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『悲劇でなく、喜劇を。』#24 エピローグ「夜凪」


    ずっと、凪の朝を待った。
    嵐のような夜が明けて
    風が止むその時を。


    自分の悲鳴をさらけだし、
    憂う自分さえ許したこの瞬間に、
    夜と朝は静かに凪いだ。



    悲劇を喜劇に変えると決めたとき、
    荒れていた海は、静かに月を映し始めた。


    揺らぐ波のように
    同じ顔を持たない心。


    また闇に沈んでも、
    じっと凪ぐ風を待っている。

    この場所を
    夜凪と名づけた。






    【はじまりの詩】




    【夜の海に、灯るもの】




    【奏でる明日】

    【last song】


     
     
    自閉症・重度知的障害の双子と三男と歩む日々。 3人の息子と日々を乗りこなす。 絶望の底から見つけた「フツウノクラシ」を綴っています。 消えたくなる夜に、一人じゃないよという灯が届きますように。 深い夜を越え、凪の朝を待つ──夜凪より。

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