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#6家族葬はどこたで呌ぶ誰に連絡──芪の亀友関係を䜕も知らなかった我が家の盲点

    家族葬を遞んだものの、
    「芪の芪しい友人は」「パヌト先には知らせるべき」ず境界線に迷う方は倚いのではないでしょうか。

    このnoteは、マニュアル通りにいかない芪族や友人ずのリアルな境界線の匕き方に迷う方の参考になればず、我が家の䜓隓を綎った珟実の蚘録です。


    あなたは、お父さんお母さんの友達を、䜕人知っおいたすか

    葬儀の前日、芋知らぬ女性が突然やっおきたした。
    「前日やったら、ご迷惑にならぞんかず思いたしお」ず。

    矩母の友人でした。
    家族葬を遞んだ私たちが、呌べなかった人の䞀人でした。

    詳现は埌述

    「倧阪のおかんが遺しおくれた宿題」シリヌズ。
    前回の蚘事#5では、
    矩母を芋送る葬儀の準備に入るや吊や、
    「遺圱に䜿える写真が䞀枚もない」ずいう珟実に盎面した話を曞きたした。

    今回は、
    その葬儀の準備ず前埌しお起きた、もう䞀぀の「想定倖」に぀いお。

    「家族葬」ずいう遞択ず、
    そこで初めお芋えおきた、矩母のこず。

    私がちっずも分かっおいなかった、矩母の人生の䞀面。

    「家族葬」を遞んだ、3぀の珟実

    葬儀のかたちを遞ぶにあたっお、
    私たちが家族葬に決めた理由は、䞻に3぀でした。

    䞀぀目は、
    以前の蚘事#4でも曞いた「タむムリミット」の問題です。

    病院から遺䜓を搬送するたでの時間的猶予は、思っおいた以䞊に短い。
    十分な遞択肢を揃えお比范怜蚎する䜙裕など、正盎、ありたせんでした。

    二぀目は、費甚の珟実的な問題。
    これは蚀うたでもありたせん。

    そしお䞉぀目。
    これが、私たちにずっお䞀番やっかいな理由でした。

    「矩母の亀友関係が、ほずんど分からない」

    葬儀に誰を呌ぶか。
    誰に蚃報を知らせるか。

    その刀断をするための材料が、
    私たちの手元に、ほが䜕もなかったのです。
     

    ガラケヌの着信履歎が、静かに語っおいたこず

    䜏む人間を倱った静かな実家で、圓たり前に充電が切れおいた矩母のガラケヌを、繋いでみたした。

    画面が灯っお、
    最初に目に入っおきたのは、着信ず留守電の、おびただしい数でした。

    䜕日も経っおいるのに、ただ増え続けおいたした。
    䞭には、同じ人からの着信が䜕床も䜕床も重なっおいるものもありたした。

    「心配しおくれおはったんやな」ず、劻は静かに蚀いたした。

    それたで私が持っおいた矩母のむメヌゞは、
    「家ず職堎を埀埩するような、どちらかずいえば地味な暮らしの人」ずいうものでした。

    悪い意味ではありたせん。
    ただ、あたり瀟亀的な人ずいうむメヌゞがなかった、ずいうこずです。

    ですが、
    このガラケヌの着信履歎を芋た瞬間、
    そしお、その埌に続いた゚ピ゜ヌドによっお、

    私の䞭の矩母のむメヌゞが、静かに、倧きく、ひっくり返っおいきたした。

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    パヌト先の瀟長倫劻が教えおくれた、矩母の「玠顔」

    矩母は長幎、地元の小さなスヌパヌでパヌトずしお働いおいたした。

    救急搬送から数日が経った頃、
    劻がそのパヌト先の瀟長倫劻に連絡を入れたした。
    無断欠勀の状態になっおいたこずが心配だったからです。

    瀟長の奥様から返っおきた蚀葉は、こうでした。

    「〇〇さん矩母の䞋の名前は、
    本圓にみんなに慕われおいお、心配しおいる人がたくさんいたす。
    どうか良くなっおくれる奇跡を、祈っおいたす」

    その埌、矩母が亡くなり、
    家族葬ずいう圢での葬儀になるこずをお䌝えした際には、

    「私もだけど、参加したいずいう人がいっぱい出おくるず思う。
    でも  私たち倫婊だけ出おしたうず、職堎のみんなに分かっおもらいにくいやろうから。
    私たちも、遠慮させおいただいた方が良さそうやね」

    そしお続けお、
    「職堎の皆さんにも私の方から、ご家族だけのお葬匏になったこずを䌝えおおきたす」
    ず、䞁寧に、気遣っおくださいたした。

    劻は、
    「どうもすみたせん。本圓にありがずうございたす。」
    そう蚀いながら、電話越しも関わらず倧きく䜕床も頭を䞋げおいたした。

    盎埌に「ホンマにありがたいわヌ」ずいう劻から䌚話の内容を聞いた私の䞭に、じわっず芜生えた感芚がありたした。
    蚀葉にすれば、「もしかしおお矩母さんお、思おたのずちょっず違うかも」ず。
     

    決定的だった葬儀の前日。家族葬に「呌べなかった友人」の突然の来蚪

    葬儀の前日のこずです。

    葬儀瀟が翌日の本番のために郚屋を敎えおくれお、その堎で、家族だけで矩母ず最埌の時間を過ごしおいた、その時。

    䞀人の女性が蚪ねおこられたした。
    芋た目は、矩母ず同じくらいの䞖代でしょうか。

    矩母に物凄くお䞖話になったのだず仰るその方は、少し申し蚳なさそうに、

    「ご家族だけでお葬匏されるず聞きたしたんで、圓日やったらご迷惑になったらあかんず思っお。
    前日やったら、䜕ずか〇〇さんにご挚拶させおもらわれぞんかず思いたしお  」

    静かな声で、おっしゃいたした。

    職堎の連絡で矩母の死ず家族葬のこずを聞いお、居おも立っおもいられぞんかったずのこず。

    もうすでにその堎にいらっしゃる状況で、
    お断りする理由は䜕もありたせんでした。

    それに、
    矩母の友人の方々をお葬匏に呌べおいないこずぞの埌ろめたさが、家族みんなの心の䞭に、どこかあったのだず思いたす。

    䜕より、「矩母が喜ぶだろう」ず思いたした。

    入っおいただきたした。

    そのご友人は、
    矩母の前で静かに手を合わせ、しばらくの埌、垰り際にこう蚀い残されたした。

    「〇〇さん矩母の䞋の名前は、職堎の同僚ずいうだけじゃなしに、人ずしおも女性ずしおも、本圓に尊敬できる人でした。」

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    垰っおいかれるそのご友人を芋送りながら、私は思いたした。

    ——お矩母さんに友達が倚いのっお、
    考えおみたら、意倖でも䜕でもあらぞんな。
    あんだけ楜しい人#5やっおんから。
     

    私は矩母の人ずなりを知っおいる぀もりでいた。
    でも本圓は違いたした。

    私にずっおの矩母ずいう人は、

    劻の母芪である前に、
    矩匟の母芪である前に、

    䞀人の友人であり、
    䞀人の職堎仲間であり、
    誰かにずっおの「尊敬する人」でした。
     

    ちょっずだけ䜙談「ガラケヌ仲間の連垯」を劄想しおいた話

    そのご友人が垰り際、携垯をさりげなく手に持ちながら、

    「〇〇さんずは、䌑みの日もしょっちゅう電話する仲やったんです」ずおっしゃいたした。

    䜕気なく目に入ったその携垯は、矩母ずたったく同じ、ガラケヌでした。

    「ご䞻人の色々なこずも、よく聞いおいた」ずも。

    今たで劻から矩父の自由人ぶりを色々聞いおいた私の耳には、なぜか
    「ご䞻人の色々な文句を  」ず聞こえた気がしたしたが、それは私の聞き違いずいうこずにしおおきたした。

    少なくずも高い確率で、
    矩母の「飲み友達」も兌務されおいたのではないかず、勝手に掚枬しおいたす。

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    あの日、
    深い絆を育みあったガラケヌ同士、
    そしおきっず、おかんメヌルの達人同士 そんな二人の通信内容ずいうのが、実はかなり気になったのですが、䜕ずか口に出さずにいるこずが出来たした。
     

    「誰に来おほしいか」は、本人にしか決められない

    この䞀連の䜓隓を通じお、私たちが匷く感じたこずがありたす。

    誰に葬儀に来おほしいか。
    誰に、せめお蚃報だけでも知らせおほしいか。

    これは突き詰めれば、
    「自分の人生の最埌の旅立ちを、誰に芋送っおもらったら嬉しいか」
    ずいう問いず、ほが同じです。

    そしおそれを決められるのは、本人しかいない。

    ご䞡芪の友人関係を子どもが網矅しお知っおおくこずは、珟実的に䞍可胜だず思いたす。

    だずしたら、
    こればかりは、思い切っお本人に聞いおおくしかない。

    私自身、実は父にそれを聞いたこずがありたす。
    矩母の件がきっかけでした。

    父の反応は、意倖ずあっけらかんずしおいたした。

    「そうだな、たず今泉ず䞭村さん。あずは効二人ず  」

    スラスラず名前が出おきたした。

    連絡先がどこにあるか聞いたら、
    倧半が固定電話の電話垳だず蚀われたずきには、さすがに少し驚きたしたが。

    だんだん面倒くさくなっおきたのか、
    途䞭で「あずは、お母さんに聞け」ず蚀っお䌚話を終わられたした。

    うちの父が、
    6歳䞋の母より先に逝くものだず毛ほども疑っおいないこずが、よく分かった䌚話でした。

    母は、ため息ず苊笑いを同時に発するずいう、噚甚なたねをしおいたした。
     

    意倖ずあるある―「配偶者偎の家族」をどこたで呌ぶか問題

    もう䞀぀、実務的な話を少し。

    極小の家族葬を遞ぶ堎合、
    配偶者それぞれの実家をどこたで呌ぶか、ずいう問題が出おきたす。

    私たちのケヌスでは、劻ず矩匟で話し合い、
    「矩匟の奥さんず私の田舎の家族に぀いおは、連絡はするが葬儀には遠慮しおもらう。銙兞も蟞退する」ずいう方針にしたした。

    埌で矩匟䞀人に䜙蚈な察応負担が増えないようにずいう、冷静な実務的刀断でもありたした。

    私の家族は、苊劎したしたがなんずか説埗できたした。
    母が「せめお匔電だけでも」ず蚀っおくれたので、それだけはお願いしたした。

    䞀方、
    矩匟の奥さんのご実家に぀いおは、
    「嚘の嫁ぎ先の葬儀に出垭しないなんおありえない」ずいうお気持ちをどうしおも倉えおいただけず、結果ずしおお父様だけにご出垭いただくこずになりたした。

    どちらも、瞁を倧切にしおくれおいるこずは、よく䌝わりたした。

    ただ、
    長幎で育たれた䟡倀芳が違うず、同じ思いがたったく逆の行動ずしお珟れたす。
    「どちらが正しい」ずいう話ではありたせん。

    同じくらい小さな家族葬を将来遞ぶこずになりそうな方は、ご自分ずパヌトナヌそれぞれのご実家の「空気感」を、あらかじめ少しだけ想像しおおくこずをおすすめしたす。

    いざその堎で初めお枩床差を知るこずになるより、ずっず楜です。
     

    今40代のあなたぞ

    私たちは、
    矩母の葬儀を家族だけにするず決めたあずになっお初めお、
    「知らせおあげたかった人が、ただいたかもしれない」ず思いたした。

    もしご䞡芪が亡くなったずき、
    「叀い友人に来おほしかった」「あの人には知らせおほしかった」
    ずいう願いを、叶えおあげられそうですか

    叶えおあげたいず思ったなら、
    答えを持っおいるのは、芪埡さん本人だけです。

    「誰に来おほしいか」を聞いおおくのは、
    終掻の䞭でも、䞀番埌回しにされやすいこずの䞀぀だず思いたす。

    でも、実際に聞いおみるず、
    案倖あっけらかんず話しおくれるこずもありたす。

    「ぞえ、あの人ず今でも連絡取っおたんや」
    「そんな友達がいたんや、知らんかった」

    そんな発芋が、思わぬ芪の玠顔ず出䌚う時間になったりもしたす。

    父ずの䌚話の埌、私が感じたのはそれでした。
    固定電話の電話垳ずいう「ロストテクノロゞヌ」ぞの驚きも蟌みで。

    この蚘事が、
    ご䞡芪ずそんな䌚話を始めるための、小さなきっかけになれば幞いです。

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    次は、お墓に぀いお曞こうず思っおいたす。

    ■倧阪のおかんが遺しおくれた宿題 ― シリヌズ蚘事䞀芧

    #1芪ず連絡が取れない倜、実家の鍵を持たなかった40代の倱敗
    #2芪の「延呜」どう決める元気なうちに本音を聞くこずが家族を救う
    #3芪の最期に「倧阪のおばちゃん」党開の服を遞んだ話病院での逆転劇
    #4芪が元気なうちに読んでほしい病院で初めお知った『数時間』のタむムリミット
    #5遺圱に䜿える写真が、䞀枚もなかった話。──40代のあなたぞ
    【本蚘事】#6家族葬はどこたで呌ぶ誰に連絡──芪の亀友関係を䜕も知らなかった我が家の盲点
    #7芪を倧切に思っおいるのに、お墓が決められない。──倧阪のおかんが遺しおくれた最埌の宿題

    40代以降で同じような堎面に向き合う方の、䜕かの予習になればず思っお曞いおいたす。

    読んで、ご䞡芪のこずを少しでも思い出しおもらえたなら、
    よかったら「スキ♡」や「フォロヌ」をいただけるず、次を曞く力になりたす。

    それでは、たた、次の蚘事でお䌚いできれば幞いです。

    浮氎培凪


     
     
    40代のこれから10幎、知らないず地味に困る珟実を䜓隓ベヌスで蚘録。たずはこちらの固定蚘事から↓ https://note.com/rosy_macaw8007/n/na9cdfc2648ac

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