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癜居易《琵琶行》其の五語らぬこずが䌝える感動──なぜ癜居易の服は濡れおいたのか 

    出䌚い、出䌚いず蚀うけれど──


    「出䌚いがない」

    よく聞く蚀葉です。

    でも、そんなこずはない。
    生きおいれば、私たちは毎日たくさんの人ず出䌚っおいたす。

    職堎の人、孊校の人、趣味の仲間、
    䌚議での名刺亀換に、買い物先の店員、電車で隣に座る人たで。

    呚りを芋枡せば知らない人だらけ。
    出䌚いのチャンスは溢れおいるのに、なぜか「出䌚いがない」ず感じおしたう。

    それは、「誰ずでも出䌚えばいい」ずいうわけではないからです。
    「出䌚い」にも、出䌚い方ずタむミングずいうものがあるのです。

    心理孊などでよくあるのは、「人は自分に䌌おいる人に奜意を持ちやすい」ずいうもの。

    “初めたしお”の集たりで、出身地、趣味、星座、血液型、共通の知人 ず、盞手のこずを色々ず質問しおみるのは、そんな心理ですよね。

    「共通項があれば話が盛り䞊がりやすい」ずいうこずもありたすけど、それ以䞊に「䌌おいる」こずでお互いに奜意を持ちやすくなるずいうこずもありたす。

    ただ、本圓に人ず響き合うのは、そのもう䞀歩先になりたす。

    自分が今眮かれおいる境遇や、抱えおいる悩み。
    誰にも蚀えなかった心の叫びが、たるで鏡のように盞手ず重なったずき──

    それはもう、飲んで朝たで語り明かし、

    「この玠敵な出䌚に也杯〜」

    ず、こうなるわけです。

    倱恋したばかりの男女がすぐに意気投合しおしたうのも、きっずそんな心理が働いおいるのでしょう笑。

    こうしお出䌚う存圚が「知己自分のこずをよくわかっおくれる存圚」になっおいくのだずしたら、やはり、自分の深い郚分が共通し合っおいる感芚が䞍可欠でしょう。

    初察面で「実は 」ずなる堎合もあるかもしれたせんし、ずっず知り合いだった人ず、䜕かのきっかけで共通の経隓を抱えおいたこずが分かり、その埌急速に仲良くなるこずもありたす。

    衚局的な䌚話だけをしおいたら、その時の自分ず共感できる人かどうかは分からない。
    だからこそ、「出䌚い」には出䌚い方やタむミングがあるのです。

    1200幎前の䞭囜、長江のほずり。
    琵琶女の告癜を聞いた癜居易の胞を走った電撃も、たさにそんな“出䌚い”だったのではないでしょうか。

    今回は、長かった《琵琶行》の最埌の郚分に぀いお玹介しおいきたす。

    癜居易の苊悩


    さお、前回は、琵琶女の壮絶な挔奏に続く、琵琶女の身の䞊に察するひずり語りでした。

    前回蚘事
    1200幎前のある悩み──あなたの悩みは、あなただけのものではない【癜居易・琵琶行4】

    癜居易が郜・長安を远われお巊遷させられた地・江州。

    そこで出䌚った琵琶の奏者は、か぀お長安で腕を磚き、䞀䞖を颚靡した琵琶の名手でした。

    その腕前ず矎貌で倚くの男性を魅了しおきたのに、そんな生掻に溺れるたた幎を重ねたす。

    その内に、人気も衰え、やむなく地方の商人ず結婚しお江州に䞋っおきたした。

    旊那は、仕事にかたけお家を䞍圚にしおばかり。

    か぀おの栄光も虚しく、ただ秋の月倜に船を浮かべ、誰に聞かせるわけでもなく、ひずり琵琶を匟いおいたのでした。


    今回は、その琵琶女の告癜を聞いた癜居易の反応から始たりたす。

    い぀ものように、最初に原文ず拌音、日本語蚳を掲茉しお、その埌に、现かく玹介しおいきたす。

    我 闻 琵 琶 已 叹 息 又 闻 歀 语 重 唧 唧。
    wǒ wén pípá yǐ tànxī, yòu wén cǐ yǔ chóng jījī.
    私は琵琶の音にすでにため息を぀いたが、その身の䞊話を聞いお、さらに重ねおため息をもらした。

    同 是 倩 涯 沊 萜 人 盞 逢 䜕 必 曟 盞 识。
    tóng shì tiānyá lúnluò rén, xiāngféng hé bì céng xiāngshí.
    私ず圌女は、ずもに倩涯に流された者。めぐり逢い、心が通じたのは、
    昔からの知り合いだったからではない。ただ、同じ悲しみを知っおいたからだ。

    我 从 去 幎 蟞 垝 京 谪 居 卧 病 浔 阳 城。
    wǒ cóng qùnián cí dìjīng, zhéjū wòbìng Xúnyáng chéng.
    私は去幎、郜を去っおから、流されお术陜の町に䜏み、病に䌏しおいる。

    浔 阳 地 僻 无 音 乐 终 岁 䞍 闻 䞝 竹 声。
    xúnyáng dì pì wú yÄ«nyuÚ, zhōngsuì bù wén sÄ« zhú shēng.
    术陜は蟺鄙なずころで、音楜の気配などたったくない。䞀幎を通しお、管匊の音を耳にするこずもない。

    䜏 近 湓 江 地 䜎 湿 黄 芊 苊 竹 绕 宅 生。
    zhù jìn Pénjiāng dì dī shī, huáng lú kǔ zhú rào zhái shēng.
    䜏たいは湓江ふんこうのほずり、䜎く湿った土地。黄色い蘆や苊い竹が、家のたわりを取り囲んでいる。

    其 闎 旊 暮 闻 䜕 物 杜 鹃 啌 血 猿 哀 鞣。
    qí jiān dànmù wén hé wù? Dùjuān tí xuÚ yuán āi míng.
    そのあたりで朝な倕なに聞こえるのは䜕かほずずぎすが血を吐くように鳎き、猿が悲しげに叫ぶ声だ。

    春 江 花 朝 秋 月 倜 埀 埀 取 酒 还 独 借。
    chÅ«njiāng huā zhāo qiÅ« yuÚ yÚ, wǎngwǎng qǔ jiǔ huán dú qÄ«ng.
    春の川蟺に花咲く朝も、秋の月の倜も、しばしば酒を取り出しおは、独り盃を傟ける。

    岂 无 山 歌 䞎 村 笛 呕 哑 嘲 哳 隟 䞺 听。
    qǐ wú shāngē yǔ cūndí?  ǒuyǎ cháozhā nán wéi tīng.
    山の歌や村の笛が、たったく無いわけではない。だが、濁った声や調子はずれの音ばかりで、ずおも聎いおいられない。

    今 倜 闻 君 琵 琶 语 劂 听 仙 乐 耳 暂 明。
    jÄ«n yÚ wén jÅ«n pípá yǔ, rú tÄ«ng xiānyuÚ ěr zàn míng.
    ずころが今倜、あなたの琵琶の音色を聞いたずき、たるで仙人の音楜を聎くようで、耳がしばし柄み枡った。

    莫 蟞 曎 坐 匹 䞀 曲 䞺 君 翻 䜜 琵 琶 行。
    mò cí gÚng zuò tán yÄ« qǔ, wÚi jÅ«n fān zuò Pípá xíng.
    どうかよろしければ、もう䞀曲匟いおください。あなたのために、この倜の出䌚いを詩にしお《琵琶行》を䜜りたしょう。

    感 我 歀 蚀 良 久 立 华 坐 促 匊 匊 蜬 急。
    gǎn wǒ cǐ yán liáng jiǔ lì, quÚ zuò cù xián xián zhuǎn jí.
    私の蚀葉に感じたのだろう、圌女はしばらく立ち぀くしおいた。やがお静かに座に戻り、匊をしがるず──、その音は、たちたち激しく鳎り響いた。

    凄 凄 䞍 䌌 向 前 声 满 座 重 闻 皆 掩 泣。
    qīqī bù sì xiàng qián shēng, mǎnzuò chóng wén jiē yǎn qì.
    その音はもの悲しく、先ほどの調べずはたるで違っおいた。その堎にいた者は皆、もう䞀床その音色を聞いお涙をぬぐった。

    座 䞭 泣 䞋 谁 最 倚 江 州 叞 马 青 衫 湿。
    zuò zhōng qì xià shuí zuì duō? Jiāngzhōu sīmǎ qīng shān shī.
    その堎でもっずも涙を流したのは誰だったのか
    江州叞銬の青い衣は、濡れおいた 。

    《琵琶行》癜居易

    癜居易の愚痎ず琵琶女の感激


    それでは、最埌の郚分を现かく芋おいきたす。

    我 闻 琵 琶 已 叹 息 又 闻 歀 语 重 唧 唧。
    私は琵琶の音にすでにため息を぀いたが、その身の䞊話を聞いお、さらに重ねおため息をもらした。

    同 是 倩 涯 沊 萜 人 盞 逢 䜕 必 曟 盞 识。
    私ず圌女は、ずもに倩涯に流された者。めぐり逢い、心が通じたのは、
    昔からの知り合いだったからではない。ただ、同じ悲しみを知っおいたからだ。

    琵琶女の身の䞊話を聞き、ため息を重ねた癜居易。

    ここで、この詩の栞心郚分にあたる感想を吐き出したす。

    同 是 倩 涯 沊 萜 人

    “私ず圌女は、ずもに倩涯に流された者 ”

    この文字の蚀葉は、䞭囜でも非垞に有名な䞀節です。

    「倩涯」ずは、最果おの地です。
    そんな所に流され、萜ちぶれた、もう1人の自分。

    そんな人に出䌚えた奇跡は、もはやただの「出䌚い」ではない、ず感極たっおしたっおいるのです。

    我 从 去 幎 蟞 垝 京 谪 居 卧 病 浔 阳 城。
    私は去幎、郜を去っおから、流されお术陜の町に䜏み、病に䌏しおいる。

    浔 阳 地 僻 无 音 乐 终 岁 䞍 闻 䞝 竹 声。
    术陜は蟺鄙なずころで、音楜の気配などたったくない。䞀幎を通しお、管匊の音を耳にするこずもない。

    䜏 近 湓 江 地 䜎 湿 黄 芊 苊 竹 绕 宅 生。
    䜏たいは湓江ふんこうのほずり、䜎く湿った土地。黄色い蘆や苊い竹が、家のたわりを取り囲んでいる。

    其 闎 旊 暮 闻 䜕 物 杜 鹃 啌 血 猿 哀 鞣。
    そのあたりで朝な倕なに聞こえるのは䜕かほずずぎすが血を吐くように鳎き、猿が悲しげに叫ぶ声だ。

    春 江 花 朝 秋 月 倜 埀 埀 取 酒 还 独 借。
    春の川蟺に花咲く朝も、秋の月の倜も、しばしば酒を取り出しおは、独り盃を傟ける。

    岂 无 山 歌 䞎 村 笛 呕 哑 嘲 哳 隟 䞺 听。
    山の歌や村の笛が、たったく無いわけではない。だが、濁った声や調子はずれの音ばかりで、ずおも聎いおいられない。

    ここからは、しばらく癜居易の愚痎が続きたす。

    自分が、か぀お郜に䜏んでいたこず、流されお、病に䌏しおいるこずを打ち明ける癜居易。

    本圓に病気だったのかどうかは分かりたせんが、ひょっずするず心の病だったのかもしれたせん。

    こんな田舎では、真っ圓な芞術に觊れる機䌚もないし、音楜どころか、自然だらけで動物の鳎き声しかしない。

    月倜にひずり酒を飲んでいおも、村人たちが歌う倉な音楜で調子が狂っおしたう。

    ず、散々な蚀いようです。

    なにもそこたで蚀わなくおも 、ずは思いたすが、この時の癜居易は、長安での生掻が忘れられず、江州での暮らしにそれを重ねお嫌気がさし、䞍満を溜め蟌んでいたようです。

    今 倜 闻 君 琵 琶 语 劂 听 仙 乐 耳 暂 明。
    ずころが今倜、あなたの琵琶の音色を聞いたずき、たるで仙人の音楜を聎くようで、耳がしばし柄み枡った。

    莫 蟞 曎 坐 匹 䞀 曲 䞺 君 翻 䜜 琵 琶 行。
    どうかよろしければ、もう䞀曲匟いおください。あなたのために、この倜の出䌚いを詩にしお《琵琶行》を䜜りたしょう。

    そんな暮らしの䞭、久しぶりに心を揺さぶる音楜を聎いた癜居易は、ずおも感謝したす。

    そしお、今の自分にできるこず 。

    この「出䌚い」を《琵琶行》ずいうタむトルの詩ずしお残したい、ず提案するのです。

    たさに、この《琵琶行》の詩ですね。

    感 我 歀 蚀 良 久 立 华 坐 促 匊 匊 蜬 急。
    私の蚀葉に感じたのだろう、圌女はしばらく立ち぀くしおいた。やがお静かに座に戻り、匊をしがるず──、その音は、たちたち激しく鳎り響いた。

    凄 凄 䞍 䌌 向 前 声 满 座 重 闻 皆 掩 泣。
    その音はもの悲しく、先ほどの調べずはたるで違っおいた。その堎にいた者は皆、もう䞀床その音色を聞いお涙をぬぐった。

    座 䞭 泣 䞋 谁 最 倚 江 州 叞 马 青 衫 湿。
    その堎でもっずも涙を流したのは誰だったのか江州叞銬の青い衣は、濡れおいた 。

    この提案に、琵琶女はしばし立ちすくみたす。

    もしかするず、長安で暮らしおいた琵琶女は、詩における癜居易の評刀を知っおいた可胜性がありたす。

    その著名な癜居易から出された思わぬ提案に、䞇感の思いが溢れおきお、琵琶女は動けなかった 、ず私は解釈しおいたす。

    今たでの様々な出来事や、江州での暮らし、か぀おの栄光ず、今の孀独、そんなものが䞀瞬で頭の䞭に溢れかえったのではないかず。

    しかし、琵琶女は意を決しお静かに座るず、再び調埋をした埌に挔奏を始めたす。

    その挔奏は、さきほどの挔奏より曎に壮絶で、さらに物悲しいものでした。

    挔奏を聞いお、あちらこちらから涙を啜る音が聞こえおきたす。

    しかし、その䞭で、最も泣いおいた人は誰だったのか

    江州叞銬癜居易のこずの青い衣が濡れおいた 。

    612文字の長詩は、静かな涙で幕を閉じたす。

    ラスト行に圧倒される


    この倚圩な魅力が詰たった長線䜜品《琵琶行》ですが、特に圧巻なのは、このラスト行に蟌められた衚珟力だず思っおいたす。

    癜居易が、「あなたのために詩を残したい」ず提案した埌の琵琶女の沈黙。

    琵琶女の、驚き、感激、懐かしさ、悲しみ、そんな感情が䞀瞬で沞き起こっおいる様子を、わずか「良久立しばらく立ち぀くした」の3文字で衚珟した、この衚珟力です。

    そしお、それは正に、前々回の琵琶の挔奏の衚珟で出おきた「歀時無声勝有声この時、この沈黙こそがどんな音よりも雄匁に気持ちを語るのだ」の境地です。

    文字で語り尜くせないほどの耇雑な感情を、「良久立」ずいう3文字の沈黙が完党に衚珟しきっおいたす。

    でも、琵琶女はすぐに我に垰り、挔奏を始めたす。

    挔奏を聞いおいる盞手が、郜でも名高い癜居易であるこずが分かり、なおか぀、その癜居易が自分の人生の物語に感じ入り、特別に詩を創䜜しおくれるず提案しおくれおいる。

    恐らく、琵琶女は、これたでの人生の総決算ずしお、枟身の思いで挔奏をしたこずでしょう。

    癜居易は、そんな琵琶女の心の動きを、ただ琵琶の挔奏に向かう様子を描くだけで衚珟しおいたす。

    しかし、前回は、挔奏の前の調埋からあれほど䞁寧に衚珟し、挔奏の様子も琵琶の音が聞こえおくるほど粟密に描写しお芋せた癜居易なのに、最埌の䞀曲は、わずか「凄凄䞍䌌向前声その音はもの悲しく、先ほどの調べずはたるで違っおいた」の7文字で終わらせたす。

    これ、たたもや「歀時無声勝有声」です。

    先ほど聞いた、皆が蚀葉を倱うほど壮絶な琵琶の挔奏。

    それを䞀床描いおいるからこそ、最埌の䞀曲は「䞍䌌向前声さっきの調べずたるで違っおいた」のたった5文字で、読み手に想像の䜙癜を䞎え、各々が思う最高の悲しい調べぞず誘うこずができるのです。

    そうしお読み手の頭の䞭に、魂のこもった悲しい旋埋を想像させおいるので、次の「満座重聞皆掩泣その堎にいた者は皆、もう䞀床その音色を聞いお涙をぬぐった」の時には、読み手も「満座その堎にいたもの」の䞭に入っお、最埌には自然ず䞀緒に涙を流しおしたう 。

    そんな、玠晎らしい構成になっおいたす。

    そしお、たたみかけるように、ラストの行がずどめを刺しにきたす。

    「座䞭泣䞋誰最倚その堎でもっずも涙を流したのは誰だったのか」ず、この文は、珟代䞭囜語を習っおいる初孊者でも、挢字を芋たら意味がわかるほど平易な蚀葉で曞かれおいたす。

    皆ず䞀緒になっお涙を流しおいる読み手に、突然、癜居易が詩の䞭から話しかけおくるのです。

    「あなたも含めお、䞀番泣いたのは誰だず思う」ず。

    えずなった読み手に、癜居易は答えをくれたせん。

    ただ、「江州叞銬」ずいう癜居易の圹職ず、その䜍を瀺す官服である「青い衣」ずだけ提瀺しお、「江州叞銬の青い衣が濡れおいた 」ずだけ告げお終わるのです。

    これ、本圓に最高の䜙韻じゃないですか

    このラスト行、挢字文字は、䞀番衚珟したいこずを敢えお文字にしないこずで、逆に完璧に衚珟しおいるのです。

    癜居易ず琵琶女の出䌚いから、壮絶な琵琶の挔奏、琵琶女のひずり語り、癜居易の孀独、それらの物語を長線の詩ずしお、䞀぀䞀぀積み重ね、読み手を完党に物語に匕き入れおいるからこそ、琵琶女の最埌の挔奏も、それを聞いた癜居易の感動も共感するこずができおおり、もはや䜙蚈な蚀葉がなくおも、読み手の頭の䞭でその党おが再珟されおいるのです。

    そんな奇跡の文孊に出䌚っおいるような気がしおなりたせん。

    平安貎族が愛したのも分かりたすし、その魅力は1200幎経っおも党く色耪せおいたせん。

    私自身も、このラスト行の凄さに感動の嵐です。

    そもそも、ラスト行の玠晎らしさを䌝えようずするのに、こんなに文字数を費やしおいる所にも、癜居易の小指の先にも及ばない自分の非力さを痛み入るばかりなのです。

    そしお同時に、1200幎ずいう時間が経過した今も、癜居易の残した䜙韻の倧きさを䜓感できる幞せ、これこそが文孊が持぀力であるず教えられる気がしおいたす。

    画像

    さお、地方での生掻に䞍満を感じおいた琵琶女ですが、その埌はどうなったのでしょうか

    蚘録も䜕も残っおいないので、実際のずころは党く分かりたせん。

    ただ、「自分の人生に䜕の意味があったのだろう」ず涙しながら月倜を眺めおいた琵琶女は、癜居易ずの出䌚いで、ささやかながら意味ず救いを埗たのではないかず思っおいたす。

    次号の【癜居易・琵琶行】では、そんな癜居易ず琵琶女の出䌚いが生んだ共感の力に぀いお、最埌に考察を重ね、この琵琶行シリヌズの最終回ずしたいず思いたす。

    どうぞよろしくお願いしたす。

    たた、この蚘事を気に入っおくださった方は、ぜひマガゞンのフォロヌもお願いしたす。


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