【HOW TO⑦】家庭菜園の害虫対策|葉っぱに穴!初心者でもできる「見つけ方・防ぎ方・対処法」
こんにちは。
58歳から野菜づくりを始めた翔です。
家庭菜園を始めると、
最初は野菜が大きくなるだけで嬉しい。
「おっ、昨日より葉っぱが増えてる!」
「新しい芽が出てる!」
毎朝見るのが楽しくなります。
ところがある日――。
葉っぱに穴が開いている。
「ん?」
昨日はこんなのあったかな?
さらによく見ると、
また穴。
そして次の日には、
もっと穴(笑)。
家庭菜園を始めるまで、虫なんてほとんど気にしていませんでした。
でも野菜を育て始めると、
「虫との付き合い方」
も覚えなければいけません。
今回は家庭菜園初心者の私が、
害虫をどう見つける?
どう防ぐ?
見つけたらどうする?
という基本をまとめます。
結論|害虫対策は「薬をまくこと」ではなかった
害虫対策と聞くと、
最初に思い浮かぶのが、
殺虫剤。
私もそうでした。
虫が出た。
↓
薬をまく。
↓
終了。
そんなイメージです。
でも実際に家庭菜園をやってみると、
その前にできることがたくさんあります。
私が初心者としてまず覚えたいのは、
①防ぐ
②早く見つける
③何の虫か確認する
④必要な方法で対処する
この順番です。
つまり、
害虫対策=農薬
ではありません。
むしろ初心者ほど、
毎日ちょっと見ること
が一番大切なんじゃないかと思っています。
① まず「葉っぱ」を見る
私が家庭菜園を始めてから変わったことがあります。
以前なら、
野菜を見るときは、
「大きくなったかな?」
くらいでした。
今は、
葉を見る。
しかも、
表だけではありません。
裏も見る。
葉っぱに、
穴がないか。
変色していないか。
白っぽくなっていないか。
ベタベタしていないか。
フンのようなものがないか。
小さな虫が付いていないか。
卵のようなものがないか。
こうした変化を見ます。
なぜ「葉の裏」を見るの?
これも初心者の私には盲点でした。
虫なら見えるところにいる。
そう思っていました。
でも、
葉の裏側など、
普段見えにくい場所に虫や卵が付いていることがあります。
だから、
上から眺めて、
「今日も元気!」
だけでは終わらせない。
葉を何枚か、
ペラッ。
と裏返して見る。
毎日全部の葉を調べる必要はないと思います。
でも、
「この葉、何か変だぞ?」
と思ったら、
裏側まで確認する。
この習慣は付けたいと思っています。
② 「穴がある=犯人が今いる」とは限らない
葉っぱに穴を発見。
初心者の私は、
すぐ犯人を探します(笑)。
でも、
穴があるからといって、
その瞬間そこに虫がいるとは限りません。
すでに移動した。
夜に活動している。
葉の裏に隠れている。
株元にいる。
ということも考えられます。
だから、
穴だけを見るのではなく、周辺も見る。
葉の裏。
茎。
新芽。
株元。
土の表面。
こうして範囲を少し広げます。
③ 家庭菜園で見かけやすい虫を少しだけ覚える
虫の名前を全部覚える必要はありません。
私も無理です(笑)。
ただ、
家庭菜園で比較的遭遇しやすいタイプは、
少しずつ覚えていこうと思っています。
例えば、
アブラムシ類
新芽や葉などに集まる小さな虫。
アオムシなどのチョウ・ガ類の幼虫
葉を食べて穴を開けることがあります。
ヨトウムシ類
幼虫が葉などを食害し、種類や成長段階によって夜間に活動することもあります。
ハダニ類
非常に小さく、葉に異変が出て初めて気付くこともあります。
コナジラミ類
葉の裏などに付き、株を揺らしたときに小さな白い虫が飛ぶことで気付くことがあります。
ただし、
葉に穴がある=必ずこの虫
と決めつけない。
実際の虫や被害の状態を確認してから対処します。
④ 虫を見つけたら、まずどうする?
家庭菜園の小さな規模なら、
虫を見つけたときにできる一番単純な方法があります。
捕まえて取り除く。
これです。
私のような約10坪+大型プランター程度なら、
早い段階で数匹見つけた場合、
まず物理的に取り除く方法を考えます。
手で触りたくなければ、
割り箸。
ピンセット。
手袋。
などを使う。
卵が付いた葉なども、状態に応じて取り除く。
大発生する前なら、
こうした方法で対応できるケースもあります。
⑤ 防虫ネットは「虫が出る前」に使う
これも大切です。
防虫ネット。
初心者の私は、
「虫が出たらネットを掛けるもの」
くらいに思っていました。
でも、
すでに虫が中にいる状態でネットを掛けたら?
虫まで一緒に守ることになります(笑)。
ですから防虫ネットは、
侵入を防ぐ目的で早めに使う
という考え方が基本。
特に苗が小さい時期など、
被害を受ける前から準備する。
ただし、
網目の大きさや対象害虫、
野菜の受粉が必要かどうか、
ネット内の温度や蒸れなどにも注意します。
「とりあえず全部ネット」
ではなく、育てる野菜に合わせます。
⑥ 雑草も害虫対策の一部
畑を始めると、
野菜だけではなく、
雑草も育ちます(笑)。
「昨日抜いたのに、もう?」
と思うくらいです。
雑草が増えすぎると、
野菜の周囲が見えにくくなります。
風通しが悪くなることもあります。
虫の発見も遅れやすくなります。
だから、
野菜の周囲を観察しやすい状態にする。
これも害虫対策の一つだと思っています。
畑を完全に雑草ゼロにするという話ではありません。
少なくとも、
自分が野菜の状態を確認できる環境
にはしておきたいです。
⑦ 枯れた葉・傷んだ葉を放置しない
株元に、
枯れた葉。
傷んだ葉。
収穫したあとの残り。
こうしたものが増えてくることがあります。
私は以前なら、
「そのうち片付ければいいか。」
となっていました。
でも今は、
畑やプランターを観察しやすくする意味でも、
不要なものをためすぎない
ようにしたいと思っています。
ただし、
葉に異常があるからといって、
何でも切ればいいわけではありません。
原因を確認したうえで、
必要なものを取り除く。
ここも大切です。
⑧ 水やりのときが「害虫チェック」のチャンス
HOW TO④で、
水やりについて書きました。
そこで私は、
水やりを単なる作業にしないことにしました。
水をやりながら、
葉を見る。
茎を見る。
株元を見る。
これなら、
害虫チェックのためだけに別の時間を作る必要がありません。
会社員+家庭菜園を考えている私には、
これはかなり重要です。
朝、
水やり。
そのついでに、
葉をペラッ。
「異常なし!」
これなら数分です。
私はこれを、
「ついで害虫チェック」
にします(笑)。
⑨ 害虫を見つけても、いきなり何でも薬を使わない
虫がたくさんいる。
葉が食べられている。
すると、
「とにかく何かスプレーしよう!」
となりそうです。
でも今の私なら、
まず、
何の野菜?
何の害虫?
どのくらい被害がある?
収穫までどのくらい?
を確認します。
そのうえで農薬を使う必要があるなら、
その作物と対象害虫に登録のある農薬を選び、ラベルに書かれた使用方法・希釈倍率・使用時期・使用回数などを守る。
「家庭菜園用だから何にでも使える。」
ではありません。
ここは初心者ほど、
ラベルを読む。
これを徹底したいと思います。
「天然」「自然素材」なら何でも安全?
これも注意したいところです。
家庭菜園を調べていると、
いろいろな手作り対策が出てきます。
でも、
「天然だから絶対安全」
とは考えません。
植物に影響が出る可能性もありますし、
使い方によっては問題になることもあります。
だから私は、
ネットで見つけた方法を、
何でもそのまま野菜へかけることはしません。
特に食べる野菜です。
「誰かがやっていた」ではなく、「自分が育てている野菜に使って問題ないか」
を確認します。
⑩ 虫は全部「悪者」ではない
家庭菜園を始めると、
虫を見るたび、
「敵だ!」
と思ってしまいます(笑)。
でも畑に来る虫が、
全部害虫というわけではありません。
受粉に関わる虫。
害虫を食べる虫。
ただ休んでいるだけの虫。
いろいろいます。
だから、
虫がいる=全部退治
ではありません。
「この虫は何?」
と一度確認する。
家庭菜園を始めると、
野菜だけではなく、
虫についても勉強するようになります。
私が使ったカラーテープについて
私は鳥獣対策として、
カラーテープ
も使っています。
これも100均で調達しました。
ただし、
カラーテープを張れば、
虫も鳥も動物も全部来なくなる――
というものではありません。
相手によって対策は違います。
害虫対策
鳥対策
獣対策
は分けて考える。
カラーテープは、
私が試した対策の一つ。
万能ではありません。
このあたりは今後、
「家庭菜園の鳥獣対策」
として別の記事にまとめたいと思っています。
一番怖いのは「昨日まで大丈夫だった」
野菜を育てていると、
昨日まで元気だった。
だから今日も大丈夫。
と思ってしまいます。
でも、
虫。
水不足。
暑さ。
病気。
野菜の状態は変わります。
だから、
毎日完璧に世話する必要はないけれど、少し見る。
これが大切だと思います。
5分でもいい。
朝の水やりのついででもいい。
翔の「5分害虫チェック」
今の私なら、
こんな順番で見ます。
① 野菜全体を見る
元気がない株はない?
↓
② 葉を見る
穴・変色・食害は?
↓
③ 葉を数枚裏返す
虫・卵は?
↓
④ 茎と新芽を見る
小さな虫は付いていない?
↓
⑤ 株元を見る
フン・虫・異変はない?
これなら、
小さな家庭菜園ならそれほど時間はかかりません。
害虫対策は「早期発見」が一番ラク
例えば、
虫が1匹。
その段階で気付けば、
取り除くだけで済むかもしれません。
でも、
「そのうちやろう。」
と放置。
数日後、
葉っぱがボロボロ。
こうなってからでは大変です。
だから私は、
害虫対策で一番安い道具は、自分の目です。
と思っています。
0円です(笑)。
100均で揃えるなら?
私なら最初から高価な害虫対策用品を大量に買いません。
まずは、
手袋
ピンセット
必要に応じたネット類
ネット固定用品
など。
使えるものは100均も利用します。
そして、
実際に何の害虫が出るのか。
どの野菜が被害を受けるのか。
それを見てから必要なものを追加する。
準備編から一貫していますが、
「必要かもしれない物を全部買う」のではなく、「必要になった物を買う」。
これが私の家庭菜園です。
ただし防虫ネットのように、
被害が出る前に準備した方がいいもの
は、育てる野菜に応じて先に用意します。
この違いは覚えておきたいところです。
害虫が出たら記録する
これも来年につながります。
例えば、
6月10日 オクラ 葉に食害
7月5日 シソ 葉裏に虫
など、
簡単でいいので記録する。
写真をスマホで撮るだけでもいい。
すると来年、
「去年、この時期に虫が出た。」
と分かります。
そうすれば、
今年は被害が出てからネット。
来年は、
被害が出る前にネット。
となる。
失敗が、
翌年の対策になります。
「虫に食べられた=家庭菜園失敗」ではない
葉に穴が開くと、
初心者はかなりショックです。
私も、
せっかく育てた野菜を食べられたら、
「何してくれてるんだ!」
と思います(笑)。
でも、
葉っぱに一つ穴が開いたから、
全部失敗というわけではありません。
大切なのは、
被害が広がっているのか。
野菜の生育に影響しているのか。
収穫できる状態なのか。
を確認すること。
多少の虫食いも含めて家庭菜園。
そのくらいの気持ちも必要なのかもしれません。
翔の害虫対策チェックリスト
最後に、
初心者の私が今後確認する項目をまとめます。
□ 葉に穴はない?
□ 葉の裏を見た?
□ 卵らしいものはない?
□ 新芽に虫はいない?
□ 茎・株元に異常はない?
□ 雑草で見えにくくなっていない?
□ 枯れ葉を放置していない?
□ 虫を見つけたら種類を確認した?
□ 防虫ネットは必要?
□ 農薬を使うなら作物・害虫に登録がある?
□ ラベルの使用方法を守っている?
そして、
□ 来年のために写真を撮った?
ここまでできれば、
今年より一歩進歩です。
私の結論|「虫が出てから戦う」から「虫を早く見つける」へ
家庭菜園を始めた頃、
害虫対策と聞けば、
私は、
「何をまけばいい?」
と考えていました。
でも今は違います。
まず、
見る。
次に、
見つける。
そして、
何なのか確認する。
少なければ取り除く。
必要なら防ぐ。
それでも難しければ、
適切な対策を選ぶ。
この順番です。
私の家庭菜園は、
約10坪+大型プランター。
だからこそ、
大規模農業とは違う方法が使えます。
毎朝ちょっと見る。
葉っぱを裏返す。
虫がいたら取る。
これなら、
会社員をしながらでもできそうです。
58歳から始めた家庭菜園。
野菜を育てているつもりでしたが、
最近は、
土、肥料、水、天気、虫まで見るようになりました(笑)。
でも、
それが面白い。
昨日まで見えなかったものが、
少しずつ見えるようになる。
これも家庭菜園の楽しさだと思っています。
虫に食べられてから慌てる家庭菜園から、虫を早く見つけられる家庭菜園へ。
来年は、
今年より一歩先回りしてみます。
【HOW TO】
