【HOW TO⑥】家庭菜園の種とり完全ガイド|失敗した野菜も来年もう一度!初心者が6種類の種を保存してみた
こんにちは。
58歳から野菜づくりを始めた翔です。
今年、約10坪の畑と大型プランターを使って、13種類の野菜を育てました。
成功したものもあります。
失敗したものもあります。
特に、
モロヘイヤ。
大きくなったものの、とう立ちしてしまい、私としては失敗でした。
でも、そこで終わりにしません。
花が咲く。
実ができる。
そして、
種ができる。
「これ、来年まいたらどうなるんだろう?」
そう思ったところから、私の種とりが始まりました。
今回種を保存したのは、
モロヘイヤ
バジル
もちとうもろこし
そして身近にあった、
ニラ
ゴーヤー
かぼちゃ
です。
種を買う。
苗を買う。
それも家庭菜園。
でも、
今年育った野菜から種をとって、来年もう一度育てる。
これも家庭菜園の楽しみ方なんじゃないかと思います。
私にとっては、
「敗者復活戦」
でもあります(笑)。
種をとったら家庭菜園が「1年」で終わらなくなった
家庭菜園を始めた頃の私は、
春に苗を買う。
育てる。
収穫する。
枯れたら終了。
そんなイメージでした。
ところが種をとるようになると、
今年の家庭菜園と来年の家庭菜園がつながります。
2026年に育てた野菜の種を、2027年にまく。
もし発芽したら、
今年育てた野菜の「次の世代」です。
これは面白い。
しかも、自分で種を保存しておけば、新しく種や苗を買わずに挑戦できる可能性があります。
もちろん、
「種をとった=来年必ず同じ野菜ができる」
という単純な話ではありません。
そこも今回、勉強しました。
① モロヘイヤ|失敗からの「敗者復活」
今回、私が一番来年につなげたいのが、
モロヘイヤ。
今年は、とう立ちしてしまいました。
野菜としては、
私の中では失敗。
でも植物として見ると、
その先に花が咲き、
莢ができ、
種ができます。
だったら、
その種でもう一度挑戦すればいい。
今年の失敗を、
来年の成功につなげる。
これぞ、
敗者復活です(笑)。
ただし、モロヘイヤだけは非常に重要な注意があります。
モロヘイヤの種は食べない!
モロヘイヤの成熟した種子には強心配糖体が含まれ、誤って食べると、めまいや嘔吐などの中毒を起こす可能性があります。
成熟途中の種子や成熟した莢にも含まれるため、家庭菜園では食用部分へ種や莢を混ぜないことが重要です。農林水産省も注意を呼びかけています。
ですから私も、
「これは来年まく種」
と分かるようにして、食べ物とはきちんと分けて保存します。
特に小さな子どもなどがいる家庭では、誤って口へ入らない場所で管理した方がいいでしょう。
② バジル|成功した野菜も次の世代へ
バジルは、
今年うまく育った野菜の一つです。
家庭菜園初心者の私でも育てやすく、
料理にも使える。
そして、
花が咲けば種をとる楽しみもあります。
花が終わった部分を見てみると、
小さな種があります。
最初は、
「こんな小さいものから、あのバジルになるの?」
と思いました(笑)。
でも、これを保存して、
来年まいてみる。
もし発芽したら、
今度は、
苗を買って育てる家庭菜園から、種から育てる家庭菜園へ。
HOW TO②で、
初心者にはまず苗をおすすめしました。
私自身も、まず苗から始めました。
でも少し経験した今だから、
来年は「種から」に挑戦する。
このステップアップができます。
③ もちとうもろこし|70円の苗から種へ
私の家庭菜園の原点の一つが、
もちとうもろこし。
道の駅で、
70円の苗を2つ購入しました。
それを3号ポットへ分け、
根が張るのを待って育てました。
約15本ほどになりました。
そこから始まった家庭菜園。
そして今度は、
とうもろこしから種を残してみる。
70円の苗を買ったところから始まり、
翌年は自分で保存した種から挑戦する。
もしうまく育てば、
これは面白いですよね。
ただし「同じとうもろこしになる」とは限らない
ここは大切です。
とうもろこしは受粉の影響を受けますし、元の品種がF1(一代雑種)だった場合などには、採った種を翌年育てても、親と同じ特徴がそのまま再現されるとは限りません。
農研機構も、F1は2つの系統を交配して作られた一代雑種であり、自家増殖では注意が必要なものがあるとしています。
だから私は、
「去年とまったく同じもちとうもろこしを作る」
ではなく、
「自分で採った種をまいたら何ができるのか試してみる」
くらいの気持ちで挑戦します。
これも家庭菜園だからできる実験です。
④ ニラ|身近にあるものから種をとる
今回、面白かったのが、
畑で育てた野菜だけではなく、
身近にある植物にも種がある
と気づいたことです。
その一つが、
ニラ。
花が終わると種ができます。
家庭菜園を始める前なら、
おそらく気にも留めなかったと思います。
でも今は違います。
花を見る。
実を見る。
種を見る。
そして、
「これ、来年育てられるんじゃない?」
と考える(笑)。
家庭菜園を始めてから、
植物を見る目が少し変わりました。
⑤ ゴーヤー|食べるだけだった種を保存
ゴーヤーにも当然、種があります。
普段なら、
ゴーヤーを切る。
中のワタと種を取る。
料理する。
種は捨てる。
それで終わりです。
でも家庭菜園を始めると、
「待てよ。この種も使えるんじゃない?」
となります。
十分に成熟した実から採った種を、
来年用として保存してみる。
これも挑戦です。
ただし、スーパーで買ったものや人からもらったものを含め、元の品種や交雑状況によっては、翌年に同じ特徴が出るとは限りません。
だから、
結果を見るところまで含めて実験。
私はそう考えています。
⑥ かぼちゃ|大きな実の中には種がたくさん
かぼちゃを切ると、
中にはたくさんの種があります。
以前なら、
ワタと一緒に取って終了。
でも今年は、
「来年用に残してみよう。」
となりました。
これも、
よく成熟した実から種を取り出し、
果肉などを落として、
しっかり乾燥させて保存。
そして来年、
実際にまいてみます。
ただし、かぼちゃも交雑することがあります。
ですから、
今年食べたかぼちゃと、
来年自家採種した種から育つかぼちゃが、
必ず同じものになるとは限りません。
でも私には、
それも楽しみです。
「どんなかぼちゃになる?」
家庭菜園ならではの実験です(笑)。
私がやった種の保存|大切なのは「乾燥」
種を保存するときに気を付けたいのが、
水分。
湿ったまま保存すると、
カビや傷みの原因になります。
ですから、
種の周囲に果肉などが残るものはきれいにし、
種類に応じて十分乾かしてから保存する。
私は、
来年使うための種
として分けました。
保存するときは「名前」を書く
これは絶対にやった方がいいと思いました。
種だけ並べると、
初心者の私には、
「これ何の種だったっけ?」
となります(笑)。
だから、
野菜名
採種した年
できれば、
採種した時期
なども書いておく。
例えば、
モロヘイヤ 2026年
バジル 2026年
もちとうもろこし 2026年
これだけでも来年かなり分かりやすくなります。
私は冷蔵庫で来年まで保存
十分乾燥させた種は、
種類ごとに分け、
来年に向けて冷蔵庫へ保存しました。
ここで大事なのは、
乾燥させた種を、湿気や急な温度変化から守ること。
袋や容器へ入れ、
何の種なのか分かるようにしておく。
私は今後、
「2026年採種」
と書いて管理していこうと思います。
冷蔵庫から出したら結露にも注意
来年、種まきをするときにも注意したいことがあります。
冷えた種や容器をいきなり開けると、
環境によっては結露することがあります。
保存中は、
できるだけ湿気を避ける。
来年取り出すときも、
水分を付けないよう扱う。
せっかく半年以上保存するなら、
最後まで大切に扱いたいところです。
種をとれば「完全無料」になる?
私は、
そうは考えていません。
保存容器。
土。
ポット。
水。
肥料。
そして自分の時間。
種代がかからなくても、
野菜づくり全体が無料になるわけではありません。
でも、
新しい種や苗を買わずにスタートできる可能性がある。
これは家庭菜園では魅力です。
そして私の場合、
お金以上に面白いのが、
自分で育てた野菜の次の世代を、自分でもう一度育てられること。
です。
注意|何でも自由に増やしていいとは限らない
もう一つ知っておきたいのが、
品種の権利。
登録品種については、種苗法上のルールがあります。
特に農業者が登録品種を自己の農業経営で増殖する場合、育成者権者の許諾が必要になるケースがあります。また、自家増殖した登録品種の種苗を第三者へ譲渡することについても注意が必要です。
家庭菜園で楽しむ場合でも、
購入した苗や種の袋・ラベルに書かれている品種名や注意書きは残しておいた方が安心です。
将来、私が副業農業として販売まで考えるなら、
「自分で採った種だから自由」
と考えず、品種や権利関係も確認します。
翔の2027年「敗者復活戦」
私が来年、一番楽しみにしているのは、
やはり、
モロヘイヤ。
今年は失敗。
だったら、
今年採った種から、
もう一度やる。
そして、
バジル。
もちとうもろこし。
ニラ。
ゴーヤー。
かぼちゃ。
来年の春になったら、
冷蔵庫から種を取り出します。
そして、
本当に発芽するのか?
発芽率はどのくらい?
今年と同じ野菜になるのか?
収穫までいけるのか?
全部記録します。
これは「無料の種」ではなく「来年への宿題」
今回、種とりをしてみて思いました。
種は、
単なる節約道具ではありません。
今年の家庭菜園から、
来年への宿題
を持って帰るようなものです。
今年うまくいった野菜。
今年失敗した野菜。
どちらからも種がとれる。
成功したなら、
もう一度。
失敗したなら、
敗者復活。
これが面白い。
翔の種とりチェックリスト
来年の自分のためにもまとめておきます。
□ 種をとれる状態まで成熟している?
□ 果肉や余分なものを取り除いた?
□ 十分に乾燥させた?
□ 野菜名を書いた?
□ 採種年を書いた?
□ 湿気を避けて保存した?
□ 元の品種が分かる?
□ F1など翌年の性質が変わる可能性を確認した?
□ 登録品種など権利上の問題はない?
そしてモロヘイヤは、
□ 種・莢を絶対に食べない!
です。
家庭菜園が「今年」から「来年」へつながった
58歳から始めた家庭菜園。
最初は、
道の駅で苗を買うところから始まりました。
約10坪の荒れた場所を開拓して、
13種類を育てました。
成功もしました。
失敗もしました。
そして今、
自分で種を残しています。
家庭菜園一年目の私は、
苗を買って育てる人。
でも二年目は、
自分で残した種から育てる人
にもなります。
これだけでも、
少しレベルアップした気がします(笑)。
来年、
冷蔵庫を開けて、
2026年に採った種を取り出す。
その種をポットへまく。
そして小さな芽が出たら――。
たぶん私は、
かなり嬉しいと思います。
今年の失敗は、
今年で終わりではありません。
種を残せば、来年もう一度挑戦できる。
これが今回、
私が種とりから学んだ、
家庭菜園の新しい楽しみです。
敗者復活戦は、2027年春。
結果はまた、
このnoteで報告します。
【HOW TO】
