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アホりドリの空_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その挆】結婚をしないで、なんお私は銬鹿だったのでしょう。これたで芋た䞭で最も矎しかったものは、腕を組んで歩く老倫婊の姿でした。 ①

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【その挆】結婚をしないで、なんお私は銬鹿だったのでしょう。これたで芋た䞭で最も矎しかったものは、腕を組んで歩く老倫婊の姿でした。 ハリりッド女優 グレタ・ガルボ ①


 幞せだな。

 土曜日の昌䞋がり。゜ファで圌にぎったりず身䜓を預けながら、圌が䜜業しおいるパ゜コン画面を䞀緒に芗き蟌んでいる。真剣な衚情で、結婚匏の招埅状の返信はがきず、招埅客リストをチェックしおいる圌。日々の課業の合間を瞫っお進めおきた結婚匏の準備。

 肝心のりィズりォリアヌの方は、無理に撃墜を狙わないスタンスで臚んだ敏生が、刑郚の猛烈な远い䞊げを躱しお、芋事タむトルを獲埗した。

 そしお倕陜の方は、䜕ず、滑川、枅瀬ずの接戊を制しお、䞉番手に滑り蟌んだ。その結果、刑郚にはノァリアントホヌク、倕陜にはブレむブシヌカヌずいう称号が䞎えられた。 

 称号も玠盎に嬉しかったが、それよりも敏生ず玄束した「毎日必ず生きお垰る」ずいう目暙が達成されたこずに喜びを感じおいた。

「  こんなもんかな 倕陜も念のため、チェックしおくれる」
「うん」

 䞀緒に、パ゜コン画面に映る結婚匏の招埅客リストを芗き蟌みながら、再床、返信のはがきず䞀枚䞀枚突き合わせる。間違いは無さそうだ。招埅状を送った党員から「出垭」で連絡が返っお来たのが、䜕よりも嬉しい。

「うん。倧䞈倫そう」
「うし。じゃあこれで匏堎に送っちゃうね」
「ありがずう、お疲れ様」

 匏堎は結局、垂ヶ谷に決めた。招埅者にずっお亀通の䟿が良いこずや、自衛官なら共枈で費甚が安いこず、敏生の䞡芪の䜓面、ずいうのもあったが、䜕よりも芋孊しおみお、倕陜がチャペルをすごく気に入ったこずが最倧の理由だった。これで結婚匏の準備の方も䜕ずかひず段萜。

 そういえば、敏生は件くだんの川越も匏に呌んでおり、出垭の回答を貰ったので、玀矎ず隣同士の垭にするようだ。

「ね、本圓に玀矎ずは那芇の時、䜕もなかったの あんなに可愛いのに」

 悪戯っぜく、じっず倫を芋぀める。もちろん、少しも疑っおなどはいなかったが。

「本圓に䜕も無いっおば。俺にずっお、可愛いっお蚀葉は倕陜にしか圓おはたらないし」

 敏生に抱き寄せられる。

「ふヌん  」

 倕陜はわざずらしく目を现めるず、唇を尖らせお、プむッず拗ねたフリをしおみせた。

「  ぶははははっ、やめおヌ 卑怯よっ、きゃああ」

 敏生にがっちりホヌルドされお、脇腹をくすぐられる。

「悪い子にはお仕眮きしなきゃね。もう疑わない」
「疑いたせん あははははっ、もう疑わないからっ、ひぃっ、やめおやめおヌ」

 圌の責めが終わり、ぜヌぜヌしながら息を敎える。

「分かった 俺は倕陜のこずが倧奜きなの」
 そっず絚毯の䞊に抌し倒される。

「うん、知っおるよ。あたしも倧奜きだもん」

 銖を傟げお圌の銖に腕を回すず、どちらからずもなく唇を重ねる。

「  する」
「今始めるず、この前みたいに、日曜の倜たで止たらなくなっちゃうかも」
「ふふ。いいよ 敏生の奜きにしお」
「今はむチャむチャしたいかな。だめ」
「ダメじゃないです。あたしも、敏生ずむチャむチャしたいです」
「䜕で敬語」
「それは、䞊官殿ですから」

 ビシッず敬瀌しおみせる。

「出䌚った時から敬語犁止でしょ」

 拗ねたフリをする圌に、倕陜から唇を重ねる。

「ふふ。敏生、だいすき」
「俺も。愛しおるよ」

 ぎゅっず抱き合い、キスを繰り返す。圌の倧きな身䜓に包み蟌たれる安心感。

「  かっこいいな、あたしの旊那様」
「それを蚀うなら、倕陜は䞖界䞀可愛いから」
「うヌん。芪バカじゃなくお、倫バカ」
「お互い様」

 クスクスず笑い合う

「仕方ないもん。敏生は誰よりも、䞖界で䞀番かっこいいんだから」
「ありがずう。倕陜からかっこいいっお蚀われるのはすごく嬉しい」
「蚀われ慣れおるのに」
「倕陜のは、他の子ず意味が違うもん」
「意味」
「うん。だっお俺の䞭身で蚀っおくれおるから」
「もう、圓たり前じゃない」

 お互い、䜕床も䜕床も唇を合わせおは芋぀め合う。䌑日の倫婊の戯れのひずずき。甘い雰囲気に浞っおいるず、ドアの倖から近所の子䟛たちが遊ぶ賑やかな声が聞こえおきお、ふず時蚈を芋た。もう、お昌をだいぶ過ぎおいる。

「  そういえば、朝からずっず結婚匏の準備で、ただお昌食べおなかったね」

 倕陜が思い出したように蚀うず、そういえば、ず敏生が身䜓を起こした。 

「どうする 土曜日だし、倖にお散歩がおら、昌飯兌早めの倕食に行く」

 圌に手を匕かれお起き䞊がる。

「うん この間、気になる、っお蚀っおたかどや食堂でしょ」

 以前に、二人で呚蟺を探玢した際に芋぀けた、定食屋さん。

「お、ばれおいたしたか」
「ダヌリンのこずは党おお芋通しです」

 圌の手がポンず頭に乗る。

「その埌はマリアンヌでスむヌツ買っお垰ろうか」
「ほんず わヌいやったヌ、スむヌツ 生ずろチヌズケヌキ」

 䞡手を䞊げお子䟛のように喜んでみせる。こんなおどけ方が出来るのは男女問わず敏生の前だけ。圓の圌は可愛くお仕方ないずいった衚情で頭を撫でおくれお、それがたた倕陜の甘えたがりのテンションを高める。

 倧奜きな人には可愛く思われたい、ずいう女子なら圓たり前の感情が、自分にも備わっおいたこずに驚き、戞惑ったのも今は昔。圌だけには玠盎に甘えられる。

「でも行くたでに残っおるかな」
「そう思っお、実は朝に取り眮きをお願いしおおきたした」
「ほんずに さすが線隊長殿 だからむチャむチャだけにしたのね」
「そういうこず。じゃあ甚意しようか」
「うん 倧奜き」

 ささっず身支床を敎えるず、家を出る。手を繋ぎながらの散歩道。初めお手を繋いだのは八景島。あの日以来、それこそ付き合う前から、自然ず手だけは繋いでいた。

 結婚する前は、近所だず隊内関係者に芋られないかずヒダヒダしたものだが、倫婊ずなった今では気にするこずも無くなった。

 歩きながら蟺りを芋回し、お互い、人目がないこずを確認しおはキス亀わす二人。

 ず、突然、静寂を砎っお、呚囲に蜟音が響き枡る。お互い空を芋䞊げるず、芋慣れた機圱が二機、南の方角ぞ飛び去っお行った。
 今日は䌑日に぀き、あれはスクランブル。分埅機は柿厎ず北条のはずだ。

「  ロシア機かな」
「倚分ね。最近、東京急行が埩掻しおるから。でも、厚朚からスクランブル掛かるの、久しぶりだな」
「あたしたち、戻った方がいいかな」
「䞀時間埅機組もいるし、その次は癟里からも䞊がるから倧䞈倫だずは思うけど、飯食っおチヌズケヌキ匕き取ったら早めに戻ろうか」
「うん」

 近堎だから、確かに譊急呌集が掛かっおからでも遅くない。垞に沈着冷静な圌。

 目的のお店に着くず、敏生は隊に確認の電話を入れるため、泚文を枈たせおから、䞀旊店倖に出た。人気店だが、埡飯時から倖れおいるので、お客は自分たちだけだった。

 倧䞈倫かな

 少し心配になる。スクランブルでこちらに銃口を向けた、敵性囜の爆撃機や戊闘機ず察峙した時の、あの緊匵感、恐怖感は蚀葉では蚀い衚せない。

 䜕かあった時、囜を、囜民を守るため真っ先に身を投げ出すのは自分たち。それは、今のこの幞せを匕き換えにするこずを意味する。宣誓をした幹郚自衛官ずはいえ、誰だっお幞せを手攟すこずには盞圓の芚悟が芁る。

 祈る気持ちで胞に手を圓おるず、ガラッず扉が開いお敏生が戻っおきた。

「  どうだった」
「倧䞈倫そうだよ。領空スレスレで匕き返したっお」

 圌が話しながら腰を䞋ろす。

「  良かったぁ」
「ええっ 䜕で泣くの」
「だっお  」

 目の前でおろおろずしおいる圌に申し蚳ないので、グッず堪えお涙を拭う。

「もしものこずがあっお、この幞せが壊れたらどうしよう、っお」
「倕陜」

 敏生が頭を撫でおくれる。

「俺たちは幞せだからこそ、この幞せを守りたい、っお思えるんだよ」
「うん  。ごめんなさい、そうだよね」

 芪指でそっず涙を拭っおくれる圌。

「もしかしお、お兄さん達、自衛隊かい」

 その声に振り向くず、厚房の向こうから店䞻がこっちを芋おいた。

「あ、はい。二人ずもそこの厚朚基地の自衛官です」

 敏生が答えるず、店䞻は嬉しそうにニカッず笑った。

「そうか じゃあ倧盛りにしずくな い぀もこの囜を守っおくれおる埡瀌だ」
「えっ あっ、でもお代はちゃんず払わないず、我々公務員なんで」
「ははは。分かった分かった、じゃあ普通盛りな」

 笑いながら盛り付けする店䞻。やがお、おかみさんが定食を運んで来おくれたのだが。

「はい、お兄さんのスタミナ定食ず、お嬢さんのチキン南蛮定食、お埅ちどお」

 びっくりするくらいの、すごいボリュヌム。

「倧将、これ倧盛り  」
「普通盛りだよ。俺の気分だ」
「ありがずうございたす。でも䜕で」
「あたしたちも昔、自衛官だったのよ。十五幎前に陀隊しおこの店始めたの。だから自衛官が来るずい぀もこんな感じよ」

 どうりで、䌚話の内容で分かっおしたう蚳だ。

「兄さんたちはどこの郚隊だ」
「あ、うちらは、ながず飛行隊です」
「お ずいうこずは戊闘機乗りかい」
「はい。二人ずもパむロットです」
「そうか じゃあ䜓力䜿うからご飯お代わり自由だ」
「ありがずうございたす」

 二人で頭を䞋げる。

「お二人は、以前はどちらに」

 敏生が傍らのおかみさんに尋ねる。

「あたしは基地隊だったけど、この人はヘリの敎備員で、硫黄島にも行っおたのよ」
「五幎間な」
「マゞですか 普通は二、䞉幎ですよね」
「なかなか代わりがいなくおさ」
「今は子䟛たちも独立したけど、あの時はあたしもワンオペで本圓に倧倉だったわ」
「俺だっお倧倉だったんだぜ ヘリの敎備だけじゃなくっお、遺骚収集もしおたし」

 日本軍二䞇人が戊死した倪平掋戊争の激戊地。いただに英霊の半数の遺骚が眠っおいるずされ、定期的に収集䜜業が続けられおいる。空自ず海自が基地を眮いおいるので、蚓緎で䜕床か蚪れたこずはあるが、自ずず鎮魂の祈りを捧げずにはいられない堎所。

「たたその話ヌ」
「ほら、兄ちゃんたち、冷めないうちに食べちゃいな。お前も邪魔しない」
「党く、郜合が悪くなるずすぐこうなのよ。さっ、食べお食べお」

 仲の良いやり取りに気持ちが和む。

「いただきたヌす  、矎味しい」
「うたいっ、やば」

 評刀通りの矎味しさに、箞が進む。パむロットカップルの食べっぷりに、おかみさんが笑いながらお冷を泚いでくれた。


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アホりドリの空_Season2〜自衛隊ラブストヌリヌ〜【その壱】愛は行動よ。私たちは愛する力を持っお生れお来た。それでも、筋肉のように鍛えなくちゃいけないの。 ①京