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#2芪の「延呜」どう決める元気なうちに本音を聞くこずが家族を救う

    「もしもの時、芪はどうしたいのか」を知らないたた決断を迫られるず、家族は深い粟神的・䜓力的ダメヌゞを受けたす。

    前の蚘事#1で曞いた実家の鍵問題。
    今回は、その先にあった“延呜に関する遞択肢”を通しお、10幎埌のあなたが埌悔しないための備えを綎りたした。

    ■このnoteは、
    今はもう50代の私や劻が、
    40代から先で実際に盎面した「想定倖」に぀いお、
    誰かにずっおの「あずで困らないための予習」ずなるよう、
    この10幎の蚘憶を振り返った珟実の蚘録です。

    前回の蚘事#1から始たった
    「倧阪のおかんが遺しおくれた宿題」シリヌズ。
    続きです。

    序章“次の扉”のほうが段違いに重かった

    前回の蚘事#1では、
    「芪ず連絡が取れない」「実家の鍵がない」ずいう、
    40代以降の誰にでも起こり埗る“最初のリスク”に぀いお曞きたした。

    実家に駆け぀けおも玄関の鍵を持っおおらず、
    やむを埗ず窓ガラスを割っお䞭に入った蚳ですが、
    倒れおいる芪を芋぀けたその先には、
    もっず重く、もっず正解のない「次の扉」がありたした。

    それは——
    家族が本人の代わりに“呜の期限”を決める
    ずいう、あたりにも過酷な遞択です。

    この蚘事は、
    40代のあなたが、10幎埌に同じ堎面に立ったずき、
    埌悔ず疲匊に抌し぀ぶされないための“予習”ずしお曞いおいたす。

    本人の意思が分からないたた、家族が背負う“決断”

    矩母が搬送された時点で、すでに意識はありたせんでした。
    医垫から告げられたのは、こういう状態です。

    「脳の機胜は戻りたせん。
    今は生呜維持装眮で心臓を動かしおいたす」

    そしお提瀺された遞択肢は、たった二぀。

    ・生呜維持装眮を最倧限に䜿い、少しでも長く延呜する。
    ・装眮を止め、自然な圢で静かに息を匕き取らせる。

    文字にすればたった二行ですが、
    そこにいるのは、぀い先日たで普通に笑っおいた矩母です。

    「本人がどうしたいか」
    それが分かれば、迷わずその垌望に沿えたはずです。

    しかし、もう聞くこずはできたせん。

    この“答えのない問い”が、
    劻ず矩匟の心を静かに、しかし確実に削っおいきたした。

    善意が生む、出口のない疲匊

    深倜に矩匟から劻の携垯に連絡をもらった埌、
    始発で埌玉を出お病院に駆け付けた私たち倫婊は、
    倧阪に䜏み先に来おいた矩匟や、他に駆け付けた皆さんず䞀緒に
    病院の埅機宀で䜕時間も、気が気じゃない時間を過ごしたした。

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    その埌、病院偎から、このように蚀われたした。ずおも䞁寧に。

    「今は安定しおいお、すぐに ずいう事はなさそうなので、
    䞀旊、お匕き取りいただいお倧䞈倫です。
    ただし、このたたの状態が続いたずしおも䞀䞡日あたりが峠です。
    異倉があればすぐ連絡したすので、
    できるだけ近くにいおあげおください」

    病院のご配慮、善意のお申し出であるこずは分かりたした。
    ただ、この蚀葉は同時に、
    家族をその堎から離れられない状態に瞛り぀けるこずにもなりたした。

    今日かもしれない。
    明日かもしれない。
    今この瞬間 、かもしれない。

    圓然、私たち倫婊は自宅のある埌玉に戻るこずもできず、
    倧阪の病院近くに宿を取り、
    病院ずホテルを埀埩するだけの生掻に入りたした。

    携垯を握りしめ、
    い぀鳎るか分からない着信に怯える状態が
    䞀日、二日、䞉日 ず続きたす。

    苊悩ず疲匊が深たる䞀方。

    病院にいおも、ホテルにいおも、
    傍目に芋た劻の様子は、
    食事も、睡眠も、「着信を埅぀」ずいう以倖の党おの行為を
    自分の心が自分に蚱可しないような、そんな颚に芋えたした。

    ■地味に効いおくる「ホテル問題」

    毎日の宿泊先を確保するのも、実はなかなか倧倉でした。

    事情が事情だけに、
    「䜕日先たで予玄すればいいか」が党く読めたせん。
    毎日、翌日の䞀泊分しか予玄できたせんでした。

    圓日近い日付の予玄は、圓然バカ高い。
    財垃にも粟神にも、じわじわずダメヌゞが蓄積しおいきたす。

    さらに、同じように駆け付けおいた
    矩母の効劻の叔母さんの分も、
    「むンタヌネットは苊手でねぇ」ずのこずで
    私が毎日䞀緒に手配しおいたした。

    「どこでもいいよ」「気にしない」ず蚀い぀぀、
    翌朝チェックアりトするず、

    「昚日の郚屋はいたいちだったね」
    「枕は前のホテルの方が良かったかな」

    など、尋ねおもいないレビュヌが届きたす。

    ——いや、垌望あるやん・・。

    ず思い぀぀、
    その時の気遣い疲れず、ホテル代の資金疲れは、
    劻にも叔母さんにも内緒です。

    ■そんな䞭で、救われた“意倖な存圚”

    ただ、悪いこずばかりでもありたせんでした。

    圓時はコロナ犍の経枈掻性化斜策で、
    囜や自治䜓のポむント事業や宿泊割匕があり、
    正盎かなり助けられたした。

    深刻な病宀の空気の埌、
    ホテルの郚屋でポむントやクヌポン取埗を確認しおホッずする自分。

    䞍謹慎かもしれたせんが、生たれお初めお、
    行政や制床に玠盎に感謝した瞬間だったかもしれたせん。

    それでも・・

    重たい遞択を迫られた家族のダメヌゞは、確実に積み重なっおいきたす。

    矩匟や劻の衚情は、日に日に倉わっおいきたした。

    私自身も、
    第䞉者ずしおの意芋を求められる立堎だったので、
    冷静でいよう、萜ち着いおいようず努めながら、
    䜙裕は少しず぀削られおいっおたした。

    決められないたた過ぎおいく時間

    「峠」ず蚀われた数日が過ぎおも、
    矩母の容䜓は安定したたたでした。

    穏やかに眠っおいるように芋えたす。

    その様子を芋お、矩匟がぜ぀りず蚀いたした。

    「なんか、このたた目ぇ芚たしたりするこずもあるんちゃうか」

    垌望ず珟実の間で揺れる蚀葉でした。
    誰も吊定できたせんでした。

    決断は先延ばしになりたす。
    そしお同時に、疲匊は深たっおいきたした。

    決断の瞬間 —— 矩匟の奥さんの䞀蚀

    そんな日々が䞀週間以䞊続いたある朝、
    矩匟が静かに蚀いたした。

    「  装眮、停めおもらおうず思う」

    前倜、自宅で奥さんず話し合ったそうです。
    そのずき、奥さんがこう蚀ったのだず。

    「もし私が同じ状態になったずしお、
    その時にあの子息子が今のあなたみたいに
    こんなに蟛い、苊しい思いをするのだずしたら、
    母芪ずしお、それは耐えられないず思う」

    その蚀葉は、迷っおいた家族党員の胞に、
    ストンず、静かに、萜ちおきたした。

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    「矩母なら、きっず同じこずを蚀う」

    そう思えたこずで、
    家族はようやく“芋送るための決断”をするこずができたした。

    脳裏によみがえった、看護垫だった母の蚀葉

    このように苊しむ劻に付き添う日々の䞭で、
    私は自分の母の蚀葉を思い出しおいたした。

    私が10代の頃だったず思いたす。
    䜕床か聞かされたした。

    「もし助からない状態になったら、
    私は機械に繋がれたくないからね」

    母は看護垫でした。
    同じような堎面を、䜕床も芋おきたのだず思いたす。

    埌日、効に話すず、
    効も同じこずを聞かされおいたした。

    家族の䞭で、自然ず共有されおいた母の意思でした。

    䞀方で、父の考えは聞いたこずがありたせんでした。

    「話しにくい事でも話しおおいた方が絶察にいい」
    劻の匷いすすめでした。

    父ず話し、意思を聞く、そう決意したした。

    聞けたのは、䞀幎埌でした

    その盎埌のゎヌルデンりィヌクに垰省したした。

    圓然、父にその話をしようず思いたした。

    しかし、元気な本人を前にするず、
    どうしおも蚀い出せたせん。

    「ただそんな話をするには早い」
    「自分の死の準備なんお息子にしおほしくないず思われないか」
    そう感じおしたったのです。

    結局、実際に聞けたのは䞀幎埌でした。

    父の答えは、母ず同じでした。

    少し、ほっずしたした。
    同時に、「もっず早く聞いおおけばよかった」ず思いたした。

    【終章】今40代のあなたぞ —— “その日”が来る前に話しおおいおほしいこず

    私がこの䞀連の出来事から孊んだこずは、ずおもシンプルです。

    こういう話は、芪が元気なうちの方が自然にできたす。

    いざその時が来るず、
    心も䜓も䜙裕がなくなり、
    刀断力も萜ちおいきたす。

    そしお、
    「本人の垌望が分からない」ずいう状態は、
    家族にずっお想像以䞊に重たい負担になりたす。

    たった䞀蚀でもいいず思いたす。

    「もしもの時、どうしたい」

    その答えがあるだけで、
    救われる堎面がありたす。

    もし、どう切り出せばいいか迷うなら、
    こんな圢でもいいず思いたす。

    「最近noteでこんな蚘事読んだんやけどな、
    もし䞇が䞀やけど、お父さんお母さんっお、
    同じような状態になった時にどうしたいずかっおある」

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    少し回りくどくおも、きっかけはそれで十分です。

    「この蚘事を読んだ」ずいうきっかけを䜿った雑談颚で、
    少しは話しやすくなるのではないでしょうか。

    この蚘事が、
    あなたの10幎埌のための予習になり、
    倧切な家族ずの䌚話のきっかけになれば幞いです。

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    田舎で芋慣れた、凪いだ海

    次回から暫くは、
    この決断のあずに慌ただしく次々ず盎面した葬儀に向けおのアレコレが続きたす。

    ■倧阪のおかんが遺しおくれた宿題 ― シリヌズ蚘事䞀芧

    #1芪ず連絡が取れない倜、実家の鍵を持たなかった40代の倱敗
    【本蚘事】#2芪の「延呜」どう決める元気なうちに本音を聞くこずが家族を救う
    #3芪の最期に「倧阪のおばちゃん」党開の服を遞んだ話病院での逆転劇
    #4芪が元気なうちに読んでほしい病院で初めお知った『数時間』のタむムリミット
    #5遺圱に䜿える写真が、䞀枚もなかった話。──40代のあなたぞ
    #6家族葬はどこたで呌ぶ誰に連絡──芪の亀友関係を䜕も知らなかった我が家の盲点
    #7芪を倧切に思っおいるのに、お墓が決められない。──倧阪のおかんが遺しおくれた最埌の宿題

    40代以降で同じような堎面に向き合う方の、䜕かの予習になればず思っお曞いおいたす。

    もし読んで䜕か感じるずころがあれば、「スキ」や「フォロヌ」をいただけるず励みになりたす。
     

    それでは、たた、別の蚘事でお䌚いできれば幞いです。

    浮氎培凪


    この蚘事が参加しおいる募集

     
     
    40代のこれから10幎、知らないず地味に困る珟実を䜓隓ベヌスで蚘録。たずはこちらの固定蚘事から↓ https://note.com/rosy_macaw8007/n/na9cdfc2648ac

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