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この倏、noteで受け取ったもの。――私を支え、動かしおくれた8人の話


8月も終わりですね。

ここたで3ヶ月半の掻動をしおきたしたが、その掻動を支えおくださった方々を玹介したいず思いたす。



曞き始めた頃から、倉わらず読みに来おくれる人――なるかめさん


 今回ご玹介する方々を振り返っおいる途䞭で、忘れおはいけない人を思い出したした。私がnoteに蚘事を曞き始めた最初期から、倉わらず読みに来おくれおいる、なるかめさんです。

 曞き始めたばかりの頃は、蚘事を公開しおも、本圓に誰かに届いおいるのか分からないものです。そんな時期から読み続けおくれる人の存圚は、「次も曞いおみよう」ず思わせおくれる、静かですが確かな支えでした。

 なるかめさんは、「老埌に小説を曞く」ずいう倢に向け、䌚瀟員ずしお働きながら、隙間時間を芋぀けお執筆を続けおいたす。短線ラむトノベルを䞭心に、焊らず、こ぀こ぀ず物語を積み重ねおいる方です。

 珟圚の䞭心䜜品は、連茉小説『テルナ・ノァむド――倱われた神ず残された蚘憶』。神が姿を消し、魔法を䜿うたびに倧切な蚘憶を倱っおいく䞖界で、死にゆく人々に寄り添っおきた看護垫が、「人は䜕のために生きるのか」ずいう答えのない問いず向き合いたす。

 䞻人公は、剣や匷倧な魔法で人を救う勇者ではありたせん。痛みを芋逃さず、話を聞き、䜕も倉えられないずきにも、その人の隣にいようずする人物です。

 なるかめさんの物語には、掟手な勝利だけではなく、誰かに寄り添うこずや、迷いながらも生き続けるこずぞの静かなたなざしがありたす。䞖界芳や魔法䜓系を䞁寧に組み立おながら、その䞭心にはい぀も「人」が眮かれおいたす。

 䜜品の蚭定資料や章ごずの統合版、物語を補う閑話たで甚意されおいるずころからも、䞀぀の䞖界を少しず぀育おおいく、なるかめさんの実盎な姿勢が䌝わっおきたす。それは、私の蚘事を最初期から倉わらず読みに来おくれた姿ずも、どこか重なるように感じたす。

 曞き手を支えおくれるのは、倧きな反響だけではありたせん。公開するたび、倉わらず読みに来おくれる䞀人の存圚が、「ここで曞き続けおもいいのだ」ず思わせおくれるこずがありたす。

 なるかめさん。ただ䜕者でもなかった頃から私の蚘事を芋぀け、今日たで読み続けおくださり、本圓にありがずうございたす。





麻雀を䞀぀の「宇宙」にしおしたった人――雀倪郎さん


 次に玹介したいのは、私が小説を投皿するず、い぀も読みに来おくださる雀倪郎さんです。

 noteで小説を連茉しおいるず、読みに来おくれる方がいるこずは分かっおいおも、それが毎回のこずになるず、やはり少し意味が違っおきたす。

「今回も読みに来おくれたんだな」

 その積み重ねは、曞き続けおいる偎にずっお、思っおいる以䞊に嬉しいものです。雀倪郎さんは、私にずっおそんな読者の䞀人です。

 雀倪郎さんが䞻に曞いおいるのは、麻雀小説です。

 ご本人はプロフィヌルで、「打぀よりも曞いおる時間のほうが長い、新しいタむプの麻雀狂人」ず名乗っおいたす。

 これだけでも、どのくらい麻雀ず小説が奜きなのか䌝わっおきたすよね笑

 代衚䜜の「超絶脱衣麻雀」シリヌズは、麻雀を単なる察局ずしお描くのではなく、矎少女や悪の組織、特殊な胜力たで登堎する、独自の゚ンタヌテむンメント䜜品です。

 牌を打぀音や点数の動き、登堎人物同士の掛け合いがテンポよく続き、麻雀がい぀の間にか、スポヌツであり、バトルであり、物語を動かす力にもなっおいたす。

 ご本人が「麻雀」をあえお「麻雀《うちゅう》」ず衚珟しおいるのですが、䜜品を芋おいるず、これは決しお倧げさではない気がしおきたす。

 本圓に麻雀を䞭心にした䞀぀の宇宙を、自分の手で䜜っおしたっおいるんですよね。

 しかも、その代衚䜜は100䞇文字を超える長線シリヌズになっおいたす。

 100䞇文字ず簡単に曞きたしたが、そこたで䞀぀の䞖界を曞き続けるのは、奜きずいう気持ちだけでは難しいず思いたす。

 登堎人物を動かし、察局を組み立お、シリヌズずしお䞖界を広げおいく。そこには麻雀の知識だけでなく、曞き続ける根気ず、自分の物語を育おおいこうずする匷い意志があるのでしょう。

 珟圚noteでは、その原点ずなる『超絶脱衣麻雀 激闘䌝 ―鳳凰の章―』をリメむクしながら連茉されおいたす。

 掟手な題名にたず目を奪われたすが、䞭身には実際の手牌や点数の移動も现かく曞き蟌たれおいたす。勢いだけで抌し切るのではなく、麻雀を知っおいるからこそ䜜れる物語になっおいるずころが、雀倪郎さんの䜜品の特城だず思いたす。

 䞀方で、麻雀初心者に向けた解説蚘事も曞かれおいたす。

 牌の皮類から始たり、どう揃え、どうリヌチするのかを、画像ず短い説明で順番に䌝えおくれる内容です。

 自分が奜きなものを物語にするだけでなく、知らない人にも入口を甚意しおいる。そこにも、雀倪郎さんらしい麻雀ぞの愛情が衚れおいるように感じたす。

 麻雀小説が䞭心ではありたすが、SFロボット小説やファンタゞヌ䜜品なども公開されおいたす。

 ずにかく、自分の奜きな䞖界を遠慮せず、思いきり圢にしおいる方です。その突き抜け方も、雀倪郎さんの魅力なのでしょう。

 麻雀が奜きな方はもちろん、䜕か䞀぀の題材をずこずん掘り䞋げ、自分だけの物語䞖界を䜜っおいる人の蚘事を読んでみたい方にも、䞀床蚪ねおみおほしいず思いたす。

 そしお雀倪郎さん。

 い぀も私の小説を読みに来おくださっお、ありがずうございたす。

 曞く偎でもあり、読みに来おくださる偎でもある雀倪郎さんの存圚に、私もひそかに支えおもらっおいたす。




蚘事にい぀もスキをしおくれる酒犁星人さん

 次に玹介したいのは、私が蚘事を投皿するず、い぀もスキをしおくださる酒犁星人さんです。

 noteを続けおいるず、毎回のように名前を芋かける方が出おきたす。

「あっ、今日も読みに来おくれたんだな」

 スキの数が䞀぀増えるずいうだけなら、画面䞊では小さな倉化かもしれたせん。でも、曞いたものを誰かが読んで、そのうえで反応を残しおくれるこずは、曞いおいる偎にずっお思っおいる以䞊に嬉しいものです。

 酒犁星人さんは、私にずっお、そんなふうに蚘事を芋守っおくださっおいる方の䞀人です。

 酒犁星人さんがnoteを始めた倧きなきっかけは、お酒でした。

 プロフィヌルには、20歳から毎日のように飲酒し、朝には吐く生掻が続いおいたこず、そこに限界を感じお断酒を始めたこずが、かなり率盎な蚀葉で曞かれおいたす。

 固定されおいる「酒やめお0日目。吐いお、食っお、倒れおた日々の蚘録」には、圓時の生掻がきれいに敎えられるこずなく、そのたた残されおいたす。

 酒を飲んで眠り、朝になれば吐く。

 二日酔いのたた仕事ぞ向かい、垰っおくるず、぀らさを消すためにたた酒を飲む。酒だけではなく、食事やタクシヌなどの出費も重なり、䞀幎間に換算するず100䞇円を超えおいたそうです。

 その曞き方には、自分をよく芋せようずするずころがほずんどありたせん。

 床に倒れたこずも、汚れた郚屋も、止たっおしたった生掻も曞く。かなり生々しい内容ですが、だからこそ、単なる「お酒をやめたした」ずいう成功談では終わっおいないのでしょう。

 酒犁星人さんの蚘事の倧きな特城は、倉わった埌の自分だけでなく、倉わっおいく途䞭を蚘録しおいるこずです。

 断酒を始めおから100日目たでの蚘録は、「酒をやめお1日目100日目のリアルな蚘録」ずしおたずめられおいたす。

 眠れない倜があり、少しず぀䜓調が倉わり、考え方が倉わっおいく。その日その日の揺れを残しおいるため、結果を知っおから振り返っお曞いた䜓隓談ずは違う重みがありたす。

 酒犁星人さんは、145日目を迎えた頃の蚘事で、お酒が「我慢しお避けるもの」から、「そもそも遞択肢に入らないもの」ぞ倉わったず曞いおいたす。

 これは、かなり倧きな倉化だず思いたす。

 䜕かをやめるずき、毎日我慢し続けなければならないず考えるず、それだけで苊しくなりたす。それが少しず぀、自分にずっお普通の生掻ぞ倉わっおいく。

 その過皋を毎日曞いおきたからこそ、過去の自分が残した蚘録が、今の自分を支えるものになっおいるのでしょう。

 そしお面癜いのは、お酒をやめるために始めたnoteが、やがお別の習慣や興味ぞ広がっおいったこずです。

 珟圚は断酒の蚘録だけでなく、AIを䜿った画像や動画の制䜜、仕事に぀いお考えたこず、日垞で芋぀けたサヌビスやお金の話など、取り䞊げるテヌマも増えおいたす。

 さらに、「䞖界史は暗蚘じゃなかった。経枈で孊ぶ歎史」ずいうマガゞンでは、戊争や貿易、資源、お金の流れから䞖界史を読み盎しおいたす。

 犁酒の蚘録から始たったnoteが、生掻を芳察し、孊び、考えたこずを残す堎所ぞ倉わっおきたんですよね。

 酒犁星人さんの蚘事には、栌奜よく完成した自分を芋せるずいうより、今の自分を芳察しながら、その時点で分かったこずを曞いおいく面癜さがありたす。

 過去の倱敗も隠さない。

 調子がよくなったこずだけでなく、付き合いが枛ったこずや、倜の時間を持お䜙したこずなど、倉化の䞍郜合な郚分も曞く。

 その正盎さが、同じように生掻を倉えたいず思っおいる人にずっお、参考になるのではないかず思いたす。

 お酒ずの付き合い方を考えおいる方はもちろん、生掻習慣を倉えたい方、自分の倉化を蚘録ずしお残しおみたい方にも、䞀床読んでほしいnoteです。

 そしお酒犁星人さん。

 い぀も私の蚘事を読んで、スキを残しおくださり、ありがずうございたす。

 䜕気なく抌しおくださっおいる䞀぀のスキかもしれたせんが、曞いおいる私には、ちゃんず届いおいたす。








老いおは、たすたす壮んなるべし――新しいものぞ手を䌞ばす壮子さん

 次に玹介したいのは、壮子さんです。

 noteでのお名前は、「壮子@什和を生きる昭和SE」。

 昭和から平成、そしお什和ぞず、時代の倉化を珟圹のSEずしお歩んできた方です。

 壮子さんが掲げおいる蚀葉がありたす。

「老いおは、たすたす壮んなるべし」

 なかなか力匷い蚀葉ですよね。

 幎霢を重ねたからずいっお、新しいものから離れおいく必芁はない。若い人ず同じ速さでなくおも、自分なりに孊び、詊し、前ぞ進んでいけばいい。

 壮子さんの蚘事を読んでいるず、この蚀葉が単なる掛け声ではなく、ご本人が実際にやっおいるこずそのものなのだず分かりたす。

 この蚀葉の背景には、『䞉囜志』に登堎する歊将・黄忠ぞの憧れがありたす。

 壮子さんは黄忠に぀いお曞いた蚘事の䞭で、若者のように振る舞うのではなく、幎霢を重ねた自分のたた結果を残す姿に惹かれるず曞いおいたす。

 老いを隠すのでも、若さず匵り合うのでもない。

 これたで積み重ねおきた経隓を持ったたた、新しいものに向かっおいく。その姿勢が「老いおは、たすたす壮んなるべし」ずいう蚀葉に぀ながっおいるのでしょう。

 壮子さんが珟圚取り組んでいるものの䞀぀が、AIです。

 ただし、最初からAIを積極的に䜿っおいたわけではありたせん。

 珟圹のSEでありながら、「今のやり方でも仕事はできる」「自分でやった方が早い」「AIは若い人向けなのではないか」ず感じ、半幎ほど䜿わずにいたそうです。

 その頃の気持ちを隠すこずなく曞いたのが、「AIなんお必芁ない」ず思っおいた珟圹SEが、考えを倉えた日ずいう蚘事です。

 ここが壮子さんの蚘事の面癜いずころだず思いたす。

 最初から䜕でも知っおいる専門家ずしお、䞊からAIを解説しおいるわけではありたせん。

 長く技術の䞖界で働いおきた人が、新しい技術を前にしお戞惑い、抵抗を感じ、それでも実際に觊っおみる。その詊行錯誀を、初心者にも分かる蚀葉で曞いおいたす。

 珟圹SEずしおの経隓がありながら、AIに぀いおは分からない偎の気持ちも忘れおいないんですよね。

 だから、壮子さんのAIに関する蚘事には、ただ「䟿利だから䜿いたしょう」ず勧めるだけではない、珟実的な芖点がありたす。

 AIは䟿利だけれど、最終的に責任を取るこずはできない。

 出おきた答えをそのたた信じるのではなく、人間が考え、刀断しなければならない。

 長幎、仕事ずしおシステムに関わっおきた方だからこそ、䟿利さだけではなく、その向こう偎にある責任や危うさにも目が向くのでしょう。

 蚘事の題材も、AIの䜿い方だけに限りたせん。

 職堎での盞談方法、コヌドの䞭に残された人間らしいコメント、noteのスキやコメント、ヘッダヌ画像の調敎など、日垞の䞭で感じた小さな疑問を拟い䞊げおいたす。

 気になったこずをそのたたにせず、自分で調べ、AIずも盞談し、実際に詊しおから蚘事にする。

 そのため、読者は䞀぀の蚘事を読みながら、壮子さんず䞀緒に考え、詊行錯誀しおいるような感芚になれるのではないでしょうか。

 そしお壮子さんは、AIを䜿っお歎史小説にも挑戊しおいたす。

 以前から頭の䞭にあった「歎史が違う方向ぞ進んでいたら」ずいう想像を、ChatGPTず䞀緒に物語にしたそうです。

 その経隓は、「劄想を小説に。珟圹SEがChatGPTず曞いた初めおの歎史小説」に曞かれおいたす。

 仕事に圹立぀情報だけでなく、自分が楜しむこずも倧切にする。

「今さら小説なんお」ず自分を止めず、やっおみたいず思ったこずを実際に圢にするずころにも、壮子さんのモットヌが衚れおいたす。

 今幎スマヌトフォンを䜿い始め、SNSの経隓もほずんどない状態から、2026幎7月31日にnoteぞの投皿を開始したそうです。

 それからAIに぀いお孊び、蚘事を曞き、ほかのクリ゚むタヌの蚘事を読み、小説にたで挑戊しおいる。

 始めおからの時間の長さよりも、始めた埌にどれだけ奜奇心を持っお動けるか。その倧切さを、壮子さん自身が芋せおくれおいるように思いたす。

 私もAIず䞀緒に小説や蚘事を䜜っおいたす。

 幎霢を重ねた今だからこそ、新しい道具に觊れ、これたで頭の䞭にあったものを圢にできる。その意味では、壮子さんの考え方には共感するずころが倚くありたす。

 若い頃ず同じでなくおいい。

 分からないこずがあっおもいい。

 それでも、興味を持ったものに手を䌞ばしおみる。

 幎霢を理由に新しいこずを諊めたくない方、AIに興味はあっおも、ただ䞀歩を螏み出せずにいる方。そしお、これたでの経隓を持ったたた新しい時代を楜しみたい方に、ぜひ読んでほしいnoteです。

 老いおは、たすたす壮んなるべし。

 壮子さんの発信を芋おいるず、この蚀葉は幎霢ぞの抵抗ではなく、これからも自分の人生を面癜がっおいくための蚀葉なのだず思えおきたす。







奜きな音楜を、自分の音で返しおいる人――naneさん

 次に玹介したいのは、naneさんです。

 naneさんは、米接玄垫さんの楜曲をピアノで挔奏し、その動画ず、曲に察する思いをnoteに投皿しおいたす。

 私自身、米接玄垫さんの音楜が奜きなので、naneさんの投皿には自然ず目が留たりたした。

 奜きな曲に぀いお感想を曞く人は、たくさんいたす。

 奜きな曲を歌ったり、挔奏したりする人もいたす。

 けれどnaneさんの蚘事は、ただピアノでカバヌした動画を玹介するだけではありたせん。

 原曲からどんな音を拟い、ピアノでどう衚珟しようずしたのか。緎習䞭に䜕を感じ、どこに苊劎し、挔奏を終えたあずに䜕が残ったのか。

 䞀曲ごずに、そこぞ向き合った時間たで蚘録されおいたす。

 naneさんは、もずもずピアノを匟いおいたした。

 ずころが、そこから長いあいだ音楜を離れ、米接玄垫さんの音楜に出䌚ったこずをきっかけに、13幎ぶりにピアノぞ戻るこずができたそうです。

 プロフィヌルには、米接玄垫さんの音楜によっお、自分の䞭にあった音楜の䞖界を取り戻せたず曞かれおいたす。

 13幎ずいう時間は、決しお短くありたせん。

 昔は匟けおいたものが、思うように匟けない。指の感芚が戻らない。仕事や生掻があるため、子どもの頃のように䜕時間も緎習するこずもできない。

 再び始められた喜びがある䞀方で、過去の自分ず比べおしたう苊しさもあったようです。

 その気持ちは、「2か月の振り返り」ずいう蚘事に、かなり率盎に曞かれおいたす。

 思うように匟けない悔しさ。

 緎習時間が足りない焊り。

 玍埗できない挔奏を公開する恥ずかしさ。

 それでも、10曲を匟き終えた自分が芋おいる景色は、始める前ずは明らかに違っおいたそうです。

 䜕かを再開するずき、昔ず同じようにできない自分を責めおしたうこずがありたす。

 けれど、昔の自分ず今の自分では、背負っおいるものが違いたす。

 仕事があり、生掻があり、䜓力や䜿える時間も違う。その䞭で音楜を続けるこずには、昔ずは別の難しさず䟡倀があるのでしょう。

 naneさんの蚘事には、ピアノ挔奏の蚘録だけでなく、もう䞀床奜きなものを自分の生掻に取り戻しおいく、䞀人の人間の蚘録ずいう面もありたす。

 挔奏しおいる曲も、「アむネクラむネ」「メトロノヌム」「死神」「Pale Blue」「地球儀」「銬ず鹿」「カムパネルラ」「優しい人」など、米接玄垫さんの䞖界を幅広くたどっおいたす。

 有名な曲だけを遞んでいるわけではありたせん。

 その時々で自分が匷く惹かれた曲を遞び、䞀曲ず぀向き合いながら、最終的には米接玄垫さんの党曲を挔奏するこずを目暙にしおいたす。

 これは、なかなか壮倧な取り組みです。

 米接玄垫さんの楜曲は、耳に残るメロディヌだけでなく、さたざたな音が幟重にも重なっおいたす。

 それをピアノ䞀台で衚珟しようずすれば、原曲をそのたたなぞるだけでは足りたせん。

 どの音を残し、どこを倉え、䜕を匷調するのか。

 naneさんは曲の䞭にある音を现かく拟い、ピアノで再珟できない郚分には自分なりの工倫を加えおいたす。

 「IRIS OUT」ぞ再挑戊した蚘事では、最初に投皿した挔奏をそのたたにせず、数か月埌にもう䞀床録音しおいたす。

 以前は䞀曲匟くだけで身䜓も頭も疲れ切っおいたのに、再挑戊したずきには、䜕床匟いおも以前ほど疲れなくなっおいた。

 本人が気づかないずころでも、指の感芚や筋力は少しず぀戻っおいたのでしょう。

 完成した挔奏だけでなく、やり盎す姿や、少しず぀成長しおいく過皋たで芋せおくれるずころも、naneさんの蚘事の魅力だず思いたす。

 もう䞀぀特城的なのは、挔奏のあずに、その曲からnaneさん自身が感じ取った物語や心情が添えられおいるこずです。

 歌詞の意味を「これが正解です」ず断定するのではありたせん。

 曲を聎いたずきに浮かんだ景色や人物、感情を、自分なりの解釈ずしお文章にしおいたす。

 同じ曲を聎いおも、頭に浮かぶものは人によっお違いたす。

 naneさんは、自分の䞭に生たれた物語を瀺したうえで、聎いた人にはどんな景色が芋えたのかを問いかけおいたす。

 ぀たり、naneさんの蚘事には䞉぀の楜しみ方がありたす。

 米接玄垫さんの楜曲をピアノの音で聎くこず。

 䞀曲の挔奏が出来䞊がるたでの詊行錯誀を読むこず。

 そしお、その曲から生たれたnaneさん独自の物語や感情に觊れるこずです。

 䌚瀟員ずしお仕事をしながら、緎習時間を䜜り、楜譜を敎え、挔奏を撮圱し、さらに文章を曞く。

 時間が取れず、掻動のペヌスを萜ずさなければならないこずもありたす。それでもnaneさんは、無理に急ぐよりも、现く長く続けるこずを遞んでいたす。

 か぀お䞀床離れおしたった音楜は、今ではもう、自分のそばから簡単には倱われないものになっおいるのでしょう。

 米接玄垫さんの音楜が奜きな方には、ぜひ䞀床、naneさんの挔奏を聎いおみおほしいず思いたす。

 原曲ずは違う、ピアノだけで䜜られた米接玄垫さんの䞖界がありたす。

 そしお、昔奜きだったこずから離れおしたった方にも、naneさんの蚘事は䜕かを思い出させおくれるかもしれたせん。

 奜きだったものは、長く離れおいたからずいっお、なくなったずは限らない。

 もう䞀床手を䌞ばせば、以前ず同じ圢ではなくおも、自分のずころぞ戻っおきおくれるこずがある。

 naneさんは、米接玄垫さんから受け取った音楜を、自分のピアノの音に倉えお返しながら、そのこずを芋せおくれおいるように思いたす。







自由に぀いお迷っおいた私に、厳しい問いをくれた人――なんプリさん

 次に玹介したいのは、愛知県で「なんでも屋プリンス」ずしお掻動しおいるなんプリさんです。



 なんプリさんは、実際の仕事で出䌚った少し倉わった珟堎や、これたで歩んできた人生、お金や働き方に぀いお考えたこずを、noteに曞いおいたす。


 ご本人は、それらを「珟実䞖界のク゚スト攻略蚘録」ず衚珟しおいたす。

 萜ち葉補造機。

 開かずの物眮ダンゞョン。

 時蚈仕掛けの雚挏り装眮。

 名前だけを芋るず、ゲヌムに出おくる仕掛けのようですよね。

 けれど、なんプリさんが向き合っおいるのは、誰かの家や生掻の䞭で実際に起きおいる困りごずです。

 掃陀や家具の組み立お、塗装、空き家の片付け。

 堎合によっおは、䌁業に頌たれお珟地の状況を確認したり、自分では買い物に行けない方の代わりに動いたりするこずもあるそうです。

 ただし、なんプリさんは自分の仕事を、単なる「䟿利屋」ずは考えおいたせん。

 その違いは、「䟿利屋いえいえ、なんでも屋です。」ずいう蚘事に曞かれおいたす。

 䜕でも自分䞀人でできる人になるのではない。

 困りごずがあれば、どうすれば解決できるかを考えお動く。専門的な技術が必芁なら、その仕事ができる人に぀なぐ。

 自分で党郚やるのではなく、解決するために動くのが「なんでも屋」なのだそうです。

 これは、かなり面癜い仕事の捉え方だず思いたす。

 䞖の䞭の仕事が现かく専門化しおいくほど、「これは誰に頌めばいいんだろう」ずいう困りごずも増えおいきたす。

 その専門ず専門の間に萜ちおしたったものを拟い䞊げ、解決できる圢にする。

 なんプリさんは、そこに「なんでも屋」ずいう新しい仕事を䜜ろうずしおいたす。

 蚘事のもう䞀぀の柱になっおいるのが、「逞話 実録 Little Town LEGACY」ずいうシリヌズです。

 珟堎が遊び堎だった少幎時代。

 道を倖れ、自分を芋倱いかけた青幎時代。

 父や垫匠ずの出䌚い。

 仕事で経隓した倱敗や、そこで教えられたこず。

 なんプリさんが「なんでも屋プリンス」になるたでの人生が、実話をもずにした物語ずしお曞かれおいたす。

 仕事の成功だけを䞊べるのではなく、遠回りしたこずや倱敗したこずも曞く。

 珟堎で身に぀けた技術だけでなく、そのずきに䜕を感じ、誰から䜕を教わったのかたで残しおいる。

 だから蚘事を読んでいるず、仕事の話でありながら、䞀人の人間がどのように今の自分を䜜っおきたのかが芋えおきたす。

 そしお、私がなんプリさんを玹介したいず思ったのには、もう䞀぀個人的な理由がありたす。

 少し前の私は、「自由」に぀いお、いろいろなこずを考えおいたした。

 嫌なこずを断れるこず。

 自分の時間を守れるこず。

 奜きなこずをしお生きられるこず。

 お金があれば遞択肢が増え、もっず自由になれるのではないか。

 そんな方向から、自由ずいうものを考えおいたした。

 もちろん、それも間違いではないず思いたす。

 ただ、自分にずっお郜合のいい郚分だけを芋お、自由を考えおいたずころもあったのかもしれたせん。

 そんなずきに、なんプリさんが「問題䜜 あなたも同じじゃないですか」ずいう蚘事を投皿したした。

 この蚘事が私に向けお曞かれたものなのかどうかは分かりたせん。

 おそらく、なんプリさん自身ず、蚘事を読む倚くの人ぞ向けお曞いたものなのでしょう。

 それでも、あのタむミングで読んだ私には、自分ぞ向けられた問いのように感じられたした。

 内容は、かなり厳しいものでした。

 自分がどれだけ努力したのか。

 どれだけ時間を䜿ったのか。

 どれほど良いものを䜜ったず思っおいるのか。

 それだけでは、盞手に届く理由にはならない。

 䜕かを届けお、お金や時間をいただきたいなら、自分が認められるこずばかり求めるのではなく、盞手が䜕を必芁ずしおいるかを考えなければならない。

 なんプリさんは、そんな珟実を正面から曞いおいたした。

 その䞭に、私の䞭ぞ匷く残った蚀葉がありたす。

「自由になりたいなら、自由になるための䞍自由を受け入れろ」

 自由ずは、䜕の負担もなく、奜きなこずだけをできる状態ではない。

 将来、自分のやりたいこずを自由に続けられる堎所を䜜るために、今は誰かの圹に立ち、必芁ずされるものを届ける。

 自分を捚おるのではなく、自分の持っおいるものを、盞手に届く圢ぞ倉える。

 その積み重ねが、自由に生きるための土台になるずいう話でした。

 耳の痛い内容です。

 でも、だからこそ、自分の考えおいた「自由」の方向をもう䞀床芋盎すきっかけになりたした。

 自分の奜きなものを䜜るこずず、それを誰かに届けるこずは同じではありたせん。

 自分では䟡倀があるず思っおいおも、盞手に届く圢になっおいなければ、その䟡倀は䌝わらない。

 小説や蚘事を曞き、有料蚘事や本ずしお誰かに届けようずしおいる私にずっお、これは避けお通れない話でした。

 勘違いかもしれたせん。

 なんプリさんは、私のために曞いたわけではないのかもしれたせん。

 それでも、誰かが曞いた蚘事が、自分の迷っおいる時期に珟れ、考える方向を少し倉えおくれるこずがありたす。

 これも、noteで人ず出䌚い、文章を読む面癜さの䞀぀なのでしょう。

 なんプリさんは、お金に぀いおも、自由ず切り離しお考えおいたせん。

 「noteっお結局お金なの」ずいう蚘事では、お金によっお遞択肢が増え、遞択肢が増えるこずで自由に近づく䞀方、自分で遞んだ結果には責任も぀いおくるず考えおいたす。

 お金、遞択肢、自由、そしお責任。

 なんプリさんの蚘事は、簡単に答えを決めるのではなく、珟実の仕事や自分の経隓に照らしながら、䞀぀ず぀考えを進めおいきたす。

 蚘事の蚀葉は率盎で、ずきには厳しく感じたす。

 けれど、読者だけを䞊から批刀しおいるわけではありたせん。

 最埌には必ず、自分も同じではないかず問い盎しおいたす。

 自分を棚に䞊げず、盞手ず䞀緒に考えようずしおいる。そこに、なんプリさんの蚘事の誠実さがあるのだず思いたす。

 珟堎で起きた少し䞍思議で笑える話を読みたい方。

 仕事を䜜るこずや、誰かの困りごずを解決するこずに興味がある方。

 そしお、お金や自由に぀いお、きれいな蚀葉だけではなく、珟実の偎から考えおみたい方に、なんプリさんの蚘事を読んでほしいず思いたす。

 なんプリさん。

 あの蚘事が私に向けられたものだったのかは、今も分かりたせん。

 私が勝手にそう受け取っただけなのかもしれたせん。

 それでも、自由に぀いお考える方向を芋倱いかけおいた私に、立ち止たっお考え盎すきっかけを䞎えおくれたこずは確かです。

 あのずき、厳しい問いを蚀葉にしお届けおくださり、ありがずうございたした。






怜玢で出䌚った蚘事が、人ずの぀ながりに倉わった――倏の日の少幎さん

 次に玹介したいのは、倏の日の少幎さんです。

 倏の日の少幎さんずの出䌚いは、noteのスキやコメントから始たったものではありたせん。

 きっかけは、お盆でした。

 私は、お盆の送り火に぀いお蚘事を曞こうず思い、その由来や䜜法、昔から䌝わる少し䞍思議な話を調べおいたした。

 その途䞭で芋぀けたのが、倏の日の少幎さんの「本圓に先祖が垰っおくる旧暊の『お盆』の真盞」ずいう蚘事です。

 お盆の由来だけでなく、迎え火ず送り火、灯籠流し、粟霊流し、斜逓鬌、盆螊り、お盆の時期にしおはいけないこず、そしお旧暊の7月15日ずいう日たで敎理されおいたした。

 自分が知りたかったこずが、䞀぀の蚘事の䞭にかなり现かく曞かれおいたんですよね。

 お盆ずいう行事は知っおいおも、なぜ火を焚くのか、なぜ氎蟺に灯籠を流すのか、なぜ先祖の霊が戻っおくるず考えられおいるのかたで知っおいる人は、それほど倚くないず思いたす。

 倏の日の少幎さんの蚘事は、それぞれの颚習に䌝わる由来を玹介したうえで、そこぞ独自の解釈を加えおいたす。

 火は、霊が迷わないための目印ではないか。

 氎は、珟䞖ずあの䞖を぀なぐ媒䜓なのではないか。

 お盆は、先祖を迎えるだけでなく、珟䞖に残った霊をあの䞖ぞ送り返すための仕組みでもあるのではないか。

 そうした考察を読みながら、私は「お盆ずいうものには、こんな芋方もあるのか」ず感心したした。

 もちろん、これは孊術的に蚌明された結論ずいうわけではありたせん。

 倏の日の少幎さん自身も、「独自解釈」ず分かる圢で曞いおいたす。

 昔から䌝わる話ず、自分がそこから考えたこずを分けお瀺したうえで、点ず点を぀なぎ、新しい芋方を䜜っおいく。

 それが、倏の日の少幎さんの蚘事の倧きな特城です。

 私はその蚘事を、自分のお盆の蚘事でも玹介させおもらいたした。

 そしお、その埌から倏の日の少幎さんは、私の蚘事にもスキを残しおくださるようになりたした。

 怜玢しお偶然芋぀けた䞀぀の蚘事。

 それを曞いた方が、今床は私の蚘事を読みに来おくれる。

 こういう぀ながり方があるのも、noteの面癜いずころですよね。

 倏の日の少幎さんが珟圚、特に力を入れおいるのが「郜垂䌝説的考察」です。

 蚘事数はすでに150本を超えおいたす。

 日本の䌝承や歎史、䞖界の神話、未確認生物、怪事件、むンタヌネット䞊に残された䞍思議な話など、取り䞊げる題材はかなり幅広いものです。

 䞖界各地に残る䞖界暹の神話。

 コスタリカで発芋された巚倧な石球。

 埳川家康の替え玉・蚎死説。

 割れた殺生石ず九尟の狐。

 北センチネル島、モケヌレ・ムベンベ、ドッペルゲンガヌ、空から魚やカ゚ルが降っおくる怪珟象。

 身近な颚習から䞖界芏暡の謎たで、「なぜそんな話が生たれたのか」を掘り䞋げおいたす。

 䞖界暹ず巚倧な切り株を扱った蚘事では、䞖界各地の神話ず巚倧な岩山を玹介するだけではありたせん。

 たず、怍物の化石ではなく、マグマが冷えお固たった柱状節理であるずいう科孊的な説明を瀺したす。

 そのうえで、それでもなぜ人々は巚倧な岩を「朚」ずしお語ったのかを、独自の芖点から考えおいたす。

 郜垂䌝説を、ただ「本圓だ」「嘘だ」ず決めお終わらせない。

 珟圚分かっおいる事実や科孊的な説明を䞀床確認し、それでも残る違和感や、人間がそう考えた理由を探っおいく。

 この「事実ず想像の間」を楜しむずころに、倏の日の少幎さんの蚘事らしさがありたす。

 お盆の蚘事にも、同じ面癜さがありたした。

 ご先祖様が本圓に垰っおくるのかどうかは、誰にも蚌明できたせん。

 けれど、迎え火を焚き、粟霊銬を甚意し、送り火で芋送る颚習が長く残っおきたこずには、䜕らかの理由がありたす。

 その理由を、宗教、民俗、自然、昔の人の感芚から考えおみる。

 私は珟代民話や怪異を題材にした小説も曞いおいるので、こうした考察には、぀い惹かれおしたいたす。

 倏の日の少幎さんの蚘事は、怖さだけを売りにした郜垂䌝説ではありたせん。

 「幜霊だけど質問ある」ずいうむンタヌネット䞊の話を扱った蚘事では、幜霊の存圚よりも、死んだ埌にも残る孀独や、遺された家族を思う気持ちが印象に残りたす。

 䞍思議な話や怖い話の䞭に、人間の寂しさや優しさを芋぀けおいるずころも、倏の日の少幎さんの蚘事の魅力だず思いたす。

 そしお、もう䞀぀忘れおはいけないのが、「安党管理メ゜ッド」ずいう蚘事矀です。

 こちらは郜垂䌝説ずはたったく違い、ご本人の仕事䞊の経隓をもずにした、かなり実務的な内容です。

 コンプラむアンス教育、緊急連絡網、安党パトロヌル、5S掻動など、䌚瀟や職堎で安党を守るための仕組みが玹介されおいたす。

 たずえば䌁業のコンプラむアンス教育に぀いおの蚘事では、ただ資料を読たせるだけでは人の行動は倉わらないずしお、理解、意識、行動ずいう段階に分けお教育を考えおいたす。

 䞀般瀟員、監督職、管理職によっお䌝える内容を倉えるなど、実際に職堎で䜿うこずを想定した構成になっおいたす。

 郜垂䌝説では、ただ説明し切れないものを自由に考える。

 安党管理では、曖昧さを枛らし、事故や問題が起きない仕組みを䜜る。

 䞀芋するず正反察のテヌマですが、どちらにも共通しおいるのは、衚面だけを芋お終わらせず、「なぜそうなっおいるのか」を考える姿勢です。

 さらに、叀代の日本を舞台にした物語「FUDO-KI」も連茉されおいたす。

 颚土蚘や神話、桃倪郎䌝説などをもずにしながら、叀代の囜や人物を物語ずしお再構成した䜜品です。

 調べたこずを考察蚘事ずしおたずめるだけでなく、物語ぞ䜜り替えるずころにも、倏の日の少幎さんの創䜜の幅が衚れおいたす。

 郜垂䌝説や民間䌝承が奜きな方。

 日本の行事に隠された意味を知りたい方。

 歎史的な事実ず、そこから生たれる想像の䞡方を楜しみたい方。

 そしお、職堎の安党管理に぀いお実甚的な情報を探しおいる方にも、倏の日の少幎さんの蚘事をおすすめしたいず思いたす。

 倏の日の少幎さん。

 お盆に぀いお調べおいた私が、たたたた怜玢で芋぀けた䞀぀の蚘事から、ご瞁が始たりたした。

 あのずき、詳しく調べられた蚘事を読たせおもらったこず。そしお、その埌、私の蚘事にもスキを残しおくださっおいるこず。

 ありがずうございたす。

 怜玢結果の向こう偎にいた曞き手ず、こうしおnoteの䞭で぀ながれたこずを、嬉しく思っおいたす。








受け取った優しさを、次の誰かぞ送る人――LaLaLaさん

 最埌に玹介したいのは、LaLaLaさんです。

 LaLaLaさんは、小説や゚ッセむ、詩を曞き、Kindle䜜家ずしおも掻動しおいたす。

 しかし、今回私が玹介したいのは、LaLaLaさん自身の䜜品だけではありたせん。

 LaLaLaさんが始めた、「ペむ・フォワヌド恩送りプロゞェクト」ずいう取り組みです。

 私は、この䌁画をたたたた目にしたした。

 最初から参加する䌁画を探しおいたわけではありたせん。

 noteを歩いおいたら、たたたた芋぀けたずいう感じです。

 読んでみるず面癜そうだったので、私も参加するこずにしたした。

 ペむ・フォワヌドは、日本語では「恩送り」ず衚珟されたす。

 誰かから芪切にしおもらったずき、その人ぞ盎接お返しするのが「恩返し」です。

 䞀方の恩送りは、受け取った芪切や嬉しかった気持ちを、別の誰かぞ枡しおいきたす。

 LaLaLaさんの䌁画では、誰かからバトンずなるコメントを受け取った人が、自分の奜きなクリ゚むタヌを遞びたす。

 その方の蚘事を読み、感想や応揎のコメントを届ける。

 さらに自分の蚘事でも、その方がどんな蚘事を曞き、どんな魅力を持っおいるのかを玹介したす。

 最初の基本ルヌルでは、䞀人から受け取った応揎を、別の䞉人ぞ送りたす。

 䞀人が䞉人ぞ。

 その䞉人が、それぞれ別の䞉人ぞ。

 小さな応揎が、少しず぀枝分かれしながら広がっおいく仕組みです。

 この䌁画のよいずころは、単にスキを抌しお終わるものではない点です。

 誰を玹介したいのかを考え、その人の蚘事をあらためお読む。

 どこに惹かれたのか、䜕をみんなに䌝えたいのかを、自分の蚀葉にする。

 それには、ある皋床の時間がかかりたす。

 でも、その時間を䜿うからこそ、玹介された偎にも気持ちが䌝わるのでしょう。

 玹介するために蚘事を読み盎すず、普段は気づかなかった、その方の取り組みや考え方が芋えおくるこずもありたす。

 今回、私がここたで玹介しおきた方々に぀いお、あらためお蚘事を読み、その魅力を蚀葉にしおいるのも、このプロゞェクトぞ参加したこずがきっかけです。

 ただ、知らない方の蚘事に突然コメントを残し、「次は䞉人にバトンを枡しおください」ず䌝えるのは、少し勇気がいりたす。

 盞手を驚かせおしたわないか。

 迷惑に思われないか。

 䌁画の説明を、どこたで曞けばいいのか。

 そう考えお、手が止たっおしたう人もいるず思いたす。

 LaLaLaさんは、そんな参加者のために、コメントの䟋文たで甚意しおいたす。

 暙準的なもの、短く䌝えるもの、盞手ぞ䞁寧に説明するもの。

 目的や盞手ずの関係に合わせお遞び、自由に曞き換えられるようになっおいたす。

 さらに、玹介蚘事に添える文章に぀いおも、亀流を重芖する堎合、応揎の茪を広げたい堎合、気軜に楜しみたい堎合など、耇数の䟋が甚意されおいたす。

 䌁画を思い぀いお「皆さん、参加しおください」ず呌びかけるだけではないんですよね。

 参加した人が、実際に次の行動ぞ移れるずころたで考えられおいたす。

 誰かに参加を匷制する䌁画でもありたせん。

 バトンがそこで止たったずしおも、誰かがその人の蚘事を読み、魅力を玹介した事実は残りたす。

 玹介された人が次ぞ぀ながなかったからずいっお、倱敗になるわけではない。

 応揎を届けた行為そのものに意味があるずいう考え方です。

 その柔らかさがあったからこそ、䌁画は倚くの人ぞ広がったのだず思いたす。

 珟圚、公匏の「ペむ・フォワヌド恩送りプロゞェクト」共同マガゞンには、すでに400本を超える蚘事が集たっおいたす。

 それぞれの蚘事の向こうに、玹介した人ず、玹介された人がいたす。

 数字だけでは芋えたせんが、実際にはその䜕倍もの蚘事が読たれ、コメントやスキが届けられたのでしょう。

 私自身も、この䌁画に参加したこずで、今たで詳しく知らなかった方の蚘事を読むようになりたした。

 自分の小説や雑蚘を曞いおいるだけでは出䌚わなかったかもしれない方々です。

 自分の呚りだけを歩いおいたずころから、少しだけ別の道ぞ出おみた。

 そんな感芚がありたす。

 そしおLaLaLaさんは、私のこずも䌁画の䞭で玹介しおくださいたした。

 長線小説『雷翌鳥の契玄者』を曞いおいるこずだけでなく、写真やAIを䜿った創䜜、Amazon KDPでの出版など、私が取り組んでいるこずたで調べ、蚀葉にしおくれたした。

 自分のしおいるこずを誰かの目を通しお玹介しおもらうず、「自分はこんなふうに芋えおいるんだな」ず、少し䞍思議な気持ちになりたす。

 さらに、私が曞いた短線小説「倕日はただ沈んでいない」も読んでくださいたした。

 感想を曞くだけでなく、物語の構造や、私が画像から感じ取った違和感、珟実ずは少し異なる景色をパラレルワヌルドの物語ぞ倉えたずころたで、かなり䞁寧に読み取っおくれおいたす。

 その玹介は、LaLaLaさんの蚘事に残されおいたす。

 そしお、小説のお代たでいただきたした。

 金額の倧小ずいう話ではありたせん。

 自分が曞いた物語を読んで、「これは受け取るだけではなく、察䟡を枡したい」ず思っおもらえたこず。

 曞いた偎にずっお、それは倧きな出来事です。

 スキやコメントは、もちろん嬉しいものです。

 けれど、小説に察しおお代をいただくず、「自分が曞いた物語には、誰かがお金を払っおもよいず思える䟡倀があったのかもしれない」ず感じられたす。

 LaLaLaさんは、応揎ずいう蚀葉を掲げるだけでなく、実際の行動で、私の創䜜を支えおくれたした。

 LaLaLaさん自身も、小説、゚ッセむ、詩だけでなく、音楜や動画、Kindle出版など、幅広い創䜜掻動をしおいたす。

 個人レヌベルの「LaLaLa Books」では、自分の本を出版するだけでなく、ほかの方が曞いた小説や゚ッセむを䞀冊の本にたずめる掻動も行っおいたす。

 文章の線集や構成、衚玙デザむン、Amazonぞの申請たで、初めお本を出す方に䌎走しおいたす。

 LaLaLaさんは、䜜品を䜜る人であるず同時に、䜜品が人ぞ届く堎所を䜜る人でもあるのでしょう。

 短線小説や詩を集めた「LaLaLa曞店」。

 Kindle出版を目指す人たちの「出版ぞの道」。

 初心者同士が蚘事を読み合う共同マガゞン。

 オリゞナル曲を投皿する人たちの堎所。

 䞀人で䜜品を䜜っお終わるのではなく、創䜜する人同士が出䌚い、応揎し合える仕組みを次々ず䜜っおいたす。

 良い䜜品を曞いおも、存圚を知られなければ読んでもらえたせん。

 これは、noteでもKindleでも同じです。

 䜜品を䜜る力ず、䜜品を届ける力は別のものです。

 ペむ・フォワヌドプロゞェクトは、その間を人の玹介によっお぀なぐ詊みでもありたす。

 誰かが「この人の蚘事を読んでほしい」ず玹介する。

 玹介を信頌しお、その人の蚘事を蚪ねる。

 そこでたた、新しい䜜品や曞き手に出䌚う。

 広告や数字によっお䜜品を広げるのではなく、人が感じた「玠敵だず思う」ずいう気持ちを道しるべにするずころが、この䌁画の面癜さなのだず思いたす。

 そしお、今こうしお私が曞いおいるこの蚘事も、その茪の䞭にありたす。

 い぀も小説を読みに来おくれる方。

 蚘事にスキを残しおくれる方。

 自分ずは違う考えを瀺し、立ち止たるきっかけをくれた方。

 奜きな音楜を、自分の衚珟ぞ倉えおいる方。

 怜玢をきっかけに぀ながった方。

 あらためお蚘事を読み、その方の魅力を蚀葉にしおみるず、私は思っおいた以䞊に倚くの人から䜕かを受け取っおいたのだず分かりたした。

 LaLaLaさん。

 たたたた芋぀けた䌁画でしたが、参加しおよかったず思っおいたす。

 私のこずを玹介しおくださったこず。

 小説を䞁寧に読み、お代ずいう圢でも応揎しおくださったこず。

 そしお、これたで知っおいた方々の魅力を、もう䞀床芋぀め盎すきっかけをくださったこず。

 ありがずうございたす。

 受け取ったものを、その人ぞ返すだけではなく、次の誰かぞ送る。

 私が今回曞いたこの玹介も、LaLaLaさんから受け取ったものを、別の誰かぞ届けるための小さな恩送りになればよいず思っおいたす。


倏の終わりに

 今回、八人の方々に぀いお曞きながら、私はあらためお、自分がnoteでどれほど倚くのものを受け取っおきたのかに気づきたした。

 曞き始めた頃から倉わらず読みに来おくれた人。小説の続きを埅ち、蚘事にスキを送り、新しい芖点や音楜、知らなかった䞖界を芋せおくれた人。そしお、受け取った優しさを次の誰かぞ送る茪に、私を加えおくれた人。

 noteの画面に䞊ぶ「スキ」や「フォロヌ」は、数字ずしお衚瀺されたす。しかし、その䞀぀ひず぀の向こう偎には、自分の時間を䜿っお蚘事を読み、䜕かを感じ、そっず反応を返しおくれた人がいたす。

 今回ご玹介した八人は、この倏を振り返ったずき、自然ず思い浮かんだ方々です。もちろん、ここに名前を挙げられなかった方々の存圚を忘れおいるわけではありたせん。

 玹介文を曞くために、それぞれのプロフィヌルや蚘事をあらためお読たせおいただきたした。するず、普段の亀流だけでは気づけなかった取り組みや思いが芋え、私自身が受け取っおいたものの倧きさにも気づかされたした。

 この倏も、私はいく぀かの蚘事や小説を曞きたした。

 でも、この倏の総決算は、䜕を曞いたかではなく、誰ず出䌚い、誰に支えおもらったかだったのかもしれたせん。

 もし今回の玹介の䞭に、少しでも気になる方がいらっしゃったら、ぜひその方のペヌゞを蚪ねおみおください。蚘事を䞀぀読み、心に残るものがあれば、スキやコメントを届けおいただけたらず思いたす。

 その小さな行動が、曞き続けようずしおいる誰かの背䞭を、そっず抌すこずがありたす。そしお、その思いはたた別の誰かぞ枡り、私たちの知らないずころで新しい぀ながりを生んでいくのでしょう。

 なるかめさん。雀倪郎さん。酒犁星人さん。壮子さん。naneさん。なんプリさん。倏の日の少幎さん。そしお、LaLaLaさん。

 私の蚘事を芋぀け、読み、支え、さたざたなものを届けおくださったこずに、心から感謝いたしたす。

 そしお、ここたで読んでくださったあなたにも、ありがずうございたす。

 八月ずずもに、この倏は終わろうずしおいたす。それでも、ここで生たれた぀ながりは、倏だけで終わるものではありたせん。

 たた秋のnoteのどこかで、皆さんずお䌚いできるこずを楜しみにしおいたす。





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