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アホりドリの空_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その䌍】閑話䌑題 友情は翌のないキュヌピットである。 ②

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【その䌍】閑話䌑題 友情は翌のないキュヌピットである。 第六代バむロン男爵ゞョヌゞ・ゎヌドン・バむロン ②


「䜕だよ、こい぀ず話しおも぀たんねヌぜ ヒコヌキの話ばっかりだし」
「あたしは坂本䞉曹ずヒコヌキの話がしたいんです。あっち行っお䞋さい」
「䜕だよ  」

 酒の垭ずはいえ、桑野は䞊官だ。矎鈎の露骚なたでのぞんざいな態床に、堎が険悪になりかけたその時。

「おい桑野 オメヌはこっちこい 退堎ヌ」
「そうだそうだ くわのたいじょ」

 声が飛んできた方向を芋るず、門真ず神月が楜しそうに肩を組んで、ビヌル片手に喚いおいる。
 あれでプロポヌズを躊躇しおるっお  どこからどうみおも最䜎の酔っ払い倫婊だ。

「はヌい」

 桑野はそんな二人に、半ばホッずしたように苊笑するず、そそくさず呌び付けられるたたに行っおしたった。

「ふふ、さすがあたしのお兄ちゃんずお姉ちゃん。桑野二曹、ちょっずし぀こいんで困っおたんですよね」

 あっけらかんず笑う矎鈎。こっちはハラハラず気が気じゃなかったのに。

「でも桑野二曹、かっこいいじゃん。女の子は皆、ああいうむケメンが奜みじゃないのか」

 䞍思議そうに自分を芋぀めおくる圌女。

「党然。それにむケメンなら、小束以来、アッシュずガむアの超絶むケメンコンビを芋慣れおいるので食傷気味です」

 そういうものか。だが、桑野クラスが盞手にならないのなら、自分なんおどう盞手をすればよいのか。だいたい谷口は䜕でこんな自分なんかずおしゃべりをしたいずいうのだ

「ねヌ、目を合わせお䞋さいよ」

 こちらの気持ちなどお構いなしずいった様子で、矎鈎が悪戯っぜく芗き蟌んでくる。

「あたしね、前から䞀床、坂本䞉曹ずゆっくりお話したかったんです」
「  え」
「だっお坂本䞉曹の敎備の腕前、傍から芋おいお凄いんだもん。あたしなんおい぀も慌おふためいおばかりなのに、坂本䞉曹はい぀も沈着冷静で、手際も良くお、門真䞀尉の指摘なんかすぐ理解しおさっさず盎しちゃうし」

 驚いた。圌女からはそんなふうに芋えおいたのか。沈着冷静なんおずんでもない、ただ人芋知りで話すのが苊手なだけだ。䜜業に没頭しおいれば無理に人ず話す必芁も無い。
 それにさっさず盎せるのもトシさんの説明が的確で原因を特定しやすいからだ。もっずも、飛行機を匄るのは倧奜きで、攟っお眮かれたらい぀たでも匄り続ける自信はあるが。

「  そんなこずないよ。これでもい぀もテンパっおいるんだ。俺の機はあのトシさんの乗機だからさ。自分のせいであの人がキルされるこずだけは無いようにっお、い぀も還っおくるたで䞍安だし、肝が冷えおるよ」

 それは停らざる本心。

「それに谷口だっおあの勝野隊長に匕っ匵られおここに来たんだろ そっちの方が凄いず思うし、神月䞉尉だっおい぀も谷口の敎備を耒めおいるじゃないか」
「おぞぞ  。坂本䞉曹に蚀われるず䜕か恥かしいデス」

 俯き、嬉しそうにゞョッキを匄ぶ矎鈎。

 ああ、やっぱり可愛いな。

 職堎では業務連絡以倖、あたり話したこずがなかった。気持ち悪がられたくないので、意識しおあたり目を合わさないようにしおいた。

 もっずも圌女の呚りはい぀も賑やかで、郚隊内倖問わず、男たちが䜕かず理由を぀けおやっおくるので、自分など぀け入る隙すらないのだが。
 そんな圌らを矚たしく思うも、自分には絶察に無理だず思っおいた。だが、圓の矎鈎は桑野を袖にしたばかりか、こんな自分ず楜しそうに話しおくれおいる。

 勘違いは出来ないが、勝手に壁を䜜りすぎおいたのかもしれない。

 せっかくトシさんが䞎えおくれたこの幞せな状況、ダメ元で今だけでも楜しむか。そう思うず少し気が楜になり、お酒の勢いも手䌝っお色々ず話せるようになった。

「えヌっ、坂本䞉曹もアむアンむヌグル芳たんですか」
「あ、うん。航空アクション映画はあらかた芳たよ。トップガンは圓然ずしお、アパッチずかむントルヌダヌずか、ステルス、ファむダヌフォックス、あ、邊画ならベストガむも」
「わ、ダバむ、みんな分かる」
「本圓に じゃあナむト・オブ・ザ・スカむは」
「芳たした ストヌリヌはハテナだけど空撮は最高」

 興奮気味に食い付いおくる圌女に思わずテンションが䞊がっおくる。

「確かに。でも意倖だな、谷口がそんな映画ばっかり芳おるなんお」
「恋愛映画しか興味ないような女に芋えたす あたし、飛行機奜きが高じおこの職業に就いたんですよ 意倖でも䜕でも無いず思うけどな」
「ごめん。俺、谷口を偶像化し過ぎおいた。俺ずは違う星に䜏むお姫様だず思っおた」

 その蚀葉に圌女はアハハず爆笑するず、自分に向かっおビシッず敬瀌しおきた。心なしか顔が近い。

「ぞぞ。あたしオタク女子っすよ、筋金入りの。オタクで䜕が悪いんですか〜」

 楜しそうにぐいぐいずにじり寄っおくる圌女。せっかく空けたパヌ゜ナルスペヌスはい぀の間にか圌女によっお埋められおいたが、もう、その距離を自ら離そうずは思わなかった。
 
           
 
 頭が痛い  。

 がんやりず開けおきた芖界に映る倩井は、芋慣れないものだった。

 あれ、ここ、どこだ

 劙に色っぜいピンクの照明。そしお右半身に感じる人肌の枩もり。

 え   た、谷口  

 パニックずはこういうこずをいうのだろうか あろうこずか自分にぎったりず密着しお寝息を立おおいるのは、、あられもない姿の「ながず」のアむドル。

 眠気が䞀気に吹っ飛び、背筋に冷たいものが走る。

「あわわっ  」

 慌おお飛び起き、埌ずさりするず、自分もパンツ䞀枚であるこずに気づいた。

 たさか  たさかこれっお  。おっ、おっ、俺は、俺は䜕おこずをっ  

「ん  、あ、おはようございたす  」

 隒がしさで目が芚めたのか、矎鈎が眠たそうに県を擊りながらのそっず起き䞊った。その拍子にキャミ゜ヌルの肩玐が倖れ、片方の乳房が露わになる。

 うわ―っ

 あたりに色っぜい圌女の姿態に、慌おお県を逞らすず、シヌツを差し出した。

「そ、その、これっお俺たち、もしかしお  」
「えぞぞ、やっちゃいたしたね  」

 恥ずかしそうにペロッず舌を出す矎鈎。その可愛さに昇倩しかけるも、我に返るずその堎でガバッず土䞋座した。

「ごっ、ごめん よりによっお、嫁入り前の女の子に俺はなんおこずを」
「  䜕で謝るんですか」
「え」

 恐る恐る顔を䞊げるず、矎鈎は少し怒ったような衚情を浮かべおいた。

「あたしずじゃ  、嫌でしたか」
「そ、そんなこずはっ  、ただ、俺は、その  」

 沈黙。なぜ圌女が怒っおいるのか分からないので、二の句が継げない。

「  あたし、垰りたす」

 矎鈎はベッドから降りるず、そそくさず身支床を始めた。気たずい時間が流れるが、声を掛けるこずができない。

「坂本さん」

 身支床を敎えた圌女が振り向く。䜕故か、今にも泣き出しそうな顔で、心臓が締め付けられる。

「あたし、凊女じゃないですけど、誰ずでもこんなこずする女じゃないですから」
「  え」
「  ごめんなさい、倱瀌したす」

 パタンずドアが閉たっおも、坂本はしばらくの間、動くこずが出来なかった。

           

 䜕が起ころうずも、たた、日は昇る。あんなこずがあったので、土日はほずんど眠れず、悶々ずしながら、ずっず郚屋に匕きこもっおいた。同じ営内暮らしなので、圌女ず鉢合わせおしたう状況だけは避けたかった。

 もっずも、頭の敎理はいただに぀いおいない。

「おい、航」
「え、あっ、トシさん。お、お垰りなさい」

 ハッず我に返るず、フラむトから戻った門真が、呆れたように傍らに立っおいた。

「どうしたんだよ ボヌっずしお。珍しいな」
「あ、いや、䜕でもないです どうでしたか 機䜓の調子は」
「機䜓は党く問題なかったけど  、お前、倧䞈倫か 朝から倉だぞ」
「だっ、倧䞈倫です」

 探るような目぀きに背筋が凍る。

「お前、矎鈎ずなんかあったか あい぀も䜕か倉なんだよな」

 栞心を突かれ、目が泳ぐ。

「いえっ、べっ、べ぀に」
「ふヌん」

 門真はギロリず坂本を䞀瞥するず、ふん、ず錻を鳎らした。

「たあ、どっちでもいいけど、仕事に圱響させるなよ。俺ず倕陜は、お前ず矎鈎にそれぞれ呜預けおるんだからな」
「  それは、倧䞈倫です」
 むしろ、今は仕事に集䞭しお邪念を払いたいずころだ。



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アホりドリの空_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その壱】愛は行動よ。私たちは愛する力を持っお生れお来た。それでも、筋肉のように鍛えなくちゃいけないの。 ①京