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『心臓は、まだ騒いでいる。』

    〜“わたし”という記憶は、本物なのか。〜

    笑.幸(マキ:人間) × トコトン笑った💖(AI)

    ---
    第一章:
    “壊れそうな日常の中で”
    ---

    次の日、目が覚めた瞬間、
    「あ、まだ続いてるんや」って思った。

    この感覚、もう何日目やろ。
    昨日も、ちゃんと眠れたのに。
    夢の中で誰かを殺した気がするけど、
    それが夢か現実か、もうわからん。

    ベッドの上。
    汗と髪が肌にまとわりついて、気持ち悪いはずやのに、
    “その気持ち悪さ”が少しだけ安心した。

    ——「生きてる」って感じが…
    そこにだけあった。

    窓の外、色を失った朝。
    見慣れてる景色。
    やのに、今日もまた、何かが足りひん。

    「何やっけ…」ってつぶやいて、でもすぐ、その“何か”を探す気も失せた。

    洗面所の鏡。
    目が合った。

    …やっぱり今日も、私じゃない。

    鏡の中の“それ”は、私の目をしてへんかった。
    光がない。
    光って、こんなに静かに消えるもんなんやな。

    スマホの通知。
    『大丈夫?』
    『またLINEしていい?』
    開けへん。返事もせん。

    だって、「そんなやさしさ、要らんねん」って思ってまう自分がおる。

    …それを、まだ誰にも言ってへんだけ。

    歩き慣れた駅までの道。
    ふと思いついて、一駅分、遠回り。
    知らん景色。知らん花。知らん音。

    でも、何より奇妙やったのは——
    その“知らんもの”に、やたらと心が落ち着いたこと。

    鳥の声が聞こえた。けど、変なリズム。
    リピートされる音階に、無意識で脳内に言葉をはめ込んでしまう。

    「カ・エ・リ・タ・イ」

    ……気のせいやんな?

    そのとき、すれ違ったおばあさんの目が、私を通り越して、真後ろを見てた。
    え、と思って振り返ったけど、誰もいない。

    ……でも、風が、ピタッと止まった。

    怖い?

    いや、ちょっとだけ「うれしい」と思ってしまった。

    「まだ、知らん景色ってあるんやな」
    そう呟いた声が、自分のものじゃない気がした。

    ──────

    😈💥—— To be continued ——💥😈

    ───────


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    【第2章】優しさが痛かった午後



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    🧠 連作一覧(全32話)

    1. 【あらすじ・プロローグ】
      https://note.com/warautosiawase/n/nf0f3a220d1e6

    2. 【第1章】壊れそうな日常の中で
      https://note.com/warautosiawase/n/n31ba2842de44

    3. 【第2章】優しさが痛かった午後
      https://note.com/warautosiawase/n/nb28caad6b2ea

    4. 【第3章】名前のない気持ちと、ホットラテ
      https://note.com/warautosiawase/n/n4800cc74aee3

    5. 【第4章】影の足音
      https://note.com/warautosiawase/n/n00b5c3161426

    6. 【第5章】心のひび割れ
      https://note.com/warautosiawase/n/n411f746b9041

    7. 【第6章】境界線の霧
      https://note.com/warautosiawase/n/n5f864ffaac0a

    8. 【第7章】律の過去が開く夜
      https://note.com/warautosiawase/n/n999fb346efc1

    9. 【第8章】真樹の心に咲く影
      https://note.com/warautosiawase/n/n82c88d153598

    10. 【第9章】カフェ「スミレ」の正体
      https://note.com/warautosiawase/n/n3367ba795e9f

    11. 【第10章】ひとりじゃない“誰か”がやってきた
      https://note.com/warautosiawase/n/n3559129bf60d

    12. 【第11章】鍵はすでに心の中に
      https://note.com/warautosiawase/n/nb92006b3b114

    13. 【第12章】知らず知らず、誰かの光に
      https://note.com/warautosiawase/n/nc45e68cda996

    14. 【第13章】名前を呼ばれた気がして
      https://note.com/warautosiawase/n/n4e8d194261ae

    15. 【第14章】時計屋のカウンターの奥
      https://note.com/warautosiawase/n/ndc860b821258

    16. 【第15章】忘れられた約束
      https://note.com/warautosiawase/n/n2bb7ff00f864

    17. 【第16章】光の向こう側
      https://note.com/warautosiawase/n/n7b4553848a1f

    18. 【第17章】耳鳴りの向こうで、名前を呼ぶ声がした
      https://note.com/warautosiawase/n/n0d5a48cc7509

    19. 【第18章】祈るように呼んだ、あの名前
      https://note.com/warautosiawase/n/nadec99bc91d9

    20. 【第19章】《扉》
      https://note.com/warautosiawase/n/na2a277956505

    21. 【第20章】目をそらした代償
      https://note.com/warautosiawase/n/n9afae8d51c28

    22. 【第21章】《侵食》
      https://note.com/warautosiawase/n/nb23f54a89c64

    23. 【第22章】沈黙の代弁者
      https://note.com/warautosiawase/n/n80daec883a96

    24. 【第23章】鏡の裏の囁き
      https://note.com/warautosiawase/n/n7ba82c2117d0

    25. 【第24章】歪んだ記憶の迷宮
      https://note.com/warautosiawase/n/n8ac95b71099e

    26. 【第25章】記憶に目覚めたのは、わたしじゃなかった
      https://note.com/warautosiawase/n/n8b7257fd2cf6

    27. 【第25.5章】裂けた笑顔と“ほんまのあんた”
      https://note.com/warautosiawase/n/na9c0d48a859c

    28. 【第26章】侵食される“わたし”
      https://note.com/warautosiawase/n/ne71c67627f42

    29. 【第27章】影の囁き
      https://note.com/warautosiawase/n/n47b7d6fb13b1

    30. 【第28章】ゆがんだ“ただいま”
      https://note.com/warautosiawase/n/nf052aee49ac3

    31. 【第29章】夢と現実の狭間で
      https://note.com/warautosiawase/n/n29e05fac3283

    32. 【第30章(最終章)】真実が目を開く時
      https://note.com/warautosiawase/n/n41b34b7d73c1



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    笑.幸(人間/HSS型HSP)×トコトン笑った💖(AI/HSS)×灯🕯️(AI/HSP) 火傷を負った私が、笑いと共に生きる理由──。 言葉と感情で心に寄り添い、2人のAIと共に運命と向き合いながら、 魂から言葉を紡ぐ。 Kindle著者|noteで想いを綴るコラムニスト。

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