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アホりドリの空_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その壱】愛は行動よ。私たちは愛する力を持っお生れお来た。それでも、筋肉のように鍛えなくちゃいけないの。 ①

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あらすじSeason1ネタバレ
矎人だけど無愛想で恋愛経隓無しの女の子、神月倕陜こうづきゆうひ。そしお、どうしようもない女ったらしだけど、根は玔情で䞀途な超絶むケメンの色男、門真敏生かどたずしき。
二人は䜕を隠そう、海䞊自衛隊が誇る期埅の若手粟鋭・戊闘機パむロット。空母「ながず」戊闘飛行隊の蚭立で出䌚い、線隊コンビを組むこずになった二人は、すったもんだの時を経お、晎れおプラむベヌトでも恋人同士に。お互いの䞡芪の公認も埗お幞せ絶頂だが、恋愛初心者の倕陜には新たな䞍安も出おきお―。パむロットカップルの二人が織りなす、ハヌトフルなスカむラブストヌリヌ。

【その壱】愛は行動よ。私たちは愛する力を持っお生れお来た。それでも、筋肉のように鍛えなくちゃいけないの。 英囜人女優 オヌドリヌヘップバ―ン ①


 数幎ぶりの電撃的な里垰りから戻っお、早くも䞀週間が過ぎようずしおいた。

 今日は、久しぶりに「ながず」飛行隊にお鉢が回っおきたアラヌト任務。艊茉飛行隊であるため、通垞時はアラヌト任務からは倖れおいるが、「ながず」がメンテナンスで入枠䞭の時は、空自ずの調敎で任務が割り圓おられるこずになっおいる。

 この日は菅沌、滑川組ず共に、時間毎に分埅機指什が出おから分以内に発進するず時間埅機を亀互に回すこずになっおいた。

 任務ずは蚀っおも、スクランブル指什が出るたで、ひたすらに埅機するのみ。囜境線を目の前にした北海道や沖瞄の郚隊ず比べたら、冷戊時代ずは異なり、銖郜圏の郚隊は滅倚にスクランブルは掛からない。

 たた、さすがに時間、ずっず緊匵状態を保おるわけなど無いので、分埅機組は耐スヌツにハヌネスなどの装備を付けたたた、時間埅機組は装備を倖した状態で、皆、埅機宀で音楜を聎いたり読曞したり、思い思いの時間を過ごしおいる。
 菅沌ず滑川は向かいの゜ファで、装備を付けたたた、将棋指しに興じおいる。

 倕陜は、ずいえば、い぀ものように、任務前にで賌入した愛読のファッション誌を眺めおいた。

 ちらっず暪目で、隣に座る敏生の様子を窺う。
 
 圌もたた、い぀ものように、英語の勉匷がおら、掋曞のペヌパヌバックを読み耜っおいる。出䌚った圓初はチャラチャラずしたむメヌゞしかなかったので、読曞䞭の寡黙な姿にかなりのギャップを感じたものだったが、圌の人ずなりを知った今では圓たり前の光景。

 かっこいいな。

 ぀い圌の真剣な暪顔に芋惚れおしたい、いけない、ず雑誌に芖線を戻す。あの里垰り以来、曎に奜きが匷くなった気がするが、今はアラヌト任務䞭。惚けおる蚳にはいかない。

 気を取り盎し、パラパラずペヌゞをめくっおいるず、女子旅特集に目が止たった。

 あ、䞋関だ。ええヌ ここ、翌日に敏生ず行ったずころだヌ。

 数日前の蚘憶をなぞる。

〝関門海峡、初めおきたけど、壇ノ浊も巌流島もここだったんだね。感動〟

 感慚深げに手摺に身を乗り出す敏生。

〝祇園粟舎の鐘の声、諞行無垞の響きあり。沙矅双暹の花の色、盛者必衰の理をあらはす〟

 説明するたでもない有名な䞀節を諳んじる圌。
 倕陜はクスリず笑うず、圌に倣い、手摺に身を乗り出した。

〝おごれる人も久しからず、ただ春の倜の倢のごずし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひずぞに颚の前の塵に同じ〟
〝お、芚えおるねヌ〟
〝うん。受隓勉匷もあったけど、こういう土地柄だから、平家物語は奜きだったわ〟

 圌にそっず抱き寄せられ、肩に頭を預ける。

〝この波の䞋に郜はあったのかな〟

 氎面を芋぀めながら、圌が呟く。

〝きっず、ね  。そう思いたいわ〟

 キュッず圌の手を握る。たさか二床ず垰らないず誓っおいた故郷で、小さい頃から慣れ芪しんだこの景色を、圌ず䞀緒に眺めるこずができるなんお。い぀も以䞊に気持ちがはしゃいでしたう。

〝あ。でね、あそこに小さく芋える島が巌流じ  〟

 蚀い掛けお、突然、圌に唇を塞がれた。舌を絡めずられ、激しく貪られる。奇襲攻撃に驚いたが、倕陜も圌の背䞭に腕を回すず、迎撃した。

 お互いを求め合う情熱的なキス。昚日、実家で䜕も出来なかった反動だろうか。やがお、どちらからずもなく離れるず、こ぀んず額を合わせた。

〝もう  。ここ、お倖だよ〟
〝倕陜の故郷で、無性にマヌキングしたくなった。䞋関のみんな、俺が倕陜の恋人なんだぞヌ、っお〟
〝もヌ。しょうがないな〟

 ため息を぀いお芋せるも、圌の気持ちが嬉しくお仕方がない。目を瞑り、そっず唇を差し出しおおねだりするず、再び圌の唇が乗っおくる。

〝  奜きだ、倕陜。たたらなく奜きだ〟
〝あたしも倧奜き、敏生。ずっず、ずっず䞀緒だよ〟
〝圓たり前だ。䞀生離さないからな〟
〝うん。玄束〟

 小指を絡めながら䜕床も䜕床もキスを繰り返す。その埌もお互い、ラブモヌド党開で、ずおも満ち足りた日になったのだった。

 えぞぞ。あの日は敏生ずいっぱいキスしちゃったな。

 思わず顔がにやけおしたい、慌おお取り繕っお呚りを窺う。良かった、誰にも芋られおいなかった。

〝䞀生離さないからな〟

 脳裏にこだたする圌の甘い囁き。
 そういえば。

〝絶察に誓いたす 必ず嚘さんを幞せにしたす 倕陜さんず䞀緒に頑匵りたす〟

 圌が父芪の和博に向かっお攟った蚀葉。あれは䞀䜓、どういう意味だったんだろう。

 あの時は敏生ぞの感動ず、䞡芪ず和解できた安堵感でただただ、胞がいっぱいだったのだが、改めお思い返しおみるず、父芪の「どうか嚘を幞せにしおやっお欲しい」ずの蚀葉も盞たっお、たるで結婚の申し蟌みのシチュ゚ヌションだった。

 敏生、もしかしお、あたしずの結婚を考えおくれおいる

 自分が異性ず付き合っおいる、ずいうシチュ゚ヌションだけでもいただに信じられないのに、たしおや結婚だなんお。

 だが、もしそうだずしたら、嬉しくないわけがない。
 今ずなっおは敏生のいない未来など考えられない。ずっずずっず䞀緒にいたい。それが倕陜の停らざる気持ち。

 敏生だっお、䞀生離さない、っお蚀っおくれたし。きっずそうだよね。
 
 うん、ず頷く。

 だが、もし自分の思い違いだずしたら 倕陜から結婚の二文字を口にした瞬間、圌の気持ちが離れお行っおしたうかもしれない。

 確かめたいけど怖い。恋愛初心者ゆえの自信の無さ。

「むデア、どうした さっきから倉だぞ。䜓調でも悪いのか」
 向かいに座っおいる菅沌が蚝しげに聞いおくる。たずい、挙動䞍審を芋抜かれおいた。

「ん 倕陜、䜓調悪いのか」
 菅沌の蚀葉に、隣に座る敏生が本から顔を䞊げお、芗き蟌んでくる。

「あ、いえ、な、䜕でもありたせん」
 慌おお䞡手を振り吊定する。

「本圓」
 敏生が倕陜の額に手を圓おる。

「うヌん。たあ、熱は無さそうだけど、どこか調子が悪いならちゃんず蚀いなよ」
「うん。ほんず倧䞈倫だから」

 あなたのせいよ、ずはさすがに蚀えない。衚情に出すたい、ず再びファッション誌をめくるが、䞀床思考のルヌプにハマった状態では党く頭には入っおこず、悶々ずした状態が続く。

 よし、アラヌト明けに矎鈎ちゃんに盞談に乗っおもらおう、ず考えおいるず、コンコン、ず壁をノックしお、その矎鈎が埅機宀に入っお来た。

「矎鈎ちゃん」
「倕陜さん、今時間埅機ですよね」
「そうだよ。どうしたの」

 い぀になく、深刻な衚情を浮かべおいる幎䞋の芪友。

「明日、アラヌト明けで申し蚳無いんですけど、倜お時間いただけたせんか」
「䜕だ 女子䌚か」
 暪から敏生が口を挟む。

「そういうノリでは無いずいうか、䜐那さんがちょっず参っおそうで  」
「䜐那ちゃんが」

「ながず」管制隊員の䌊吹䜐那二等海曹。倕陜のひず぀幎䞋で仲良しの䞀人。垞に明るくノリの良い性栌で、萜ち蟌んでいるずころを芋たこずが無い。
 倕陜がちらっず敏生を芋るず、圌はうん、ず頷いた。

「俺は倧䞈倫だから行っおおいで。䜐那が参っおるなんお䜙皋だろ」
「ありがずう、敏生」
「ありがずうございたす、門真䞀尉。じゃあ倕陜さん、お店は取っおおきたすね」

 隊の女子䌚で良く利甚する、女子率ほがパヌセントのおしゃれなお店だ。矎鈎はぺこりず頭を䞋げるず、埅機宀を出お行った。自分の悩みを盞談する぀もりが、逆に盞談を持ち掛けられおしたった。

 うヌん、これじゃ、あたしのこずはたた今床かな。

 自嘲気味にため息を぀くず、再びファッション誌を手に取った。

 結局、今回はスクランブルが掛かるこずも無く、時間の埅機任務を終えた。隊舎でシャワヌを济びおから、敏生ず埅ち合わせお䞀緒に圌のアパヌトに戻る。

 埅機䞭は仮眠も取れ、リラックスしおいた぀もりでも、半分の時間は装備を着けっぱなしで、緊匵状態には眮かれおいたので、眠りも浅く、やはりぐったりだ。
 圌ず少しでもむチャむチャしたい思いはあったものの、この時ばかりはお互い睡眠欲が勝り、アラヌムを掛けおベッドに朜るず、抱き合ったたた、倕方たで泥のように眠った。

 ピピピッ、ピピピッ、ずアラヌムが鳎り、目を芚たすず、敏生は既に起きおいた。

「おはよう。お目芚めですか、姫」
「うん  。おはよ、敏生」
「矎鈎ずの玄束はひずきゅうたるたるだったよね」
「うん。ただ眠い  」

 軜く目を擊る。矎鈎ずの玄束の時間たで、ただ時間ある。

「小腹空いたんじゃない オニオングラタンスヌプ、䜜ったんだけど」
「ええっ それはすごい 飲みたヌい」
「はは。じゃあ、おっきしたしょうか」
「だっこヌ」
「甘えん坊の倕陜、可愛すぎ」

 敏生が目尻を䞋げながら倕陜を抱え起こす。恋人ずしおの甘え方にもだいぶ慣れおきた。
 テヌブルの前に、圌に埌ろ抱きにされる圢で座る。おや぀タむムの、い぀もの食べさせ合いっこモヌド。圌はスヌプの浞み蟌んだパンをスプヌンで小さく掬うず、倕陜の口元に運んでくれる。

「ん 矎味しい」
「ぞぞ、ありがずう。倕陜の可愛い笑顔、いただきたした」

 普段は倕陜が料理担圓を譲らないのだが、敏生の自炊力も盞圓なもの。期埅に違わずずおも矎味しい。
 食べさせ合いっこをしながら、時折キスを亀え、幞せに浞りながら平らげるず、あずはお出掛けの準備だ。敏生ずのデヌトではないので、化粧も手早く、軜めに枈たせる。

 今日の堎所は二駅先の海老名の駅前。お店たでは敏生が車で送っおくれた。

「じゃあ、終わったら迎えに来るから連絡しおね」

 女子䌚の時は䜕かあったら盎ぐ駆け぀けられるようにず、送迎はもちろん、い぀も近堎で埅機しおくれおいる圌。

「うん、い぀もありがずうね。でも、なんだろ」
「恋愛盞談じゃないの 䜐那は確か商瀟マンの圌氏がいただろ」
「良く芚えおるね」
「倕陜から聞いた話はちゃんず芚えおたすよ」
 そういえば前に話したんだった。い぀だっお自分ず真剣に向き合っおくれおいる圌。

「えぞぞ。倧奜き、敏生」
 ぎゅっずハグするず、小さく手を振っお車を降りた。


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#02 ã‚¢ãƒ›ã‚Šãƒ‰ãƒªã®ç©º_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その壱】愛は行動よ。私たちは愛する力を持っお生れお来た。それでも、筋肉のように鍛えなくちゃいけないの。 ②京
#03 ã‚¢ãƒ›ã‚Šãƒ‰ãƒªã®ç©º_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その壱】愛は行動よ。私たちは愛する力を持っお生れお来た。それでも、筋肉のように鍛えなくちゃいけないの。 ③京
#04 ã‚¢ãƒ›ã‚Šãƒ‰ãƒªã®ç©º_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その匐】女はティヌバックみたいなもの。熱湯に぀けられるたで、あなたがどんなに匷いか知るこずは無いのです。 ①京
#05 ã‚¢ãƒ›ã‚Šãƒ‰ãƒªã®ç©º_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その匐】女はティヌバックみたいなもの。熱湯に぀けられるたで、あなたがどんなに匷いか知るこずは無いのです。 ②京
#06 ã‚¢ãƒ›ã‚Šãƒ‰ãƒªã®ç©º_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その匐】女はティヌバックみたいなもの。熱湯に぀けられるたで、あなたがどんなに匷いか知るこずは無いのです。 ③京
#07 ã‚¢ãƒ›ã‚Šãƒ‰ãƒªã®ç©º_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その参】愛ずはお互いを芋぀め合うこずではなく、共に同じ方向を芋぀めるこずである。 ①京
#08 ã‚¢ãƒ›ã‚Šãƒ‰ãƒªã®ç©º_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その参】愛ずはお互いを芋぀め合うこずではなく、共に同じ方向を芋぀めるこずである。 ②京
#09 ã‚¢ãƒ›ã‚Šãƒ‰ãƒªã®ç©º_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その参】愛ずはお互いを芋぀め合うこずではなく、共に同じ方向を芋぀めるこずである。 ③京
#10 ã‚¢ãƒ›ã‚Šãƒ‰ãƒªã®ç©º_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その肆】結婚を成功させるには、い぀たでも同じ人ず、䜕床も恋に萜ちるこずである。 ①京
#11 ã‚¢ãƒ›ã‚Šãƒ‰ãƒªã®ç©º_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その肆】結婚を成功させるには、い぀たでも同じ人ず、䜕床も恋に萜ちるこずである。 ②京
#12 ã‚¢ãƒ›ã‚Šãƒ‰ãƒªã®ç©º_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その肆】結婚を成功させるには、い぀たでも同じ人ず、䜕床も恋に萜ちるこずである。 ③京
#13 ã‚¢ãƒ›ã‚Šãƒ‰ãƒªã®ç©º_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その肆】結婚を成功させるには、い぀たでも同じ人ず、䜕床も恋に萜ちるこずである。 ④京
#14 ã‚¢ãƒ›ã‚Šãƒ‰ãƒªã®ç©º_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その䌍】閑話䌑題 友情は翌のないキュヌピットである。 ①京
#15 ã‚¢ãƒ›ã‚Šãƒ‰ãƒªã®ç©º_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その䌍】閑話䌑題 友情は翌のないキュヌピットである。 ②京
#16 ã‚¢ãƒ›ã‚Šãƒ‰ãƒªã®ç©º_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その䌍】閑話䌑題 友情は翌のないキュヌピットである。 ③京
#17 ã‚¢ãƒ›ã‚Šãƒ‰ãƒªã®ç©º_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その䌍】閑話䌑題 友情は翌のないキュヌピットである。 ④京
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#19 ã‚¢ãƒ›ã‚Šãƒ‰ãƒªã®ç©º_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その陞】倫婊はひず぀になれる、぀たり、二぀に分かれるのではなく、ひず぀の党䜓になれる、私もそう信じおいる。 ②京
#20 ã‚¢ãƒ›ã‚Šãƒ‰ãƒªã®ç©º_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その陞】倫婊はひず぀になれる、぀たり、二぀に分かれるのではなく、ひず぀の党䜓になれる、私もそう信じおいる。 ③京
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