
小説 高橋さんの手(0/9)【note創作大賞応募作品】
<あらすじ>
学費未納で学校を追われ、居場所を失った僕。夏の盛りに逃げ込んだのは、寡黙な高橋さんが営むラーメン店だった。
「下げて。お願い」――その一言から始まった、言葉の代わりに背中で語る高橋さんと僕の日々。僕は高橋さんの、最後の一口まで味が上がり続ける手打ち麺に魅了され、独りよがりだった自分を脱ぎ捨てていく。しかし、ようやく麺打ちの核心に触れようとした矢先、高橋さんは「どうして師匠なんて言うんだろうか」と謎めいた言葉を残して倒れてしまう。
店主不在の厨房、現れるかつての弟子、そして自分自身の過去。僕は高橋さんの「手」が教えてくれた真実を求め、一人麺打ち場に立つ。
これは僕が高橋さんの「手」を受け継ぐ、再生と継承の物語。
<応募に寄せて>
たまたまこのページをご覧くださった方、ありがとうございます。お目にかかれてとてもうれしいです。
また、いつも「ぼうし」の記事にお付き合いくださっている皆様、日頃のご親切に改めて感謝いたします。
私は、「ラーメンはコミュニケーションツール」というポリシーのもと、レビューやコラムなどをご紹介しています。
この度note創作大賞の存在を知り、ラーメンに携わる人々を祝福したい、という願いをこめた中編小説を応募することにしました。
お読みいただけたらとてもうれしいです。
でも、人の、しかも長い文章を読むのは大変ですよね。
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私も、応募される方々に心からエールを送ります。
審査や運営に当たられる皆様の多大の労力にも、敬意を払いたいと思います。
ぼうし