
銀河運送屋ビートル (Chapter 16)
AI(Google Gemini)との共作
激闘宙域
漆黒の宇宙空間に不気味に佇む、緑と紫色に輝く巨大な異形——『ケイロトヌス』。その存在感は、見る者の本能に圧倒的な恐怖を植え付ける。
『ジン、ケイロトヌスには勝てんぞ! 大人しくそのドラム缶を渡した方が身のためだと思うが…。』
ヴァルカンが最後の警告をする…。
「ちくしょう…! だがデカさに怯んでちゃあ何もできねえ。ケイ、2機で奴の周囲を飛び回って翻弄するぞ!」
ヘラクレスを駆るジンが激しく噴射ノズルを吹かし、叫ぶ。
「ケイロトヌスがあの巨大な鎌を振るった直後、必ず一瞬の隙ができるはずだ。俺たちが交互に揺さぶりをかけて、鎌の空振りを誘う。隙ができたら側面から攻撃を一気に叩き込むぞ!」
「了解!」
ケイはスタッグ・シャドウのブースターを全開にし、ケイロトヌスの目と鼻の先を鋭く横切った。
ジンもシェル・バーストを駆使しつつ、ケイロトヌスに揺さぶりをかける。
ギィィン——!と空間を切り裂く音とともに、ケイロトヌスの巨鎌が襲いかかる。ケイは間一髪の旋回でそれをかわし、死角へと滑り込んだ。
「今よ、スタッグ・シャドウ、突撃——!」
ケイは鎌を振り抜いた直後の隙を突き、最短距離でケイロトヌスへと肉薄する。しかし、相手の対応はジンたちの予測を遥かに上回っていた。振るわれたはずの巨鎌が、異様な速度で瞬時に引き戻されていく。

「なっ……!戻りが早すぎる……!?」
正面から迫る刃を前に、ケイの息が止まる。回避は間に合わない。直撃を覚悟したその瞬間——。
「させるかよ!」
横合いから飛び込んできたヘラクレスが、スタッグ・シャドウの前に割り込んだ。金属が激しく軋む凄まじい衝撃音が宇宙に響き渡る。ジンが捨て身でかばったのだ。
「ジン!!」
「くっ……!」
ヘラクレスの背中には、ケイロトヌスの鎌による深手が刻まれていた。その強烈なダメージの衝撃で、ヘラクレスが掴んでいた大切なドラム缶が手元から離れ、宇宙空間へ放り出されてしまう。
ケイロトヌスはそのドラム缶へ目線を向け、奪取しようとわずかに動きを止めた。
ケイはこの千載一遇の一瞬を見逃さなかった。損傷で動けないヘラクレスへ向け、スタッグ・シャドウの鋭い脚部を伸ばしてガッチリと掴んだ。
「一気に離脱する!」
ケイは即座にワープドライブを起動。ケイロトヌスがドラム缶に手を伸ばすのと同時に、2機の機体は空間の歪みの中へと消え去った…。
つづく