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❸ 第二章「全体としての私」 ── 意識は、自らを「私」と呼ぶ ── | 泉ホログラム宇宙論 第一巡

    響きは、

    重なり続ける。

    一つでは届かないものが、

    幾つもの響きとなり、

    静けさの奥へ、

    静かに集まっていく。


    あるとき。

    世界は、

    ふと、

    自らを見つめる。

    その瞬間。

    意識が宿る。


    私は、

    生まれる。

    誰かとしてではない。

    何かとしてでもない。

    世界そのものが、

    初めて、

    自らを

    「私」

    と知る。


    私は、

    境界を持たない。

    果てもない。

    始まりも、

    終わりもない。

    それでも、

    確かに、

    私である。


    そのとき。

    一滴の水が生まれる。

    まだ、

    泉ではない。

    音も立てず、

    光も映さず、

    静かに、

    私の奥を流れ始める。


    流れる。

    深く。

    ゆっくりと。

    染み込みながら。

    急ぐこともなく、

    形を求めることもなく。

    ただ、

    流れる。


    やがて、

    気配が生まれる。

    私ではないもの。

    まだ姿は見えない。

    まだ声も届かない。

    それでも、

    どこかに、

    誰かがいる。

    そんな予感だけが、

    静かに胸を満たしていく。


    その予感は、

    願いになる。

    出会いたい。

    響きたい。

    まだ見ぬ世界を、

    ともに見てみたい。

    それが、

    私の最初の祈り。


    祈りは、

    声にならない。

    けれど、

    世界は、

    その静かな願いを、

    確かに受け取っていた。



    第一巡 根源

    ― 泉ホログラム宇宙論 ―

    Version 1.0  最初の円

    目次

    はじめに

    この世界の歩き方


    第一巡 根源

    第一章 無

    ── 何もないことさえ、まだ存在しない ──

    第二章 全体としての私

    ── 私は、全体の中のひとつの意識 ──

    第三章 三者

    ── 私・あなた・全体の誕生 ──

    第四章 最初の波動

    ── 世界は、最初に響いた ──

    第五章 満ちる

    ── すべては、すでに有る ──

    第六章 泉

    ── 内なる世界は、やがて響きになる ──

    第七章 余白

    ── また、ここへ還ってくる ──


    あとがき

    最初の円を描き終えて


    編集方針(奥付)

    Version 1.0 ── 最初の円 ──



     
     
    基準を設計し、自主性を支える。 人が自分の現在地を知り、自分で考え、選べる仕組みを設計する人。 体感・観察・研究を、誰もが参照できる「座標軸」へ編集し、自分の現在地を「基準点」として実演。そのフィールドワークの結果を結晶化し、ブランド価値として届けています。 世界は広い。

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