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数式ミステリー㉘『怪奇分度器男』

    その男はいつも十六夜の夜にやってくる。

    「あっ来たよ!」
    「しーっ静かに、音立てないで…」

    2…
    35…
    48°…
    89°!
    いやーおしい!もう少しで直角、マジおしい!
    179°!めっちゃ鈍角!
    どんだけ開いとんねん!もう開き直るしかない
    1°!!!ほとんど直線!
    これ角度あるって誰もわからんって、10m歩いてようやく幅見えるみたいな
    45°!圧倒的鋭角!
    最長飛距離到達角度
    90°!キタ――――(゚∀゚)――――!!!
    マジ痺れる、ぴったり90°。ピタゴラスもビックリ。いやーーー参りました
    60°!!!
    超有名角!いやみんな知っとる。正三角形の内角。誰でも知っとる。逆に知り過ぎて怖い
    30°!!!!!仕込みやろコレw
    ちょうど1:2:√3の直角三角形!仕込んどるやろ流石に!
    53°…
    42°…
    ヒエ―
    21…
    3…



    「行った?」
    「行ったな…」
    「また来るかな?」
    「多分な…」



    (コメント)
     400字短文小説の投稿サイト『ショートショートガーデン』に投稿した理数系ショートショートです。数式を書ける仕様ではなかったため、400字の制限を超えて加筆修正し、美しい数式の描けるこちらに再投稿します。

     400字という制限も魅力です。タイトな原型(400字バージョン)や、一般のショートショートは、以下の『ショートショートガーデン』で読むことができます。⇩

    理数系ショートショート


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