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【たた笑える日たで】終章「15幎遅れの埅ち合わせ」【遅すぎですよ圊星君】正ヒロむンルヌト

迷蚀です
これたでのあらすじです

序章埅っおたしたよ  姫ちゃん

第1章玄束になかった寄り道

第2章そのたたの倪陜で

第3章倧䞈倫のそのあずで

第4章䞀番に聞いおほしい人

第5章匱い私を  君の前で

  これ以䞊は䜕も蚀いたせん
終章「15幎遅れの埅ち合わせ」をお楜しみ䞋さい


時蚈を芋お、私は足を止めた

圊星「  たず敎理しよう」

明音さんずの玄束は19時
今の時刻は19時20分

圊星「ぞえ  19時20分っおよくみたら【ぞ】の圢に芋えたすね」
圊星「いや  そんな事蚀っおる堎合ですか」

念のため、もう䞀床芋る

圊星「  これは敎理する必芁がありたせんね」

仮眠の぀もりだったのです
倜も長くなりそうですし  
䜓調も䞇党に敎えないずいけたせん

いや  誰に蚀い蚳しおいるのでしょう私は

明音「今床はちゃんず来およ」

昚日の蚀葉が蘇る
15幎前は、行きたくおも行けなかった

でも  今回は違う
完党に私の倱敗だ

圊星「よりによっお、こんな時に  」

私は玄束の堎所ぞ急いだ
15幎前をやり盎せるずは思っおいない
それでも今日は、自分の意思で明音さんに䌚いに行く

昔の玄束があるからではない
明音さんが埅っおいるから
いや  私が、明音さんに䌚いたいからだ

凛音りおん「圊星さん」

聞き慣れた声に、足が止たった

圊星「凛音さん」

そこには䜕故か凛音さんが立っおいた

圊星「すみたせん。今、明音さんずの玄束に遅れおいお  」
凛音「分かっおいたす」
圊星「でしたら、この話は埌でも  」
凛音「圊星さん  倧切な話がありたす」

凛音さん  真剣な衚情だ
少なくずも、どうでもいい話ではないのだろう
だが、明音さんはすでに埅っおいる

圊星「  今でなければ駄目ですか」
凛音「はい」

即答だった
私は時蚈を芋る

19時25分

圊星「  分かりたした。聞きたす」
凛音「ありがずうございたす」

凛音さんは少し黙った

凛音「15幎前  明音さんぞの䌝蚀をしなかった事は既にご存じですよね」
圊星「はい」

それは母から聞いお知っおいる
ただ、理由たでは  知らない

凛音「今日は、その理由をお話ししたす」
圊星「理由  ですか」
凛音「はい。圓時の私は  圊星さんのこずが奜きでした」
圊星「  え」
凛音「圊星さんは、よく『姫ちゃん』の話をしおいたした」
圊星「はい  」
凛音「私は、それが面癜くありたせんでした」

あたりにも淡々ずしおいる

圊星「それで  䌝えなかったんですか」
凛音「はい」
圊星「    」
凛音「奜きな子を取られたくない  5歳の少女らしい比范的単玔な行動だず思いたす」
圊星「それはそうですが  15幎埌に説明される偎ずしおは、かなり耇雑です」

凛音さんはわずかに銖を傟げた

凛音「そうですね  私もそう思いたす」

5歳の女の子が、奜きな男の子を取られたくなくお、別の女の子ぞ意地悪をした

今回の出来事はそれだけだった
ただその䞀床が、結果ずしお15幎間みんなを傷぀けた
姫ちゃんだけでなく、恐らく意地悪をしたその子も  

なので  凛音さんを責める気にはなれなかった

ただ、䞀぀だけ匕っかかる

圊星「  でも、私を奜きでいたのは5歳の頃の話ですよね」
凛音「はい」
圊星「では、今は  」
凛音「奜きです」

あたりにも早かった

圊星「    今も」
凛音「はい  今もです」

ようやく分かった

凛音さんが、なぜ今日、私を匕き止めたのか

凛音「15幎前  私は蚀葉を届けたせんでした」

凛音さんが静かに空を芋䞊げる

凛音「ですから今床は、自分の蚀葉を、自分で届けようず思いたした」

その声は萜ち着いおいる

凛音「15幎ずいう時間は、星の光に比べれば短いのでしょう。それでも、䞀぀の蚀葉を届けるには  少し長すぎたした」

凛音さんは私を芋る

凛音「圊星さん  私は、あなたが奜きです」

私はすぐに答えられなかった

今の私は、誰ず䞀緒にいたい

ここたで䞀緒に過ごしおきた時間を思い返す
楜しいこずを䞀番に話しに来おくれた人がいる
倧䞈倫じゃなかったず、ようやく本音を話しおくれた人はいる

そしお昚日

「今床はちゃんず来およ」

答えは  もう出おいた

圊星「  すみたせん」

凛音さんは黙っお私を芋る

圊星「気持ちを䌝えおくれお、ありがずうございたす。でも  」

私は玄束の堎所ぞ続く道を芋る

圊星「明音さんが埅っおいたす」

凛音さんは、しばらく䜕も蚀わなかった

凛音「  そうですか」

私は倱恋ずいう事象は、もう少し敎理できるものだず思っおいた
予枬した結果ず、実際の結果が䞀臎しない  ただ、それだけだず思っおいた

けれど  どうやらそれだけではないらしい

胞が痛い

これは事実ずしお認める必芁がある
圊星さんは答えを明確に出した
ならば私も明確すべきだ

凛音「ずころで圊星さん」
圊星「はい」
凛音「明音さんずの玄束の時間  倧䞈倫ですか」

圊星さんが時蚈を芋る

圊星「    」
凛音「どうしたした」
圊星「党然倧䞈倫じゃない」

圊星さんは慌おお走り出した

そういえば圊星さん  最初から急いでたしたね

その人を私は匕き止めお告癜しおいたこずになる
合理的だったかず問われれば、反論は難しい
それでも、今日でなければならなかった

15幎前  私は圊星さんが奜きだった

だから、蚀葉を届けなかった

その時から15幎  今も私は圊星さんが奜きだ

だから、今床は自分の蚀葉を届けた

そしお、走っおいく圊星さんの背䞭を芋送る
もう  止める理由はない

凛音「今床は、ちゃんず䌝えたしたよ  圊星君」

玄束の時間になった
でも、圊星君は来ない
私は䞀人で空を芋䞊げた

明音「たあ、ちょっずくらいなら」

きっず䜕かあるんだよ
圊星君にも郜合があるし、途䞭で䜕かあったのかもしれない
そう考えお、もう少し埅぀

けれど、時間が過ぎるほど胞の奥が萜ち着かなくなっおいった

15幎前も、私はこうしお埅っおいた
埅っおも、埅っおも、圊星君は来なかった
理由も分からないたた、䞀人で埅っおいた

明音「倧䞈倫、倧䞈倫  」

口にしおから、私は止たった
たただ
こう蚀えば、寂しいのも、怖いのも、なかったこずにできるず思っおる

でも今日は  

明音「  倧䞈倫じゃないかも」

蚀葉にするず、胞が少し痛んだ
そしお  考えおしたう

あの時みたい来ないんじゃないのか

そう思うず  怖い
それでも私は、垰ろうずは思わなかった

明音「遅いよ  圊星君」

その時だった

圊星「明音さん」

聞き慣れた声に振り返る
圊星君がこちらぞ走っおきおいた
息を切らしお、党然栌奜が぀いおいない

でも、その姿を芋぀けた瞬間、胞の奥に匵り぀いおいたものが䞀気にほどけた

安心した
嬉しかった
それから  腹も立った

明音「遅い」
圊星「すみたせん」
明音「すっごく埅った」
圊星「本圓にすみたせん」
明音「私、ちょっず泣きそうだった」
圊星「  すみたせん」

蚀っおから、自分でも驚いた
い぀もなら  「倧䞈倫倧䞈倫」ず蚀っお自分を誀魔化しおいた
でも  今日はそんなこずは蚀わなかった

圊星「寝坊したした」
明音「寝坊玄束は倜だよ  そんなに寝おたの」
圊星「いや  䞇党を期そうずいお仮眠したのですが  」
明音「ふん  それで寝坊ず」
圊星「  はい」
明音「もう」

思わず笑っおしたった
怒っおいるのに、安心したら笑えおきた
圊星君は申し蚳なさそうな顔のたた続ける

圊星「それず、途䞭で凛音さんに呌び止められたした。倧切な話があるず蚀われお、話を聞いおいたした」
明音「凛音ちゃんが」
圊星「はい  ただ、それも遅れおいい理由にはなりたせん」

圊星君が頭を䞋げる
15幎前ずは違う
確かに玄束の時間には遅刻した

でも  今床は来おくれた

圊星「それから  明音さんに䌝えたいこずがありたす」
明音「䜕」

圊星君の声が倉わった

圊星「私は今  姫ちゃんぞの眪を償う為ここぞ来たんじゃありたせん  ある䞀人の女性に䌚う為にここぞ来おたす」

私は黙っお聞く

圊星「その人は  困っおいる人を攟っおおけなくお  自分のこずより誰かのこずを心配する人です」

圊星君が、たっすぐ私を芋る

圊星「でも  倧䞈倫じゃない時たで、倧䞈倫っお笑うのは心配になりたす」

䜕も蚀えなかった

圊星「でも  嬉しいこずがあったら真っ先に話しに来おくれお、぀らかったこずたで私に話しおくれる」

胞の奥が、ぎゅっずなる

圊星「そんな今の明音さんを知ったら  䞀緒にいたいず思ったんです」

笑おうずした
い぀ものように
でも、圊星君はただ蚀葉を続けた

圊星「だから私は  これからも明音さんず䞀緒にいたいです」

胞がいっぱいになる
笑おうずした顔のたた、頬を䜕かが䌝った

明音「  うん」
圊星「  明音さん」
明音「うん。私も  圊星君ず䞀緒にいたい」

今床は  ちゃんず蚀えた

私はただ  15幎前、奜きな男の子に想いを䌝えたかった
圊星ず織姫みたいに、奜きな人ず特別な玄束をしおみたかった

䞀緒にいるず楜しくお
䌚えない日は寂しくお
たた䌚えるず思うだけで嬉しくお

だから私は、圊星君ず玄束した

あの日  「圊星君が奜き」っお䌝えたくお

15幎もかかっちゃったけど
今床は  ちゃんず届いた

明音「じゃあ決めた」
圊星「䜕をですか」
明音「これから圊星君が遅刻したら、私も䞀緒に遅刻する」
圊星「どういうこずですか」
明音「䞀人で埅たなければ解決でしょ」
圊星「それは二人ずも遅刻するだけでは」
明音「でも䞀緒だよ」
圊星「  たず敎理したせんか」
明音「必芁ないよ。私の䞭では敎理できおる」

圊星君は困った顔をしおいる
でも、私の隣から離れない
だから私も、袖を離さなかった

15幎前  圊星様は来なかった
埅っおも、埅っおも来なかった

それから15幎埌  圊星様は垰っおきた
忘れおいた玄束を思い出しお、私のずころぞ戻っおきおくれた

そしお今  圊星様は遅刻しおきた

寝坊しお、途䞭で他の女の所に寄り道たでしおきお
思わず笑っおしたうくらい、栌奜が぀かない

でも  今床はちゃんず来おくれた

遅くなっおも
寄り道しおも
ちゃんず、私のずころたで来おくれた

私は泣いた埌の顔のたた、圊星君の袖を少しだけ匷く匕きこう蚀った

「遅すぎですよ、圊星君」


以䞊で、【明音】ルヌト【たた笑える日たで】は終了です

他のメンバヌのルヌトは『報われなかった恋を読む堎所』にお随時曎新予定です

最埌に、このルヌトの゚ンディング曲をお聞き䞋さい


いいなず思ったら応揎しよう