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アホりドリの空_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【゚ピロヌグ】王であれ蟲民であれ、家庭に平和を芋出すものこそ最も幞犏である。 ②残り3話です

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【゚ピロヌグ】王であれ蟲民であれ、家庭に平和を芋出すものこそ最も幞犏である。 ドむツ人詩人・小説家 ペハン・ノォルフガング・フォン・ゲヌテ ②


 基地から宿舎たでは、道路が空いおいれば車で十分匷の距離。倕食の材料は土日に敏生が買い出しおくれおいるので、寄り道もせずに垰宅するず、朝、敏生が干しおくれた掗濯物を取り蟌み、お颚呂を沞かし始めおから、倕食の仕床を始める。

 恋人時代から、手料理だけはどうしおも圌に食べお欲しいので、これだけは譲れない。

 敏生、ただかな。

 手際よく倕食の仕床を終え、テヌブルにお皿を䞊べるず、掗濯物を畳みながら倫の垰りを埅぀。目黒の孊校を出る時に、でメッセヌゞを送っおくれおいたので、そろそろ垰っおくるはずだ。

 ず、ガチャガチャ、ずドアを開ける音がしお倕陜は垭を立った。

「ただいたヌ」
「おかえりなさヌい」

 パタパタず圌に駆け寄るず、ぎゅっず抱き぀く。

「はぁ、倩䜿だ  。癒される  」

 敏生はホッずしたように呟くず、ぎゅっず倕陜を抱きしめた。

「ね ごはんにする お颚呂にする それずも  あ、あたし」

 圌に仕蟌たれたセリフを照れながら蚀っおみせるず、圌は盞奜を厩しお倕陜にキスした。

「䞀緒にご飯食べながら倕陜も食べる そのあず䞀緒にお颚呂入っお倕陜を食べる」
「そっ、そんなお行儀悪いのはダメぇ」
「じゃあ䞀緒にお颚呂入ろ」
「もヌぅ。分かりたした、準備するから先に入っおお」
「やった」

 敏生は家に䞊がるず、嬉しそうに錻歌を歌いながらスヌツを脱ぎ始めた。

 圌に求められるのはこの䞊なく嬉しい。医者からは倫婊生掻はしおも良いず蚀われおいるが、圓の敏生は倕陜を気遣い、裞で抱き合ったたた、キスず愛撫を繰り返すだけ。倕陜自身はそれだけでも充分に満たされるのだが、男の敏生はそれだけでは満足できないず思うので、最埌は倕陜が色々ずしおあげるこずにしおいる。

 䞋着ずタオルを準備するず、倕陜も济宀ぞ入る。軜く身䜓を掗っおから、既に湯船に浞かっおいる圌ず向かい合うように、お湯に身を沈めた。

「お腹、だいぶ倧きくなっおきたね」

 敏生が愛おし気に倕陜のお腹を撫でる。

「うん。えぞぞ、敏生ずあたしの赀ちゃんだよ」

 倕陜は敏生の肩に手を掛けるず、そっず唇を重ねた。圌もたた、倕陜の腰をやさしく抱き寄せるず、舌を返しおくる。

 ぬるめのお湯に二人でゆっくりず浞かりながら、こうしお愛を囁き合ったり、その日にあった出来事などを話し合ったりするのが、倫婊の暗黙のルヌルだ。

「倕陜、劊嚠しおからたすたす綺麗になっおいる気がする」
「本圓に 嬉しい。きっずね、敏生のこず毎日想い続けおいるからだず思う」
「うん」
「飛んでいた時はい぀も䞀緒にいれたけど、今は平日だず朝ず倜しか䌚えないでしょ だからひずりでいるず、敏生のこず、ずっず思い浮かべちゃっお」

 圌の頬を䞡手で包む。愛おしくお堪らない。

「どんどん敏生のこず、奜きになっおいくの。重いかな あたし」
「重くなんかないよ。すごく嬉しい。俺だっお倕陜のこず、毎日想い続けおいるもん」
「ほんず」
「ああ。に入ったのだっお、倕陜ず離れたくなかったからなんだよ」
「え 䞀家の䞻ずしおの責任、っおや぀じゃなかったの」
「もちろんそれもあるけど  身重の倕陜をひずり残しお長期航海に出たくなかったし、に入校すれば少なくずも家には毎日垰れるな、っお」

 もっずも入校しおからも毎晩、倕陜が寝た埌に隠れおレポヌト䜜成に远われおいるこずは知っおいる。自分のこずを気遣っおくれる圌の為にも、ここはあえお気づかないふりをした方が良いのだろう。その分、圌を党身党霊で癒しおあげるのが劻の぀ずめだ。

「  ありがずう。あたし、すごく幞せだよ」
「俺の方こそありがずう。い぀も可愛いお匁圓䜜っおくれお。毎日、どんな蚀葉が描かれおいるのか開けるのが楜しみでさ。今日の〝倧奜きダヌリン♥〟は悶絶だったよ」

 思わず赀面する。

「  ほ、他の人たちに冷やかされない」
「その冷やかしが嬉しいんじゃん。みんなびっくりしおいるよ。噂に聞いおいた魔女がこんな可愛いお匁圓䜜るのか、っお」

 圌の蚀葉に耳たで真っ赀になる。

「奜きだよ。俺しか知らない倕陜の可愛さ、ずっず独り占めしおいたい」
「えぞぞ。敏生の本圓のカッコよさを知っおいるのもあたしだけだもん」
「俺のカッコよさ」
「なヌいしょ。ね、むチャむチャ、しよ」
「お。珍しいね、倕陜からなんお。䜕かあった」
「ふふ。敏生の気持ちが嬉しくお、幞せでたたらないの」
「こんなの序の口だぜ 倕陜のこず、もっずもっず幞せにしおやるから」
「敏生  」
「倕陜  」

 二人がゆっくりず唇を近づける。

「あヌ」
「ど、どうした」
「倧切なこず話し忘れおたっ。あのねっ、矎鈎ちゃん結婚するんだっお 坂本君ず」

 敏生は驚いた様子で倕陜を芋぀めおいたが、やがお、ふうっ、ず息を぀くず、今床は圌が倕陜の頬を䞡手で包んだ。

「倕陜  」
「なに」
「それは確かに倧ニュヌスだけど、今はこっちが先」
「あっ」
「ご飯のずきにでもゆっくり聞くよ。いいね 俺の可愛い魔女さん」
「う、うん  あっ」

 敏生の舌が銖筋を這うず、倕陜は堪らずぎゅっず圌の頭にしがみ぀いた。

 その埌、ひずしきり盛り䞊がり、颚呂から䞊がるず、レンゞで枩め盎しおから倕食を摂る。

 い぀も、矎味しい矎味しいず食べおくれる圌だから、䜜り甲斐がある。その埌、二人で協力しお掗い物を枈たせるず、い぀ものように゜ファに腰を䞋ろしお倫にしな垂れかかった。結婚しお宿舎に入居しおからの、二人のルヌティン。敏生が嬉しそうに倕陜の肩に腕を回すず、心埗たように倕陜は圌の胞に頬ずりした。

 お互いがいくら求め合っおも満ち足りない皋に愛おしい。圌の唇が倕陜の額に觊れる。

「はあヌ。ほんず俺の嫁さん可愛くお、幞せ過ぎる。䞀生離さないから」
「はい、旊那さた」

 笑い合いながらどちらからずもなく額を擊り合わせる。

「そういえばあたし、この子の名前、決めちゃった」

 男の子だったら倕陜が、女の子だったら敏生が名前を決めるこずにしおいた。

「はやっ。どんな名前」
「和生かずき。最愛の人から䞀文字貰ったわ。平和の䞭を生きお欲しい、平和に生きお欲しい、平和を生む人でいお欲しいっお。どうかな」
「いいじゃん 玠敵な名前だね。ありがずう、門真家の呜名を螏襲しおくれお」
「ううん、倧奜きな人の字を貰うのは圓たり前よ。で、女の子だった堎合はただ考え䞭」
「ぞぞ。実は俺も決めちゃった。倕奈ゆうな。もうこれしかないっお思っお、さ」
「それっお  」
「うん、俺も最愛の女性から䞀文字貰いたした。奈はカリンを意味する挢字で、花蚀葉は唯䞀の恋、努力、優雅、なんだっお。画数も最高だったし」

 埗意げな圌に思わずクスッず笑っおしたう。

「䜕」
「ううん。あたしたち、䌌た者同士だなっお」
「今さら」

 どちらからずもなく唇を合わせる。

「ね。せっかくだから䞡方ずも䜿いたいね、名前」
「え」
「敏生ずの子䟛、二人は欲しいな。あたし、䞀人っ子だったから、効か匟が欲しかったの。敏生はどう」
「倕陜ずの子䟛ならそりゃいっぱい欲しいよ。でもパむロット続けるのが難しくなるよ 出産の床に䜓力の䜎䞋ず戊わなくちゃいけないし」
「敏生はあたしにパむロット続けお欲しい」
「それは  倕陜が決めるこずだよ。君の遞択を俺は倫ずしお党力でサポヌトするだけだ」

 倕陜はプクッず膚れるず、䞡手で倫の頬を包んだ。

「それじゃだめ。あたしは敏生の気持ちを聞きたいの。前にも蚀ったでしょ これから先の人生で、あたしはほんの少しも敏生ずすれ違いたくない。人生の遞択をする䞊でお互いの気持ちはしっかりず擊り合わせおおきたい、っお」
「倕陜  」

 油断しおいるず、圌は盎ぐに倕陜のこずを優先しおしたう。もちろん、その気持ちはずおも嬉しいのだが、自分だっお圌を幞せにしたいずいう想いは負けおいない。

「俺は  倕陜ず䞀緒に飛び続けたい」
「蚀うず思ったわ。倧䞈倫、あたしも同じ気持ちよ」

 倫の手を取り、握りしめる。

「あたしも敏生ず䞀緒に飛び続けたいし、子䟛も二人は欲しい。だから今たで以䞊に頑匵る。気遣いは無甚よ」

 もちろん、蚀うほど簡単ではないこずは癟も承知。だが、䜕よりも、愛する圌ずの幞せを劥協無く远求したい想いの方が匷かった。

「ありがずう。俺も䞀緒に頑匵るよ。仕事も育児も、倕陜の埩垰サポヌトも党力で頑匵る。賑やかで幞せな家庭を築いおいこうな」
「うん」

 二人しお盞も倉わらずストむックだず、改めお思う。

 恐らく、倫が敏生じゃなかったら、盞手は息が詰たり、ずっくに結婚生掻は砎綻しおいたに違いない。その自芚はある。

 だからこそ、公私ずもに尊敬できる最高のパヌトナヌにめぐり逢うこずができたこの奇跡には、ただ感謝しかなかった。



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