
短編小説まとめ #030
こんにちは。財布野紐ゆるみと申します。
以下、これまでに書いた短編記事をまとめています。
なお前回のまとめ記事はこちらになります。
⇒ 短編小説まとめ #029
291.スマホ熱中症
使用しているスマートフォンの調子が悪くなり、買い替えを決めた男が、不思議な出来事を経験するというお話です。(約3600字)
長く使い続けているものには、もしかすると、単なる機械や道具としては片づけられない何かが残っているのかもしれません。
292.種も仕掛けも
子どものころに見たマジックに家族との思い出を重ねながら、大人になった男が、ある贈り物について考えるというお話です。(約1650字)
人には、知らないほうが幸せなこともあるのかもしれません。単なる嘘と思いやりの気持ち、その間にある境目の感情について描いてみました。
293.余人
書類の不備が多い業務委託先の男性を、事務手続きの側から見ていた女が、仕事を通してその人の別の一面を知っていくというお話です。(約4100字)
人にはそれぞれ得手不得手があります。誰かが簡単にできることでも、別の誰かには難しいこともあるのだと、あらためて考えながら書きました。
294.最後の一針
傍にいる女性との生活の中で、紙を綴じるホッチキスの音を聞きながら、男が活動のためのパンフレットを作り続けるというお話です。(約1600字)
「最後」を感じる瞬間が、生活の中に溶け込んでいることもある気がします。そんな部分に、人の気持ちがあったりするのかもしれません。
295.道になる
公園を歩いていた男ふたりが、とある出来事のあとに、芝生にできた細い踏み跡を見つけるというお話です。(約1750字)
誰かが歩いたあとに、いつの間にか道ができている。人の残したものを見ながら、自分たちもその先を歩いていく。そんなことがあるのだと思います。
296.私のイラスト、百の質問
AIイラストを趣味にし、作品販売も始めた女が、ある「100の質問」に答える中で、作品や権利について考えるというお話です。(約9750字)
「自分の作品」と思っていたものについて、あらためて問い直されることで、見えていなかったものが見えてくることもあるのかもしれません。
297.鍵を回す夜
「薬を飲むこと」を「鍵を回すこと」と捉えている女が、眠れない夜と、心と身体の間にある感覚について考えるというお話です。(約1250字)
自分を楽にできるはずの選択が、同時に不安を連れてくることがあります。思い通りにならない感覚とともに生きるしかない日もあると思います。
298.しおりの中に
父を亡くしたあと実家を片付けていた女が、家族旅行のたびに父が手作りしていた「旅のしおり」を見つけるというお話です。(約4000字)
何気なく残されたものを通して、あとになって「その人の気持ち」の温度に初めて触れられるようなこともあるのだと思います。
299.靴を差し出すように
ショップでカーテン選びに苦戦する男が、同行した同僚女性の言葉をきっかけに、ものの選び方についての見方を変えるというお話です。(約1900字)
視点や置かれた立場を少しだけ変えてみること。その考え方は、ものだけではなく人との関係においても大事なことのように感じます。
300.いつか、一枚だけ
「繊細さ」を掲げたコミュニティなどを見つめながら、女が自分自身のあり方や歩き方について、考えていくというお話です。(約2350字)
誰かの強い言葉に流されず、自分の中にある違和感とともに生きる。弱さを抱えたままでも、自分で選び取れるものがあるのかもしれません。
また、お話がたまったらまとめようと思います。
よろしくお願いします。
※次回のまとめ記事ができたら、
この記事内にリンクをはりつける予定です。
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