しい人よもう倜が明けおしたうカヌニノァルは終わっおしたった

    矢をならべ頂䞊をきわめる動きだしたら氞遠にずたらない

    たずえそれがあなただず知らなくおもあなたの声だずわかるだろう

    肉䜓を近くに感じ愛しあいずおもリアルな気分にさせる

    ひずりでは䞖界の重みは背負えない情熱に぀いお語らおう

    倖では犬が吠えおいお急きたおる終わりが来る前に始めなきゃ

    愛があれば倢はかなうわたしは地球䞊に倩囜を芋぀けた

    軋む壁あんたの声を聞き぀けたのか犬の毛で毒を制する

    わたしは草原に暪たわる息をするたび新しい葉がひらく

    あなたなしでは途方にくれる悲しくおどうしおいいかわからない

    九時だから明かりを消しお穎の䞭で瞮こたっおるオピヌの口

    わたしは男子のリストに茉っおないわたしはただの友達だから

    尊厳をもっお生きお死ぬ暩利のために立ち䞊がり戊いたす

    窓はひらけど䜕も芋えないなのに景色をそこに探しおしたう

    わたしにはわかるあなたの気分が倉わり意思が動き回っおいる

    䜓ず心をコントロヌルしお人生をコントロヌルしたしょう

    ずっず吊定されおきたけどやっず困難を乗り越える時宜を埗た

    きれいな花を摘みに森ぞいったなのに森には薔薇はないずいう

    雚が降り倪陜は去ったすべおみな語られたのちに残るもの

    歩道で砕ける土砂降りの雚のように赀い時蚈が鳎っおいる

    火に぀いお氷に぀いお話し぀぀ロングサタンずバビロンがゆく

    芪愛なる倩の神よあなたの䞭にわたし自身を感じたす

    黄金を飲み蟌み茝きに包たれるおはよう偉倧なるモロク

    跋

    䞉月、ずおもがんやりずしおいる。おそらく、い぀も以䞊にうすらがんやりしおいるず思われる。い぀もかなりうすらがんやりしおいる方だず思うので、それにさらに茪をかけおがんやりしおいるずなるず、そうれはもう盞圓ながんやり具合である。それでなのか、ふらふらず倜䞭にトむレに起きたりなんかしたずきに、たあ寝起きのせいもあるのだろうが、自分でもちょっず思いもよらないほどにふら぀いおしたうこずがある。暪になっお寝おいる間に、い぀も以䞊に血のめぐりが悪くなっおしたっおいたりもするのだろうか、い぀も以䞊にがうっずしおいおふらふらっずしおしたったりするこずがあるのである。もしかするず、ふらがあるっおいうのはそう悪いこずではないのかもしれないけれど、倜䞭にトむレにゆくずきにふらがあったっお、そんなの䜕の圹にも立ちはしないので、これはこれで困ったこずである。おそらく、い぀かきっず倜䞭にひずりでふら぀いおすっ転んで倧きな怪我をしたり、そのたたそこで倒れたたた起きあがれず動くこずもできずにいお、い぀の間にかにひっそりず孀独死なんおいうこずもあったりするのではなかろうか。そう思うず、もう䞉月だずいうのに途端にうすら寒くなっおきたりもする。こわい。たた、近ごろはセルフレゞでお札のお釣りを取り忘れる、なんおいうこずも盞次いで起きおいるのだ。スヌパヌやナニクロの店員さんに指摘をされお、ようやくお釣りのお札を取らないたたでその堎を離れおしたっおいたこずに気づく。こわい。春はずおもこわい。かなり前の春だったず思うが、あたりにもがんやりしすぎおいたのだろう、銀行のMで匕き出したお札を取り忘れおしたったこずもあった。しばらくしお䜕かちょっず倉だなず思い財垃の䞭身を確認しおみたらあるべきものがちっずもないので銀行に戻っおみたら、どうやら行員の方がMの取り出し口に残っおいたお札を回収しおくれおいたようで、さっきの芋るからにがんやりしおた人が忘れ物を取りに来るのではないかず埅っおいおくれたようだった。ずいうわけで、九死に䞀生を埗たのであるが、あれは本圓に危ないずころだった。そう思うず、ものすごくがんやりしおしたう春ずいう季節は、本圓にこわい季節である。いや、だがしかし、花粉の季節でなくおも、がんやりしおいお忘れるこずは倚々あるのである。ずいうこずは、花粉の季節の春だけが、こわい季節ではないのではないだろうか。いやしかし、花粉ずいうのはほが䞀幎䞭飛んでいるものであるず思われるので、では特に春に限ったこずではなくお花粉の季節がこわいずいうこずなのだろうか。いやいや、だけどたあ党おの花粉ずいう花粉で花粉症のがんやりしおしたうような症状が出るわけはないだろう。ずいうこずは、やはり花粉のせいで幎がら幎䞭、四六時䞭がんやりしおいるわけではない、ずいうこずなのだろうか。ならば、やはり、あれもこれもそれもすべお、ただの粗応者だからそうなっおしたったずいうこずになるのか。ものすごく貧乏でお札䞀枚でもなくなったら本圓に䞀倧事で、ものすごく気を぀けおいなくちゃいけないはずなのに、それでもセルフレゞやMに忘れおしたうのだから。たったくもっお粗応すぎお、われながらほずほず困っおしたう。粗応がこわい。しかし、普段からそういう感じで、そこに来お花粉の季節が重なるず、さらにがおっずしおしたっお、粗応に茪をかけお粗応になるずいうわけなのである。がんやりしすぎないように、い぀も以䞊に泚意しなくおはいけないのだ。しかし、その泚意しなくおはいけないずいうこずすらも、すぐにすっかりず忘れおしたうような人間だからこそ、粗応者なのである。もうどうしようもない。こうなったら、がんやりずしおいる頭で足元がふらふらしおしたっおいるこずなんかも䜕ずなく忘れおしたったりなんかしながら、うすらがんやりず花粉に立ち向かっおゆくしかないのである。で、これは、䜕に぀いお曞きたくお曞き始めた文章だったのだっけか、がんやりしおしたっおいるせいで、もはやちっずも思い出すこずができない。こわい。これを曞きたいず思っお曞き始めたのは自分のはずなんだけど、今これを曞いおいる自分はいったい誰なんだろう。

    このようなずんでもない粗応者なのですが、うすらがんやりずメンバヌシップをやっおいたす。超道埳的良心から、今のずころ初月無料ずなっおおりたす。読み攟題の蚘事は、これからたすたす増えおゆく予定です。只今、䞀二マガゞン、䞀六䞃蚘事が読み攟題です。

    おそらく誰も知ったこっちゃないかもしれないけれど、この䞉月で、母がこの䞖界からいなくなっおから四幎が経った。飌っおいた犬が死んでからもちょうど十幎が経った。みんないなくなっおしたった。この十幎の間に。誰もいなくなっおしたった。わたしのたわりにはもう誰もいない。今はもう誰もわたしのくだらないおしゃべりを聞いおくれる人なんおいない。だからずいっおはなんだけど、そんな誰かの代わりの誰かに、わたしのくだらないおしゃべりではなく、ずおもくだらないうたを山ほど読たせるようなこずをしおしたっおいるのではなかろうか。最近は、そんなような気もしおきおいお、ちょっぎりだけ䜕だかもうしわけないような気分になっおいたりする。だけど、どうか飌っおいた犬の代わりにくだらないうたを読たされおいるのかなんおいっお怒ったりなんかしないでくださいね。ちょっずした蚀葉のあやですから。たわいもないざれごずですから。もしも䞍快な気分にさせおしたったずしおも、来月もぜひずも懲りずにたた読みにきおみおください。来月には、こんな粗応者でもあなたがずおも気に入るようなうたを詠めおいるかもしれたせん。そんなミラクルが起こるずいいなず心ひそかに思っおいたりなんかしおいたりしたす。

    P.S.
    原皿の䟝頌、執筆の䟝頌など、お埅ち申し䞊げおおりたす。電子メヌルやSNSのメッセヌゞ機胜などを通じおご連絡ください事前に公になっおしたっおも構わないものであれば蚘事や投皿のコメント欄でも構いたせん。たた、ノヌトのサポヌトのシステムをお䜿いいただいおの応揎なども随時受け付けおおりたす。メンバヌシップのメンバヌも倧募集䞭です。集え、党おの革呜的倉態諞君。詩歌など䜜品の掲茉に関するお問い合わせもお気軜にどうぞ。䜕ずぞよろしくお願いいたしたす。

    付録



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