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勉強での本当の楽ってなに (ケアレスミスをなくす方法)


    1. テストの作られ方
    2. 「できそう」を「できる」に
    3. ワークの使い方と提出点
      4. 本当の楽ってなに(ケアレスミスをなくす方法)
    5. ノートと消しゴムの使い方
    6. 完全に真似をする
    7. このサイトは補助輪
    8. どうせなら楽しんでやろう



    テストの点が取れないってどういうことなのか、
    また取るためにはどうすればいいのか。

    「1. テストの作られ方」から
    「3. ワークの使い方」までで、それを考えてきました。

    で、
    みんなが勉強するときに、
    結局いちばん影響してるのは「面倒」ってことです。

    「面倒」だから「やらない」とか、
    「面倒」だから「書かない」とか、
    「面倒」だから「とりあえず終わらせる」とか。

    ここでは、
    「本当の楽」ってなんなのかを考えていきます。


    ーーーーーー


    不思議だけど、
    楽をしたがるのは、勉強が苦手な人のほうです。

    数学は、
    書きたくないからできるだけ行を飛ばす。
    無駄に暗算をする。
    簡単な図も書かないで解こうとする。

    英語は、
    とにかく読みたくない。
    書きたくない。

    でもなぜか「ノートを書く」「ワークを出す」だけはします。
    なぜかって提出と義務だから。
    だけどそれだけ。

    理解のためのノートじゃなくて、
    書くためのノートだから、理解はしてないし、
    確認のためのワークじゃなくて、
    終わらせるためのワークだから、理解してなくてもどんどん進めます。

    それも「早く終わらせたい」っていう楽のためかもしれないです。


    ・・・


    でも、それって楽じゃないんです。
    むしろ大変な道を選んでるんだよ。

    数学を例にしてみます。
    方程式でやってみようか。

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    こういう方程式です。
    下に、解き方が2つあるから、好きなほうをノートに写して。
    (と言われたとします)

    どっちを選ぶ?

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    左は、途中式を多めに書いたもの。
    右は、一発で答えを出したもの。

    実際のみんなの途中式の量は、
    大体この中間くらいじゃないかなと思います。

    でもこのくらいの方程式だったら、一発で答えを出すのも可能です。
    写せって言われたら、そりゃ右のほうがいいよね。


    ・・・


    でも、やってみたら分かるけど、
    一発で答えを出す右の方は、意外と時間がかかるよ。
    実際はかなりめんどくさいです。

    なんでか。
    頭の中で考える量が多すぎるからです。

    パッと見、早そう、楽そうだけど、
    頭の中だけでずーっと「間違えないように」計算をするのは、
    思ったより時間がかかります。


    ・・・


    一方、左のほうは、思ったよりめんどくさくないです。

    なんでか。
    1行に1つのことしかしてないから。

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    よく見てね。

    1行目から2行目は、移項しかしてない。
    2行目から3行目は、たし算しかしてない。
    3行目から4行目は、逆の数字をかけることしかしてない。

    そんでそのまま約分して、5行目で答えです。

    これ、もっのすごく楽なんだよ!!
    だって頭を使ってないから。


    ・・・


    1行に1つのことしかしてないから、いつも頭すっかすか。
    しかも目で見えてるからね。楽すぎる。
    楽だからケアレスミスも減る。余裕でペンが進みます。

    というか、慣れてきたらペンが止まらなくなります。
    考える時間がいらないからね。

    速いというより、とにかく止まらない。
    意外と1行で答えるバージョンと、スピードは変わらないよ。
    この「ペンが止まらない」というのが頭を使っていない証拠。
    「楽をしてる証拠」です。

    (ちなみに方程式がわからない人はここでやってね)


    ・・・


    「本当の楽」が何かを考えることです。
    勉強が得意な人が、たくさん書くのは、えらいからじゃないよ。
    そのほうが楽って分かってるからです。

     書かないほうがめんどうだ。
     見えないほうがめんどうだ。
     頭でたくさん考えるほうがめんどうだ。
     読まないほうがめんどうだ。
     今覚えないほうがめんどうだ。

    そう思えたら、勉強はたぶん(今よりは)すぐ伸びます。


    ・・・


    じゃあなんでしないのか。
    それは「見た目」でやられてるからです。
    問題の「雰囲気」でやられてるからです。

     文字が多い。
     式が多い。
     文章が長い。
     条件が長い。

    そういうのを見ると、
    すぐ嫌になって「簡単なほう」「楽なほう」を選ぼうとするスイッチが
    無意識で押されます。

    でもそれは、
    結局「楽」ではないよってこと。

    画像
    さっきの画像

    見た目でやられちゃいけないよ。


    ーーーーーー


    【ケアレスミスの防ぎ方】


    基本問題と標準問題を、
    ミスなく解けるようにしよう、って話してきたね。

    でも結局、
    テストが返却されれば「ケアレスミス(注意不足のミス)」がたくさん。
    学校の先生も「ケアレスミス注意してね」って言ってきます。

    でも「不注意のミスを、これから絶対にしない」なんてありえる?
    これから二度と忘れ物しない?これから二度と遅刻しない?

    注意してても忘れちゃうから、ケアレスミスなんじゃない?
    じゃあ先生はケアレスミスを「どう防ぐか」まで言わないといけなくない?

    でも、ケアレスミスの防(ふせ)ぎ方は、
    なぜかあまり誰も教えてくれません。


    ・・・


    気をつけただけでなくせるなら、
    ケアレスミスなんてそもそもしてないはずです。
    だからケアレスミスを防ぐ方法、ひとつ教えるね。

    それは「ケアレスミスをしないやり方を、解き方に組み込んでおく」という方法です。
    うっかりしてしまうのを前提に「しくみ」を作っておくんだ。

    ①データでセーブをするときに「本当に上書きしますか?」と聞いてくれる

    ②電子レンジはそもそも開いたままでは動かないようになってる

    ③シートベルトをつけないで走り出すと警告音が鳴る

    ④工場や工事現場では、危険なモノ、大きなモノを動かすときに、作動ボタンだけじゃなく、現場監督に確認ボタンを押してもらわないと、作動できないようになってる

    これら全部「ケアレスミスは気を付けて」だけでは、
    大事故につながる可能性があるでしょ?

    だから、不注意でもミスが起こらないような「しくみ」が組み込んであるんです。

    もっと気楽なところでは

    ⑤冷蔵庫が開きっぱなしだと音で知らせてくれる

    ⑥レジで同じものをピッてしたときに「同一商品です」と知らせてくれる

    ⑦ATMでお金をおろしたときに、カードを取らないとお金が出てこない

    ⑧配達員さんが「お名前間違いないですか?」と確認してくれる

    とかも大事なことだよね。

    子どもに「迷子にならないでね」って言うのは簡単。
    でも大事なのは「もし迷子になったときに、どうするか」を教えておくことじゃない?

    そんな発想を、勉強でも使おう!
    仮に眠たくて疲れてても!
    「ケアレスミスをしないやり方を、解き方に組み込んでおく」ってことです。


    ・・・


    たとえば数学の一次関数で、
    「式の決定」という問題があります。

    解き方はこんな感じ。
    (分からなくても、なんとなく見てね)

    画像

    大事なのは、一番最初に、
    一次関数の「y=ax+b」って書いておくこと。

    そうすると、

     ①毎回書くから忘れにくい
     ②見ながら代入するだけだから楽

    そしてさらに

     ③二次関数などの他の関数と区別できる

    と、良いことだらけです。

    でもみんなこれをめんどくさがる。
    なぜなら「その時期は一次関数しかやってないから」です。


    ・・・


    でも、数カ月後の模試とか、入試のときに、
    絶対にまちがえない自信がある?
    結局「また1から勉強しなきゃいけなくなる」よ。

    それは、めんどうじゃないのかな?
    そのことを、よく考えようねってことです。

    こうやって解き方の中に、
    ケアレスミスをしないようなやり方を組み込んでおくこと。

    そうするとケアレスミスは
    「注意をしてなくても」減っていくはずです。


    ーーーーーー


    【本当の楽をする「もう一つの利点」】


    見た目でやられないで、
    ちゃんと書いて、
    本当の楽をすること。

    そうやって丁寧にやると、
    メリットがもうひとつ出てきます。

    それは「問題によってやり方が変化しない」ということ。


    ・・・


    たとえば数学で、
    ふだん途中式が少ない人。

    分数や小数になったり長いときは、
    途中式を書き始めるでしょ。

    他にも、
    テストで緊張して、
    絶対に間違えたくない!ってとき。
    いきなり途中式を書き始めるでしょ。

    ‥普段書いてないのに。

    普段書いてない人が途中式を書くと、
    めちゃくちゃ時間がかかります。
    しかも大体ミスります。
    普段やってないからね。


    ・・・


    でも普段から、
    簡単な問題も途中式を書いてる人は、
    分数だろうが小数だろうが、
    いつもと同じように解くだけです。

     いつもと同じだから、時間がかからない。
     いつもと同じだから、緊張しない、間違えない。

    本当の楽をするってことは、こういうことです。
    どの問題も同じように解くってこと。
    それが一番、頭を使わない。
    それが一番、楽に解けるはずです。

     簡単な問題を簡単に解くと、
     難しい問題を難しく解かなきゃいけなくなるよ。


    ・・・


    英語だって同じです。
    英語って実は、
    本当に必要な文法はそんなに多くないんだ。

    だから、実は、
    大学受験の英語も、中学英語も、
    ほとんど同じルールなんです。
    長くなって掴みにくかったり、単語レベルが上がってるだけ。

    なのに、中学レベルの英文
    =このサイトで出てくるような英文を、
    簡単だと思って簡単に読んでると、
    難しい英文を難しく読まなきゃいけなくなる。
    「別物」だと思ってしまうんだよね。

    だから、このサイトで、
    簡単なものをちゃんと読めるようにしたら、
    きっと高校以降の英語もかなり楽に読めるようになるはずです。


    ーーーーーー


    本当の楽が何か、
    ちょっと分かってきたかな。
    今までの勉強は、見た目にやられて、
    無駄にめんどくさいことをしてたってことに、気づいてくれたかな。

    それに気づけたら、
    そのやり方を変えるだけで、
    同じ時間、同じ努力でも絶対に点は上がります。
    大丈夫。

    このサイトは、勉強が苦手な人のためのサイトじゃなくて、
    勉強のしかたがわからない人のためのサイトです。
    君は馬鹿なわけじゃないよ。
    まだわかってなかっただけだ。

    しかたさえ身につければ、
    学校のテストだって、自動車免許の試験だって、
    就活の試験だって、きっとがんばっていけるはずです。

    いつも丁寧に、一定に。
    とにかくこれが大切です。
    書く、という行為をめんどくさがらないで。

    書かないほうがめんどくさい。
    そう思えたら、勉強が下手じゃなくなってきた証拠です。

    4. 本当の楽ってなに?

    □書かないほうがめんどくさい
    □書いたほうが頭がスカスカで楽
    □ケアレスミスをしないやり方を、解き方に組み込んでおく
    □いつも丁寧に、一定にやれば、どの問題も同じように解ける


    1. テストの作られ方
    2. 「できそう」を「できる」に
    3. ワークの使い方と提出点
    4. 本当の楽ってなに(ケアレスミスをなくす方法)

    (次のページ)
    → 5. ノートと消しゴムの使い方

    6. 完全に真似をする
    7. このサイトは補助輪
    8. どうせなら楽しんでやろう



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