【HOW TO⑧】野菜はいつ収穫する?家庭菜園初心者が迷う「採りどき」の見分け方|大きくなるまで待つのは間違い?
こんにちは。
58歳から野菜づくりを始めた翔です。
苗を植える。
水をやる。
肥料をやる。
支柱を立てる。
虫をチェックする。
そして野菜が大きくなってくる。
いよいよ、
収穫!
家庭菜園で一番楽しい瞬間ですよね。
ところが初心者の私は、ここで新しい疑問にぶつかりました。
「これ、もう採っていいの?」
です。
もう少し大きくした方が得なんじゃない?
明日まで待った方がおいしくなる?
まだ小さい気がする。
そんなことを考えているうちに、
今度は、
「あれ?大きくなりすぎた?」
となる(笑)。
今回は家庭菜園初心者の私が実際に野菜を育てて感じた、
「野菜の収穫タイミング」
についてまとめます。
結論|「一番大きいとき」が採りどきとは限らない
初心者だった私は、
野菜は、
大きくなればなるほど得。
そんなイメージを持っていました。
同じ一本なら、
10cmより15cm。
15cmより20cm。
大きい方が食べる部分も増えます。
だったら、
できるだけ大きくしてから採った方がいいじゃん!
と思いますよね(笑)。
でも実際には、
野菜にはそれぞれ、
収穫に向いた時期があります。
大きくしすぎることで、
硬くなったり、
食味が変わったり、
種が発達したりすることもあります。
だから、
「もっと大きく」ではなく「今が採りどきか?」
を見る。
これが大切でした。
私が一番実感したのが「オクラ」
今回育てた13種類の中で、
特に収穫を楽しめたのが、
オクラ。
オクラは成功した野菜の一つです。
しかも、
毎日のように収穫できました。
これは嬉しかった。
昨日、
「まだ小さいな。」
と思っていたオクラが、
次の日見ると、
「えっ、もうこんなに大きくなった?」
となる(笑)。
成長が速い時期は、
本当に油断できません。
オクラは「もう少し大きく」が危ない
オクラを見ていると、
初心者としては欲が出ます。
「あと一日待てば、もっと大きくなる。」
でも、
大きくなりすぎたオクラは、
硬くなって食べにくくなることがあります。
つまり、
1本を大きくして得したつもりが、
食味を落としてしまったら意味がない。
だからオクラは、
品種ごとの収穫サイズも確認しながら、
若く柔らかいうちに収穫する。
これを意識します。
「毎日見る」には理由があった
オクラを毎日収穫して分かったのは、
家庭菜園では、
昨日と今日で状況が違う
ということです。
これは害虫対策とも同じ。
昨日は小さかった。
今日は採りどき。
明日になると大きすぎるかもしれない。
だから、
毎朝畑を見ることには意味があります。
水やり。
害虫チェック。
そして、
収穫チェック。
全部まとめてやればいい。
会社員+家庭菜園なら、
私はこれを朝の習慣にしたいと思っています。
収穫タイミングは「大きさ」だけで決めない
では、
何を見ればいいのか?
野菜によって違いますが、
基本的には、
大きさ
色
硬さ・柔らかさ
形
実の成熟具合
花が咲いてからの日数
品種の特徴
などを確認します。
大切なのは、
野菜によって判断基準が違う
ということです。
「全部、大きくなったら収穫!」
ではありません。
苗のラベル・種袋は捨てない
HOW TO③でも書きましたが、
私は苗を買ったときのラベルを、
すぐ捨てないようにしたいと思っています。
なぜなら、
そこには、
品種名。
栽培方法。
収穫時期。
標準的な大きさ。
など、役立つ情報が書かれていることがあるからです。
種から育てる場合は、
種袋。
これも大切です。
ネットで、
「オクラは○cm」
と書いてあっても、
品種によって特徴が違うことがあります。
だから、
自分が育てている品種を確認する。
これが基本です。
ミニトマト|「色」は分かりやすいサイン
私は今回、
ミニトマトでは失敗しました。
35℃近い高温などもあり、うまくいきませんでした。
だから、
「私はミニトマトを大量収穫しました!」
とは書けません(笑)。
ここは正直に。
ただ、次回もう一度挑戦するときには、
実の色。
張り。
品種の特徴。
などを確認しながら収穫したいと思っています。
赤系のミニトマトだからといって、
すべて同じ赤色になるわけではありません。
黄色。
オレンジ。
紫系。
いろいろな品種があります。
だから、
「トマト=真っ赤になったら」ではなく、育てている品種を見る。
ここでもラベルが役立ちます。
バジル・シソ・パセリ|必要な分をこまめに
今回うまく育った、
バジル。
シソ。
パセリ。
こうした葉を利用する野菜・ハーブは、
実が大きくなるのを待つ野菜とは違います。
料理に使いたいときに、
必要な分を収穫する。
そして、
株の状態を見ながら、
こまめに利用する。
私の場合、
こうした野菜は家庭菜園との相性がいいと感じました。
なぜなら、
スーパーで一袋買うと余ることがあります。
でも畑やプランターなら、
「今日使う分だけ採る。」
ができる。
これは家庭菜園の大きなメリットです。
バジルは「収穫」と「摘心」をつなげる
HOW TO⑤で、
摘心について書きました。
バジルの場合も、
収穫の仕方と株の育て方を一緒に考えられます。
ただ葉を一枚ずつ取るだけではなく、
どこから収穫するか。
株をどう育てたいか。
花を咲かせるのか。
葉を長く楽しみたいのか。
目的によって管理が変わります。
そして私は今回、
種とり
もしました。
HOW TO⑥につながります。
つまり、
収穫を続ける株。
種を残す株。
そんなふうに目的を分ける方法もあります。
家庭菜園を始めた頃には、
そんなことまで考えていませんでした(笑)。
モロヘイヤ|「大きくなった=成功」ではなかった
今回、
私が失敗として記録したのが、
モロヘイヤ。
育たなかったわけではありません。
むしろ、
育ちました。
でも、
とう立ち。
私が葉を食べる野菜として考えた場合、
「大きくなったから成功!」
とは言えませんでした。
これも収穫タイミングを考えるうえで、
大きな勉強になりました。
家庭菜園では、
「育った」と「おいしく収穫できた」は別。
なんです。
モロヘイヤは種・莢に注意
モロヘイヤについては、
重要な注意点があります。
成熟した種子には強心配糖体が含まれ、成熟途中の種子や成熟した莢にも注意が必要です。
ですから、
種を採るために残した株については、
食用として収穫する部分と混同しない。
私は来年用として種を保存していますが、
種は食べません。
種とり用として明確に分けて管理します。
とうもろこし|「大きさ」だけでは判断しにくい
私が家庭菜園を始めるきっかけにもなった、
もちとうもろこし。
とうもろこしの場合、
外から実そのものが見えにくい。
だから、
オクラのように、
「○cmになったから採ろう!」
とはいきません。
品種や栽培状況を確認しながら、
絹糸の状態。
実の入り具合。
植え付け・開花からの経過。
などを見て判断していきます。
来年は自分で保存した種からも挑戦する予定なので、
いつ受粉して、いつ収穫したか
も記録してみたいと思っています。
「朝採り」って本当にいいの?
直売所などへ行くと、
朝採り野菜
という言葉をよく見ます。
家庭菜園でも、
朝の涼しい時間帯は収穫作業がしやすく、収穫後の野菜の温度管理もしやすい。
私の場合は、
会社員+家庭菜園を考えているので、
朝の確認→必要なものを収穫
という流れが現実的です。
ただし、
「すべての野菜は絶対に朝でなければダメ」
とまでは考えません。
野菜の種類。
利用する時間。
天候。
自分の生活。
これらに合わせます。
雨の日の収穫は?
これも初心者として気になるところ。
雨が降っている。
でもオクラは大きくなっている。
「明日まで待つ?」
となります。
私なら、
収穫適期を逃しそうなら、
天候だけを理由に何日も放置しません。
一方で、
雨天時は足元も悪くなります。
野菜が濡れていることもあります。
収穫後の扱いも含めて考える。
安全第一。
これも58歳の家庭菜園では大切です(笑)。
「まだ食べないから収穫しない」はどう?
家庭菜園だと、
こういうこともあります。
オクラが採りどき。
でも、
今日は外食。
明日も使わない。
だったら、
畑に置いておこう。
私も考えそうです。
でも野菜によっては、
こちらの食事予定を待ってくれません(笑)。
採りどきなら収穫して、
適切に保存する。
あるいは、
人へおすそ分けする。
私は実際に、
余った野菜を飲食店へおすそ分けしたこともあります。
今後販売まで考えるなら、
「収穫できる量」と「売れる量」
のバランスも重要になってきます。
採り遅れも「失敗データ」にする
もし、
大きくなりすぎた。
硬くなった。
とう立ちした。
食べごろを逃した。
としても、
捨てて終わりにはしたくありません。
写真を撮る。
大きさを測る。
日付を書く。
そして、
「次はここより前に採る。」
と記録する。
これだけで、
失敗が翌年の収穫マニュアルになります。
私ならスマホで写真を残す
初心者におすすめしたいのが、
収穫した日の写真。
例えば、
「7月10日 オクラ」
と撮る。
そして食べる。
柔らかくておいしかった。
なら、
その写真が、
自分だけの収穫サイズ見本
になります。
翌年、
「これくらいだったな。」
と比較できます。
市販の栽培本には載っていない、
自分の畑専用の教科書
です。
収穫量も記録してみる
副業農業を考えている私には、
ここからがさらに重要です。
何本採れた?
何グラム?
何日間収穫できた?
ピークはいつ?
例えばオクラなら、
日付|本数|重量|状態
を記録する。
これを続ければ、
来年、
「この時期には1日○本くらい採れる。」
という予測ができるようになります。
そして将来、
無人販売所。
飲食店への販売。
直売所。
などを考えるときにも役立ちます。
家庭菜園と副業農業では「採りどき」の意味が変わる
自分で食べるだけなら、
多少形が悪くてもいい。
少し小さくてもいい。
今日食べたいから採る。
これで問題ありません。
でも、
販売するなら、
大きさ。
形。
鮮度。
収穫量。
出荷時間。
こうしたものも考える必要があります。
つまり、
家庭菜園で覚える、
「採りどき」
は、
将来販売するときの基礎になる。
私はそう考えています。
翔の「収穫前5秒チェック」
今の私なら、
採る前にこれを確認します。
① この野菜の品種は?
② 標準的な収穫サイズ・状態は?
③ 色・形はどう?
④ もう一日待つメリットはある?
⑤ 採り遅れるリスクは?
特に⑤。
これを考えます。
「もっと大きくしたい!」
という欲より、
「今がおいしいなら採る。」
です(笑)。
初心者こそ「少し早め」を意識する野菜もある
野菜によって違うので、
何でも早採りすればいいわけではありません。
ただ、
オクラのように、
若く柔らかいうちに収穫したい野菜では、
「まだ小さいかな?」
くらいから品種の収穫目安を確認する。
初心者は、
大きくすることばかり考えがちです。
私もそうでした。
でも家庭菜園の目的は、
一番大きな野菜を作ることではなく、おいしく食べること。
まずはここです。
翔の収穫チェックリスト
今後の自分用にまとめます。
□ 品種名を確認した?
□ 収穫目安を調べた?
□ 大きさだけで判断していない?
□ 色は?
□ 硬くなっていない?
□ 採り遅れていない?
□ 葉物は必要な量をこまめに採れる?
□ 種とり用の株と食用を分けた?
□ 収穫日を記録した?
□ 写真を撮った?
そして、
□ 食べてどうだった?
ここまで記録します。
なぜなら、
見た目だけではなく、
食べておいしかった時が、自分にとっての正解
だからです。
「収穫」は家庭菜園の答え合わせ
苗を買った。
植えた。
水をやった。
肥料をやった。
支柱を立てた。
誘引した。
摘心した。
害虫をチェックした。
何か月も世話をする。
その結果、
自分の手で野菜を採る。
そして、
食べる。
私はこれが、
家庭菜園の答え合わせ
だと思っています。
成功した野菜もある。
失敗した野菜もある。
オクラのように毎日採れた野菜もある。
モロヘイヤのように、
「次はもっと早く管理しよう。」
と思った野菜もある。
全部が経験です。
58歳から始めても、
一年目からこれだけ勉強することがありました。
そして最近思います。
スーパーでは、
野菜の完成形しか見ていませんでした。
でも自分で育てると、
芽が出る。
葉が増える。
花が咲く。
実が付く。
大きくなる。
収穫する。
そして、
種を残す。
全部つながっている。
だから面白いんでしょうね。
「もっと大きくなってから」ではなく、「一番おいしいときに採る」。
来年は、
今年より上手に、
採りどきを逃さない家庭菜園
を目指します。
【HOW TO】
