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【異䞖界什嬢コヌゞヌミステリ】第9話 本線たずめ番倖線短線 䜜家什嬢の田舎远攟掚理日蚘〜「掚理なんおやめろ」ず蚀われたしたが、远攟先で探偵はじめたす〜

    地野千塩

    本線たずめ

    第1話
    https://note.com/chisio777/n/n2cb6f6195d8e

    第2話
    https://note.com/chisio777/n/n55899a8d7615

    第3話 
    https://note.com/chisio777/n/nc869d6ed93ca

    第4話
    https://note.com/chisio777/n/n16d39a22e7a2

    第5話
    https://note.com/chisio777/n/n965120d6c73d

    第6話 
    https://note.com/chisio777/n/n81abcc22e90f

    第7話 
    https://note.com/chisio777/n/n3e23a7e01c88

    第8話 
    https://note.com/chisio777/n/n8675668a1433

    第9話
    https://note.com/chisio777/n/nc0e06316e0ee

    #創䜜倧賞2025 #ミステリヌ小説郚門


    番倖線短線・ オルガは芋た

    工房が攟火され、信頌しおいたギペヌムも殺人犯だったず知ったオルガ。

    最初はショックだったけれど、アンナ嬢やクリスが別荘で暮らしお良いず蚀っおくれたし、じいやさんがメむドの仕事も提䟛しおくれた。

    ずいう事でオルガは朝から倕方たでメむドの仕事をしおいた。埅遇もよく、䌑み時間も倚い。䜕よりアンナ嬢はじめ、いい人ばかりの職堎。奎隷ずいう身分や肌の色で差別されおきた過去を思うず、倩囜のような職堎環境だったが。

    今日、倕方。オルガは庭で芋おしたった。なん別荘のオヌナヌでもあり、むケメン経営者のクリスがアンナ嬢に告癜しおいるではないか。正確にいえば告癜ではない。プロポヌズ

    「俺ず結婚しろ」

    そう蚀うクリスは別人。蚀葉ず裏腹に赀面し、耳の端もピンク色になっおいる

    芋おしたった。告癜ずいうかプロポヌズを

    その倜、家に垰っおも気になる。あの埌アンナ嬢は䞀䜓どう答えたのか。アンナ嬢は冷静沈着で滅倚に感情的にならないが、圌女も矎人だ。少なくずも村の女達ず比べるず、萜ち着きがあり、掗緎されおいる。クリスずも釣り合いがずれ、お䌌合い倫婊になりそう

    そんな想像をしおいたら、なぜかポンっず頭にシャルルの顔が浮かぶ。

    シャルルはあの別荘の管理人だった。村では遊び人ずしお悪名高いが、オルガには優しい。

    あの火事の時も、火に囲たれお意識を倱っおいたオルガを助けたのはシャルルだった。オルガにずっおシャルルは優しいお兄ちゃん。別荘の庭でも䞀緒に遊んでくれるし、仕事だっお䞁寧に教えおくれたりする。これはアンナ嬢の執事のじいやさんも同じ事だけど。

    そしお翌日。仕事の昌䌑み䞭、オルガはシャルルず遊んでもらった。別荘の庭にある薔薇の皮類を教えおもらったり、投資や節玄術なんかの知識も教えおくれたが。

    そんなシャルルず䞀緒にいたら、たた昚日のクリスのプロポヌズを思う出しお困る。

    「シャルルにいちゃん、私ず結婚しろヌ」

    なぜか叫んでしたった。叫んでしたった埌、困惑。なぜこんな蚀葉を クリスに圱響され過ぎおしたった

    䞀方、シャルルは倧爆笑。実はシャルルもクリスから盞談をうけ、プロポヌズの事を知っおいたらしい。シャルルはすぐにオルガがクリスのプロポヌズを芋お圱響された事も芋抜く。

    「オルガ、圱響され過ぎ」
    「そんな、笑わないでよ、シャルルにいちゃん」

    オルガはシャルルの腕を掎み、頬を膚らたせおしたう。明らかに子䟛っぜい仕皮で嫌になっおしたう。

    「でも、た。オルガが倧人になっおいい女になったら、たた蚀っおくれ」
    「え 蚀っおいいの」
    「でも、いい女になったオルガはきっずモテモテだぞ」

    そう蚀うシャルルは、もう笑っおいない。

    「その時は、オルガにはもっずいい男が偎にいるよ」

    その声は萜ち着き、子䟛っぜいオルガず倧きな差があったが。

    「わかった。倧人になっお、いい女になったら、たた同じ事蚀っおみる」
    「ああ、楜しみにしおいるよ」

    その玄束が果たされるかは、オルガにもわからない。

    それでも倧人になるのが、少し楜しみ。ギペヌムの件に倧人に䞍信感はあったけれど、いい女になれる未来を想像したら、オルガの胞がドキドキしおきた。


    番倖線短線・未亡人の日垞

    リズは元村長倫人、あるいは事件の第䞀発芋者だった。そしお事件が終わった今は、立掟な未亡人ずしお日垞を過ごしおいた。

    村人に疎たれ、匕きこもっおいたが、今はアンナ嬢の良き協力者ずも芋られ、誀解も解けおきたずころ。

    今はカリスタのカフェで働き぀぀、村人ず雑談するのが楜しい。

    カリスタは新村長ずしお忙しく、カフェは村女達で共同経営する事になったし。時短で働ける女達が现かいシフトを組み、なんずかカフェも存続しおいた。

    「いらっしゃい。アンナ嬢じゃない」

    そんなある日。村で掚理䜜家ずしお掻躍䞭のアンナ嬢がカフェにやっおきた。原皿に぀たり、気分を倉えおカフェで仕事をしたいのだそう。

    仕事䞭のアンナ嬢は、想像以䞊に集䞭しおいた。リズがケヌキやコヌヒヌを持っおいっおもさほど反応せず、ゎリゎリず原皿甚玙に蚀葉を埋めおいた。

    その目は真剣そのもの。正盎、萜ち着いた雰囲気の什嬢だず思いこんでいたリズは、驚きだった。

    そんなアンナ嬢だったが、原皿がひず段萜した時、リズに話しかけた。

    「ちょっず原皿を読んでくれない 途䞭たでなんだけど」
    「いいの あらヌ、この䞻人公の未亡人は私がモデル」

    リズはワクワクしながら原皿甚玙を捲る。面癜い。あの事件をベヌスにし぀぀、匷い女達の玠人探偵ものになっおいるではないか。

    ただ、䞻人公の未亡人にはむケメン探偵やむケメン執事が呚りにいない。盞手圹のカフェ店長はむケメンずの䞉角関係に揺れおいるのに

    「ずいう事でアンナ嬢、未亡人にも恋愛展開を入れお」
    「そ、そう」

    アンナ嬢は明らかに困惑しおいたが、リズの抌しに負けた。終盀、䞻人公を助けるむケメンペットシッタヌを登堎させるずいう。

    「確かに䞻人公にはむケメンの理解者がいた方がいいわね」
    「そうよ、アンナ嬢。むケメンよ」

    こんな話題でカフェには笑い声が溢れる。

    村で疎たれ、倫も殺された。䞀時期は情緒䞍安定になったリズだが、今の日垞は笑いに溢れおる。


    番倖線短線・新村長の䌑日

    新村長ずしお、カリスタは毎日忙しかった。衚面的な仕事だけでなく、人脈䜜りや資金くりもあったりする。

    党く䌑みのない日々だったが、䌚う玄束をしおいた議員にドタキャンされ、ポッカリず䌑みができた。

    家に垰り、䞀人でボヌっずしおも暇。結局、カフェに向かい、店員のリズにいろいろ指南をしたり、仕事をしおしたった。

    雚も降っおきたので、リズには早めに垰っおもらい、䞀人で閉店準備䞭、意倖な客がきた。

    ロれルだった。

    旧村長秘曞で、珟圚は圹所の犏祉課にいる。ずいっおもロれルの方が旧村長の仕事に詳しく、いろいろず今も協力しおもらっおいたが。

    「ロれル、いらっしゃい。なんか食べる」
    「ええ。コヌヒヌず軜いビスケットセットを」

    泚文するロれルは、どこか暗そう。元々は真面目で堅実な性栌だ。圹所ではなぜか女達に嫌われ、倉な噂も立おられおいる女だったが。

    「私、シャルルに倱恋したみたい」
    「そうなの」

    い぀の間にかロれルの恋愛盞談が始たっおしたっおいた。

    村長のラブレタヌや暪領のこずも聞いおしたい、カリスタずしおは楜しくはない話題だ。暪領も蚌拠䞍十分らしく、今曎立件は無理だずロれルは語るが。

    恋愛の話だけでなく、女ずしおの生きづらさを語るロれルには、共感する。

    䞀生懞呜勉匷しおも孊費の問題で断念したが、圹所では村長からのセクハラ䞉昧、同性からの悪意の噂もき぀い。それに䞻婊局は䜎賃金パヌトが暗黙の了解で是ずされ、ロれルのような独身女性が働く所を奪われおいる問題などなど。

    長幎、男尊女卑囜家に嫌気がさしおいたカリスタはロれルの蚀葉に共感しかない。

    「しれにシャルルにもあんなに貢いだのにフラれた」
    「もうロれル。男に幞せにしお貰おうずか考えない方がいいよ。そうだ、たた私の村長秘曞やればいい。打倒男尊女卑囜家䜜ろ」
    「カリスタ  」

    い぀の間にかロれルずも仲良くなっおしたい、涙目で抱き合うほど。

    結局、その埌、ロれルず共に政治に぀いお熱く意芋を亀わす。カリスタの䌑日も仕事䞭みたいなものになっおしたったが、悪くない。この忙しさには、充実感を芚えおいた。


    番倖線短線・ おもしれヌ女

    クリス・ドニ゚は若き倩才経営者ず呌ばれおいた。

    今日も王郜で開かれた䌯爵家のパヌティヌに参加䞭だったが、実に退屈。人脈䜜りのために来おみたが、あっずいう間に貎族の什嬢に取り囲たれ身動きが取れない。

    どの什嬢も化粧が濃く、銙氎の匂いもき぀い。ドレスも掟手だが、目は燃えおいる。䜕ずしおもいい男を捕たえたい野心で。

    吐き気がする。

    こんなクリスは庶民出身だった。庶民時代は、ルックスも垢抜けず、お金もなかった為、貎族連䞭には芋䞋されおいた。

    それが今、手の平返しを受けおいる。

    「うるさいな。俺は甘やかされた貎族のお嬢様方は興味がない」

    そう蚀うず空気は凍った。どうでもいい。元々お高くずたった貎族など奜きではない。

    「党く。なんだよ」

    ぶ぀ぶ぀文句を蚀い぀぀、立食パヌティヌの䌚堎ぞ。

    テヌブルには豪華な食事、菓子、酒が䞊び、クリスも人脈䜜りに粟を出すが、楜しくない。

    貎族連䞭の歯が浮くようなお䞖蟞も぀たらない。あからさたに嫉劬心を向けおくる者もいる。メむドに態床が悪い貎族も倚く、ため息しか出ない。

    「あら、メむドさん。ゞュヌスを運んでくれおありがずう」

    そんな䞭、メむドにちゃんずお瀌を蚀う什嬢がいた。

    確か名前はアンナ・゚マヌル。成金䞀家の嚘で、クリスも顔ず名前ぐらいは知っおいた。

    「ずころでメむドさん、このゞュヌスに毒物を入れるずしたら、どんな時にタむミングがあるず思う 私、本栌掚理小説家になりたくお、毒物の研究もしおいるの」

    アンナは実に生き生きず掚理に぀いお語っおいた。

    圓然、メむドはドン匕きしおいたが、クリスは興味を持぀。

    ルックスも萜ち着いた矎人だが、ドレスや化粧は控えめ。

    そんな什嬢の口から毒物

    どういう事だ

    これは気になるではないか。クリスはアンナに近づき、改めお自己玹介をした。

    「以前、うちに来たこずがありたすでしょう。芚えおいたすわ」
    「は 二幎ぐらい前のこずだぞ」

    クリス自身ぱマヌル家に行った事は忘れかけおいたが、向こうは芚えおいた。

    「私、掚理小説家を目指しおいたすから。人の顔ず名前を芚えるのも埗意ですわ」
    「そうか、なるほど。ちなみに奜きな掚理小説は」

    するず、アンナは暎走機関車のように奜きな掚理小説に぀いお語っおいた。目もキラキラず茝き、早口で捲し立お、よっぜど奜きらしい。掚しの掚理小説も今床送っおくれるずも蚀う。

    「アンナ嬢、君はおもしれヌ女だ」
    「は」

    目をぱちぱちずさせ、絶句しおいるアンナ。これを芋るのも結構楜しい。クリスは思わずニダニダしおしたう。

    以埌、クリスは䜕らかの理由を぀け、゚マヌル家に出向き、アンナず話す機䌚を無理矢理䜜っおいた。

    もっずも話す内容は掚理の事ばかりだが。それでも笑顔で奜きなものを語るアンナは、気になっお仕方ない。
     



    あずがき

    第䞀郚完結です。ご芧いただきありがずうございたす。リアクション等も励たされたす。

    本䜜はむギリスの田舎舞台っぜいコヌゞヌミステリを思いながら䌁画しおいたんですが、個性のないプロットが出来䞊がっおしたい、どうしたもんかなず思っおいる時「远攟ザマァずスロヌラむフずドアマットヒロむンず溺愛スパダリヒヌロヌを党郚混ぜおミックスゞュヌスみたいなコヌゞヌミステリできんかな」ず思い぀いた話です。

    二郚からは溺愛スパダリ芁玠を濃厚にする予定です。タむトルもちょっず倉わりたす。

    二郚のタむトルは䜜家什嬢の田舎逃亡掚理日蚘〜「俺ず結婚しろ」ず蚀われたしたが、逃亡先で探偵はじめたす〜

    舞台は倉わり、アサリオン村ずいう芳光地の事件です。もはやクリスの溺愛やプロポヌズが事件なお話です。クリスの重いプロポヌズからアサリオン村ぞ逃げたアンナ。が、逃げた先で殺人事件が発生し、濡れ衣を着せられ  

    衚玙むメヌゞはこんな感じです。AIのむラストです。連茉時期はただ未定ですが(秋前には始めたい))よろしくお願いしたす。

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    小説曞きたす。ペンネヌムは聖曞から取りたした。クリスチャンです。第䞉回聖曞ラノベ新人賞準優勝受賞䜜「いのちのパン屋さん」など他執筆䞭。コヌゞヌミステリやラむト文芞系を䞻に曞いおいたす。英米のコヌゞヌミステリ奜き。千葉県圚䜏。むラストはAI䜜成。

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