分厚いレンガ本の推理小説おすすめ10選|圧倒的ボリュームの名作ミステリー!
本好きな人にとって、分厚いレンガのような本は見た目からすでに蠱惑的。長編ミステリーの魅力は、何といっても物語にじっくり没入できることです。
分厚いほどに、事件の謎も、人間ドラマも、より深く味わえます。今回は、そんな「読み応え抜群の名作ミステリー」を厳選して紹介します。
読書好きなら一度は挑戦したい、圧倒的ボリュームの推理小説ばかりです。あなたのお気に入りの一冊が、きっと見つかるはず。ぜひ、参考にしてくださいね♪
『魍魎の匣(もうりょうのはこ)』京極夏彦【単行本:1049ページ|文庫:1060ページ】
箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物――箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物(つきもの)は落とせるのか!?日本推理作家協会賞に輝いた超絶ミステリ、妖怪シリーズ第2弾。
第49回日本推理作家協会賞受賞作品。「週刊文春傑作ミステリーベスト10」1995年第4位、「このミステリーがすごい!」1996年国内編第4位にランクイン。百鬼夜行シリーズの第2弾です。2007年堤真一さん主演で映画化、2010年テレビアニメ化されています。魅力的なキャラと幾重にも張り巡らされた伏線が素晴らしく、ぐいぐい引きこまれていく作品です。
『絡新婦の理(じょろうぐものことわり)』京極夏彦【文庫:1408ページ】
理に巣喰うは最強の敵――。
京極堂、桜の森に佇(た)つ。
当然、僕の動きも読み込まれているのだろうな――2つの事件は京極堂をしてかく言わしめた。
房総の富豪、織作(おりさく)家創設の女学校に拠(よ)る美貌の堕天使と、血塗られた鑿(のみ)をふるう目潰し魔。連続殺人は八方に張り巡らせた蜘蛛の巣となって刑事・木場らを眩惑し、搦め捕る。中心に陣取るのは誰か?シリーズ第5弾。
百鬼夜行シリーズ第5弾です。2015年漫画化されています。ラストまで読み終えた後、どうしても再読したくなる作品のひとつ。退廃的な雰囲気と歴史観、蘊蓄好きな人には特におすすめの作品です。
『白夜行』東野圭吾【単行本:512ページ|文庫:864ページ】
愛することは「罪」なのか。それとも愛されることが「罪」なのか。
1973年、大阪の廃墟ビルで質屋を経営する男が一人殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りしてしまう。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂――暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んでいくことになるのだが、二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪の形跡。しかし、何も「証拠」はない。そして十九年の歳月が流れ……。伏線が幾重にも張り巡らされた緻密なストーリー。壮大なスケールで描かれた、ミステリー史に燦然と輝く大人気作家の記念碑的傑作。200万部突破!
第122回直木三十五賞候補作、1999年「このミステリーがすごい!」第2位、「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、2000年「本格ミステリ・ベスト10」第7位になった作品です。2005年に舞台化、2006年に山田孝之さんと綾瀬はるかさん主演でテレビドラマ化、2011年に堀北真希さんと高良健吾さん主演で映画化されています。
『幻夜』東野圭吾 【文庫:792ページ】
おまえは俺を殺した。俺の魂を殺した――
1995年、阪神淡路大震災。その混乱のまっただ中で、衝動的に殺人を犯してしまった男。それを目撃していた女。二人は手を組み、東京に出ていく。女は、野心を実現するためには手段を選ばない。男は、女を深く愛するがゆえに、彼女の指示のまま、悪事に手を染めていく。やがて成功を極めた女の、思いもかけない真の姿が浮かびあがってくる。彼女はいったい何者なのか――謎が謎を呼び、伏線に伏線が絡む。驚愕のラストシーンまで一気呵成の読みごたえ。ミステリーの醍醐味にあふれた傑作大長編。あの名作『白夜行』の興奮がよみがえるミリオンセラー。
『白夜行』の姉妹作といわれている作品。第131回直木三十五賞候補作。2004年「週刊文春ミステリーベスト10」第7位にランクインしています。2010年深田恭子さん主演でテレビドラマ化されています。『白夜行』を読んでいなくてもわかりますが、読んでいるとより楽しめるという作品です。
『匣の中の失落』竹本健治 【文庫:832ページ】
推理小説マニアの大学生・曳間が、密室で殺害された。しかも仲間が書いている小説の予言通りに。現実と虚構の狭間に出現する5つの《さかさまの密室》とは? '78年、弱冠22歳の青年によって書かれたこの処女作は「新本格の原点」、「第4の奇書」と呼ばれる伝説の書となった。いまだ色褪せない未体験の読書を今こそ! 幻のサイドストーリー『匳(こばこ)の中の失楽』も収録!
第32回日本推理作家協会賞(長編部門)候補作。いわゆる三大奇書に強い影響を受けており、本作を「第4の奇書」とし、四大奇書と呼ぶという見方もある作品です。探偵小説でありながら探偵小説を否定する、反推理小説、アンチ・ミステリーといわれています。
『有限と微小のパン』森博嗣 【文庫:870ページ】
「F」から始まり今ここに終結、そして拡散?
萌絵たちが訪れたテーマパークで次々と起こる不可解な事件の背後には。
日本最大のソフトメーカが経営するテーマパークを訪れた西之園萌絵と友人・牧野洋子、反町愛。パークでは過去に「シードラゴンの事件」と呼ばれる死体消失事件があったという。萌絵たちを待ち受ける新たな事件、そして謎。核心に存在する、偉大な知性の正体は……。S&Mシリーズの金字塔となる傑作長編。
第1回メフィスト賞を受賞したデビュー作『すべてがFになる』から始まる「S&Mシリーズ」の最終巻。20年以上前に刊行された本とは思えない作品です。VRが普及している現代、すんなりと話にのめりこんでいけそうです。
『夜光虫』馳星周 【文庫:816ページ】
栄光に彩られた野球人生を全うするはずだった加倉昭彦を肩の故障が襲う。引退、事業の失敗、離婚、残った莫大な借金。加倉は再起を賭け台湾プロ野球に身を投じる。それでも将来の不安が消えることはない。苛立つ加倉は台湾マフィアの誘いに乗り、放水――八百長に手を染めた。交錯する絆と裏切り。揺れ動く愛と憎しみ。破滅への道しか進むことのできない閉塞状況のなかで解き放たれていく狂気……。人間の根源的欲望を描き切ったアジアン・ノワールの最高峰!
『不夜城』、 『少年と犬』などの著者としても有名な馳星周さんの作品。本作は第120回直木賞候補になっています。馳さんは本名、坂東齢人さんという北海道出身の方です。『暗手』が本作の続編です。
『哲学者の密室』笠井潔 【文庫:1182ページ】
開口部を完璧に閉ざされたダッソー家で、厳重に施錠され、監視下にあった部屋で滞在客の死体が発見される。現場に遺されていたナチス親衛隊の短剣と死体の謎を追ううちに30年前の三重密室殺人事件が浮かび上がる。現象学的本質直感によって密室ばかりか、その背後の「死の哲学」の謎をも解き明かしていく矢吹駆。20世紀最高のミステリを1100ページ超の全1冊で贈る!
1992年「週刊文春ミステリーベスト10」第2位、「このミステリーがすごい!」第3位にランクインした作品。『オイディプス症候群』などの著者としても有名な笠井潔さんのミステリーです。矢吹駆シリーズの第4作目。歴史や哲学に関心がある人には特におすすめの作品。
『鍵の掛かった男』有栖川有栖 【文庫:736ページ】
中之島のホテルで梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺と断定。だが同ホテルが定宿の作家・影浦浪子は疑問を持った。彼はスイートに5年住み周囲に愛され2億円預金があった。影浦は死の謎の解明を推理作家の有栖川有栖と友人の火村英生に依頼。が調査は難航。彼の人生は闇で鍵の掛かった状態だった。梨田とは誰か? 他殺なら犯人は? 驚愕の悲劇的結末!
『双頭の悪魔』、『女王国の城』などの著者としても有名な有栖川有栖さんの作品。「火村英生シリーズ」(『怪しい店』と『鍵の掛かった男』が対象期間内の文庫新刊)で第3回吉川英治文庫賞受賞しています。700ページを超える作品ですが、さくさく読み進められる名作です。
『死者の国』ジャン=クリストフ・グランジェ (著), 高野 優 (翻訳), 伊禮 規与美 (翻訳) 【新書:776ページ】
パリの路地裏でストリッパーの連続猟奇殺人が起こる。被害者は二人とも同じ方法で殺されており、また、ともに元服役囚の画家ソビエスキと恋人関係であった。パリ警視庁警視のコルソはソビエスキを追い詰めるが、捜査が進むにつれ、自分自身の抱える闇をのぞき込むことになる……フレンチ・サスペンスの巨匠による最新刊
「フランスのスティーヴン・キング」との異名を持つジャン=クリストフ・グランジェさんの作品です。『クリムゾン・リバー』の著者としても有名な方です。2段組で700ページを超える長さの作品。法廷、アクション、サイコと内容も盛りだくさんで、ラストまで疾走感を持って読めますよ。
まとめ |分厚いレンガ本の推理小説おすすめ10選|圧倒的ボリュームの名作ミステリー!
分厚い推理小説は、その重さに負けずに読めば、圧倒的な満足感が得られます。 「時間をかけてじっくり楽しみたい!」という方に、ぜひおすすめの作品ばかりです。
この機会に、あなたもレンガ本ミステリーの世界に飛び込んでみませんか?
