[都市伝説的考察] 本当に先祖が帰ってくる!旧暦の「お盆」の真相 【独自解釈】
「お盆」といえば、実家に帰省し、お墓参りをして、夜は家族で食卓を囲む……そんなイメージが強いかもしれません。
今回は、お盆の起源に迫りつつ、本当の意味について考察をしていきます。
1. 盂蘭盆会
お盆は正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言います。この起源は、仏教の『盂蘭盆経』というお経に遡ります。
お釈迦様の弟子に、強力な神通力を操る「目連尊者」という人物がいました。ある日、目連は神通力を使って、亡くなった母親を探します。
母親は「餓鬼道」に落ちていました。ガリガリに痩せ細り、逆さ吊りにされて苦しんでいたのです。盂蘭盆会(ウラボンエ)の語源は、サンスクリット語で「逆さ吊り」を意味する「ウランバナ」だと言われています。
目連は神通力を使って水や食べ物を送りますが、母親が口にしようとした瞬間、すべて炎に変わってしまいます。
するとお釈迦様から「7月15日に修行が終わった多くの僧侶たちへ、心から施しをしなさい」と教えを受けます。目連が教え通りに施しを行うと、母親は無事に餓鬼道から解放され、天界へと昇っていきました。
これが、お盆供養のルーツです。

💡【独自解釈】
今回の話には何度か「餓鬼」が現れます。その正体は「物欲により成仏できなかった霊」であり、目には見えないものの、現世に留まっているものだと考察します。霊であるが故に、実体のある食料は食べることが出来ず、自らで痩せ細った姿を現出させています。
2. 迎え火、送り火
お盆の「迎え火」と「送り火」は、ご先祖様が迷わないために灯され、また関係のない無縁仏が家に入ってくるのを防ぐ効果もあると言います。
地域によっては提灯を持ってお墓まで迎えに行く風習があります。道中は、振り返ったり、口をきいてはいけません。
💡【独自解釈】
古来より火は、目印とされてきました。お盆でも同じように使われています。ここでのキーワードは、火が目印として機能する「夜」です。
3. 灯籠流し、精霊流し
お盆の終わりの「灯籠流し」は、水面を漂う光が、霊の帰り道を照らすものです。
一方、長崎県などでの「精霊流し」は、大きな精霊船と爆竹が特徴です。爆竹は、精霊船を狙う他の霊を威嚇する「魔除け」と言われます。
💡【独自解釈】
死者は決まって船で旅立ちます。エジプトの「太陽の船」もそうです。船という乗り物で海に進みます。海または水が、「あの世」にアクセスする鍵となるのでしょう。

4. 施餓鬼
お盆の時期、特別な祭壇が組まれまることがあります。これは、餓鬼や無縁仏に施す「施餓鬼」という風習です。この風習の起源もまた、お釈迦様に関係します。
お釈迦様の弟子に、「阿難尊者」という人がいました。ある夜、阿難の前に餓鬼が現れました。 餓鬼は、「お前の命はあと3日。死後はお前も餓鬼道に落ちるぞ。それが嫌なら、多くの餓鬼たちにご馳走を施せ。」と告げます。
お迦様は「真言を唱えよ。そうすれば、少量の食べ物でも全ての餓鬼に行き渡る。」と教えを授けました。阿難が教えの通りにすると、餓鬼たちは救われ、その功徳によって阿難自身も寿命が延びました。
💡【独自解釈】
再び「餓鬼」の話です。こちらもまた、食べ物をキーワードに餓鬼を救う話が、お盆につながっていきます。私は「餓鬼」、つまり「現世に残った霊」を食べ物を利用して集め、一気に「あの世」に送るシステムが、お盆には組み込まれていると考察します。

5. 盆踊り
「盆踊り」も深い意味を持っています。これについては、以前の投稿をご覧ください。
6. お盆のタブー
お盆の時期に海や川に近づいてはいけません。これは水辺に、餓鬼や霊が集まっているからです。また、虫を殺してはいけないのは、ご先祖様が虫の背に乗って帰ってくるからだと言われます。
💡【独自解釈】
先述した灯籠流しにつながりますが、水は「霊が帰るための鍵」であり、そこに人間が近づくと巻き込まれてしまうのではないでしょうか。
7. 旧暦7月15日という日
お盆は、本来「旧暦の7月15日」に行われていました。
インドの僧侶たちは、雨季の3ヶ月間、一歩も外に出ずに過酷な修行を行いました。この修行が明けるのが7月15日です。先述した「目連尊者」もこの日に施しをしています。
もう1つ理由があります。旧暦の15日は必ず「満月」でした。この「満月」の日に、ご先祖様は東から帰ってくると言います。精霊馬の向きに、方角の名残りがあります。
💡【独自解釈】
「満月の日に、東から帰ってくる」というのがキーワードです。
少し難しい話をします。
🌞現在の「太陽暦」は、地球が太陽の周りを一周する365日を基準とした暦です。
🌛それに対し「太陰暦」は、新月を毎月1日、満月が15日になる、月を基準とした暦です。この場合、1ヶ月は29.5日となり、1年は354日です。
🌛🌞旧暦は「太陰太陽暦」といい、月を基準としながら、四季がズレないように閏月を入れ、1年を365日とたものです。

つまり旧暦のお盆は、「毎年同じ位置」に「太陽と地球と月がある」状態になります。そして日本から東というのも、同じ方角になるのです。宇宙レベルで「ご先祖様が帰ってくる方角」が決まっているのです。お釈迦様もそれを知っていて目連尊者に指示をしたとしたら……。

8. まとめ
私は「お盆」を、その言い伝え通り「あの世」につながる日だと考察しました。
ご先祖様が戻られる際には、『この日に限って』現世に残った霊をも一緒に、「あの世」に送る仕組みが作られています。
つまり、宇宙レベルで同じ方角になる日に、水を媒体として、一気にあの世に霊を送り返すのが、お盆なのです。
そして旧暦の7月15日の夜こそ、日本の位置が「あの世」と呼ばれる場所にアクセスできる日なのだとしたら。太陽暦ではなく、旧暦で迎える必要があるのではないでしょうか。
