【HOW TO②】家庭菜園は種と苗どっちから?初心者なら「苗」をすすめる理由
こんにちは。
58歳から野菜づくりを始めた翔です。
前回の【HOW TO①】では、
「家庭菜園初心者でも失敗しにくい野菜5選」
を紹介しました。
では、
育てる野菜が決まったら次はどうするのか?
ホームセンターへ行くと、
野菜の種が並んでいます。
その少し先には、
トマト。
ナス。
キュウリ。
オクラ。
シソ。
バジル。
などの苗も並んでいます。
ここで初心者は迷います。
「種と苗、どっちを買えばいいの?」
私も最初はよく分かりませんでした。
種の袋を見ると、
一袋にたくさん入っていて安い。
「こっちの方がお得じゃない?」
と思います。
一方、苗なら、
すでにある程度大きく育っている。
「こっちの方が簡単そうだな。」
とも思う。
では、
家庭菜園初心者はどちらから始めるのがいいのか?
実際に13種類育てた今の私なら、
最初は「苗」から始めることをおすすめします。
今回はその理由と、
種から育てるメリット。
苗から育てるメリット。
そして、
私ならどう使い分けるのか。
初心者目線でまとめます。
結論|初心者なら、まず苗からでいい
最初に結論です。
これから初めて家庭菜園をする。
プランターを1〜2個用意する。
野菜を2〜3種類育ててみる。
そんな人なら、
私は、
ホームセンターなどで苗を買って始める
ことをおすすめします。
理由は単純です。
発芽させるところまでを、すでにプロがやってくれているから。
種をまく。
発芽させる。
小さな苗を育てる。
植え替えられる大きさまで管理する。
この工程を飛ばして、
ある程度育った状態からスタートできます。
初心者にとっては、
かなり大きなメリットです。
そもそも「種から」と「苗から」は何が違う?
ものすごく簡単にすると、
種から育てる
種をまく
↓
発芽
↓
小さな苗を育てる
↓
必要に応じて植え替える
↓
畑やプランターへ植える
↓
成長
↓
収穫
一方、
苗から育てる
苗を買う
↓
畑やプランターへ植える
↓
成長
↓
収穫
かなり工程を省略できます。
もちろん、苗からでも、
水やり。
追肥。
摘心。
誘引。
病害虫対策。
暑さ対策。
などは必要です。
でも、
「まず芽を出させる」
という最初の難関を一つ減らせます。
苗から始めるメリット① 発芽で失敗しにくい
種を買ったら、
土へ入れれば全部芽が出る。
初心者だと、そんなイメージを持つかもしれません。
でも実際には、
種によって、
発芽しやすい温度。
まく時期。
種をまく深さ。
水分。
光の条件。
などが違います。
種をまいた。
毎日水もやった。
でも、
「出てこない……。」
ということもあります。
その点、
苗はすでに発芽しています。
葉も出ています。
初心者にとって、
最初の失敗ポイントを一つ減らせる。
これが大きいと思います。
苗から始めるメリット② 収穫までが近い
家庭菜園を初めてやるなら、
私は、
できるだけ早く「収穫できた!」を経験した方がいい
と思っています。
なぜなら、
楽しいから(笑)。
小さな苗を植える。
少しずつ大きくなる。
花が咲く。
実が付く。
そして収穫する。
この成功体験があると、
「次は何を作ろう?」
となります。
種からだと、
その前に育苗期間があります。
初めてなら、
まず苗から始めて、
植える→育てる→収穫する
を経験する。
種からの挑戦は、その後でも遅くありません。
苗から始めるメリット③ 必要な株数だけ買える
これは家庭菜園では結構大きいです。
例えば、
プランターでオクラを少し育てたい。
バジルも一株欲しい。
シソも欲しい。
それなら、
必要な苗だけ買えばいい。
種を一袋買うと、
家庭菜園では使い切れないほど入っていることもあります。
もちろん翌年に使える場合もありますが、保存状態や種の種類、保存期間によって発芽率は変わります。
初心者なら、
必要な分だけ苗を買う
という方法は無駄が少なく、分かりやすいと思います。
苗から始めるメリット④ 「育てること」に集中できる
私が初心者に苗をすすめる一番の理由は、
これかもしれません。
家庭菜園を始めると、
覚えることが結構あります。
水やり。
肥料。
追肥。
支柱。
誘引。
摘心。
病害虫。
収穫時期。
真夏対策。
これだけでも、
初心者には十分です(笑)。
そこへさらに、
発芽温度。
種まき用土。
育苗。
間引き。
鉢上げ。
などまで一気に覚えようとすると、
結構大変です。
だから最初は、
一つ工程を減らす。
苗から始めて、
まず「野菜を育てること」に集中する。
私はこれでいいと思います。
では「種から育てる」のはダメなの?
もちろん、
そんなことはありません。
種から育てることにも、
大きなメリットがあります。
むしろ家庭菜園に慣れてきたら、
私はぜひ挑戦してみたいと思っています。
種から育てるメリット① たくさん育てるなら安くなる
苗を10株買う。
20株買う。
となると、それなりにお金がかかります。
一方、種なら一袋から複数の株を育てられます。
うまく育苗できれば、
1株あたりの費用を抑えられる
可能性があります。
家庭菜園から、
もう少し広い畑へ。
そして将来的に、
販売も考える。
そうなれば、
種から育てるメリットは大きくなると思います。
種から育てるメリット② 品種を選べる
ホームセンターの苗売り場に並んでいる品種には限りがあります。
一方、種なら、
いろいろな品種を選べます。
色。
形。
大きさ。
収穫時期。
地域に合ったもの。
珍しいもの。
家庭菜園に慣れてくると、
「普通のものじゃなくて、これを作ってみたい!」
という楽しみも出てきます。
そのときは、
種から育てる面白さがあります。
種から育てるメリット③ 「芽が出た!」から楽しめる
これは収支では計算できない楽しさです。
土へ小さな種をまく。
数日待つ。
そして、
土から小さな芽が出てくる。
「出た!」
これ、結構うれしいんですよね(笑)。
苗を買えば、
すでにそこまで育っています。
種からなら、
植物の一番最初から見ることができます。
家庭菜園を趣味として楽しむなら、
これも大きな魅力です。
種から育てるなら「種まき用土」を使う
準備編①でも紹介しましたが、
種から苗を作る場合、
私は、
種まき用土・育苗用土
を使うことをおすすめします。
一般的な野菜用培養土とは、
目的が違います。
種まき用土は、
発芽や小さな苗を育てることを考えて作られています。
そして、
ポリポット。
育苗トレー。
小さな容器。
などを使って苗を育てます。
ただし、
野菜によってはポットで育苗するより、
畑やプランターへ直接種をまく「直まき」
が向いているものもあります。
ここは、
種袋を確認します。
種袋は初心者の「説明書」
種を買ったら、
私は袋を捨てない方がいいと思います。
なぜなら、
そこに大切な情報が書いてあるから。
種まき時期。
発芽の目安。
株間。
収穫時期。
栽培上の注意。
などです。
初心者の私は、
ネットでいろいろ検索したくなります。
もちろん調べることも大切です。
でもまず、
自分が買った品種の種袋を見る。
これが基本です。
同じ「オクラ」でも品種が違えば、特徴が違う場合があります。
私が実際にやった「70円の苗をポットへ」
私の場合、
道の駅で購入した、
もちとうもろこしの苗70円×2。
これが農業を始めるきっかけの一つになりました。
購入した苗を分けると、
全部で15本ほどになりました。
そこで、
3号ポットへ分けて、根が張るのを待ちました。
つまり私は、
「苗を買ったらそのまま畑へ植える」
だけではありませんでした。
苗の状態を見ながら、
一度ポットで育てる。
根が張るのを待つ。
それから植える。
こういうやり方も経験しました。
「苗を買えば絶対成功」でもない
ここは大事です。
苗から始めれば、
絶対に失敗しない。
そんなことはありません。
私自身、
苗から育てても失敗したものがあります。
代表が、
ミニトマト。
家庭菜園の定番です。
「初心者向けだろう。」
と思っていました。
でも、
真夏の35℃近い暑さ。
水。
肥料。
摘心。
誘引。
いろいろな管理が重なり、
私はうまく育てることができませんでした。
つまり、
苗を買う=ゴールではありません。
苗を買ったところが、
スタートです。
初心者は「安い苗」だけで選ばない
苗を買うとき、
初心者の私は、
どうしても値段を見ます。
100円。
200円。
300円。
「安い方でいいんじゃない?」
と思います(笑)。
でも、
苗はこれから数か月付き合うものです。
今なら、
値段だけではなく、
葉。
茎。
全体の元気さ。
虫や病気らしい異常がないか。
なども確認します。
同じ値段なら、
できるだけ状態の良さそうな苗を選ぶ。
ここは重要だと思います。
そして、
「良い苗って、具体的にどう選ぶの?」
これは次回のHOW TO③で詳しくまとめたいと思います。
苗を買う前に「植える場所」を作る
これも私の経験から伝えたいことです。
ホームセンターへ行く。
元気な苗が並んでいる。
欲しくなる。
買う。
家へ帰る。
そして、
「これ、どこに植えよう?」
となる(笑)。
順番が逆です。
今なら、
①育てる野菜を決める
↓
②畑かプランターか決める
↓
③土を準備する
↓
④支柱など必要な物を確認する
↓
⑤水やりできる環境を作る
↓
⑥最後に苗を買う
この順番にします。
「買ってから考える」をやめる
苗売り場は危険です(笑)。
トマト。
ナス。
ピーマン。
キュウリ。
オクラ。
スイカ。
メロン。
ハーブ。
見ていると、
全部作ってみたくなります。
私も気づけば13種類です。
でも、
苗を一つ買えば、
その後、
水やり。
肥料。
追肥。
支柱。
摘心。
誘引。
収穫。
と管理が続きます。
だから、
苗の値段ではなく、その後の数か月まで考えて買う。
これが大切でした。
初心者なら「苗2〜3種類」で始める
HOW TO①でも書きましたが、
私なら今、
初心者にすすめるのは、
2〜3種類。
例えば、
オクラ。
シソ。
バジル。
これくらい。
苗を買う。
植える。
水をやる。
必要なら追肥する。
収穫する。
まず一通り経験する。
それから、
「次は種からやってみようかな。」
でいいと思います。
私ならこう使い分ける
13種類育てた今、
私なら種と苗をこう考えます。
初めて育てる野菜
→ 苗から
まず育て方を覚える。
一度育てたことがある野菜
→ 次は種から挑戦
発芽・育苗から経験する。
少量だけ欲しい野菜
→ 苗
必要な株数だけ買う。
たくさん育てたい野菜
→ 種も検討
うまく育苗できればコストを抑えやすい。
珍しい品種を作りたい
→ 種
苗売り場にない品種を探す。
こんな使い分けです。
種と苗、どちらがお得?
これは単純に、
「種の方が安い!」
とは言い切れません。
種は一袋から何株も育てられるので、
うまくいけば1株あたりの費用は安くなります。
でも、
種まき用土。
ポリポット。
育苗用品。
水やり。
育苗する時間。
そして、
発芽しなかった苗。
途中で枯れた苗。
まで考える必要があります。
一方、苗は1株あたりの購入価格は高くなりますが、
育苗の手間を減らせます。
だから初心者のうちは、
値段だけでなく「失敗と手間」まで含めて考える。
これがいいと思います。
私の結論|最初は苗、次に種
もし今、
家庭菜園を始めようとしていて、
種と苗の前で迷っているなら、
私は、
まず苗をすすめます。
苗を2〜3種類買う。
プランターや畑へ植える。
育てる。
収穫する。
まず、
野菜を育てる一連の流れを経験する。
そして、
「家庭菜園、面白いな。」
と思ったら、
次は種から育ててみる。
そうすれば、
同じ野菜でも、
また違った面白さが出てくると思います。
私も「種から育てる」を増やしていきます
私の農業は、
道の駅で買った、
70円のもちとうもろこし苗
から始まりました。
最初から、
種を発芽させ、
苗を作り、
畑へ植えたわけではありません。
それでも、
畑を作り、
大型プランターを使い、
13種類育てるところまで来ました。
だから、
初心者が最初から、
「種から育てないと家庭菜園とは言えない」
なんて思う必要はありません。
苗からでいい。
むしろ、
苗から始めた方が、
最初の収穫へ近づきやすい。
そして慣れてきたら、
種から挑戦する。
私もこれから、
種から育てる野菜を増やして、
苗から育てた場合と、
どのくらい違うのか。
費用は?
手間は?
成功率は?
そこまで実体験として記録していきたいと思います。
最初は苗。慣れたら種。
58歳から始めた私なら、
この順番で家庭菜園を始めます。
【HOW TO】
