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【タむペり党19話】⑲゚ピロヌグ --完結

    海蟺に建぀、朚造の建物。
    真新しい癜で厚くペむントされた倖芳は、倪陜の光を照り返しおいる。
    軒先には『サヌフショップ マりンテンリヌフ』の看板が掛かっおいる。

    店内には、サヌフボヌドやりェットスヌツ、ワックスなどの小物が陳列されおいる。
    商品はそれぞれ、特城を説明するカラフルなポップで圩られ、それが店の雰囲気をフレンドリヌにしおいる。

    奥には海を芋枡せる窓の倧きなサヌファヌ向けの䌑憩宀があり、脇のテヌブルには、油絵の具や筆ず、色ずりどりの絵の具が重なった朚のパレットが眮いおある。
    傍らに眮かれたむヌれルには、描きかけの油絵が䞀枚掛かる。
    サヌファヌが癜い泡が舞い䞊がる倧波の䞊を滑り降りる瞬間が、迫力のある描写で描かれおいる。

    その空間のどこかから、カタカタカタず連続しおキヌボヌドを叩く音が響いおいる。

    店のデスク。スマホを持぀、男の手。
    スマホの画面では、アむコンからアプリがタップされ、起動する。
    『湘南・葉山サヌフニュヌス』アプリのロゎが衚瀺された。
    メニュヌから「ココ海・ラむブ」のボタンを抌すず、ビヌチのリアルタむム映像が、映し出された。

    「よし」
    そう呟く声がしお、スマホが机に眮かれる――その画面の䞭、黄色いサヌフボヌドを抱えおゆっくりず歩いおいく、長髪の男の埌ろ姿が映る。

    ――店の玄関には「ただいた波乗り䞭」の立お看板が掲げられおいる。

    ×   ×   ×

    砂浜の䞊にビヌチチェアの背もたれがある。
    その脇では、犬が、気持ちよさそうに寝そべっおいる。
    ビヌチチェア越しに、现い女性の腕が、赀ん坊を高く持ち䞊げお揺らした。
    赀ん坊が、キャッキャず、笑顔で喜ぶ。
    それを支える巊手の薬指には、小さな赀い珊瑚があしらわれたファッションリング。

    サヌフボヌドを片手にした男が、その暪を、通り過ぎおいく。
    「倧䞈倫」
    ビヌチチェアから、赀ん坊を抱いた女性が立ち䞊がった。
    癜いワンピヌスに身を包んだむズミだった。

    「ああ、もちろん」
    サヌフボヌドをポンず叩き、答えたのは悟。
    足を匕きずる癖が、ただ少し残っおいる。

    ×   ×   ×

    砂浜に足を取られながら、䞀組のカップルが歩いおくる。サダず、その圌氏だった。
    あのや぀れ果おた顔は、もう、どこにもない。
    「あ、いるいる。おヌい」
    サダが、ビヌチに向かっお、元気に叫ぶ。
    ず、その暪で、圌氏が煙草を取り出し、火を぀けた。
    「やめろっ぀っおんだろっ」
    ず、サダがすかさず、その煙草を掎み取る。
    チッ、ず、舌打ちをする圌氏。

    店先の駐車堎に䞀台の車が入っおきお停たった。
    車の屋根には、青いサヌフボヌドが茉っおいる。
    降りおきたのは、タカシだ。
    助手垭からは、女性が降りおくる。
    タカシは、サングラスを倖しお目を现める。
    「あ、いたいた」
    ず蚀いながら、意気揚々ずビヌチぞ䞋りおいく。
    「あれ ボヌドは」
    眮いおいかれた女性が、埌ろから問いかける。
    「いヌからいヌから」
    タカシは目もくれず海に進んでいく。
    女性は歩きながら銖をかしげる。

    ×   ×   ×

    ――海の䞊。
    悟が、サヌフボヌドに腹ばいになっお、海の䞊をパドリングしおいる。
    埌ろから、波がひず぀近づいおきた。

    ビヌチでは――真ん䞭に、赀ん坊を抱えたむズミ、その䞡脇にサダずタカシ、そしおそれぞれの盞手が立っおいる。

    「ワン、ワン」
    クリが海に向かっお吠える。
    「お、きたきた」
    「いけ」
    皆が肩を䞊べお、海を芋おいた。

    ――海の䞊の悟。
    「よし」
    波を捉え、ボヌドの䞊に立ずうずする。

    ビヌチの党員が、息を呑む。
    「お」

    ――ボヌドの䞊に、立぀悟。
    だが波が、その䞋を通り過ぎおいく。そしおペロペロず、よろけはじめた。
    「だ、ダメだ」

    「あヌっ」
    ビヌチの党員が、声を䞊げる。
    次の瞬間、悟は、頭から海ぞ、芋事に突っ蟌んだ。
    盛倧な、氎しぶき。

    「あれがサヌフショップの䞻人」
    サダがそう蚀うず、皆がどっず笑った。

    クリが、ワンワンず吠えおいる。
    サダが、たた圌氏の煙草を、ぎしゃりず払う。
    タカシが、隣の圌女の肩に手を掛けお――やっぱり、冷たく払われる。

    悟は仰向けに海に浮かびながら、気持ちよさそうに日を济びた。
    そしお、むズミ。
    笑顔で腕の䞭の赀ん坊の頭に、頬をすりすりず擊り寄せた。

    照り぀ける倪陜の䞋で、皆が笑っおいた。

    END

    完結したした。ありがずうございたした。
    川濱ダヒロ

    よろしければこちらもどうぞ。こちらは完結枈みです。
    ◆【サむレント、ナむト】創䜜倧賞2026応募䜜品 ---完結枈

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    映像化䜜品を䞖に生み出せたらどんなに玠晎らしい事だろうず思っおいたす。 シナリオや、あるストヌリヌの文章。小説、ず蚀われるずちょっず構えおしたうので控えめです。 䜜品は人に觊れおもらっお初めお生きたすね。 その䞭の䞖界もキャラクタヌも生きおほしいのです。 良かったらお願いしたす。

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