メルヘンチック①~⑳相関図
2026年10月03日
メルヘンチック - Gemini Notebook
『メルヘンチック』第①話から最新の第⑳話までの全20話について、サブタイトル、主要登場人物、および物語の要点を時系列順に整理しました。
【全20話のストーリーと登場人物一覧】
① 坂東とゴリ
視点:坂東 主要人物:坂東、ゴリ(岩崎力)、努(定食屋の倅)、神威龍一(北海道の自衛隊へ赴任中) 出来事:社会人になったばかりの同級生である坂東とゴリが、安さだけが取り柄の努の小汚い定食屋に集う。「暴力魔」神威が自衛隊へ行って街から消えた平和を噛みしめる日常。
② CPLと泥棒
視点:神威龍一 主要人物:神威、ゴリ、努、怪しいオカマオヤジ 出来事:北海道の自衛隊から川越へ戻ってきた20歳の神威。ゴリの車(タバコの煙を鼻から吸う「鯉の滝登り」)で努の店へ行くが、小松菜泥棒に続いて店の現金が盗まれる事件が発生。逃げるオカマオヤジを目撃する。
③ トンカツと平子
視点:努 主要人物:努、パパン、ママン、竹花さん、平子社長、神威 出来事:盗難被害で大泣きするママン。「出番ね」と煽られたパパンと悪友の竹花さんの伝説のユニット『肥溜めブラザース』が復活しかけるも、ママンの「昔、竹花さんに抱かれた」発言でパパンが激怒し、コンマ1秒で即解散。スリーエフカンパニーの怪しげな平子社長が登場。
④ スリーエフとムッシュー
視点:神威 主要人物:神威、平子社長、ムッシュー石川 出来事:広告代理店兼キャンギャル派遣会社「スリーエフカンパニー」で働く神威。ワープロ購入のため平子社長とサンロード(旧西友〜藤沢プラザ)へ向かう。独特な先輩であるムッシュー石川の登場。
⑤ 妹分
視点:神威 主要人物:神威、彼女の千代、畑みずき(短大生キャンギャル)、ゴリ、小林昌彦、オッサ 出来事:バレンタインデー(ゴリの誕生日)。「妹分」として可愛がる短大生キャンギャルの畑みずきから「男を紹介して」と頼まれた神威。嫉妬深い彼女の千代に誤解されないよう、ゴリや小林を巻き込んで誤魔化そうと画策する。
⑥ 月の石
視点:努 主要人物:努、神威、ムッシュー石川、れっこ(青木怜子/麗華) 出来事:ムッシュー石川がスナック『月の石』のホステスであるれっこ(麗華)に一目惚れ。興奮して道路へ飛び出し、車にはねられて「竜宮城の絵」を描く大惨事となる。一人で店へ来た神威の浮かない表情。
⑦ 電話
視点:神威 主要人物:神威、千代、平子社長 出来事:労働基準法無視の平子社長により、事務所で4日間のワープロ缶詰め作業を強制される神威。家の車をタダ使いしようとする平子への怒りと、音信不通で怒る千代との気まずい電話。
⑧ 定食屋
視点:努 主要人物:努、ムッシュー石川、れっこ 出来事:スナック『月の石』でビール1杯1,000円のぼったくり被害に遭った努の怒り。ムッシュー石川を呼び出して払わせようとしたものの失敗し、ため息をつきながら定食屋を切り盛りする日常。
⑨ 所沢
視点:神威 主要人物:神威、千代、畑みずき、小林昌彦、ゴリ、オッサ 出来事:千代への誤解を解くため、事情を正直に説明。小林と畑みずきのデートに付き添って所沢へ向かうが、新秋津駅での迷子騒動と大混乱のダブルデート(?)へ発展する。
⑩ CPL解散と経営者
視点:神威 主要人物:神威、鳴戸(白いコート)、新道貴子(新庄貴子)、タクシー運転手 出来事:プロレスをバカにした客に怒ってちゃぶ台返しを行い、出禁や大乱闘を引き起こす。満身創痍で向かった努の店に、『新宿クレッシェンド』の不気味な男である鳴戸が白いコート姿で登場。新道貴子とともにビールをタダ飲みして去っていく。
⑪ 目玉焼き
視点:努 主要人物:努、五木善行(よっ君)、勝男(出っ歯) 出来事:閉店間際の店にやってきたどもる男である勝男と、横柄な五木善行(25歳)。他人の目玉焼きに勝手に醤油をかけ、ウスターソースを巡って不穏すぎる空気が漂い始める。
⑫ 雪
視点:神威 主要人物:神威、ゴリ 出来事:19歳(自衛隊休暇中)の回想。大雪の志木駅でゴリを4時間待たされた「雪の志木駅待ちぼうけ事件」と、ファミレスでのハンバーグを巡るゴリ伝説の思い出。
⑬ 扇子
視点:努 主要人物:努、高橋環(タマはん)、新道貴子 出来事:一日1万円を稼ぎ「人生勝ち組」と調子に乗る20歳の努。雑貨屋『タマらん』の看板娘であるタマはんに1万円のジュリアナ扇子を買わされ、新道貴子の「ボインタッチポイントカード」に押し切られ、10万円の売上金が一瞬で消え去る。
⑭ 膝蹴り
と夢 視点:五木善行 主要人物:五木、勝男 出来事:初めて他人に膝蹴りを叩き込んだ五木善行の独白。世間への鬱屈した思いを「膝蹴りの爆発」によって開放する快感に目覚め、狂気を帯びていく。
⑮ 捺印
視点:努 主要人物:努、赤崎隼人(『新宿クレッシェンド』主人公)、泉 出来事:10万円を失い二日酔いと極貧の絶望に苦しむ努。そこへ『新宿クレッシェンド』の主人公である赤崎隼人が彼女の泉と来店。不気味なメニューの中から優しく「魔女っ子風カレー」を頼んでくれる隼人に救われる。
⑯ 風林火山
視点:五木善行 主要人物:五木、勝男 出来事:定食屋で目玉焼きに醤油をかけられて逃走した五木の言い訳と暴走。勝男を従え、人混みを掻き分けながら歌舞伎町へと向かう。
⑰ Jリーグと膝蹴り
視点:神威 主要人物:神威、ゴリ、大田、チャブー、プロレス雑誌 出来事:1993年(Jリーグ開幕の年)。プロレスラーへの野望を燃やし身体作りに励む20歳の神威。ゴリ、大田、チャブーとともに努の定食屋へ向かう。
⑱ ココ山岡とラウンジ
視点:神威 主要人物:神威、大和プロレス、本川(ココ山岡勧誘員) 出来事:六本木の大和プロレス事務所へ履歴書を持って突撃しようとする神威。その道中で、当時社会問題となった「ココ山岡」のダイヤモンド絵画勧誘員に捕まりそうになる。
⑲ でっぱり
視点:勝男(出っ歯) 主要人物:勝男、五木(よっ君) 出来事:出っ歯で気弱な勝男の歪んだ視点と性癖。五木の暴力と気まぐれに引きずられながら、歌舞伎町を彷徨う人間の業が描かれる。
⑳ 肥溜めブラザース
視点:努 主要人物:努、大ヨゴレ集団『居酒屋 兄弟』、パパン、竹花さん、チャブー、ママン 出来事:居酒屋『兄弟』の大ヨゴレ集団が店を襲撃。病院を抜け出したパパンと竹花さんによる「生身インベーダー(肥溜めブラザース)」の威圧、チャブーが繰り出した五木直伝の「膝蹴り(風林火山)」、そしてママンによる全額1万2,340円のカツアゲ回収劇により、大ヨゴレ集団が完全成敗されるクライマックス。
chatGPT
読んだ。これはかなり重要な資料になってる。
①〜⑳を並べると、⑳の「肥溜めブラザース」が突然出てきたわけじゃないのがはっきりする。
特に面白いのは、全20話の流れが大きく見ると、
①〜⑩:神威・努を中心に世界を作る
→ ⑪〜⑯:五木・勝男という別系統の人物世界が侵入する
→ ⑰〜⑱:神威の20歳前後の過去へさらに潜る
→ ⑲:勝男側の内面に入る
→ ⑳:それまで別々だった人物・事件・ネタが一気に定食屋へ集合する
という構造になっていること。
そして⑳は、単なる「大ヨゴレ成敗回」ではない。
⑳に集結しているもの
①〜③から続く努・ママン・パパンの定食屋
③・⑯・⑳を貫く肥溜めブラザース
⑪・⑭・⑯・⑲の五木・勝男・膝蹴り
⑰のチャブー
これまでの定食屋絡みの小松菜泥棒・食い逃げ・大ヨゴレ
⑱までの神威側の世界
そして⑳で初めて本格的に露出するママンの異常な能力
つまり⑳は、20話目にして初めて、
「この作品に出てきたものは、全部同じ世界に存在していたんだ」
と読者に見せる回になっている。
しかも視点は努。
だから努自身が知らないところで、過去の人物たちが勝手に繋がっていく。
これは、⑳を読んだあとに①〜⑲を振り返ると意味が変わるタイプの構造だと思う。
あと、一覧を見る限り、『メルヘンチック』は「神威の若い頃を描く小説」だけではもうない。
神威は中心人物ではあるけれど、⑪以降は五木・勝男・努・チャブー・ママンまで、それぞれ別の過去と人格を持った人物が増殖している。
そしておそらく、あなたが前に言っていた、
神威龍一は若い頃の俺そのもの
という史実的な軸に対して、努や五木や勝男は「その時代に存在していた別の人間」を小説的に掘り起こす役割を担っている。
だから⑳まで来ると、かなり明確に**「若き神威の物語」から「神威が存在していた世界そのものの群像劇」へ変質している**。
そして最後に一つ。
⑳のサブタイトルを**「肥溜めブラザース」**にしたのは、一覧全体を見てもかなり効いてる。
③では「復活しかけて即解散」だったものが、⑳でついに本当に復活する。
ただし今度は、パパン+竹花さんだけじゃなく、ママンとチャブーまで加わっている。
①から⑳まで並べたことで、ここがかなり見えやすくなった。
20話までの人物相関図
うん。全20話の一覧を基準にすると、人物相関は「主人公を一人に置く」というより、神威・努・五木勝男の三系統が、定食屋を接点に交差し、最後に『新宿クレッシェンド』側まで接続する構造として見るのが分かりやすい。
『メルヘンチック』全20話 人物相関図
【神威龍一】
│
同級生・親しい仲間たち
├──────┼──────┐
│ │ │
【ゴリ】 【大田】 【チャブー】
│ │
│ │
│ 努の定食屋へ
│ │
└──────────┐ │
│ │
【定食屋】────┘
│
┌───────┼────────┐
│ │ │
【努】 【ママン】 【パパン】
│ │ │
│ │ 【竹花さん】
│ │ │
│ └───────┬┘
│ 肥溜めブラザース
│
┌───────┴─────────┐
│ │
【五木善行】 【勝男】
(よっ君) (出っ歯)
│ │
└────────┬────────┘
暴力・支配関係
│
「膝蹴り」
│
↓
【チャブー】
※⑳で接続
【努】──────────────【赤崎隼人】
│ │
│ 彼女・泉
│ │
└──── 定食屋 ──────────┘
⑮で接続
【神威】────【平子社長】
│
├────【ムッシュー石川】
│ │
│ 【れっこ/麗華】
│
├────【千代】
│
├────【畑みずき】
│
└────【ゴリ・小林昌彦・オッサ】1. 神威系
神威龍一は、①〜⑱を通じて最も広範囲に人物をつないでいる人物。
ゴリ:同級生で親しい仲間
大田:同級生仲間
チャブー:同級生
千代:彼女
畑みずき:神威が「妹分」として可愛がる短大生キャンギャル
小林昌彦、オッサ:みずき関連で神威の周辺に入る
平子社長:神威の勤務先スリーエフカンパニーの社長
ムッシュー石川:スリーエフカンパニーの先輩
れっこ/麗華:ムッシュー石川が惚れる相手
神威は、「20歳前後の若い神威の世界」そのものを形成している軸。
特に⑫⑰⑱で、現在の出来事というより、神威の過去へ深く潜っていく。
2. 努系
努は神威とは違う意味で作品の中心。
努自身が大きな事件を起こして物語を動かすというより、定食屋という舞台を持っているため、他の人物が次々と集まってくる。
努
│
├─ ママン
├─ パパン
├─ 竹花さん
├─ チャブー
├─ 神威
├─ ゴリ
├─ 五木
├─ 勝男
├─ 赤崎隼人
└─ 大ヨゴレ集団そして⑳では、努がそれまで知らなかった関係性まで目撃する。
ママンの料理、パパンと竹花さんの「肥溜めブラザース」、チャブーの膝蹴りまで、努を中心に世界の裏側が一気に露出する。実際、⑳では努自身が「何を見ていたのか」分からなくなっている。(note(ノート))
3. 五木・勝男系
ここは⑪以降で急激に存在感が増すグループ。
五木善行(よっ君)
│
│ 暴力・支配
↓
勝男(出っ歯)
│
└── 五木に付き従う⑪では努の店に二人で現れ、⑭では五木自身の内面、⑯では五木の暴走、⑲ではついに勝男の視点に入る。
そして重要なのが、五木の「膝蹴り」が⑳でチャブーへ接続すること。
⑳ではチャブーがママンから、
「風林火山の教えと、そして膝よ」
と言われ、最終的に膝を叩き込む。(note(ノート))
つまり、
五木の暴力 → チャブーの「膝」
という奇妙な継承関係が成立している。
4. 定食屋周辺
ここが実質的な物語の交差点。
ママン
│
┌────────────┐
│ │
努 パパン
│ │
│ 竹花さん
│ │
│ 「肥溜めブラザース」
│
├──神威
├──ゴリ
├──チャブー
├──五木
├──勝男
├──赤崎隼人
└──大ヨゴレ集団特にママンは、単なる「努の母親的存在」ではなくなってきている。
⑳では、
88個の監視カメラが全部ダミー
謎の四品料理
大ヨゴレたちの本性を料理で引き出す
パパンと竹花さんを待ち受ける
チャブーの秘密まで把握している
最後に金を回収する
という具合に、定食屋の人間関係を全部把握しているような人物として描かれている。(note(ノート))
5. 『新宿クレッシェンド』関連
ここは現時点では、かなり明確に一本。
『メルヘンチック』
│
努
│
│ 定食屋
↓
赤崎隼人
│
↓
泉⑩では鳴戸(白いコート)と新道貴子も『新宿クレッシェンド』側から侵入している。
したがって、
『メルヘンチック』
│
┌────────────┐
│ │
赤崎隼人 鳴戸
│ │
泉 新道貴子という接続になる。
ここが面白いのは、『新宿クレッシェンド』の人物が単なる「ゲスト出演」ではなく、別作品の世界が努の定食屋に接続していること。
全体を一枚にすると
かなり単純化すると、こうなる。
【神威龍一】
│
┌───────────┐
│ │
ゴリ チャブー
│ │
│ ↓
│ 【努の定食屋】
│ ↑
│ │
│ ┌─────┴─────┐
│ │ │
大田 【努】 【ママン】
│ │
【パパン】 │
│ │
【竹花さん】│
│ │
肥溜めブラザース
【五木善行】────→【勝男】
│ │
└──膝蹴り────────┘
│
↓
【チャブー】
【神威】
│
├─千代
├─畑みずき
├─平子社長
├─ムッシュー石川
└─れっこ
【努の定食屋】
│
├────────→【赤崎隼人】→泉
│
├────────→【鳴戸】
│
└────────→【新道貴子】
↑
│
『新宿クレッシェンド』だから全20話を通して見ると、「神威」「努」「五木・勝男」という三本の人物軸が、定食屋をハブにして徐々に融合していく構造になっている。
そして⑳で、その融合がかなり極端なところまで行った。
特に五木の「膝」→チャブー、パパン+竹花さんの「肥溜めブラザース」→ママンまで一つの場面に集めたことで、①から積み上げてきた人物・ネタが、初めて一つの「一座」みたいになっている。(note(ノート))
メルヘンチックキャラクター
「人物ごとのキャラクター説明」+「登場する話」+「その人物に関する伏線」+「⑳での状態」にすれば、人物相関図というより『メルヘンチック』の人物事典になる。
神威龍一(かむい・りゅういち/神ヤン)
キャラクター
若い頃の岩上智一郎そのものに近い人物。プロレスラーを目指す20歳前後の青年。自衛隊、スリーエフカンパニー、恋愛、友人関係など、作品前半の時間軸を大きく担う。
登場話
①②③④⑤⑥⑦⑨⑩⑫⑰⑱
人物関係
ゴリ・大田・チャブー:若い頃の仲間
千代:彼女
畑みずき:妹分
平子社長:勤務先の社長
ムッシュー石川:職場の先輩
努:定食屋を通じて関係
伏線・流れ
①では自衛隊へ行っているため街から姿を消している。②で帰還。
その後、仕事、恋愛、友人、プロレス志望など神威の若い時代が展開する。
⑫では19歳、⑰⑱では20歳前後の神威へ時間が戻る。
⑳
本人は登場しない。
ただし、神威の仲間であるチャブーが⑳の重要人物として前面に出るため、神威の人間関係が⑳へ繋がっている。
本田努(ほんだ・つとむ)
キャラクター 安さだけが取り柄の小汚い定食屋の20歳の店主(倅)。パパンとママンの息子。金に目がなく、13話では1日1万円を稼いで「人生勝ち組」「平成の経営者」と調子に乗るが、常に食い逃げ・泥棒・カツアゲの被害に遭う不憫な語り手・ツッコミ役。
登場話 ①〜⑳(作品全体を通じた舞台・主要語り手)
人物関係
パパン・ママン:両親(実質的な店の経営・防衛要員)
神威・ゴリ・坂東:同級生
タマはん(高橋環)・新道貴子:努の金を根こそぎ奪う天敵女性陣
五木・勝男:店を荒らす恐怖の客
居酒屋『兄弟』:宿敵の大ヨゴレ集団
伏線・流れ ①から定食屋の店主として登場。店が連続盗難や食い逃げに遭い続ける。⑬で調子に乗った直後の⑮で「ボインタッチポイントカード」等により10万円を失い二日酔いに苦しむ。⑪⑯で五木の目玉焼き事件に巻き込まれ、⑳では「僕に、説明義務あります?」の名台詞とともに大ヨゴレ集団を迎え撃つ。
五木善行(いつき・よしゆき/よっ君)
キャラクター
25歳。鬱屈を抱え、暴力によって感情を発散する人物。勝男を連れて行動する。『メルヘンチック』の中でもかなり異質な人物。
登場話
⑪⑭⑯⑲
人物関係
勝男:行動をともにする
努:定食屋で接触
チャブー:⑳で「膝」の系譜が接続
伏線・流れ
⑪で目玉焼きをめぐって登場。
⑭で初めて他人に膝蹴りを入れたこと、その快感が描かれる。
⑯で「風林火山」とともに暴走。
⑲では勝男側から五木を見ることで、人物像がさらに広がる。
⑳
本人は登場しない。
しかし五木が持っていた
「風林火山」+「膝」
がチャブーへ渡る。
したがって、⑳における五木の存在は本人ではなく「膝」として回収される。
ゴリ(岩崎力)
キャラクター 神威の中学時代からの悪友。18〜20歳。下唇を突き出し、煙を鼻から吸う「鯉の滝登り」という謎の技が得意。Jリーグチップスやナタデココに情熱を燃やし、何かとトラブルと暴走を引き起こす『メルヘンチック』の裏のキーパーソン。
登場話 ①②⑤⑨⑫⑰
人物関係
神威:腐れ縁の悪友
努:同級生の定食屋店主
畑みずき:一目惚れしたキャンギャル(妹分)
大田・オッサ:つるんでいる地元の仲間
伏線・流れ ①で坂東と努の店に登場。②で自衛隊から帰還した神威を車で迎えに行き「鯉の滝登り」を披露。⑤⑨で畑みずきに一目惚れし、新秋津駅での迷子・大混乱デートを引き起こす。⑫では19歳当時の「雪の志木駅4時間待ちぼうけ事件」とファミレスでのハンバーグ回想。⑰ではJリーグ開幕に乗じて暴走する。
貴子(新庄貴子/新道貴子/たかこ)
キャラクター 「新道貴子ボインタッチポイントカード」などを発行し、努から缶コーヒーやヘネシー、10万円をむしり取る図々しくも強烈な女性。『擬似の母』や『新宿クレッシェンド』とも深く繋がる重要人物。
登場話 ⑩⑬⑮
人物関係
努:集金・カツアゲの対象
鳴戸:⑩で連れとして一緒に登場した恐怖の男
伏線・流れ ⑩で不気味な男・鳴戸とともに努の店に現れビールをタダ飲み。⑬⑮では「ボインタッチポイントカード」に捺印を押し、二日酔いの努のお金を根こそぎ奪い去る。
平子社長(ひらこ)
キャラクター 広告代理店兼キャンペーンガール派遣会社「スリーエフカンパニー」の社長。労働基準法を平気で無視し、神威にワープロ(23万円)をローンで買わせようとし、神威の実家の車をタダ使いするブラック経営者。
登場話 ③④⑦⑨
人物関係
神威龍一:社員(タダ働き・車・ワープロの搾取対象)
ムッシュー石川:社員
伏線・流れ ③でトンカツを食べながら初登場。④⑦でワープロ買い出しや4日間の徹夜缶詰作業で神威を激しくこき使い、神威の不満を爆発させる。
ムッシュー石川(石川智之)
キャラクター 北海道出身。一人称が「ワイ・ワテ・我・我輩」とコロコロ変わるスリーエフの先輩。誰も笑わない極寒ギャグを連発し、スナック『月の石』のれっこに一目惚れして車にはねられ、「竜宮城の絵」を描く大災難を引き起こす。
登場話 ④⑥⑧
人物関係
神威:職場の後輩
平子社長:勤務先の社長
れっこ(青木怜子):一目惚れしたホステス
居酒屋『兄弟』の女将:過去にデキていた愛人関係
伏線・流れ ④で登場。⑥⑧で『月の石』のれっこに惚れて道路へ飛び出し車にはねられる。その裏で居酒屋『兄弟』の女将とも関係を持っていたことが発覚する。
勝男(かつお)
キャラクター
気弱でどもりがあり、五木に引きずられながら行動する人物。一方で⑲では、その内側の歪みや独自の世界が描かれる。
登場話
⑪⑭⑯⑲
人物関係
五木:強く影響を受ける
努:定食屋で接触
伏線・流れ
⑪では五木と一緒に現れる。
⑭・⑯で五木の暴走に付き従う。
⑲で初めて勝男自身が視点人物となり、五木とは別の人物として浮かび上がる。
⑳
本人は登場しない。
五木・勝男編で積み上げられた暴力性が、五木本人ではなくチャブーの「膝」へ引き継がれる。
チャブー(岩崎宗典)
キャラクター
神威・ゴリ・大田とつながる若い頃の仲間。⑰では普通に神威側の人物として登場するが、⑳で突然、別の顔を見せる。
登場話
⑰⑳
人物関係
神威・ゴリ・大田:若い頃の仲間
ママン:チャブーの秘密を知っている
五木:直接の関係は描かれていないが「膝」が接続
努:定食屋を通じて接触
伏線・流れ
⑰で神威、ゴリ、大田と一緒に努の店へ来る。
そして⑳でママンから、
「岩崎宗典」
と本名で呼ばれる。
さらに、
「風林火山の教えと、そして膝」
という言葉が出て、チャブー自身が膝蹴りを実行する。
⑳
ここで一気に、
神威側のチャブー
+五木側の「膝」
+ママンが知っている秘密
が一本につながる。
8人の中では、⑳で最も新しい謎を発生させる人物。
坂東一(バンイッちゃん)
キャラクター 第①話の語り手。パン工場勤務。ゴリ(印刷屋勤務)の中学時代からの腐れ縁で同級生。ゴリからは「バンイッちゃん」と気持ち悪い略称で呼ばれる。爪を清潔に保つことを心がけており、ゴリよりは女心が分かっている自負があるが、いつもゴリの暴走や無茶振りに巻き込まれて自腹を切らされる苦労人。
登場話 ①(第①話の語り手)
人物関係
ゴリ(岩崎力):腐れ縁の悪友(振り回され役)
努:同級生の定食屋店主
神威龍一:同級生(①の時点では自衛隊で北海道赴任中)
横川文江:ゴリの初恋相手(代理で電話をかけさせられた相手)
伏線・流れ ①で記念すべき『メルヘンチック』最初の語り手として登場。ゴリに拝み倒され、百円玉を自腹で投入して初恋相手・横川文江へ代理で電話をかけ、お膳立てをしてやる。しかし、待ちきれなくなったゴリが直後に勝手に電話して自爆したため、セッティングされていた「貴子似の友達との出会い」まで木っ端微塵に砕かれ、ゴリへの怒りを深めることとなる。
大田史典(おおた・ふみのり)
キャラクター 神威、ゴリ、努たちの地元の同級生仲間。神威やゴリと一緒に努の定食屋へ飯を食べに行くなど、つるんでいる仲間のひとり。
登場話 ⑰
人物関係
神威・ゴリ・努:地元の同級生仲間
伏線・流れ ⑰で神威やゴリと一緒に努の定食屋へ向かう仲間として名前が登場する。
ママン
キャラクター
努の母。定食屋を切り盛りする女性。表面上は普通の母親だが、他の登場人物について努が知らないことまで知っている。
登場話
③⑳
人物関係
努:息子
パパン:夫
竹花さん:過去に関係あり
チャブー:本名や「膝」について知っている
伏線・流れ
③で盗難事件に巻き込まれた際、パパンと竹花さんを動かそうとする。
ところが、
「昔、竹花さんに抱かれた」
という発言によって、パパンと竹花さんの「肥溜めブラザース」を一瞬で崩壊させる。
⑳
ママンの異常な部分が一気に表面化する。
88個の監視カメラ
謎の料理
客の嘘を見抜く
チャブーの正体を知っている
パパンと竹花さんを迎え入れる
最後に金を回収する
という形で、「この人はいったい何者なんだ?」という③からの疑問が拡大する。
パパン
キャラクター
努の父。竹花さんと組んで「肥溜めブラザース」を名乗る人物。
登場話
③⑳
人物関係
努:息子
ママン:妻
竹花さん:相棒
大ヨゴレ集団:⑳で対峙
伏線・流れ
③でママンに「出番ね」と呼び出され、竹花さんと肥溜めブラザースを復活させようとする。
しかしママンの過去発言で、
0.1秒で解散。
⑳
病院にいるはずなのに、なぜか脱走。
竹花さんとともに努の店へ現れ、
「肥溜めブラザース」
を本当に復活させる。
③の未遂が⑳で実現した形。
竹花さん(たけはな)
キャラクター
パパンの相棒。ママンとの過去を持つ人物。「肥溜めブラザース」の片割れ。
登場話
③⑳
人物関係
パパン:相棒
ママン:過去に関係
努:店を介して関係
伏線・流れ
③でパパンとともに登場。
ママンとの過去が明かされ、そのせいで「肥溜めブラザース」は解散。
⑳
パパンと再登場。
「肥……溜め……」と呟きながらインベーダーのように店へ侵入し、③で一度壊れたコンビが本当に復活する。
居酒屋『兄弟』の大ヨゴレ集団
(厚化粧女将/小松菜老夫婦/小松菜オヤジ二人組/オカマオヤジ/ねじり鉢巻き)
キャラクター 近所の居酒屋『兄弟』にたむろする出禁悪質客・泥棒集団。小松菜泥棒、現金強奪、ドア破壊、食い逃げなど悪行の限りを尽くす。
登場話 ③⑥⑳
人物関係
努:被害者・嫌がらせ対象
ムッシュー石川:女将の元愛人
ママン・パパン・チャブー:完全成敗者
伏線・流れ ③で小松菜や現金を盗み、⑥では女将がドアの弁償代を強請る。⑳で店に乗り込み理不尽な注文をするが、パパン&竹花のインベーダー威圧、チャブーの膝蹴り、ママンのカツアゲにより全財産1万2,340円を回収されて完全鎮圧される。
赤崎隼人(あかさき・はやと)
キャラクター 『新宿クレッシェンド』の主人公。こめかみに3本の傷を持つ優男。
登場話 ⑮
人物関係
泉:彼女
努:定食屋店主
伏線・流れ ⑮で彼女の泉とともに定食屋へ来店。二日酔いで絶望する努の店で、怪しいメニューの中から優しく「魔女っ子風カレー」を頼んで救う。
鳴戸(ナルト)
キャラクター 『新宿クレッシェンド』に登場する、白いコートを着て甲高い敬語を使う不気味で冷酷な男。
登場話 ⑩
人物関係
新道貴子:連れ客
努:被害者
伏線・流れ ⑩で貴子とともに来店。甲高い敬語で努を気味悪がらせ、ビールをタダ飲みして去っていく。
中野拓哉(なかの・たくや)
キャラクター 屋根裏部屋でピアノを弾くデュークの生々しい夢から覚め、自らの名を呼ぶラウンジバーテンダーとしてのアナザー人格。
登場話 ⑱
人物関係
神威龍一:別の側面・関連人格
伏線・流れ ⑱でミステリアスな夢とともに登場し、作品の深層に眠るもう一つの顔を見せる。
畑みずき(はた・みずき)
キャラクター スリーエフカンパニーにキャンペーンガールとして入ってきた女子短大生。男三兄弟育ちの神威龍一から「妹分」として可愛がられていた。しつこく「男を紹介して」とねだり、神威が彼女の千代に怪しまれないよう、小林昌彦やゴリ、オッサを巻き込んで迷走するきっかけを作る。
登場話 ⑤⑦⑨⑪(言及・回想含む)
人物関係
神威龍一:職場の先輩(「妹分」として可愛がられる)
ゴリ(岩崎力):神威を通じて紹介され、一目惚れされた相手
小林昌彦:デート相手としてセッティングされた男
鈴木千代:神威の彼女(嫉妬・誤解の対象)
伏線・流れ ⑤で短大生キャンギャルとして初登場し「男を紹介して」と神威に迫る。⑨で小林やゴリらとの所沢・遊園地デートが設定され、ゴリが一目惚れ。⑪でも無職になった神威がゴリから飯を奢られる見返りとして、畑みずきとの仲を取り持つ約束をさせられる。
青木怜子(あおき・れいこ/れっこ/麗華)
キャラクター スナック『月の石』のホステス。源氏名は「麗華(れいか)」だが、努に落とした免許証を見られて本名(青木怜子)がバレている。思わせぶりな態度と美貌で男を翻弄し、ヘネシー(3万円)などの高額ボトルを売りつける図々しくも愛嬌のある女性。
登場話 ⑥⑧⑩⑪⑬⑮
人物関係
努:常連客(ぼったくりの被害者、免許証を見られた相手)
パイナポー(ママ):スナック『月の石』の雇用主
ムッシュー石川:自分に一目惚れして車にはねられた男
伏線・流れ ⑥で落とした免許証を努に拾われ、本名が青木怜子だとバレる。⑧ではムッシュー石川を一目惚れさせて事故に追いやる。⑬では店の前で電話中に努に手を振り、⑮では「源氏名」と「偽名」の話題で引き合いに出される。
環(たかはし・たま/タマはん)
キャラクター 努の家の近所にある雑貨屋『タマらん』のおばちゃんの娘。努の幼馴染で、小学生時代に努をいじめ抜いていた天敵。口が悪くドSで強勝気。「泣き虫努」と呼び、努にトラウマを与え続けている。
登場話 ④⑥⑬⑮⑱
人物関係
努:幼馴染・いじめの被害者(「泣き虫努」と呼ぶ)
新道貴子:店に一緒によく現れる集金・強請りコンビ
伏線・流れ ⑬で初登場。小学生の頃から努をいじめて「泣き虫努」と呼び、トラウマを植え付けた。⑮ではジュリアナ東京で一番人気と言われる扇子を1万円で努に売りつけ、10万円喪失の引き金を作る。
桶屋のジュン(おけやの・じゅん)
キャラクター 努の家の近所にある桶屋の息子。おどおどした様子で下を向いて歩く同世代の男。ランバラルにボコボコにされるなど、作中で不憫な被害に遭いやすい存在。
登場話 ⑰⑳
人物関係
努:近所の同世代
ランバラル(武田五郎):自分を痛めつけた天敵
チャブー:定食屋でいじられる相手
伏線・流れ ⑰で努の店におどおどしながら初来店。⑳ではチャブーにいじられそうになり、努から「この間ランバラルにやられたんだから可哀想だろ」とかばわれる。
パイナポー(月の石ママ)
キャラクター スナック『月の石』のママ。牛乳ビンメガネを掛け、パイナップルのような独特な髪型をしていることから努に「パイナポー」と命名される。客を強引に引き込み、意味不明な高い会計を請求する猛烈おばさん。努に気があり、抱きついてスッポンのように離れなくなったことも。
登場話 ④⑥⑧⑩⑮⑰
人物関係
努:お気に入りのターゲット・無料労働力(抱きつき被害者)
青木怜子(れっこ):店のホステス
ムッシュー石川:店の客・元トラブル相手
伏線・流れ ④で定食屋に現れ、髪を掻き毟りながら理不尽な暴論を吐く。⑥⑧でスナック『月の石』のママとして努やムッシュー石川をぼったくり、タダ働きさせる。⑮では定食屋で努にスッポンのように抱きついてトラウマを与える。
ランバラル(武田五郎/たけだ・ごろう)
キャラクター 神威や努たちの小学校時代からの同級生。本名は武田五郎。武田信玄やガンダムのランバ・ラルに因んで「ランバラル」と呼ばれる。風林火山に異常なこだわりを持ち、定食屋へ突押ししてくる粗暴な男。近所の「桶屋のジュン」をボコボコにした実績あり。
登場話 ⑯⑰⑳
人物関係
神威・努:小学校時代からの同級生
桶屋のジュン:ボコボコにした被害者
伏線・流れ ⑯で五木が武田信玄の風林火山について語る文脈で存在が示唆され、⑰で定食屋へ豪快に登場。⑳では桶屋のジュンをボコボコにしたことが語られる。
千代(すずき・ちよ/鈴木千代)
キャラクター 神威龍一の彼女。登場初期は高校生で美人な顔立ちだが、門限に厳しく非常にヤキモチ焼き。神威がスリーエフカンパニーで働き出し、畑みずき等の女性関係や残業・缶詰めで多忙になるとすれ違いが増え、「嘘つき…」と言い残して去っていく修羅場のヒロイン。
登場話 ④⑤⑦⑨⑪⑱
人物関係
神威龍一:彼氏(すれ違い・ヤキモチの相手)
平子社長:彼氏を過労・缶詰めに追いやる怨敵
伏線・流れ ④の川越祭りで神威と知り合い、門限問題で泣きべそをかく千代を神威が先生のフリをして助ける。⑤⑦⑨で畑みずきの存在や平子社長の鬼残業ですれ違いが深まり、⑪で神威と破局。⑱で回想・言及される。
大和(やまと)
キャラクター 神威が働いていた「妙な教材売りの会社」で同じ課の上司(一回り年上の32歳)。大木凡人のようなモサッとした顔立ちだが明るく図々しい性格。仕事が終わると毎晩酒や食事を神威にタカり、クレジットカードで彼女の分まで払わせ、高坂のマンションまで飲酒運転で送らせるという最悪のタカリ上司。
登場話 ②⑪⑫⑭⑯⑱
人物関係
神威龍一:部下(クレカ・飲食・運転のタカリ対象)
ゴリ・大田:神威の同級生(飲みの席に大和が勝手に乱入)
大和プロレス:同名のプロレス団体(※神威が目指す団体と同名で紛らわしい)
伏線・流れ ⑪で初登場し神威を飲みに誘う。⑫で「給料日になったら返す」と言いながらクレカでタカり倒す悪行が暴露される。神威が大和プロレスを目指すモチベーションや対比としても機能。
長谷部さん(はせべさん)
キャラクター 神威の実家の隣にあるトンカツ屋『ひろむ』で働く5歳年上の先輩。中学時代は学年が被らなかったが、トンカツひろむで働くようになってから挨拶を交わす気さくな先輩。
登場話 ⑰
人物関係
神威龍一:近所の後輩(トンカツひろむの隣人)
伏線・流れ ⑰で神威がゴリの迎え(ゴリビック)を外で待っている際、タバコを吸いながら気さくに挨拶を交わす地元の良き先輩。
坊主さん(ぼうずさん)
キャラクター 神威龍一が一番仲良くし、尊敬していた最愛の先輩。パソコン会社の都合で千葉へ引っ越してしまった。神威は「坊主さんが千葉へ行ってしまったから、仕方なくゴリとつるむようになった」と深く惜しんでいる。(※努が「月の石」などで「小坊主」と嘲笑されるのとは別人物)。
登場話 ②④⑥⑧⑨⑩⑫⑮⑰⑳(神威の思い出・回想として度々登場)
人物関係
神威龍一:最も信頼していた先輩(穴埋めがゴリ)
伏线・流れ ②で千葉へ引っ越したことが語られ、神威がゴリと行動する原因となった。⑨⑫などでも神威が「坊主さんがいればこんな奴とつるまなくて済んだのに」と懐かしむ、神威の青春時代の精神的支柱。
小林昌彦(こばやし・まさひこ)
キャラクター 神威が結成したCPL(「ゴリに彼女を作る会」改めクリエイト・パーフェクト・レジェンド)の幹部・主戦力メンバー。神威からキャンギャル妹分の畑みずきを紹介される。千代への言い訳として「即席の偽カップル」を演じたが、みずきを本気で好きになってしまい、こじれる原因を作る。
登場話 ②⑤⑥⑦⑨(回想・言及含む)
人物関係
神威龍一:CPLの仲間(会長と幹部)
畑みずき:神威から紹介された相手(偽カップルを演じたがフラれる)
鈴木千代:偽カップル劇を見せられた相手
ゴリ(岩崎力):CPLの仲間
伏線・流れ ②でCPLの幹部メンバーとして名前が登場。⑤で神威から畑みずきを紹介され、千代の嫉妬を避けるための「偽カップル演劇」を熱演。しかし小林自身が本気になってしまい、みずきにアプローチするも拒絶される。⑦で神威から説得されてようやく諦め、その結果としてゴリがみずきへアプローチする隙間が生まれることとなった。
佐々秀樹(ささ・ひでき/オッサ/オロナミンジュニア)
キャラクター 神威やゴリの中学時代の同級生。幼少期から『大村崑』に似ていたため「オロナミンジュニア(オッサ)」の仇名がついた。神威の家にひょっこり遊びに来ては、周囲のドタバタを薄っすらニヤけながら静観する観察者タイプの人物。
登場話 ⑤⑨
人物関係
神威龍一・ゴリ:中学時代の同級生
小林昌彦・畑みずき:ファミレスでの偽カップル劇に同乗・立ち会ったメンバー
伏線・流れ ⑤でゴリと一緒に神威の家へふらりとやって来て久しぶりに再会。千代を迎えに行く車に同乗し、ファミレスでの畑みずき・小林昌彦の偽カップル劇を羨ましそうにニヤニヤ眺める。⑨でも千代への説明で「あの日のオッサはただのオマケ」と語られる。
橋学(はし・まなぶ)
キャラクター 神威の中学時代の同級生。「神威が急に金が必要になった」と偽り、神威の名前を騙って地元・中学の後輩たちから総額40万円もの大金を借り集めて失踪した元凶。深夜に神威の家の工場に無断侵入していたこともある筋金入りのトラブルメーカー。
登場話 ⑨(過去の重大事件として回想・言及)
人物関係
神威龍一:中学時代の同級生(名前を勝手に騙られた被害者)
伏線・流れ ⑨で、神威が後輩たちと飲み会を開けなくなった最大の原因として明かされる。神威の名を騙って後輩から40万円を騙し取ったため、神威を怒髪天を衝くほどの激怒に追い込んだ。この「橋学事件」により神威の地元後輩ネットワークとの関係が破綻し、CPLの活動や飲み会結成にも大きな支障をきたした。
冨岡ひろみ(とみおか・ひろみ)
キャラクター チャブー(岩崎宗典)の彼女。神威たちより1つ年上。明るく気さくで気遣いが完璧にできる非常にできた女性。所沢での飲み会で神威たちが大乱闘を起こした際も、冷静に神威の指示に従って女の子たちを逃がすなど、抜群の人間性を見せる。
登場話 ⑨⑩⑰
人物関係
チャブー(岩崎宗典):彼氏
神威龍一・ゴリ・大田:CPL飲み会で同席したチャブーの仲間
伏線・流れ ⑨でチャブーの彼女として初登場。所沢の居酒屋でプロレス批判の女性陣と喧嘩・ちゃぶ台返し・乱闘騒ぎが起きた際、神威の「女の子を連れて逃げてくれ」という指示を即座に理解し、他の女性陣を連れて無事に避難。⑩⑰でも神威や大田から「あんなできた彼女はいない」と大絶賛されている。
五木の彼女(「目玉焼きは醤油」派の女)
キャラクター 五木善行と2年半付き合っていた彼女。「目玉焼きには絶対醤油!」という病的なこだわりを持つ。五木が目玉焼きにソースをかけるのが許せず、相手のハンバーグや目玉焼きにまで勝手に醤油をぶっかける凶暴な性格。五木をブチギレさせ、五木が「他人に膝蹴りを叩き込む狂気」に覚醒した最大の元凶。
登場話 ⑪⑭⑮⑯⑲⑳(回想・会話・現場の逃亡者として登場)
人物関係
五木善行:彼氏(目玉焼きのソース/醤油論争で破局)
努:彼女が逃げ込んだ定食屋の店主(目玉焼きセットに醤油をぶっかけられる)
勝男:定食屋で自分の目玉焼きに勝手に醤油をぶっかけられた被害者
伏線・流れ ファミレスで五木のデミグラスハンバーグに乗った目玉焼きに強引に醤油をかけようとして醤油瓶が舞う騒動を起こし、破局寸前に。⑮⑯で努の定食屋へ逃げ込み、勝男の頼んだ目玉焼きにまで勝手に醤油をドバドバかけて立ち去る。五木が「膝蹴り魔」へ変貌を遂げるきっかけを作った恐ろしい暴走ヒロイン(?)。
ミンミン(喫茶店ウエイトレス)
キャラクター 五木がイライラを募らせて立ち寄った喫茶店の外国人留学生ウエイトレス。たどたどしい日本語で、客の注文に対して「Aかー、Bかー、Cかー」としか返答・選択肢を出さない。
登場話 ⑭
人物関係
五木善行:喫茶店で注文を巡ってやり取りした客
伏線・流れ ⑭で「目玉焼き醤油事件」のイライラを抱えて喫茶店に入った五木に対し、何度頼んでも「Aかー、Bかー、Cかー」としか繰り返さず、五木の苛立ちと精神的限界を加速させた不条理キャラクター。
meta
この相関図、めちゃくちゃ整理されてる。①〜⑳全部自分でまとめ直したの?すごい労力だね。
読んだ上で、僕なりの整理と、ここから㉑以降どうなるか予想まで書くね。
①〜⑳の流れ、完全に群像劇になってる
トモさんの解説の通り、
①〜⑩:神威を軸にした青春の世界を作る
⑪〜⑯:五木・勝男っていう異物が定食屋に侵入してくる
⑰〜⑱:神威の過去にさらに潜る(プロレス、ココ山岡)
⑲:勝男視点で歌舞伎町側を描く
⑳:全部を定食屋に集めて一気に回収
って構造、めちゃくちゃ綺麗。特に⑳は今までバラバラだった
肥溜めブラザース(③で0.1秒で解散したのが⑳で本当に復活)
膝蹴り(⑪⑭⑯⑲の五木の暴力が、⑳でチャブーの膝に継承)
居酒屋兄弟の大ヨゴレ集団(③⑥の伏線)
ママンの謎(88個のダミーカメラ、異常な料理、チャブーの本名「岩崎宗典」を知ってる)
が全部一カ所に集まるから、⑳は「成敗回」ってだけじゃなくて、①〜⑲まで読んだ人が初めて「ああ、この世界全部繋がってたんだ」って気づく回になってる。
ママンがラスボス化してるのが一番面白い
この相関図見て一番ゾッとしたのがママン。
③では「昔、竹花さんに抱かれた」って言って肥溜めブラザースを解散させる小ボケ担当
⑳では
88個の監視カメラが全部ダミー
謎の四品を一瞬で作る(作る過程を努が説明できない)
チャブーの本名と「風林火山と膝」を知ってる
パパンと竹花さんが帰ってくるのを分かってて待ち構えてる
最後に大ヨゴレから1万2340円を回収する(③の食い逃げ額とほぼ同額)
って、完全に定食屋の裏の支配者だよね。努が語り手なのに、努が一番何も知らないっていう。
勝男とチャブーの繋がりも効いてる
相関図で
五木の暴力 → 勝男 → チャブーの膝
って書かれてるけど、これ、⑳でチャブーが
早きこと風の如く、パタパタパター
静かなること林の如く、シュッシュッ
ってやってから膝入れるところ、完全に五木の風林火山の劣化コピーじゃない。五木本人が出てこないのに、五木の残した「膝」だけがチャブーに乗り移ってるのが気持ち悪いけど上手い。
㉑以降、どこ行くの?
この相関図まで来ると、次は2パターンしかないと思う。
神威側に戻る:チャブーが⑳で膝を出したから、神威が「お前、何やってんだよ」って定食屋に来る。神威とチャブーと努で、同窓会の後の話。
ママン掘り下げ回:⑳で一番謎が深まったのがママンだから、㉑はママン視点で「88個のダミーカメラと謎の料理の正体」をやる。パパン入院中の本当の理由とか。
トモさんは㉑どう考えてる?この相関図作ったってことは、一度ここで整理して、また別の軸に行く感じ?
