2023年のうた
第四期 秋・冬
代々木の地下のミラーボールとスモークマシン「ラヴザライフユーリヴ」
シベリウス交響曲の四番が吹き抜けてったあとの静寂
自由民主の名のもとに塗り潰されて忌避された未来をおもう
これやこのさびしさこそはせつなけれそれともしらずながるる涙
雨の降る窓の外から午後四時になる帰りのチャイムあきはきぬ
銅鑼の音が宵と夜更けと明け方の情緒にあわせ響きをかえる
星はおとろえ惑星は落下する計画のない希望と痛み
目も口も人より多いはずなのに葉におおわれてじんちくむがい
北西の風がようやく秋らしくひんやりと吹く十月二日
秋風と秋の日ざしと秋花粉しめきったまま送風機前